結婚相談所を開業する人がとても増えています。
結婚相談所は、開業時の初期費用や運営資金が少なく資格も必要ありません。
収入・年収を増やしたい、土日に何か仕事をしたい、老後の仕事としたい、将来多店舗展開を考えている、という考えで開業します。
この中でもとくに「退職後の仕事、老後の仕事としたい」という目的の人がとても多いです。
結婚相談所の仕事には様々な魅力があると言われています。
・初期費用の安さ
・やりがい
・社会貢献・少子化対策
・資格が必要ない
・誰でもできる
・何歳でもできる
・副業でできる
・成長が見込まれる市場
…etc
けれど、ちょっと待ってください!
結婚相談所の魅力の話は誰から聞きましたか?
おそらく、結婚相談所連盟の加盟説明会で聞いたのではないでしょうか?
本当に自分で結婚相談所を運営している人から聞いた話ではないはずです。
本当の結婚相談所を自分で経営している人なら、絶対にそんなことを言うことはありません。
なぜなら、開業すると100%苦労することを知っているから。
100社以上の結婚相談所のコンサルティングサポート実績
なぜ私がこういうことを言えるのか?
まずは私の簡単なプロフィールを読んでください。
この記事を書いた人
ミッキー岡田
12年間、結婚相談所の研究と調査を続けている日本で最も投稿数の多い口コミサイトの管理人。
結婚相談所のイイ点もワルイ点も包み隠さず発信することをモットーに情報を発信。
結婚相談所の直接取材数は500社以上。会員からの聞き取り調査1000人以上。日本で一番、結婚相談所の無料カウンセリングを受けた人。
結婚相談所のWebサイト制作、運営サポート、SNSコンサル実績は100社以上。
コンサルやサポートのない結婚相談所は8割以上が開店休業状態!
婚活ビジネスの需要は年々増え、仕入れを必要としないため起業のリスクも少ないというメリットが結婚相談所サービスにはあります。
また、年齢や経験に左右されず、 在宅でできる副業として開業できるとあって、独立したい人々から注目を集めています。
社会経験や人生経験がそのまま活かせることから、定年後のライフワークとして考える人も多いです。
だがしかし!
さっきも言ったように、ちょっと待ってください。
ハッキリ言います。
何の戦略もないままに結婚相談所を開業すると、間違いなく失敗します。
事実、現在最も新規加盟が多い連盟では、新規開業した結婚相談所の8割以上が、3年後には開店休業状態になっています。
おいおい、ちょっとまて。
そんな話は聞いたことがないぞ!
開業の説明会では、開業すれば徐々に軌道に乗ると言ってたぞ!
と信用しない人もいます。
そういう人は、完全に加盟元の戦略にハマッています。
もし知り合いに結婚相談所を経営している人がいるのなら、上記内容について聞いてみてください。
私の言っていることが完全に正しいと教えてくれるでしょう。
「結婚相談所ビジネスを始めた人のほとんどは儲かっていない」
これは結婚相談所業界では常識の言葉です。
結婚相談所の開業を考えるのなら、現実をしっかり見極める必要があります。
なぜ儲かる話しかネットにないの?
Webにある結婚相談所開業の話は、ほとんどが連盟が作っているサイトです。
そりゃあ当然、読者が加盟したくなる話しか書かないです。
では、一度結婚相談所を開業して、うまくいっていない人はなぜ真実を書かないのか?
その答えは…
書けないんです。
なぜなら、会員に迷惑を掛けてしまうから。
結婚相談所を開業している間は、連盟に目を付けられると大変なことになります。
他の相談所とお見合いが組めなくなったり、一方的に除名されたり、悪い評判を言われたり…
加盟元と加盟店の力関係が、圧倒的に加盟元の力が大きいのも結婚相談所業界の特徴です。
連盟に嫌われることは会員に迷惑を掛けることになり、相談所としては「死」を意味すると言っても言い過ぎではない。
だから皆、大人しく言いなりになっているのです。
そして、完全に結婚相談所の経営に失敗した人は…
結婚相談所を廃業したことをわざわざ発信するメリットがないので、情報発信をしません。
連盟のことを知らないと失敗する
結婚相談所の開業を考えて、希望に燃えているところ、非常に申し訳ないのですが・・・
結婚相談所を開業して、
「やるんじゃなかった」
「騙された」
「私がバカだった」
と後悔している人がメチャクチャ多いです。
そして、少人数の会員がいるからといって、辞めるに辞められない蟻地獄状態になっている経営者がホントにホントに多い。
私は今まで100社以上の結婚相談所に相談所運営と経営アドバイスをしてきました。
現在も多くの相談所のサポートをしています。
私ほど結婚相談所の実情を見ている人はいないでしょう。
そんな私が常々思うことは・・・
加盟元の宣伝、酷すぎない???
