結婚相談所の婚活は男性がモテる?成婚できる人とできない人の違いって?
結婚相談所で男性がモテるのは本当。ただし注意点があります
結婚相談所って、男の天国なんですね!
入会して数週間の男性会員から、私がこの言葉を聞いた回数は、もう数えられません。

普通の男性がモテる理由
正直に言います。男性が結婚相談所でモテるのは、本当です。
私が47社以上の相談所を直接見て回り、厳しい目で裏側まで監査してきた実感として、10年前くらいから空気が変わりました。
男性が足りないんです。
現在の男女比率は、男性が4割、女性が6割ほど。
だから、ごく普通に見える男性でも、相談所に入った瞬間に急にモテ始めることがあるんです。
ただ、ここで一つだけ、最初に伝えておきたいことがあります。
「モテること」と「成婚できること」は、別の話です。
私が見てきた限り、モテている男性が、そのまま成婚していくとは限りません。
むしろ、モテた男性ほど成婚から遠ざかっていく残酷な現場を、何度も見てきました。
なぜそうなるのか?
これからお話しするのは、単なるデータの話ではなく、私が現場で実際に見てきた一人の男性、いや、二人の男性のリアルな記録です。
恋愛経験ゼロの男性に、人生初のモテ期がやってくる現場
冒頭で「男の天国」と笑顔で話してくれたあの男性。
彼はね、入会前は全然違う顔をしていたんですよ。

私、出会いありますかね?
恋愛をしたことないんですが大丈夫でしょうか?
入会面談のとき、彼が私の前でこぼしたのは、こういう不安のかたまりみたいな言葉でした。
それが、入会して1ヶ月もしないうちに別人になります。
今まで女性と恋愛したことのない男性や、彼女がずっとできなかった男性が、結婚相談所に登録した途端に、女性から次々と申し込まれることになるんです。
多い人だと、数百件単位の申し込みが入ることもあります。
戸惑うのも当たり前ですよね。
1回目のお見合いで結婚を決めた男性
冒頭の彼は、申し込んでくれた女性のプロフィールを隅々まで読み、週末に会う相手に胸躍らせながら、お見合い当日を楽しみにしていました。
そして、ドキドキの待ち合わせ場所に現れたのは、想像通り素敵な女性。
初めてのお見合いは成功し、お互いに交際希望に。
その後も真剣交際は驚くほど順調に進み、緊張のプロポーズもすんなりオッケー。
両家挨拶も終え、なんと、結婚相談所に入会後、1回目で出会った女性と結婚することになりました。
幸せの絶頂です。
ただし、これを読んで「自分もすぐにそうなれる」と思った方には、あえて厳しく釘を刺しておきます。
全員がこうなるわけでは、まったくありません。
それを証明するように、同じ時期に同じ相談所に入会したもう一人の男性は、まったく違う3年を過ごすことになりました。
同じ時期に入会した2人の男性。1回目で成婚した人と、3年経っても決まらない人
その男性のことは、今でもよく覚えています。
冒頭の男性と同じ月に、同じ相談所に入会しました。

プロフィールを並べてみても、年齢、年収、学歴、容姿、どれも大きな差はありません。
専門家である私から見ても、条件としてはよく似た二人でした。
ところが、3年後。
彼の口から出たのは、こんな言葉でした。
もう結婚相談所を退会します…婚活ってしんどいですね
泣きそうな、暗い顔でした。3年です。
3年間、お見合いを続けて、交際もして、それでも決まらなかった。
同時期に入会したあの男性が1回目で成婚していった同じ相談所で、彼だけがずっと走り続けて、そして力尽きてしまった。
私はかける言葉も見つからず、彼を見送るしかありませんでした。
3年経っても決まらなかった理由
似た条件、同じ相談所、同じ時期。
それなのに、片方は1回目で成婚し、片方は3年経っても決まらない。
- 容姿でしょうか?
- 学歴でしょうか?
- 年収でしょうか?
- 仕事でしょうか?
- コミュ力でしょうか?
じつは、答えはどれでもありませんでした。
その答えは、ものすごく単純です。
成婚できる男性とできない男性の違いは、容姿でも年収でもなかった
「調子に乗ったから」
身も蓋もない言い方で申し訳ない。

