マッチングアプリ詐欺!本当にある詐欺女の手口

マッチングアプリ詐欺!本当にある詐欺女の手口

借金300万円の男性が相談に来た日

借金300万円あるんですけど、結婚相談所で婚活して大丈夫ですかね

日々多くの婚活相談を受けている結婚相談所カウンセラーの私ですが、1年くらい前、相談に来た30代後半の男性がそう言いました。

彼をAさんとしておきます。

しっかりと働いている人です。何かに浪費したわけでもありません。

そもそも、なぜ300万円もの借金を作ったのかと聞くと、こう返ってきました。

付き合ってた女性のビジネスを応援するために、借金しました

その彼女と知り合ったきっかけは——マッチングアプリでした。

うわっ、何それ、詐欺じゃないの?

と言いそうになりましたが、そこはぐっとこらえました。

「結婚しようと思っていた人と急に連絡が取れなくなった」「アプリで知り合った人に紹介されたビジネスを始めた」という話が、私のところには本当によく飛び込んできます。

話を聞きながら、内心で「それ、完全にマッチングアプリの詐欺だ」と思うことが非常に多いのです。

実際にマッチングアプリがきっかけで結婚まで至ったカップルも数多く見てきたので、アプリそのものを否定するつもりは一切ありません。ただ、昔ながらの「やり取りしていた相手が実在しない」という架空人物詐欺は、無料アプリが増えてから件数としては減少しています。その代わり、もっと巧妙で、さらに気づきにくい新しい手口が広がってきているのです。

この記事では、私が相談現場で実際に見てきた詐欺女の手口を4つ紹介します。

「会えたから安全」「付き合えたから本物」——その思い込みが、いちばん危険です。

冒頭のAさんに何が起きていたのか、最初から順を追って見ていきましょう。

手口①投資・副業に誘うマッチングアプリ詐欺女

Aさんが知り合ったのは、自分より2つ年下の女性でした。

やり取りが始まり、1週間目でデートにこぎつけました。

初めてアプリで女性と会える!

とAさんはテンションが上がり、本当に嬉しかったと言っていました。

実際に会ってみると、プロフィール写真と同じ雰囲気の人で、話も合います。

そのまま順調に交際に発展しました。

おしゃれなカフェに行き、お泊まりデートもしました。

体の関係も持ちました。

ここまでは、よくある幸せな話に見えます。

ある日、結婚観の話になり、彼女がこう言ったのです。

結婚したいんだけど、今のビジネスを軌道に乗せるまで、ちょっと待ってほしい

きましたよ……。これです。私は何度もこの同じ流れを見てきています。

Aさんは、彼女を全力で応援したくなりました。

何か協力できることはあるかな?

と聞きました。すると彼女は、

一緒にビジネスをやってほしい

と言って、ある商材を買ってほしいと持ちかけてきたのです。

FXのシグナルを教えてくれるという情報商材で、値段は300万円でした。

客観的に聞けば、「それ、本当に大丈夫か?」と思う話です。

でもAさんは違いました。

彼女の日頃の羽振りの良さ、身なりの良さを目の当たりにしています。

誠実で優しく、明るくて楽しい彼女のことを、心から信じていました。

彼女の稼ぎは本物だ

と思い込んでしまったのです。

ここでAさんが私に強調していたのは、次のようなことでした。

「彼女は一度もセールスっぽく、その商材を薦めてきたことはないんです。付き合って、将来の話が出てから、初めてそのツールの話をしてきたんです」

ここが非常に巧妙なのです。出会って即勧誘なら、誰でも逃げます。

交際を経て、結婚観を共有し、その流れで初めて話題に出してくるから、勧誘には見えないのです。

借金までして買った商材は、開けてみたら中身がすっからかんでした。ネットで検索すれば無料で使えるツールばかり。しかも1つ売ると販売者に70%のインセンティブが入る仕組みだったそうです。買った途端に音信不通。まさにマルチ商法だったのです。

