引き寄せの法則はある?神主ミッキー岡田の考え
婚活で「ご縁がなかったんですよ」って言われて、モヤッとした人へ
婚活で「ご縁がなかったんですよ」と言われて、なんだかモヤッとした経験、ありませんか?
反論したいわけじゃない。でも、納得もできない。

あの独特の、煙に巻かれた感じ。
「引き寄せの法則を信じれば、いつか素敵な人が現れますよ」なんて言われた日には、なおさらモヤッとしますよね。
今日は、結婚相談所の永遠の謎「引き寄せの法則」について、結婚相談所のカウンセラーである私、岡田が、業界の裏側まで含めて本音で話そうと思います。
スピリチュアルを盲信する話でも、頭ごなしに否定する話でもありません。
婚活の現場で実際に起きていることだけを話します。
「ご縁がなかった」と言われてモヤッとした人へ ― カウンセラー岡田の立場
その本題に入る前に、私のスタンスを先に言っておきます。
私は結婚相談所のカウンセラーとして、人の縁や運というものに、現場で日々向き合ってきた人間です。

普通なら「縁を扱う仕事の人」と聞いた瞬間に、「ああ、この人はスピリチュアル全肯定の人だな」と構えますよね。
でもね、私は証明のできないこと、再現性のないものは信じないようにしているんです。
カウンセラーが何を言っているんだ、と思われるかもしれません。
でも、誰かをサポートし、アドバイスする以上、証明できないことを勧めるわけにはいきません。
会員さんの幸せに関わることですから、ここは譲れない。
だから今日の話は、「引き寄せって素敵だよね」というフワッとした話でもないし、「あんなものは全部嘘だ」と斬り捨てる話でもありません。
婚活の現場で「引き寄せ」「ご縁」という言葉が、どう使われ、何を起こしているのか。
それを内側から見てきた人間として、本音で話します。
そもそも引き寄せの法則とは何なのか、ここから整理していきますね。
引き寄せの法則ってそもそも何?婚活現場で見える男女差
引き寄せの法則というのは、ざっくり言えば「いい気分でいるだけで素敵な人が寄ってくる」みたいなものです。
婚活で言うと、「ご縁が来るのを待っていればいい」と解釈されがちなんですけどね。

定義の話は、これくらいでいいでしょう。
問題は、これが婚活の現場でどう受け取られているか、なんです。
知り合いのカウンセラーに聞いて回った、あくまで私の肌感覚ですが、これ、男女でけっこう温度差があるんです。
男性会員さんはというと、引き寄せを「信じてる」という人が3割くらい、「ちょっとはあるかもね」が5割、「ない、胡散臭い」が2割。
男性は基本的に、半信半疑な人が多いです。
女性は全然違います。
「信じてる」が6割、「ちょっとはあるかも」が2割、「ない」が2割。
圧倒的に肯定派が多いんです。
ちなみにこれは、データを正確にとったわけではなく、知り合いのカウンセラーに聞いた直感です。だから話半分で聞いてください。
ただ、現場感覚としてはほぼ間違っていないと思います。
実際、お見合い後の感想で「ご縁を感じた」と表現するのは女性のほうが圧倒的に多いですし、男性は「条件が合うか」「話が噛み合うか」で語る人が多い。
この「信じる/信じない」の温度差が、婚活の現場では、ちょっと厄介な使われ方をすることがあります。
ここから先が、私が今日いちばん話したいところです。
婚活で「引き寄せ」「ご縁」が危険なひと言になる瞬間
正直に言いますね。
「引き寄せ」と「ご縁」って、良くも悪くも「結婚相談所あるある」なんです。

これを言ったら、全国の、特に年配のカウンセラーさんから、「岡田さん、また変なことを言ってる。適当なことを言ったらダメ!」と怒られるんですけど……今回は言わせてもらいます。
引き寄せの法則は、カウンセラーからすれば、自分のどんなミスも「綺麗な言い訳」にできる魔法の言葉なのです。
たとえば、交際が始まったカップルがいて、真剣に結婚へ向けて動き出したとします。
そこで残念なことに、ケンカをして、交際終了になることもある。
その時に、カウンセラーから「ご縁がなかったんです。自分が成長すれば、いずれ素敵なお相手を引き寄せますよ」と言われたら……何も言えねぇ、となりますよね。
でもね、本当のことを言えば、カウンセラーが頑張っていればうまくいっていたかもしれないんです。
- もっとマメに連絡を取り合っていたら
- お相手の相談所ともっと密にやり取りをしていたら
- もっと具体的なアドバイスをしていたら
- 会員さんからきちんと交際の状況を聞き取っていたら
具体的に言えば、お相手のカウンセラーに自分の会員さんの気持ちを伝えるのが遅くなり、その間にお相手が別の人を選んでしまってダメになった、というように、相談所の凡ミスが原因ということも、実はあるんです。
そういう時に、自分のミスを認めないダメなカウンセラーは、「ご縁」という言葉で誤魔化すこともあるんです。
あとは、素敵なお相手と全然会えない時に、「どうして会えないんですか?」と聞くと、「あなたがまだそういう気持ちになっていないからです」「引き寄せる状態になれば自然と現れますよ」と答えるカウンセラーもいたりします。
言われたほうは煙に巻かれたような気持ちになるんですが、カウンセラーからすれば、こうやって「魔法の言葉」を言っておけばOK、うまく逃げられるというわけです。
うまくいかない時に、「それは、あなたが失敗を引き寄せているんです」と言われても、
あなたはカウンセラーでしょうが! そんなことを言っていないで、もっとちゃんとアドバイスしてよ!
と思うじゃないですか?
もちろん、相性というものもありますし、会員さんの気持ちの整理をつけるために、こういう言葉をかけるのは、ありだとは思います。
ただ、失敗の原因と改善方法にきちんと向き合おうともせず、こういうことばかり言うのだとしたら、それはちょっと違う。
判断の材料として、頭の片隅に置いておいてください。
あ、でも誤解しないでほしいんですが、こういう場合もある、というだけの話です。
婚活はほとんどが自分の力で動いていくものですから、そこは忘れないでください。
「全部相談所のせい」という話にしたいわけじゃありません。
それでも気持ちが変わると、出会いの質は確かに変わる
ここまで業界の闇みたいな話をしてきましたが、引き寄せを全部否定する気は、私にはありません。
私がこれまで会ったカウンセラーのほぼ全員が口を揃えて言うんですが、気持ちが変わった人は、本当に出会い方が変わるんです。

