結婚相談所だったらおかしな人はいないと期待していたけれど…

「結婚相談所ならまともな人に出会える」と思いきや、お見合いで耳を疑う条件を提示された20代女性の実体験から、初期段階での見極め方を学びます。
結婚相談所で遭遇した「最低男」
私は有名な結婚相談所に入会して、年収400万円以上、年齢25歳から35歳までという条件でお相手を探してもらっていました。
コスパも良さそうだし、会員数が多いと聞いていたので、たくさんの良い人に出会えるんじゃないかと、すごく期待していたんです。
アドバイザーさんから紹介されたのは、27歳の男性でした。
顔は普通くらいで、身長175センチ、細身。私のタイプに近い感じで、ちょっと好印象でした。
年収も450万円と条件をクリアしていたので、お会いしてみることにしました。
初めて二人で会った日、話していてとても感じが良くて、「もしかしたら、いい感じになれるかも」って思えたんです。
向こうも好印象だったようで、自然と2回目のデートが決まりました。
2回目に会ったときには、もう結婚を前提にした具体的な話になっていました。
そこで彼から、本当に信じられないような条件を提示されたんです。「自分は女性に年齢とかの希望条件は特にない。話していて楽しいと思える女性ならそれでいい。ただ、こちらからクリアしてもらいたい条件がいくつかある。結婚したら自分は専業主夫になりたい。あと、長男だから、結婚したら同居か、それが無理なら二世帯住宅を建てたい」と。
前半はまだ分かります。
でも後半の話を聞いて、正直ビックリしました。しかも、その同居の話は彼自身の希望というより、彼のご両親の強い希望なのだそうです。
私は「専業主夫はまあいいとして、同居するなら最低限の改築は必要だよね。それって、誰がお金を出すの?ご両親?」と聞きました。
すると彼は、平然とした顔で「結婚相手」と答えたんです。
耳を疑いました。「つまり、結婚したら、私があなたを養って、さらに私の働いたお金であなたのご両親と住む二世帯住宅のお金まで払えってこと?」と聞き返しました。
すると彼は「うん。それが条件だから」と、まったく悪びれる様子もなく言ってきたのです。
このあとの会話は、もう完全に「終わり」に向かって一直線でした。
私:「今のお仕事は辞めるつもりなの?どうして?何か他にやりたい夢でもあるの?」彼:「ただ家事をしていたいだけ。あと親が心配だから一緒に住みたい」私:「じゃあ、私が働いて、あなたたち家族を養うってこと?」彼:「そうだよ。私のお金で親も養って欲しい。僕の親はお金がないから」私:「だったらせめて、あなたが働いて稼いだお金でご両親を養うべきじゃないの?」彼:「僕はその代わりに家事をするから」私:「家事って、どれくらいできるの?」彼:「今までほとんどやったことがない。だから結婚して仕事を辞めたら、ちゃんと家事をするつもり」もう信じられなくて、軽く眩暈がしました。そして、極めつけはこれです。
私:「だったら条件と全然違うじゃない。年収450万円も、結婚後はゼロになるってことでしょう?」彼:「あくまで今の状態だから」もう無理だと思いました。「ごめんなさい。そんなあなたに都合の良い条件は飲めません。というか、こんな条件、どんな女性でも難しいと思いますよ」と伝えました。
すると彼は、「探せば見つかるからいいよ」と、平気な顔で返してきたんです。
結婚相談所でこんな人に出会うなんて、本当にショックでした。
腹が立ったので、すぐに相談所のアドバイザーさんに、その場の話を全部ぶちまけました。
ところが返ってきた反応が、「そういう方だったのですね。仕方ないですね」という、どこか他人事で、半分笑っているような対応だったんです。それでさらにイライラしてしまって、結局その後しばらく活動はしたものの、その相談所は中途で退会しました。
結婚相談所なら、おかしな人はいないだろうと期待していたのに、そうでもないんだなと、嫌というほど思い知らされました。
たまたまだったのかもしれませんが、この一件以来、相談所という言葉を聞くだけで嫌な気持ちになってしまった時期がありました。
岡田の分析
■相談所登録者=常識人、ではない
結婚相談所は、独身証明書や収入証明書といった書類の信頼性はしっかり担保してくれます。でも、その人の価値観や人間性までは、保証してくれるわけではありません。今回のお相手も「27歳・年収450万円・身長175センチ」というプロフィール上の条件は事実でした。しかし、結婚後の生活設計に対する考え方は、書類には一切現れない部分です。「プロフィールの数字」と「実際の人物像」は、まったく別物として扱う必要があるんですね。
学び:書類で分かるのは「事実」、会って初めて分かるのが「価値観」。この二つはきっちり切り分けて評価しましょう。
■「現在の年収」は結婚後の生活費を保証しない