連絡先はずっとアプリ内だけだった

ここで一つ、Aさんに聞いて愕然としたことがあります。

彼女と付き合っている間、連絡先はずっとアプリ内のメッセージだけでした。

電話番号すら知らなかったのです。

電話番号を教えて

と何回か頼んだことはあったらしいのですが、

元彼がストーカーで、自分の通話やLINEをハッキングしているから……Aさんと同棲するまでは、穏便に過ごしたい

と言われ、Aさんは納得してしまっていました。

全く筋の通らない話です。

会う頻度も月に1、2回。

ビジネスが忙しい

という理由で、頻繁には会えません。

でも会えば優しいし、一緒にいれば楽しい。

要するに、その女性はネズミ講・マルチ商法の勧誘員だったというわけです。

おそらく同時に複数人をカモにしている、9分9厘詐欺女でしょう。

実際に会って、お泊まりして、カフェでデートしている。

その「安心感」が、すべての判断を狂わせるのです。

真面目で恋愛経験が少ない人ほど、コロッと騙されてしまいます。

マッチングアプリでもマルチ商法の勧誘は確実に増えているので、本当に気をつけてください。

投資詐欺は相手が実在する以上、写真もLINEも本物に見えます。

しかし、中には「写真そのものが嘘」というパターンもあります。

手口②写真と実物が違いすぎる女に潜む本当の危険

私の知り合いに、マッチングアプリの天才と呼ばれている女性がいます。

プロフィール写真がとにかく可愛く撮れているのです。

アプリ内の「いいね」機能で、他の女性ユーザーがだいたい「30いいね」のところ、彼女だけは「1000いいね」などを獲得しています。

実物はどうか。

プロフィール写真とまったく違います。

この写真のどこかに、本当のところがあるのか?

というレベルです。

体型も違うし、目の幅も鼻筋もまったく異なります。

髪型くらいは本物で撮影すればいいのではないかと思いますが、それすらもすべて変えています。

今は加工アプリでもプロの画像修正と同じくらい盛れる時代なので、技術的には誰にでもできてしまうのです。

その天才と呼ばれる女性に、悪意があるわけではありません。本人にも騙すつもりはないのです。ただ、プロフィール写真と実物が、まるで芸術の発表会かのように異なりすぎているのです。

盛ることに慣れた人と、結婚生活を送れるか

ここで一番怖いのは、写真の盛り具合そのものではないのです。

もちろん、婚活で少しでも綺麗に見せたいと思うのは当然の心理です。

しかし問題なのは、

盛ることに慣れてしまって、嘘をつく体質が身に付いてしまうこと——これが一番怖いのです。

写真で平気な顔をして嘘をつける感覚は、他の場面でも顔を出します。

年齢、職業、年収、結婚歴、家族関係——平気で盛るようになります。

盛っている自覚すらなくなっていきます。

みんながやっていること

になっていくのです。

私が問題だと思っているのは、「写真を盛るのは危ない」という一般論ではありません。実物とのギャップが問題なわけでもありません。問題なのは、「相手の期待値を意図的に操作する人がいる」ということです。

会う前から相手の頭の中を作り上げていく感覚に、本人がもう完全に慣れきってしまっているのです。

写真を盛った本人に悪気はなくても、実際に会った相手は「騙された」と感じます。

盛る側も、決して軽く考えてはいけません。

自分の中で「ここまで」というラインは必ず守っておかなければならないのです。

写真の嘘に平気でいられる人と、果たして結婚生活を送れるでしょうか?私は、難しいと思います。たとえ実在はしていても、その実在の向こう側にあるものを、もう一度よく考えてみてほしいのです。

写真は嘘でも、人物自体は実在しています。

しかし、さらに踏み込んで、「実在する人物そのものが罠になっている」ケースもあります。

手口③実在するサクラ・キャッシュバッカーという新しい罠

これまでの出会い系のサクラといえば、実在しない人を実在するように見せかけるのが主流でした。

しかし今は違います。

「実在するサクラ」が増えているのです。

これはポイント制の出会い系サイトでよく見られる手口です。

キャッシュバック収入目的で活動している、実在の女性。

通称「キャッシュバッカー」と呼ばれています。

これに引っかかり、甚大な被害に遭っている男性は非常に多いのです。

たとえば、男性がメッセージを1通送るのに50円かかるとします。その50円はサイト側に支払われるのですが、女性側にはそのうちの何%かがキャッシュバックされる仕組みになっています。昔はアルバイト代を払ってサクラの女性を雇っていたところを、今は実在する女性にキャッシュバックを払うことで、同じ役割をさせているのです。

