東京の結婚相談所と会員は全国と比べてここが違う
東京の結婚相談所は「多いから有利」ではない
「東京は結婚相談所が多いから、入会すればすぐ結婚できる」――そう思っていませんか?
選択肢が多いほど、いい相手に出会える気がする。

東京で婚活を始めるなら、きっと選び放題のはず。
そんな淡い期待を抱いている方は、少なくありません。
業界の感覚値として、全国の結婚相談所の40%が東京に集まっています。
数の上では、確かに圧倒的です。
ただ、これを「東京なら出会いも多くて成婚しやすい」と単純に読むのは早計です。
私の見てきた限り、婚活市場の変化は東京から徐々に地方へ広がっていくケースがほとんどです。
流行も、トラブルの形も、まず東京で先に起きる。
逆に言えば、東京の会員さんは「まだ誰も解いていない問題」を最初に踏まされる立場でもあるのです。
地方の会員さんが「選択肢が少なくて困る」と言うのに対して、東京の会員さんはたいてい逆の悩みを抱えてやってきます。
資料が10社分たまっている、面談を5社で受けた、それでも決められない――。
多すぎるからこそ、何を基準に選べばいいかわからない。
これが、東京の入り口で起きていることです。
東京の婚活は「数が多い=有利」ではなく、「数が多いからこそ見極めが必要」な市場です。
では具体的に、何が複雑なのか?
まずは相談所そのものの構造から見ていきましょう。
東京の相談所は老舗と新興が混在し、連携が薄れている
東京では新しい結婚相談所が次々と生まれていて、特に若い経営者が目立ちます。
何十年と続く老舗と、開業1〜2年の新米相談所が同じエリアに共存している。

これは、地方ではあまり見ない光景です。
新しい血が入ること自体は、悪い話ではありません。
マーケティングは上手だし、ITにも強いし、料金体系もわかりやすい。
ただ、ここで一つ問題が出てきています。
昔は、相談所同士の強い協力関係が成り立っていました。
でも最近の若い経営者には、その意識が薄いと言われています。
・・・と、年配カウンセラーが嘆いているのです。
電話の向こうで、半分愚痴、半分本気で。
たしかに・・・若い経営者は、そういうのを煩わしいと感じるでしょう。
私も、その気持ちはわかります。
連盟の集まりに出て、上の世代に頭を下げて、面倒な根回しをして――そんな時間があるなら自社の会員のために動きたい、というのは合理的な発想です。
新規開業して間もない時期は、自分の足元を固めるのが先決ですから。
それでも、です。
けれど、、、この相談所間の協力関係が、成婚にはとても大切なのです。
条件だけでは進まなかった縁が、相談所同士の一言で動き出すことがあります。
あちらの会員さん、今こんな気持ちみたいですよ
電話一本のこの一言が、破談寸前のカップルを成婚へ導く。
これは、マニュアルにも数字にも出てきません。
最近の東京の相談所は相談所間の関係が希薄になりつつあり、成婚能力は落ちています。
会員数や成約率の数字には現れにくい、けれど確実に存在する地盤沈下です。
では、協力関係を持っている相談所をどう見分けるのか?
鍵を握っているのは、意外な人たちです。
「面倒なベテランカウンセラー」がいる相談所ほど成婚に近い
東京には、大ベテランのカウンセラーが多くいます。
20年以上の経験者になると、新しい連盟よりも歴史が古く、ある意味で連盟よりも事情通です。