プロフィールに書いてある年収は、あくまで「今現在」の数字です。結婚後に退職するつもりだったり、転職や独立を考えていたりする場合、その情報は本人にしっかり聞かないと出てきません。今回のように「結婚したら専業主夫になる」と申告するつもりだったとしても、それは活動開始時点では表に出てこない情報なんです。2回目、3回目のお見合いで結婚前提の話になった段階で、「お互いに、結婚後も働き続けるつもりなのか」「どんなライフプランを描いているのか」を、必ず確認する習慣をつけてください。
学び:年収欄はあくまで「現在値」。結婚後の働き方や人生設計は、自分の口で確認するしかありません。
■同居・親との関係は、できるだけ早期に確認すべき項目
同居の希望、二世帯住宅の計画、親の介護や経済的支援の見込み。これらは結婚後の生活を大きく、そして長く左右する問題です。本人が望んでいなくても、親御さんの意向が強く反映されているケースも少なくありません。今回のように「親が望んでいる同居」「親も養って欲しい」という条件は、結婚後の家計と、あなたの精神的な負担に直結する、とても重要な論点です。結婚を前提としたお付き合いに入る前に、「住む場所」「親との関わり方」「家計の分担」については、一度はしっかり話し合っておきたいところです。
学び:「どこに住むか」「親とどう関わるか」「お金をどう分担するか」は、結婚前の交際段階で必ず確認しておきましょう。
■アドバイザーの対応品質は、相談所選びの本質
今回のケースでもう一つ気になるのが、トラブルを相談した時のアドバイザーの反応です。「そういう方だったのですね。仕方ないですね」という対応では、傷ついた気持ちへのフォローも、次の活動に向けた具体的な方針の提示もありません。本来、プロのアドバイザーであれば、なぜそのお相手を紹介するに至ったのか、今後どんな基準で紹介を組み立て直すのか、そして何より、相談者の傷ついた気持ちにしっかり寄り添うのか。ここまで踏み込んで対応するのが仕事です。大手で有名だからといって、担当者の質に個人差がないわけではありません。
学び:相談所選びは「会社の名前」より「担当者との相性」。担当者を変更できるかどうかは、入会前に必ず確認しておきましょう。
■最終的な判断は、必ず自分が下す
体験者の方がアドバイスとして書いてくださっている通り、結婚相談所はあくまで「出会いの仲介者」です。条件のすり合わせ、相手の真意の確認、そして「お断りする」という決断。これらは全て、最終的には自分自身の責任で行う必要があります。今回のケースで本当に素晴らしいのは、相手のあまりにおかしな条件を察知した時点で、はっきりと「飲めません」と伝え、関係をきっぱり断ったことです。違和感を覚えた時に、その場で言葉にして伝える力。これこそが、婚活において最大の防御策になります。
学び:相談所はあくまで補助役。決めるのは自分自身です。小さな違和感も飲み込まず、その場で優しく、でもはっきりと言葉にしてみてください。
2026年現在の視点
- 今は、IBJやBIU、JBAといった連盟に加盟している、個人経営の相談所が増えています。大きな会社一つで活動するより、担当者との相性を何より大事にして相談所を選ぶ時代に、確実に変わってきています。
- オンラインお見合いがすっかり普及して、初めて会う時の心理的なハードルは下がりました。ただ、画面越しではなかなか見抜けない価値観の部分は、実際に会ってから早めに確認する重要性が、むしろ増しています。
- 共働きが当たり前の婚活が主流になり、男性も女性も「結婚後も働き続けるか」「家事や育児をどう分担するか」「親とどれくらいの距離感で付き合うか」を、入会時のヒアリングでしっかり明文化する相談所が増えています。
- 料金の相場は、初期費用が10~15万円、月会費が1~2万円、成婚料が20~30万円程度が一般的です。大事なのは価格の安さより、紹介の質と、担当者がどれだけ丁寧にサポートしてくれるかです。
- 担当のアドバイザーを変更できるかどうか、退会や休会の条件、そして実際の紹介人数の実績。これらは契約する前に、必ず確認しておきたいポイントです。
まとめ
- 相談所のプロフィールは「事実」を教えてくれるもので、価値観までは保証してくれない
- 年収や職業はあくまで今の情報。結婚後の働き方は、自分の口で必ず確認する
- 同居・親との関係・家計の分担は、結婚を前提にした交際に入る前に確認する
- 相談所選びは会社名より、担当アドバイザーの質と相性で見極める
- 最終的な判断は自分で下す。違和感を感じたら、その場で優しく、でもはっきり言葉にして伝える
今すぐできるアクションとして、現在活動中の、あるいは検討中の相談所について、次の2点を問い合わせてみてください。「担当者を変更することは可能ですか?」「結婚後のライフプラン確認は、どの段階で行っていますか?」。この回答の内容と、返事の速さに、その相談所の本気度が如実に表れます。
もし相談所選びや、お見合い相手への違和感をどう言葉にすればいいか迷った時は、いつでも岡田への無料相談・お問い合わせをご利用ください。一緒に考えましょう。
極端なケースで不信感を抱くのは当然です。しかし、相談所も担当者も多種多様。一つの嫌な経験で諦めず、見極める目を磨きながら、納得のいく一歩を選びましょう。
管理人:岡田









