【再婚体験談】バツイチ男性に聞く!あなたが結婚できた理由は?
28歳で離婚した37歳男性が、36歳で再婚するまでの8年間
離婚歴があるだけで、もう結婚相手として見てもらえないのではないか。
そう感じている男性は、少なくないと思います。

ある37歳男性も、そうでした。
その男性は26歳で結婚しました。28歳で離婚しました。
再婚できたのは、それから8年後の36歳のときです。
離婚直後は、再婚どころか恋愛すら考えられなかったそうです。
すぐにいい人を見つけよう
そう動いていたら、たぶん今の妻とは結婚できていなかったと思う、とその男性は話していました。
この記事は、バツイチ男性が再婚できる「正解」を語るものではありません。
ただ、離婚歴をどう整理し、どう伝えるかで、相手の受け止め方は大きく変わる。
私はそう思っています。
彼が8年かけて整理したこと、最初の妻に対して気づけなかったこと、今の妻に最初に伝えたこと。
それを順番に書いていきます。
「もう再婚は無理かも」と感じている方の中にも、まだ焦って動かなくていい時期の人がいるはずです。それは、諦める時期ではありません。自分の過去を責めるだけで終わらせず、少しずつ整理していく時期です。
彼がはじめて結婚したのは26歳のときでした。
職場恋愛で元妻と出会い、交際1年で結婚。
それからいろいろあって、28歳のときに離婚しました。
再婚したのは去年、36歳のとき。
離婚から8年が経っていました。
数字だけ並べると、間が空きすぎているように見えるかもしれません。
でも、離婚した直後の彼は、「すぐに再婚したい!」とか「彼女がほしい!」とか、本当に思っていなかったそうです。
再婚どころか、誰かを好きになる気力もなかった、というのが正直なところだったそうです。
ちょうど働き盛りだったので、離婚の悲しみを忘れようと、仕事に専念していました。
「忘れよう」と思っていた時点で、まだ全然忘れられていなかったんだと思います。
この記事で書きたいのは、「8年もかかったバツイチ男性が、それでも再婚できた」という話ではありません。
「8年のあいだ、彼が何を整理して、何を諦めて、何を伝えたか」という話です。
すぐに再婚したい人にとっては、回り道に見える話かもしれません。
でも、いま彼が振り返って一番大事だったと思うのは、動けなかった時期に焦って動かなかったことでした。
ただ、再婚できたのは時間が経ったからだけではありません。離婚原因を自分の問題として話せるようになったことが大きかったのだと思います。
離婚原因を「妻のせい」で終わらせなかったから、次の人に信頼してもらえた
今思えば、彼は元妻にとって仕事がどれほど大きな支えだったのか、結婚当時はわかっていませんでした。
元妻の生きがいは、仕事だったそうです。

