日本庭園の最高峰といわれる修学院離宮の北に接する赤山禅院は、隠れた紅葉の穴場。南にある騭森神社も普段は森閑として いるが、紅葉の頃は訪れる人が多い。
鷺森神社から、水田が広がる坂を上って右折すると、曼殊院の石垣と白壁の塀が見えてくる。桂離宮との類似が随所に見られる大書院と遠州好みの枯山庭園が見事。
カエデとアカシアの並木道を下り、圓光寺を目ざす。詩仙堂は、石川丈山が開いた風雅な山莊。時折、コ—ンと境内に鹿おどしの音がこだまする。白砂にツツジとサザン力を配した枯山水の名庭は、備え付けのサンダルを履いて散策できる。
詩仙堂の北側に野仏庵、さらに700mほど坂を上りつめて行くと、狸谷山不動院に至る。
プラタナス並木の続く白川通は、芸術系代学生の姿も見られ、おしやれな雰囲気。