ってこと。
とにかく皆さんに知ってほしいのは、
加盟元の話はそのまま信用しちゃいかん!
ってこと。
冷静に考えたら分かるでしょう。
加盟元は加盟店を増やしたい、儲かると思わせたい、素晴らしい仕事だと信用させたいんです。
そんな連盟の話をなぜそのまま信用するのでしょうか?
でもね、、、婚活業界で頑張ろうとする人って、イイ人、優しい人、お世話好きな人が多いんです。
だから加盟元の宣伝を簡単に信用してしまう。
これから始まるやりがいのある婚活ビジネスに期待しちゃう。
結婚相談所の仕事は、たしかに素晴らしい仕事です。
でもそれも経営が成り立って初めて続けられるんです。
しっかりとした経営戦略を立てずに開業すると・・・
他の結婚相談所と同じように、90%の確率で爆死します。
連盟が集客方法を教えてくれる?
現在の結婚相談所の集客のほとんどはWeb経由です。
でもWebの知識ってワケが分からないですよね。
Web集客、リスティング広告、SEO対策、SNSマーケティング、Facebook広告…
ほとんどの結婚相談所の経営者はチンプンカンプンです。
連盟が開催する開業前の説明会では、「しっかりサポートします」と言うのですが、期待してはいけません。
もしそれが本当なら、、、
現在80%以上もの相談所が経営不振に陥ることなんて有り得ないでしょう。
連盟は、加盟している全ての相談所が集客できる方法を教えてくれるわけがないのです。
Web集客は難しい
ここを理解していない人が多いのですが、Web集客は、チラシやDMなんかよりはるかに難しい集客方法なんです。
Webの集客を考える時に真っ先に考えなくてはならないことって何か知ってますか?
それはね、、、
皆がライバルなんです。
上場している大手相談所も、20年以上の経験がある相談所も、会員数が1000人を超える相談所も、同列のライバルなんです。
近所の結婚相談所は特に強烈なライバルになります。
そのライバル達と、開業したばかりの自分の相談所が対等に戦わないといけないのです。
非常に大変で、厳しい戦いであることが理解できると思います。
連盟は加盟する前の説明会で、「優しく先輩が教えてくれます」「連盟の集客セミナーで学べます」って言っていますが、それは嘘です。
会員の婚活サポートでは協力し合うけれども、集客で助け合うことはほとんどないのが結婚相談所業界の実際です。
講師を信用するな!
どの連盟も加盟前のセミナーで実際に結婚相談所を運営している講師が「結婚相談所はどういうものか?」を教えています。
ここが要注意なんです。
私は講師の話す内容をよく知っていますが、笑ってしまいます。
嘘ばかりです。
講師の一人は「嘘ばかり説明している自分が情けない」と嘆いています。
でも、、、「連盟の偉いさんにお願いされると断れない」のだと。
「バックマージンを貰うために仕方なく嘘を言っています」と。
知っていますか?
連盟の説明会に登壇する講師は、参加者が加盟すれば、加盟金の10~30%が報酬となります。
良いことしか言わないのが普通でしょ?
結婚相談所経営はやりがいがある?