運営側からすれば、実在しないサクラを雇うと犯罪になってしまいます。

しかし、実在する女性にポイントをキャッシュバックするだけなら、合法的なグレーゾーンに収まります。

男性からすれば最高に腹立たしい仕組みです。

あぁもう、話しているだけで腹が立ってきました……。

動画も写真も本物だから疑えない

キャッシュバッカーの恐ろしさは、動画も写真もすべて本物だということです。

これはサクラには用意できない写真だろう

と思って安心してしまうのです。

中には、実在する自分のSNSアカウントを教えてくれる女性もいます。

そんなものを見せられたら、絶対に疑いませんよね。

でも、キャッシュバッカーは出会いなど求めていません。

求めているのはポイントだけです。

だから、実際にお付き合いできる可能性はゼロです。

会えることすら奇跡に近く、

「もう少しメッセージで仲良くなってから会いたいな」「今は仕事が立て込んでいて……」

といったもっともらしい理由で、会う約束は徹底的に先延ばしにされ、アプリ内のやり取りだけが永遠に続いていきます。

もし「そんな被害に遭うのは男だけだ」と思っている女性がいたら、非常に危険です。

最近の草食男子はあまりお金をつぎ込みません。

だから悪い奴らは、今度はどうやって女性からお金を搾り取ろうかと考えています。

男性向けにキャッシュバックがあるサイトも存在し、女性も普通にカモにされています。

お金を使ってしまう被害者の数は男性の方が多いのですが、一人あたりが使ってしまう金額は女性の方が高いという実態もあるのです。

Bさんは、まさにこの罠にハマっていた

私のところに相談に来たBさんという男性が、まさにこのケースでした。

結婚相談所で活動しながら、出会い系サイトも並行して利用していたのです。

ある日、

僕、そろそろ相談所はやめようと思ってます。実は彼女ができたんですよ!

と言って、女性の写真を見せてくれました。

たしかに実在する女性でした。でも色々と説明を聞いてみると、永遠にアプリ内でしかやり取りをしていないのです。メッセージの内容を見ても、どう見てもキャッシュバッカーです。

客観的には誰が見ても分かります。

でもBさん本人からすれば、

まさか自分に彼女ができるとは思わなかった!

というノリで、テンションは最高潮でした。

こういう時、周りが何を言っても、悲しいことに本人は夢の中にいるため、全く耳を貸してくれないのです。

私はBさんに時間をかけて、せめて大金だけは使わないようにと注意しました。

最後はやっぱりフラれてしまいました。でも、被害金額は最小限に抑えられました。

判断基準を絶対に間違えてはいけません

「相手が実在するかどうか」ではないのです。「現実に関係が前に進んでいるかどうか」なのです。

何ヶ月経ってもアプリ内のやり取りから一歩も進まないのなら、それは本物の写真を使っていても、サクラと同じです。

手口④デートで店に誘導するぼったくり詐欺女

「ぼったくり」と聞くと、「それは別に婚活とは関係ないだろう」と思うかもしれません。

でも、これも立派な婚活詐欺ですし、ある意味ではネズミ講女よりタチが悪いのです。

手口は、「自分の知り合いの店」に連れて行く、ただそれだけです。

ありがちなのはバーです。

もちろん、相手は「ぼったくり店だよ」とは言いません。

一度行ってみたかったの

テレビで紹介されてたの

こういう言葉で、ごく自然に誘導してきます。

そして高額な代金を何度も請求されます。

デートを続けたいがために、何度も払ってしまうのです。

完全に負のループです。

酷い場合は、バーだけでは終わりません。時計や宝石、怪しいセレクトショップ。本物か偽物か判断できない、聞いたこともないようなブランドを、通常の5倍ほどの値段で買わされます。

こうなるともう、婚活詐欺というより完全に「デート商法」のレベルです。

警察への通報対象だと考えていいでしょう。

自然すぎて、騙されてる自覚が持てない

ぼったくりの厄介なところは、騙し方があまりにも自然なことです。

サクラやキャッシュバッカーと比べると、騙されている自覚がほとんど持てません。

ネズミ講の女と比べても、自然さが段違いなのです。

「友達の店」「行きたかった店」と言われて、即座に疑える人がどれだけいるでしょうか?

特に、恋愛経験が少ない人ほど簡単にハマってしまいます。

お金が尽きるか、怪しさに気づいた頃には、相手とはもう連絡が取れなくなっています。

私が現場で気にしているのは、「店名で検索して事前に調べよう」といった当たり前の対策の話ではありません。それよりも、相手が店を指定してきたときに、あえてこちらから別の店を提案してみる。そのときの相手の反応です。

たとえば、

その日はあいにくその近くで仕事があって、こっちのエリアの店でもいい?