仲間も多く、影響力を持っている人もいます。
「あの相談所の○○さんに頼むと話が早い」というルートを、何本も握っているわけです。
とくに古くからの相談所には、「おせっかいカウンセラーおばさん」的な、「若い人の結婚を後押ししたい」という使命感があります。
これが、若い世代の経営者には決定的に欠けている部分です。
ビジネスとしての婚活ではなく、「この子をなんとか結婚させたい」という熱量。
古い、と言われればその通りですが、この熱量が成婚を生んでいる現場を、私は何度も見てきました。
私と話していても、こうしたベテランはしょっちゅう「最近の相談所は・・・」と愚痴を言います。
電話を切るタイミングが見つからないくらい長い。
受話器を持ち替えながら、相づちだけで30分が過ぎていることもあります。
そりゃあ、そんなベテランカウンセラーは、若い相談所のカウンセラーからすれば面倒でしょう。
すぐに説教を始めるし、頭の固い人が多いし、態度の大きい人も多いですから。
ときには若いカウンセラーと衝突して、煙たがられることもある。
最悪だ~~! と感じる場面もあります。
――それでも、現場の事実として申し上げます。
実際に見ていると、こういう「おせっかいカウンセラー」のいる相談所同士のカップルが、最も成婚になりやすいのです。
たとえば、交際3ヶ月目で女性側が「どうも踏み切れない」と言い出したケース。
男性側のベテランカウンセラーさんは、女性側の相談所のベテランカウンセラーさんに直接電話を入れます。
「あの子、何か引っかかってる?」「あら、たぶんプロポーズの言葉に不安があるのよ。あの男性、もうちょっと言葉にしたほうがいいわ」
こんな会話は、若い経営者同士ではほぼ起きません。
マニュアルにないし、踏み込みすぎだと思っているからです。
恐るべしベテラン相談所!と、私は何度も唸ってきました。
電話は長い、愚痴も多い、距離感は近すぎる。
それでも最後の最後で会員のために動くのは、いつもこの人たちです。
結婚相談所の入会を考えるときは、「年配カウンセラーは面倒」という先入観を持たないことも大切です。
むしろ、面談で「他の相談所のカウンセラーさんと、普段やり取りしていますか?」と一言聞いてみてください。
具体的な名前や事例がスッと出てくるかどうかで、その相談所の地力がわかります。
カウンセラーの質が見えたら、次は自分の見せ方の話に進みます。
東京は写真の文化も独特なので、ここでつまずく人が、地方からの引っ越し組には多いです。
東京のプロフィール写真は「会ったときに信用を落とさない写真」が強い
東京のフォトスタジオは、全国に比べて写真の技術が高いです。
料金も、高めの設定になっています。

地方なら2万円台で揃うフォトプランが、東京だと5万円超えも珍しくない。
「写真にそんなに払うの?」と最初は驚かれますが、特徴的なのは、画像修正をあまりしない点です。
メイクや照明で美しく撮影することに誇りを持っている印象があり、修正を希望しても断られるケースがあります。
「肌をもう少し滑らかに」とお願いしても、「いや、これがいちばん自然に綺麗ですから」と返される。
東京では、盛れている写真より、「会ったときに信用を落とさない写真」のほうが強い。
最初は戸惑う会員さんも多いのですが、これが結果として「盛らない信用」につながっています。
盛らない写真で会えば、お見合い当日に相手をがっかりさせることがない。
だからこそ強い。
実際、写真と本人のギャップで相手をがっかりさせる事故が、東京は他地域より明らかに少ないのです。
地方から東京で活動を始める方が、地元で撮ったやや盛り気味の写真をそのまま使うと、東京基準では浮きます。
実際、私はここでつまずく人を何人も見てきました。
撮り直しという選択肢は、頭に入れておいて損はありません。
写真を整えても、相談所選びで止まったまま動けなくなる――これも、東京会員によくあるパターンです。
東京の会員は比較しすぎて動けなくなる
東京の人は、とにかく比較検討が大好きです。
5社も6社も相談所を回る人がいます。

地方の倍以上です。
資料請求だけなら全然いいのですが、面談を5社受けて、それぞれにちょっとずつ違うことを言われて、頭がパンク状態でうちに来る方が珍しくありません。
東京の人は、相談所を選ぶ段階からすでに比較疲れしていることがあります。
フォトスタジオも比較、カウンセラーも比較、料金プランも比較。
気づくと「比較すること」自体が目的になっていて、入会という一歩がどんどん遠のいていく。
私はこのサイトで何度も言っていますが・・・人間は、比較材料が多くなればなるほど迷ってしまう生きものです。
これは、婚活と同じです。選択肢が多くなるほど、決められなくなる。
一歩を踏み出せなくなってしまう。
あの相談所のこの良い点と、こっちの相談所のこの良い点があれば最高なのに
そう言いながら、結局3ヶ月ほど入会が後ろ倒しになる。
その3ヶ月で年齢が一つ上がる現実は、誰も埋め合わせてくれません。
もちろん、悪質なところもあります。
だから、比較自体を否定する気はまったくありません。
料金体系の透明性、成婚の定義、退会条件――このあたりを最低限ちゃんと比べるのは、絶対に必要です。
ただ、どこの相談所に入会するのかをソッコーで決めろとは言いませんが、選びすぎるのは考えものです。
本気で比較するのは2〜3社まで、適度な比較検討にとどめることをおススメします。
それ以上は、判断材料が増えるのではなく、混乱が増えるだけです。
そして、比較で動けなくなる東京会員さんには、もう一つ別の側面があります。
ここからは、少しセンシティブな話になります。
東京の会員に見える、恋愛経験の歪み
これは正確な統計を取ったわけではありませんが・・・東京の会員さんから今までの恋愛経験を聞いていて、肌感覚で感じる実態があります。
先に言っておくと、これは誰かを責める話ではありません。

