結婚相手の正しい選び方
結婚相手の正しい選び方が難しいのは、あなたのせいじゃない
結婚相手、どう選べばいいか分からない——そう感じたことはないだろうか?
今日は、その選び方を伝えたい。

今回は主に、女性が男性を選ぶ視点で話す。
でも、立場は違っても、見るべき本質は同じだ。
これは男性が女性を選ぶときにも使える話だから、男性もじっくり読んでほしい。
婚活というのは、今後の人生を大きく左右する大決断だ。
家を買うとか、転職するとか、そういうレベルじゃない。
人生まるごとを誰かと共有する決断なのだ。
大変なことだよ、これは。
巷の婚活アドバイスを読むと、「年収を見ろ」「価値観を確認しろ」「家事分担を話し合え」と、チェックリストばかりが並ぶ。
確かに大事だ。
でも、その通りにやってきたあなたが、それでも決められないのはなぜなのか?
理由はシンプルだ。
婚活が難しいのは、その大決断をするのと同時に、
- 異性と出会う
- 恋愛をする
- 結婚後の人生設計を考える
これに加えて、「この人はイイ旦那さんになる」というメチャ難しい決断も、同時にしないといけないからだ。
たった一つでも大変なのに、これを同時進行でやる。
そりゃ大変だ、婚活は。
しかも結婚は、献身的に尽くしていきますという誓いだ。
神様との約束だ。
家族や親戚、知り合いに対しての宣言でもある。
こんな大層なこと、簡単に決められるわけがない。
つまり、あなたが決められないのは、判断力が足りないからじゃない。
婚活という作業そのものが、構造的に難しすぎるからだ。
そして、ここから先が普通の婚活記事と違う話になる。
鍵になるのは、たった2つだけ。「捨てること」と「相手の幸せポイント」。
この2つで婚活は驚くほどシンプルになる。
結婚相手の選び方で一番大事なのは「捨てること」
結婚相手選びで一番大事なのは、何かを増やすことじゃない。
捨てることだ。

決断とは捨てること。幸せになるとは、捨てることなのだ。
え、と思うかもしれない。普通は逆だろう、と。
条件を増やして、リストを埋めて、ベストな相手を探していくのが婚活じゃないのか、と。
その気持ちはよくわかる。
でもな、これは長年現場を見てきた実感なんだ。
条件を増やせば増やすほど、人は決められなくなる。
誰だって年を重ねるほどに、慎重になる気持ちが強くなる。
だから30代も後半になってくると、一生を尽くすべき相手が決められなくなっていく。
決め力が減るのだ。
20代の頃は「この人いいかも」で始められたものが、30代後半になると「でも、この条件が」「でも、あの点が」と引っかかる。
慎重さが増した結果でもあるけど、同時に、自分の中で捨てきれないものが増えすぎたサインでもある。
そして、もし結婚の決断を間違えて、ヘンテコな相手、あなたと相性の良くない相手を選んでしまったら、幸せになるどころか、逆に苦痛と不幸を背負い込むことになる。
ここが怖いから、みんな決められない。
気持ちはよくわかる。
でも、覚えておいてほしい。
全部得ようとするから、何も手に入らない。
年収も、趣味も、家族観も、ルックスも、家事も子育ても、全部満点の人を探すんじゃない。
自分が絶対に譲れない幸せポイント以外は、捨てる勇気がいる。
そりゃそうだ、全条件満点の人なんていないのだから。
では、何を捨てて、何を残すのか? その判断軸が「幸せポイント」だ。
結婚相手の見極め方は「相手の幸せポイント」を知ること
では、その「残すべき一つ」をどう見極めるのか。
好きになった相手に、幸せの基準を聞いてほしい。その相手の幸せの基準を、自分が満たせるかどうか、自分がやってあげられるかどうかを、一番に考えることが大切なのだ。

これが「幸せポイント」という考え方だ。
相手が何で幸せを感じる人なのか。
何をしてもらった時に「この人と一緒にいてよかった」と思える人なのか。
それを知ること。
そして、それを自分が無理なく満たせるかを見ること。
もちろん価値観や金銭感覚も大事。
でも、それだけ見ても足りない。
もっと見るべきは、その人が何で幸せになる人なのか、だ。
ここでよくある失敗パターンを言うと、結婚に失敗する多くの人がやってしまうのは、自分に今その能力がないのに、私が頑張ってやってあげようと決意することだ。
最初は気合で乗り切れる。
しばらくの間は良い関係が続くけれど、いずれ努力が出来なくなる。
なぜなら、結婚生活は長いから。
そして夫婦関係のギクシャクが始まる。
だから判断軸は、「頑張ればできる」じゃない。
「自然にできるか」だ。
相手の幸せ欲求を、自分が楽な気持ちで、無理せずに満たすことができるかどうか。
相手の欲求を満たしてあげられたとしても、自分が疲弊していてはダメなのだ。
疲弊せず自然に相手の欲求を満たすことができる相手と結婚することが、幸せの第一歩で、一番の近道なのだ。
「私、頑張ります」じゃない。「私、無理しなくてもこれならできます」だ。この差はちっぽけに見えて、結婚生活30年で巨大な差になる。
「私にできる愛し方」が刺さる相手を選ぶ
ここが、多くの婚活女性が間違えているところだ。
闇雲に好きな男性、タイプの男性、結婚したい男性の望みを叶える女になろうとする。