でも、これ以外の表現が見つからないんです。
もちろん、容姿や年収や学歴が、まったく関係ないわけではありません。
プロフィール選別の入り口で多少の差はつきます。
ただ、私がこれまで47社以上の現場を監査してきた限り、成婚できる男性とできない男性の決定的な差は、そこにはついていなかったんです。
女性が最終的に最も気にする条件は、入会できる男性の中ではそんなに大きく差がつかない。むしろ、似たような条件の男性の中で、片方は1年以内に成婚し、片方は3年経っても決まらない。そういう光景を、嫌というほど見てきました。
入会後に消えていく謙虚さ
3年決まらなかったあの男性も、入会前は「私、出会いありますかね?」と不安そうにしていた、ごく普通の謙虚な男性でした。
問題は、入会後に何が起きたか?
入会前のあの謙虚な顔が、申し込みが届くたびに少しずつ消えていって、最後には別の何かに置き換わっていく。
私はその変化を、何度も何度も、繰り返し見てきました。
調子に乗るって、具体的に何が起きるのか?
私が現場で「もっともっと病」と呼んでいる現象の話を、これからします。
男性が結婚相談所で陥る「もっともっと病」という落とし穴
最初はね、モテない君ですから、緊張してるんですよ。
私、出会いありますかね?

入会前、私の前で彼らがこぼす一言です。
恋愛経験がない、彼女がずっとできなかった、自分なんかに需要があるのかわからない。
不安のかたまりで、ぎこちない笑顔を浮かべて、申込書にサインをするんです。
ところが、です。
そんな彼が相談所に入会すると、あっという間にモテてしまって、調子に乗っちゃう。
最初は女性から申し込みがあるだけで嬉しかった。
デートが出来るだけで幸せだった。
「自分にもこんな日が来るのか」と、感動すらしていたんです。
感動が「欲」に変わる瞬間
それが、次第に満足できなくなってくるんです。
申し込みが当たり前になり、デートが日常になり、最初の感動が薄れていく。
1人の女性と交際をしていても、また別の女性から申し込みが入ることが気になり始める。
「もっといい女性がいるかも?」と、頭の中で別の選択肢がチラついて離れなくなる。
もっと若い20代の女性がいい、もっと美人でスタイルが良い人がいい、もっと共働きで料理もしてくれる人がいい。
かの有名な「もっともっと病」になるんです。
正直、こういう男性を見ると「もったいない!」と頭を抱えたくなります。
入会前はあんなに謙虚だったのに、どうしてこうなってしまったのか、と。
こうなると終わり。無限ループに突入です。
一番怖いのが、最後の段階です。
最初に自分から断った可愛かった女性を思い出して、「あの子より可愛くないと!!!」って我慢が出来なくなってしまう。
あの子の方が良かった。あの子より良い子はどこだ?
そう思った瞬間、目の前の女性が、誰一人として基準を満たさなくなる。
もう誰とも交際できない。
誰とも結婚できない。
3年経っても決まらなかったあの男性も、私が見ている限り、ここに沈んでいきました。
彼が断った女性の中には、間違いなく彼を幸せにしてくれた女性がいたはずです。
でも、彼にはもう見えなかった。
笑い話でもなんでもなく、現場では本当にめちゃくちゃ多いですから気をつけてくださいね。
入会前の自分を、動画に撮っておけ
じゃあ、どうすれば「もっともっと病」を防げるのか?
私はね、本気で思っているんです。

入会前の面談を、動画に撮っておいた方がいい。
まだ誰にも選ばれていないときの自分。
少し不安そうで、目線が泳いで、でも真剣に結婚したいと思っていた自分。
「私、出会いありますかね?」と、ぎこちなく笑っていたあの日の自分。
その顔を、入会後にモテ始めたときに見返してほしいんです。
入会前の、まだ誰からも選ばれていなかった時の不安や悔しさを、絶対に忘れないでほしいんです。
寝る前の30秒の問いかけ
具体的にやってほしいことを、もう一つ提案します。
お見合いやデートが終わった日の夜、寝る前に30秒でいいので、こう自分に問いかけてみてください。
「入会前の自分なら、今日の相手をどう思っただろうか?」
入会前のあなたなら、今日会ってくれた女性を、断る対象として見ていたでしょうか?
それとも、お茶を一緒に飲んでくれただけで嬉しかったでしょうか?
この問いが頭の中にある限り、「もっともっと病」のスイッチは入りません。
婚活で本当に必要なのは、きれいな意味での謙虚さではありません。
急に選ばれ始めたときに、入会前の自分を忘れないこと。
それだけです。
「もっともっと病」を止めてくれる相談所には、共通する空気があった
ただ、正直に言いますね。
自分一人で初心を覚えておくのは、想像以上に難しいんです。