などと理由をつけて、提案してみるのです。

私に相談に来た男性で、こう言っていた人がいました。

自分が選んだ別の店を提案したら、急に不機嫌になって、『せっかく予約までしてくれているのに失礼じゃない?』と怒り出した

と。

それを聞いて、私はまた腹が立ってきました。

本気で相手を大事に思っていたら、店の変更くらいでそこまで不機嫌にはならないだろう、と。

場所を変えようとしたときの反応、こちらの提案を断る理由——ここに本性が出ます。

なぜ周りから見れば不自然な話に、本人は気づけないのか

ここだけは、はっきりと言っておきます。騙された人が愚かなのではありません。

第三者からすれば、

なぜそんなバレバレの嘘に……

と思うかもしれません。

でも本人からすれば、辛いのです。

寂しいとき、焦っているとき、誰かに認められたいとき、人は本当に、見たいものだけを見るのです。

冒頭のAさん、Bさん、二人ともちゃんと働いている、真面目な人たちでした。本人は本気で、彼女のことを応援したかった。本気で、自分にやっと彼女ができたと喜んでいたのです。

その純粋な気持ちを愚かと笑える人は、おそらく本気で誰かを好きになった経験が少ないだけなのだと私は思います。

実際に会って、お泊まりして、カフェでデートしている。その「安心感」がすべての疑念を覆してしまいます。連絡先がアプリ内だけでも大丈夫だと思ってしまう。月に1、2回しか会えなくても、忙しいのだろうと納得してしまうのです。

「自分は大丈夫」と思っている人ほど、実は危険です。「自分も恋愛感情が入れば、同じ状態になり得る」と認めるところから、防御は始まります。

やり取り中の相手をすぐ判定できる危険サイン

ここまでの4つの手口に共通する、危険サインを整理しておきます。

あれこれ覚えるより、少ない数を確実に思い出せる方が良いでしょう。

重要な上位3つだけです。

  1. 連絡先がアプリ内だけのまま動かない(電話番号やLINEを聞いても、もっともらしい理由で教えてくれない)
  2. 会う頻度や会う場所をはぐらかす(月1〜2回、店は必ず相手指定)
  3. 結婚観や将来の話の流れで、ビジネス・投資・商材の話が自然に出てくる

いちばんの判定法は「直接聞く」

ここで1つ、絶対に詐欺に騙されない方法をお教えします。

正直で心優しい人ほど、嘘つきだと思われることを嫌うものです。疑われることを最も嫌うと言ってもいいくらいです。だから、疑われるようなことはしませんし、自分が疑われている状態をそのまま放置することは絶対にありません。

だから、もし「ここだけはまだ教えてくれていないな」と思うことが1つでもあったら、直接相手に聞いてみればいいのです。

電話番号でも、職場でも、連休中の予定でも、何でも構いません。

相手が正直で優しい人だったら、嫌な顔などしません。

嫌な気分にもなりません。

優しく教えてくれます。

自分から進んで、情報をバンバン出してくれるはずです。

逆に、優しく教えてくれない、はぐらかす、機嫌を悪くする——これは、やましいことがあるサインです。

正直な人は、何を聞かれても笑顔で答えます。

結局、逃げる人は質問された瞬間に対応が不自然にズレるのです。

今夜にでも、やり取りしている相手に1つ質問を聞いてみてください。それだけで、見える景色が変わるはずです。

まとめ|誠実な人は、あなたの不安を放置しない

4つの手口を、最後にもう一度整理します。

  • 交際を経てから商材を買わせるネズミ講・投資詐欺
  • 写真と実物が違いすぎる女——盛ることに慣れた感覚そのものが結婚相手として致命的
  • 実在するけれど永遠にアプリ内から出てこないキャッシュバッカー
  • 相手指定の店に連れて行かれるぼったくり・デート商法

マッチングアプリの詐欺に遭わないためには、まず情報を知っておくこと。

そして、客観的に相談できる人を必ず一人でも作っておくことです。

自分一人だけで行動するのは危険です。

こんな都合のいい話、本当にあるのか?

と、まずは疑ってかかりましょう。

そして、最後に伝えたいことは、たった一つです。

疑うことは、相手を傷つけることではありません。自分を守ることなのです。

誠実な相手なら、あなたの不安を面倒くさがりません。

あなたが安心して関係を続けられるように、丁寧に答えてくれます。

それを「重い」「うるさい」と感じるような人は、最初から、あなたが大切にされる関係には導いてくれません。

冷静に確認できるあなたなら、自分で自分を守れます。

一人で抱え込まず、一緒に考えてくれる人を見つけてほしいと思います。

もし今、やり取りしている相手に少しでも違和感があるなら、一人で抱え込まずにプロである我々カウンセラーに相談してください。客観的な視点で状況を整理しますよ。

自分に合う相談所も、合う相手も、焦らずに探していけば必ず見つかります。

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