そうじゃない。順番が逆だ。
あなたができる、男性の欲求を満たせるのはどんなことだろうか?その欲求を持っている男性こそが、あなたが結婚するべき相手なのだ。
「自分の希望に合う男性を探す」のではなく、「自分の長所が刺さる男性を探す」。
これが幸せポイント発想だ。
ちょっと具体例を出すよ。
ケース1:アニメオタクの彼
あなたと出会った男性が、アニメオタクの趣味を持っていたとする。
彼は今まで、アニメオタクと恋愛を両立できずに、ずっと生きてきた男性だ。
歴代の彼女に趣味を理解してもらえなかったり、引かれたりして、一人でこっそり楽しんできた。
あなたはそんな彼と、アニメオタクと恋愛を両立してあげたらいい。
一緒にアニメを楽しんであげるとか、彼の趣味を全く否定せずに受け入れてあげるとか、アニメオタク初心者として面白さを教えてもらうとか——これは、あなたの長所だからこそ満たせる部分だ。
「アニメに興味あるフリをする」じゃない。
あなた自身が、誰かの好きなものに素直に乗れる性質を持っている、ということだ。
これは無理してやることじゃなくて、自然にできるかどうかの話。
できる人もいるし、できない人もいる。
それでいいのだ。
ケース2:家庭の温かさを知らない彼
別のパターンを言うと、彼が幼少期からずっと一人で、親の愛情を受けずに育ってきたために、家庭の温かさを知らない男性だとしよう。
そういう男性は、夫婦円満の家庭で夫がどのように妻を愛すべきか、家族の中で父親はどうあるべきか、というのを知らなかったりする。
お手本を見たことがないんだ。
そんな彼だと、彼の彼女や奥さんは、ことあるごとに「なんでこんなことするんだろう」と思うような、悪気なく、家庭をないがしろにしているように見える行動をされると感じることがある。
本人に悪意があるわけじゃない。
ただ、やり方を知らないだけなんだ。
それでも普通の女性だったら、そういう人と付き合えば常にイライラするだろうし、恋愛はうまく続かない。
だけど、そこで、あなただけはそんな彼をしっかり受けとめて、根気よく諭して、二人の関係と家庭を一から丁寧に作っていくとする。
その覚悟をあなたがする。自分なりのやり方を探す。
これこそ、あなたにしかできない彼女の在り方だ。
普通の女性はそういう不器用な人とは結婚できないし、付き合いもできない。
問題が深ければ深いほど、あなたは希少な存在となる。
彼にとって、あなたは簡単に手放せない存在になっていく。
一般論の「料理上手」だけでは弱い
ここで補足しておくと、彼が「仕事から帰宅したときに、温かくおいしい食事を作ってくれる女性」が幸せだと言ったとして、それを満たすのは大事だ。
でもな、これはできる人がけっこう多いだろう?これだけだと、ちょっと弱いんだな。彼は、あなただけに魅力を感じるわけじゃないということに気付いてほしい。
ここが、あなたにしか出来ないとか、あなただからこそ出来るとか、あなたなりの方法で出来るとか——そういうのがあったら、あなたと彼はかなり相性が良い可能性が高い。
だからこそ、彼の幸せポイントを見極める必要がある。
一般的な「いい女」を目指すんじゃなくて、彼にとってのあなたの希少性を探す。
それが幸せポイント発想だ。
合わない相手は、早く手放していい
婚活で多いのが、「好きだから頑張る」「条件が良いから合わせる」という沼にはまってしまう人だ。
ある男性のことを好きになった時、つい思ってしまう。

「彼の欲求を叶えられる女性になろう」と。
でも、そうじゃない。
彼の欲求を叶えられそうにないかも、と思ったら、即刻切り替えて、別の男を探そう。
この発想が大切なのだ。
- 彼は恋愛の相手だったんだな
- 結婚相手ではなかったんだ
これでいいのだ。
恋愛と結婚は別ものだ。
ドキドキする相手と、30年一緒に過ごせる相手は、必ずしも同じじゃない。
むしろ違うことの方が多い。
全ての男性に好かれようとするから、わけが分からなくなる。
相手男性の欲求を自分が満たせないのだったら、それはあなたの結婚相手ではなかった。
ただ、それだけの話だ。
「合わないと気づいた」のは、失敗じゃない。見極めだ。
早い段階で気づけたあなたは、むしろ婚活の精度が上がっている。
罪悪感を抱える必要はない。あなたが彼を悪く言うんじゃない。
「タイプが違っただけ」「役割が違っただけ」。
それで済む話だ。
後悔しない結婚相手選びのための質問リスト
ここで一つ大事なことを言っておく。
これは相手を落とすための質問じゃない。自分がその人を幸せにできるかを見るための質問なのだ。