ただ、結婚して、子供がほしいと話していたこともあって、当時は寿退社を選択したんです。
彼としては、働き続けるのも辞めるのも、どちらを選んでも妻の意見を尊重しようと思っていました。
でも、結婚後、妻が仕事を辞めた頃から、少し様子がおかしかったのです。
思っていたより「働けないつらさ」がきつかったようでした。
「思っていたより」と彼が話している時点で、当時の彼がそのつらさを甘く見ていたという話です。
仕事を辞めたら時間ができて楽になる、くらいの感覚で彼は受け止めていました。
彼と結婚したことで、結果的に妻はそれまで積み上げてきたキャリアから離れることになりました。
その選択をした妻と彼との関係は、徐々にギクシャクしていきました。
ある日、彼は妻に「もう一度働いてもいいんじゃないかな?」と提案しました。
妻はその提案に乗り気で、就活をはじめたんです。
けれど、新婚ということもあって、なかなか雇ってもらえる場所が見つからず、夫婦関係はさらにギクシャクしていきました。
そのタイミングで、彼の単身赴任が決まりました。
1年の期限でしたが、もともと住んでいた家が妻の実家に近かったこともあり、妻は家に残ることになって。
そこからもう、彼の提案や判断が積み重なって、修復すらできない関係になってしまったんです。
妻のキャリアの重さを軽く見ていたこと、就活がうまくいかない時期に単身赴任を選んでしまったこと。
一つひとつの判断が、妻を追い込む方向に重なっていました。
単身赴任から3ヶ月後くらいに、妻から離婚を言い渡されました。
ここまでが、当時の彼が見ていた出来事の流れです。
でも、本当に向き合うべきだったのは、その先でした。
被害者寄りの語り方しかできなかった
ただ、いま振り返って彼が一番気にしていたのは、「離婚を言い渡された」と書いてしまう自分でした。
当時の彼は、被害者寄りの語り方しかできませんでした。
妻が働けないつらさを抱えていたのに、彼はそれを軽く見ていた。
提案したのも彼で、その提案で妻を追い込んだのも彼で、単身赴任を選んだのも彼です。
この整理ができるまでに、離婚から4年くらいかかったそうです。
今の妻に離婚原因を聞かれたとき、彼は「私が妻のキャリアの重さを軽く見ていた」と一言で答えました。
長い説明はしませんでした。
長く話せば話すほど、言い訳に聞こえると思ったからです。
自分をよく見せるためではありません。
元妻を悪者にしないためでした。
離婚理由を話すとき、相手を責める言葉ばかりになると、聞いている人は不安になります。結婚相談所の現場でも、離婚歴そのものより、その離婚をどう受け止めて話しているかを見られる場面は少なくありません。
たぶんですが、彼女がそこで引かなかったのは、彼が元妻を悪く言わなかったからだと思っています。
とはいえ、こう冷静に話せるようになるまでに、彼は4年かかりました。
再婚を考えられるようになったのは、転職で生活が変わってからだった
離婚直後は、本当に再婚を考えられなかったそうです。
仕事に逃げ込んで、休日もろくに休まず、激務に追われる毎日です。

恋愛をしようとした時期もありました。
でも、その頃の彼はまだ、人と丁寧に向き合える状態ではありませんでした。
30歳のとき、一度彼女ができました。
けれど、彼の仕事が忙しすぎて、約束していたデートを直前にキャンセルすることが何度もありました。
残業でクタクタのまま会いに行って、ろくに話もできずに帰る、みたいな日もあって。
たぶんですが、彼の側に余裕がなさすぎて、相手にも伝わってしまっていたんだと思います。
結局、続きませんでした。
そのまま激務に追われる毎日を送っていました。
このままでいいんだろうか?
そして32歳のとき、そう感じ、違う企業へ転職。
といってもヘッドハンティングなのですが、自分から動いて環境を変えにいったというよりは、声をかけてもらえたタイミングでようやく動けた、という方が近いです。
転職してから、初めて土日に予定通り映画を見に行けるようになりました。
前の会社にいた頃は、土曜の朝に「今日は休もう」と決めても、結局昼前には連絡が入って出社していたんです。
それがなくなった。
残業時間も減って、平日の夜にちゃんと夕飯を食べられるようになりました。
ここが、彼の中で大きな転換点だったのだと思います。
土日に映画に行ったり、友人と飲みに行ったり、そういう普通のことができるようになった頃に、やっと「再婚できたら、再婚したいなぁ」と自然に思うようになったのです。
離婚から4年たった頃の話です。
間に彼女がいたとはいえ、「結婚」を意識するまでは時間がかかりましたね。
いま思うのは、激務だった頃の彼が無理に婚活をしていたら、たぶんうまくいかなかったということです。
デートをドタキャンするような状態で、相手に対して誠実でいるのは難しい。
30歳のときの彼女に対して、彼はたぶんそれができていませんでした。
動かなかった4年間は、何かを準備していた時間ではありません。準備すらできなかった時間です。でも、その時間が必要だった人もいます。準備できない自分を無理に動かさないことが、結果的に次へ進む土台になる場合もあります。
心に余裕が出てきた頃、出会いは意外な場所から来ました。
再婚相手と出会えたのは、婚活ではなく友人の結婚パーティーだった
32歳から、一度彼女ができました。
その方とも結婚を意識していたものの、3年くらい付き合ってお別れしました。