3年決まらなかったあの男性も、最初は「謙虚にいきます」と言っていました。
誰だってそう言うんです。
でも、申し込みの数字が積み上がっていくと、人間って簡単に変わる。
だから、止めてくれる人が必要になります。
モテ始めた男性に冷水をかけてくれる、小さな事務所のカウンセラー
47社以上見てきたから偉い、という話ではありません。
ただ、それだけ監査していると、成婚する相談所と、男性を勘違いさせてしまう相談所の違いは、かなりはっきり見えてきます。
私が見てきた中で特に印象に残っているのは、会員数30名前後の小さな事務所のカウンセラーでした。
ある日、私がその事務所を訪ねたとき、ちょうど30代の男性会員が来ていたんです。
申し込みの数が増え始めた時期で、明らかに鼻が伸びていました。
プロフィールをめくりながら「この人はちょっと…」「もう少しいい人を…」と話している。
そのときカウンセラーがこう言ったんです。
あなた、入会前は何て言ってましたっけ?
男性は黙りました。
私はその場面を、今でも覚えています。
多くの相談所の裏側を分析してきた私から見ても、この「ストッパーになれるか」が優良な相談所の絶対条件です。
あれを言える担当者がいる事務所と、言えない事務所では、半年後の景色が全然違うんです。
成婚させる相談所に共通していた「空気」
私がいい結果を出している相談所で繰り返し見てきたのは、こんな空気でした。
- 男性をお客様扱いしすぎない。褒めるときは褒めるけれど、調子に乗り始めた瞬間にはちゃんと止める
- 会員のテンションではなく、結婚までの着地を見ている。今月のお見合いの結果や、断られた理由を一緒に振り返ってくれる
- カウンセラー一人あたりが抱えている会員数が、顔と名前と心の変化が一致する範囲に収まっている
逆に、3年経っても決まらなかった男性が在籍していた相談所は、どうだったか?
担当者は優しかったです。
とても優しかった。
でも、彼が「もっといい人を…」と言い始めたとき、誰も止めなかった。
「そうですね、もっといい方を探しましょう」と相槌を打つだけだった。
私はその様子を脇で見ていて、ああ、この人、ここでは戻ってこられないな、と思いました。
「ここが天国と地獄の分かれ道」というのは、比喩でも誇張でもありません。
なぜここまで言うかというと、自分では気付くのが難しいから。
なってしまってからでは遅いから。
そう、あなたが考えている以上に、相談所選びは重要なんです。近いから、安いから、大手だから、有名だから、などの理由で決めてはいけないんです。これらの理由で決めて、3年後に「もう退会します」と暗い顔で話しに来る男性を、私は何度も見送ってきました。
本当に怖いのは、モテないことではない
最後に、もう一度はっきり言わせてください。
冒頭で1回目に成婚した男性と、3年経っても決まらなかった男性。

二人を分けたのは、容姿でも年収でもなく、申し込みが届いた夜に「自分は何様だ」と一度立ち止まれたかどうか、ただそれだけでした。
結婚相談所で本当に怖いのは、選ばれないことではありません。選ばれ始めた瞬間に、入会前の自分を忘れてしまうことです。
だから、お願いですから、入会前のあなたを忘れないでください。
「私、出会いありますかね?」と、ぎこちなく笑っていたあの顔を。
そこさえ忘れなければ、あなたは「もっともっと病」に飲まれずに済みます。もし今、自分が「もっともっと病」になりかけているかもと不安になったなら、遠慮なく私に相談してください。あなたの現在地を一緒におさらいしましょう。ここまで読んでくれたあなたなら、きっと大丈夫です。