聞いた答えに対して、「それなら私、自然にやってあげられそう」と思えるか。
「それは私には難しいかも」と感じるか。
判定するのは相手じゃなくて、自分の中の感覚だ。
質問は7つに絞った。
とはいえ、全部を一度に聞く必要はない。
会話の中で少しずつでいい。
多すぎても回らないから、この7つで十分だ。
- 結婚生活で、どんな瞬間に幸せを感じると思う?
- 疲れて帰ってきた日に、何をしてもらえると嬉しい?
- 自分の趣味や一人時間は、結婚後どれくらい大事にしたい?
- 家族との関係で、結婚相手に理解してほしいことはある?
- お金で一番ストレスを感じるのはどんなとき?
- 子供や老後について、今どんな考えを持っている?
- 生活習慣で、これだけは乱されるとしんどいものはある?
1番が、ど真ん中の質問。
彼の幸せポイントが直接わかる。
「家でのんびり過ごす時」「一緒に出かける時」「会話が弾む時」——人によって全然違う。
2番は、日常の細部にこそ幸せポイントが現れるから入れた。
話を聞いてほしい人もいれば、そっとしておいてほしい人もいる。
3番は、ここが噛み合わないと長期戦で必ず揉める。
一人時間が必要な彼に「一緒にいよう」と迫り続けるのは、あなたにとっても重労働になる。
4番から7番も同じ発想だ。
答えの正解探しじゃない。
「彼の願いに自分が無理なく寄り添えるか」だけ見ればいい。
7つ全部を聞き出すのは1回のデートじゃ無理だ。
3回、5回と会いながら、自然な会話の中で混ぜていけばいい。
聞いた後の自分の反応——「それならできそう」か「それはきついな」——を、ちゃんと自分で観察すること。
一人で決めるのが難しいなら、専門家に相談するのはメチャクチャ良いことだ。私にもいつでも問い合わせから相談してください。一人で抱え込んで、答えの出ない夜を重ねる必要はない。
既に結婚している人も「幸せポイント」で関係は変わる
ここまで読んでくれた既婚者の方にも、一言だけ。
もう既に結婚している人だって全然遅くない。「相手の幸せポイント」に注目して生活をしてみてほしい。そして、そこを満たしてあげられるように、少しの努力をしてみてほしい。

完璧にやる必要はない。
月に一回でも、週に一回でも、相手の幸せポイントを意識した行動を入れてみる。
それだけで、相手の表情は少しずつ変わっていく。
ゆっくりだけど、絶対に、夫婦関係は好転していく。
選ぶ時にも使えるし、選んだ後の関係を育てる時にも使える。
同じ一つの軸で、人生まるごとカバーできる——それが「幸せポイント」だ。
まとめ|結婚相手の正しい選び方は、無理なく愛せる人を選ぶこと
長い話を一行に絞るとこうなる。
結婚相手を選ぶ際に見るべきことは、相手が幸せを感じるポイントを自分が満たしてあげられるかどうか、という、この一点だけでもいいくらいだ。

完璧な人を探すんじゃない。全条件を満たす人を探すんでもない。
自分が無理なく自然に、相手の幸せポイントを満たせる相手を選ぶ。
そして、忘れないでほしい。
結婚というのは、長いのだ。どちらかが死ぬまで続くのだ。
あなたは結婚すると、これから死ぬまで、あなたが選んだ相手の幸せポイントを満たしていかなくてはいけない。
ここをあなたがストレスを感じながら頑張る状態だと、長く続く結婚生活で必ず破綻やら、うまくいかないことやら、不満なとき、不幸なときが出てくるんだ。
逆に言えば、無理なく満たせる相手を選べたら、頑張ってる感覚なく、ただ普通に暮らしているだけで、相手は満たされていく。
あなたも疲弊しない。これが死ぬまで続く関係の正体だ。
だからこそ、最後にもう一度、自分に問いかけてほしい。
私は無理をしないで、彼の幸せポイントを満たせるかな?
この問いを、目の前の相手に対して静かに置いてみる。
答えがイエスなら、それがあなたの結婚相手だ。
ノーなら、彼は恋愛の相手だった。
それでいいのだ。
全部得ようとしなくていい。
私にできる愛し方が刺さる人を、一人選ぶ。
死ぬまで一緒にいる相手は、その一人で十分だ。
次に誰かと会うとき、まずは質問を一つだけ、そっと投げかけてみてほしい。
あなたの婚活は、その一歩から変わり始める。