35歳のときです。
このときも、すぐに次を探そうとは思わなかったそうです。
3年付き合った相手と別れた直後に動ける気力は、彼にはありませんでした。
そして再婚相手となる『今の妻』と出会ったのは36歳のとき。
相手は3歳年下です。
たまたま友人の結婚パーティーに参加したときに出会いましたが、共通点がたくさんあったのです。
- 通っていた大学が一緒だったこと。
- 学生時代によく遊んでいた街が同じだったこと。
- 同じ商店街の同じカフェに通っていたこと。
彼女が「あの店の二階の窓際の席、よく座ってた」と言ったときに、彼も同じ席に座っていたことがあって、なんだか妙な気持ちになったそうです。
彼女の話を聞いていると「どうして今まで会っていなかったんだろう?」と思うくらい、共通点がたくさんあったのです。
ただ、運命みたいな話にしたいわけではなくて。
同じ大学に通って、同じ街で遊んでいたのに、それまで一度もすれ違っていなかったんです。
たぶん、お互いに別の人と付き合っていたり、別の生活をしていたりして、タイミングがずれていただけなんだと思います。
それからとんとん拍子で交際に発展。
彼女も結婚を望んでいたので、交際1年となったときにプロポーズし入籍しました。
半年くらい同棲もしていました。
婚活アプリも結婚相談所も使っていません。
それを「自分は使わずに済んだ」と自慢したいわけではありません。
婚活アプリを使う人も、結婚相談所を使う人も、それぞれ事情があります。
大事なのは出会い方そのものより、出会った相手にどんな状態で向き合えるかです。
この事例では、たまたま友人のパーティーに行ったタイミングと、彼自身に余裕ができたタイミングが重なったのだと思います。
ただ、共通点があっても、避けて通れない話がありました。
離婚歴です。
バツイチであることはいつ伝えたか|出会った日にカミングアウトした理由
彼女とは、出会ったときにバツイチであることをカミングアウトしていました。
友人の結婚パーティーで話して、連絡先を交換するかどうか、というタイミングです。

「実は私、一度結婚していて」と、その場で言いました。
後から言うほど重くなると感じる人もいます。
もちろん、全員が必ず出会った日に言うべきだ、という意味ではありません。
タイミングは関係性によって違います。
ただ、関係が深まってから伝えるほど、「黙っていた期間」が重くなることはあります。
何回か会ってから、関係が深まってから打ち明ける、というのも考えはしました。
でも、それだと「黙っていた期間」ができてしまう。
なんで早く言ってくれなかったの
彼女からすれば、そうなりかねない。
伝えた直後、彼女は驚いていました。でも引かれはしませんでした。
「離婚理由は?」と聞かれたので、「私が妻のキャリアの重さを軽く見ていた」と答えました。
それ以上の説明は、聞かれてから少しずつ話しました。
そして、彼が特に気になっていたのはご両親の反応でした。
「バツイチだからダメ!」って反対されるのかなと思っていたんです。
けれど交際してすぐご挨拶にいって、和気あいあいとした関係を築くことができました。
後から聞いたのですが、彼女の父親も再婚だったそうです。
だから理解してくれたのかなと思います。
ここは正直、運が良かった面もあります。
彼女の家庭がもし「再婚というだけで反対」という価値観だったら、結果は違っていたかもしれません。
だから「先に伝えたから上手くいった」と一般化するつもりはありません。
ただ、ひとつ言えるのは、隠したまま挨拶に行っていたら、もっと厄介なことになっていた可能性があるということです。隠して、後でバレて、ご両親に「なぜ最初に言わなかったのか」と思われる。それを避けたいなら、早めに伝える判断も必要です。
運が良かった部分はあります。
でも、隠さず伝えていたからこそ、後から不信感に変わらずに済んだ。
そこは大きかったと思っています。
ここまで読んで、「自分も明日にでも誰かに会って、最初に伝えよう」と思った方がいるかもしれません。
でも、その前に少しだけ、彼が4年動けなかった話を書かせてください。
再婚を急がない方がいいバツイチ男性の特徴|彼が4年動けなかった理由から
再婚を急いだ方がいい人と、急がない方がいい人がいると思っています。
彼の場合、急がない方がよかった、というより急げなかった、というのが本当のところです。