会員の幸せを後押しする結婚相談所は、お客さまに頼られる、喜ばれる、必要とされる、という素晴らしい仕事です。
現在の独身男女の中には、恋愛初心者や恋愛未経験者が増えているので、あなたの今までの結婚経験、恋愛経験、人生経験を教えることが武器になります。
初婚の会員は皆、結婚初心者と言えますので、カウンセラーを心から頼ってきます。
結婚相談所のカウンセラーというのは、出会いの提供とサポートだけでなく、恋愛や結婚が思うように進まない男女に、あなたが今までに経験した恋愛や結婚ノウハウを指導する教育者でもあるのです。
「これほどやりがいのある仕事はない」
は間違いではありません。
婚活ビジネスは成長が見込まれる市場?
日本の大きな課題である未婚化と少子化。
恋愛に消極的な人が増えていることに加え、昔のようにお見合いを世話するご近所の存在がなくなっていることも一因でしょう。
少子化解決のカギは「結婚」を増やすことであり、国の後押しもあって、婚活ビジネス市場は拡大しています。
2020年の国勢調査による生涯未婚率は、男性で25.7%、女性で16.4%。
2030年には男性30%、女性20%が生涯未婚になると予想されています。
コロナ禍によりこの数字はもっと増えるでしょう。(仕事面、生活面の不安から結婚を諦める人が増えているため)
けれども、「結婚したい」と願っている人の割合は30年前とほとんど変わっていません。
恋愛を経験せずに婚活を開始し結婚をする人も増えていて、婚活ビジネスは今の時代に求められているのは間違いありません。
とくにマッチングアプリは大盛況です。
特に若い世代では、Webやアプリで出会うこと、付き合うこと、結婚すること、に対するネガティブな感情はほとんどありません。
アメリカの統計では、アプリやwebなどオンラインの出会いがきっかけで知り合い、結婚した人の割合が約40%。
日本でも約20%の人がマッチングアプリがきっかけで結婚しています。
マッチングアプリを経験した人が、
「遊び目的の人ばかりでうまくいかない」
「しっかり結婚願望のある人と出会いたい」
と結婚相談所に移ることが増えています。
『紹介します』を信じてはいけません
結婚相談所を始める時、皆さん、知り合いの方に声を掛けますよね。
「今度、結婚相談所を開業するんです」
と言うと、ほとんどの人は、
「私の知り合いに未婚の人、たくさんいるから紹介するよ」
って言うんです。
この時の知り合いの気持ちは嘘じゃないと思います。
実際、周りを見渡せば、30代で未婚の方はたくさんいますから。。。
でも・・・
いざ開業してみると、紹介してくれる人なんて、ほんとうに少ないのが現実です。
宣伝広告の難しさ
ほんの10年前までなら、新聞広告やチラシ、情報誌などに結婚相談所の広告を載せれば少しずつ会員が増えていきました。
しかし、今はまったく違います。
紙媒体の広告で、費用対効果の出ているものなんてほとんどありません。
「20万円を使って雑誌に一ヶ月広告を打ったけれど問い合わせは一件もありませんでした」
という話は、しょっちゅう聞きます。
やればやるほど赤字が膨らみます。
では、どうやって新規会員を獲得すればいいのか?
それは・・・
元会員さんからの口コミ紹介
と、
ホームページを使った集客
と、
SNSを使った集客
しかありません。
結婚相談所で成功するためには、口コミ紹介とホームページとSNSを活用しなくては不可能なのです。
長年運営していけば少しずつ口コミ紹介が増えるだろう。
という甘い考えの経営者は、今すぐ頭を冷やしてください。
結婚相談所の運営で、努力しなくても紹介が増えていくことは、有り得ません。
友人や知人を紹介してもらうためには、紹介しやすいような仕掛けと工夫が必要なのです。
そういう工夫をしないままで、『会員が増えなくて困っています』という相談所さんの多いこと。。。
今は、自然に会員さんが増えてくる、という時代ではありません。
ホームページやSNSの集客は難しい
また、ホームページやSNSの集客は、一朝一夕にできるものではありません。
日々、変化していくのがWeb集客です。
半年前の宣伝方法がもう全く通用しない、ということは日常茶飯事。
結婚相談所の実務を行いながら、素人では難しい宣伝方法を模索していくことは無理があります。
ネットでの集客や新規会員獲得は、より専門的なサポートが必須なのです。
ぜひこちらをご検討ください。