[67歳幸子さんのシニア婚活のブログ]
2019/12/14
幸子の貧乏恐怖症~元夫編~(1) by幸子娘
こんにちは、今回も幸子娘です!
前回、前々回と
幸子の最初の結婚のお話をしましたので、
今回は、以前お話しした
「幸子の貧乏恐怖症~まま母編~」の続き、
元夫編を書いていきまーす!
(なので、まま母編の【追伸】の「〇〇」には
「元夫」が入るわけです。はじまりはじまり~~)
幼少期から常に周りから
「貧乏」と同情されてきた幸子。
つぎはぎの服を着て、
生理用品を友達に恵んでもらって……
という生活でした。
その反動もあって、貧乏な自分がイヤだし
貧乏である・ないに関わらず、
他人から同情されるのもイヤだし
買いたいもの、食べたいもの、
やりたい事を我慢するのも全部イヤ!
婚活は年収が第一条件!
といった感じで、コンプレックスとなって
大人になってから出てきています。
正式には幸子のような状態を
貧乏恐怖症とは呼ばないのかもしれませんが
我が家では幸子を貧乏恐怖症と呼んでいるので
そのまま貧乏恐怖症と呼ばせて頂きますね。
で、結婚すれば、まま母と奴隷生活、
更には貧乏生活もおさらばよ~
……ということで、父との結婚を決めた幸子。
しかーし!!
現実はそう甘くはなかった。
とはいえ、
結婚当初は人並みに幸せだったそうです。
父に対する愛情は芽生えないし、
決して裕福ではなかったけど、
それでも普通に生活はできる!
何より、まま母がいない!!
それだけで幸せだったみたい。
ところが、
結婚生活を続けるうちにわかってきた父の本性
そう、モラハラ!!
これが本当に厄介で。
でも、当時は
モラハラなんて言葉は存在しないし
いかんせん幸子の恋愛偏差値はゼロ。
父に「結婚したら女はそれが当然」と
モラ夫の意味不明な常套文句を言われた幸子は
「結婚はこんなもの」と思っていたそう。
そんな軟禁まがいの結婚生活でしたが、
幸子はめでたく妊娠・出産。
そう、私の誕生です。
父の愛は娘にも分散されるので
少しは束縛が和らぐ……
かと思いきや!!
なんと、父の愛はギャンブルへの愛に
シフトチェンジしたのです……(泣)
いえね。
元々父は競艇が好きで、
結婚当初から時々楽しんでいたみたいで
幸子も数回連れて行ってもらったらしいの。
その時の事を幸子は
「空気を震わせる爆音、
ボートが水面を切り裂いていくスピード感、
そして初めて見る観客の熱狂に
ヒリヒリするような刺激を受けた」
と振り返っていました。
おいおい、幸子はギャンブル中毒症か⁈
とご心配された方はご安心を。
これまで真面目一辺倒な生活だったので
刺激は受けたそうですが
のめり込む事はなかったし、
勿論予算の範囲内で楽しむ理性は
失っていませんでした。
が、父の方は……(汗)
父は幸子とは違って、
抜け出せられないギャンブル沼に
入り込んでいってしまったんです。。。
それまでは給料をちゃんと家に入れていましたが
次第に入れなくなり、、、
給料だけでは足りなくなると
これまで幸子がやりくりして貯めた、
わずかながらの貯金にまで手を出し始めたのです。
しかも貯金も底をつくと、
父は自分の弟に借金を……。
その額は幸子が気づいた頃にはもう
かなり膨れ上がっていたそう。
こんな状況の中、父は勿論、子育てはおろか
家事を手伝う事もなく。
きっと父は寂しかったんだろうね。
幸子にとって初めての出産と育児。
頼れる親もいないし……
きっと幸子は余裕がなかったと思う。
父を邪見に扱うようになったであろう幸子にも非はあるかも……
なぁ~んて言葉をかける気は
さらさらありませんからね!(怒)
妊娠・出産は奇跡です。
物凄い確率で命がお腹に宿り誕生する……
これは夫婦にとって素晴らしい事であり、
本来なら夫婦の絆をより強く結びつける事なはず。
多少の不自由が生じようとも
二人で手を取り合って協力すべきなのです。
それなのに父は……(怒)
普通の神経の持ち主であれば
借金がかさんでどうしようもなくなった時点で
「ヤバイ!」と気づいて
ギャンブルから手を引きますよね⁈
でも、中毒者は無理なのですね。
父がギャンブルをやめる事はなく、
借金返済どころか
毎日の生活も苦しくなっていったそうです。
→つづく