- 離婚原因を相手のせいだけで話してしまう人。
- 仕事や生活に余裕がなく、誰かと丁寧に向き合えない人。
- まだ「もう一度話せばなんとかなった」と、過去の関係に気持ちが残っている人。
少なくとも当時の彼は、その全部に近かったと思います。
彼の場合、28歳で離婚した直後は、元妻の話を冷静に一言で説明できる状態ではありませんでした。
「離婚原因は?」と聞かれたら、たぶん長々と妻の側の事情ばかり話していたと思います。
「思っていたより働けないつらさがきつかったみたいで」と、妻を主語にして話していたはずです。
これでは相手やその親から見て、不安に映っても仕方がありません。
30歳前後の頃は、仕事に追われすぎて、誰かと丁寧に向き合う体力がなかったと思います。
30歳のときの彼女が続かなかったのは、間違いなく彼の側の余裕のなさが原因でした。
デートをドタキャンしたり、会っても疲れた顔をしていたり、少なくとも当時の彼は、相手に誠実でいられる状態ではありませんでした。
それから、離婚を言い渡されたとき、彼はどこかで「もう一度話せばなんとかなった」と思っていました。
それは事実とは違っていたのだと思います。
修復不能になっていたのは、彼の提案や、単身赴任の判断や、そもそも妻のつらさを軽く見ていたところまで遡る話で、土壇場の話し合いでなんとかなる段階はとっくに過ぎていた。
それを認めるのに4年かかりました。
32歳の転職もヘッドハンティングで、自分から動いたわけではありません。
動けない時期に無理に婚活していたら、たぶん相手に失礼な付き合い方をしていたと思います。
32歳で生活のリズムが変わって、ようやく人と穏やかに会える状態になりました。
だから、離婚歴を伝えるタイミングを考える前に、まず自分がその離婚をどう受け止めているかを整理する時間は、必要になる場合があります。少なくともこの男性の場合は、動けない時期に動いたら、相手にも自分にも傷が増えるだけだったと思います。
では最後に、離婚歴を消せなかった彼が、それでも再婚できた理由を一言でまとめます。
まとめ|再婚できた理由は、離婚歴を消したからではなく、隠さなかったから
彼は元妻のことも好きで結婚しました。
でも、好きという気持ちだけでは、相手の人生の重さを受け止めきれませんでした。

タイミングや当時の状況もありましたが、いろいろな要素が重なってうまくいかなかったことに、申し訳ない気持ちは今もあるそうです。
今は今でとても幸せです。
すごく優しい人で、のんびり過ごせています。
8年かかったのは、彼が動けなかったからです。
動けなかった時期に動かなかったから、いまの妻に出会えたタイミングで、ちゃんと向き合えたんだと思っています。
離婚歴は消せませんでした。
消そうともしませんでした。
最初の日に伝えて、聞かれたことに正直に答えただけです。
今の穏やかな生活は、離婚歴をなかったことにしたからではなく、最初から隠さず、一緒に考えてもらう姿勢を見せたから成り立っているのだと思います。
彼女が本当に幸せ!
と思っているかどうかはわかりませんが、そう思ってもらえるように頑張りたい、と彼は話していました。
離婚歴があるから再婚できないのではなく、その離婚をどう受け止め、どう伝えるかで、次の関係の信頼は変わります。
まずは、元配偶者を悪者にせず、離婚理由を一言で説明できるか。
そこから考えてみてください。
岡田