むしろ、東京で婚活する人を理解しようとするための話です。
他の地域と比べて、不倫をしている男女が明らかに多い印象です。
あくまで私が聞いてきた範囲、入会前のヒアリングで本人が話してくれた話の積み重ねでの感覚です。
データではありません。
不倫、セフレ、単発の恋愛、そんなに好きじゃないのに付き合っている――そういう曖昧な関係を長く続けてきてしまった会員さんが、東京には多い。
もう30代後半なのに、ちゃんとした交際は20代前半で一回きりです
そう話す方も少なくありません。
これを「ふしだらだ」と切って捨てるのは違う、と私は思っています。
話を聞いていくと、ほとんどの方が傷ついている。
本当はちゃんとした人と結婚したかった、でも東京の生活と仕事のリズムの中で、いつの間にかそうじゃない関係に流されていった。
気づいたら年齢が来ていた――そういう経緯です。
東京の人には、真面目な恋愛を本気で欲している反面、そういう関係を続けてしまうという悲しい一面があるようです。
この背景を理解しているカウンセラーがいるかどうかで、入会後のフォローはまったく違います。
「過去の関係をどう整理してから婚活に向かうか」を、会員と一緒に考えてくれるかどうか。
これは表向きのパンフレットには出てこない、けれど成婚を分ける見えないラインです。
ここまで見てきた東京の特徴を踏まえて、では具体的に何を見て選べばいいのか、整理しておきます。
東京で結婚相談所を選ぶときに本当に見るべき3つの視点
一つ目:会員数や登録年収のデータだけで決めない
連盟経由で参照できる会員プールは、どの相談所もほぼ同じです。

差がつくのは、その会員にどう向き合うカウンセラーがいるか。
面談のときに「他の相談所のカウンセラーと、普段どんなやり取りをしていますか?」と直接聞いてみてください。
具体的な名前や、最近のお見合い調整の話が出てくる相談所は、連携力があります。
「うちは独自路線なので」と即答する相談所は、成婚直前のフォローで詰まる可能性が高いです。
二つ目:カウンセラーの年齢で先入観を持たない
若くて感じのいい人のほうが話しやすいのは事実です。
ただ、お見合い後にトラブルが起きたとき、相手側に直接電話を入れて状況を動かせる人脈を持っているのは、たいてい20年選手のベテランです。
面談で「最近成婚した会員さんの、相手側の相談所ってどこでしたか?」と聞いてみてください。
すぐに何件か名前が出てくれば、その人は現役で動いているということです。
じつは私自身、駆け出しの頃はこの視点が抜けていて、見た目の感じよさで相談所を評価していました。
ここを見落としている人ほど、入会後に「思っていたフォローと違う」と苦しくなります。
三つ目:比較する相談所は2〜3社に絞る
5社6社見ても、判断材料が増えるのではなく、混乱が増えるだけです。
資料請求は何社してもいい。
けれど面談まで進むのは、最初に「ここは合いそうだ」と感じた2〜3社に絞る。
その上で、上の二つの質問を投げてみる。
これだけで、東京の会員さんが陥りがちな「半年迷って結局決められない」状態は、ほぼ抜け出せます。
まとめ|東京の婚活は「多いから見極めが必要」
全国の結婚相談所の4割が東京にある――この事実は、東京の婚活が有利だという意味ではありません。
むしろ、複雑だということです。

- 老舗と新興が混在し、相談所同士の連携が薄れつつある
- 成婚を支えているのは、扱いにくいけれど経験豊富なベテランカウンセラー
- 東京の写真文化は「盛らない信用」で勝負している
- 会員は比較癖で動けなくなりがち
- 過去の恋愛経験に深い傷を抱えている方も多い
これだけの要素が絡み合っているからこそ、相談所選びを雑にしてはいけません。
「東京の人には、真面目な恋愛を本気で欲している反面、そういう関係を続けてしまう悲しい一面がある」――この一文を、私はずっと忘れずに会員さんと向き合ってきました。
まずは、気になる2〜3社に絞って、面談で「他の相談所のカウンセラーさんと普段やり取りしていますか?」と一言聞いてみてください。
その一歩から、あなたに合う一社は見えてきます。
数の多さに飲まれず、自分に合う一社を冷静に見極めれば、東京には間違いなくチャンスがあります。