これは、引き寄せを信じている人も信じていない人も、どこのカウンセラーも、皆が「そうだよね」と頷くところです。
私も、現場で何度も見てきました。
たとえば、お見合いの申し込みをしてもなかなかOKをもらえず、半年くらい停滞している女性会員さんがいたとします。
最初は「年収◯◯以上で、身長◯cm以上で、長男はちょっと……」と、相手の条件ばかり気にしていました。
それがある時から、ふっと「自分はこの人に何を返せるんだろう」という考え方に変わる瞬間があるんです。
きっかけは些細なことが多い。
お見合いで自分が一方的に評価する側に立っていたと気付いたとか、お母さんに何か言われたとか、本当にそんなレベルです。
でも、そこから変わる人は変わります。
お見合いの席で、自分から相手の話を聞くようになる。
笑顔が出る。「ありがとう」が増える。
そうすると不思議なことに、申し込み数が増える。
お見合いも通る。
プロフィールはほとんど触っていないのに、です。
特別なことをしたわけじゃない。
本人にとっては、ほんの少し心の向きが変わっただけなんです。
だから「気持ちが変わったら出会いの質が変わる」というのは、私も心の底から「その通り」だと思っています。
ここまでは、業界のほぼ全員が同意するところです。
ただ、この先、引き寄せ「そのもの」の話になると、カウンセラー同士で意見が真っ二つに割れるんです。
婚活で起きる”引き寄せ”の正体は、カウンセラー同士の情報網かもしれない
引き寄せを信じている派は、さっきの「気持ちが変わったら出会いの質が変わる」の、さらに一段上を行きます。
行動を起こしたからチャンスが繋がったのではなく、気持ちが変わったから、それだけで縁を引き寄せた、と言うんです。

人の意識がこの世界のどこかで繋がっている、みたいな話です。
??? と思いませんか?
プロフィールの文章も写真もそのまま、見え方はまったく同じなのに、本人の心が変わったら断然モテるようになる……どういうカラクリ?
と。
私も最初はそう思いました。
でも、いろんなカウンセラーの話を聞いているうちに、ふと気付いたことがあるんです。
その《引き寄せ》の正体は、もしかしてコレじゃないか、と。
お見合いの現場での振る舞いや性格を、別の相談所のカウンセラーが見たとします。
「すっごくイイ子がいたな〜」と。
そうすると、カウンセラー同士でシェアをするんです。
自社に帰ってスタッフに伝えたり、他の相談所にも話したり。
「プロフィールではそれほど可愛く見えないけれど、実際の彼女は可愛くて素敵な女性だったよ」「写真写りは良くないけれど、真面目で優しそうな好青年だった」「あの相談所の男性、ニコニコしていて良さそうな人だったよ」
こんな感じのリアルな会話が、カウンセラー同士で交わされています。
これ、外からは絶対に見えない世界だと思います。
「写真だけではピンとこないけれど、実は素敵な人」は、言葉は悪いですが「掘り出しもの」。
人のネットワークを使ってそういう人を探すのも、カウンセラーの大事な仕事なんです。
だから、ずっと同じプロフィールなのにお申し込みが急に増える、というパターンが起きる。
考えてみてください。
気持ちが前向きに変わった会員さんは、お見合いの席での表情も態度も自然と変わります。
それを担当カウンセラーが見て、「最近◯◯さん、すごく雰囲気が変わったよ」と他のカウンセラーに話す。
話を聞いた別の相談所のカウンセラーが、自分の会員さんに「この人、写真より素敵な方らしいよ」と勧める。
これが2人、3人と重なっていくと、ある日突然、申し込みがガッと増える。
本人からすれば「プロフィールは変えてないのに、なんで急に?」となるわけです。
実際に私の会員さんでも、プロフィールを一切変えていないのに、ある時期から急に申し込みが増えたケースがありました。
本人は「岡田さん、なんで急に?」と不思議そうにしていましたが、私からすれば「ああ、あの時のお見合いの評判が回ったな」と心当たりがあったんです。
これを「引き寄せた」と表現している。
それが私の仮説です。
きっと、こういうことが幾つも重なることで、『プロフィールは変わらないのにお申し込みが増えた=本人の心が変わったことで《引き寄せ》ることができた』という現象が起こるのかな、と岡田は思っています。
神秘的な話ではなく、現場の人間関係と情報の流れで説明できる。
少なくとも、私はそう捉えています。
100人以上のカウンセラーに聞いてわかった、信じる派と信じない派の差
さっきの仮説、私の中では腑に落ちているんですが、それで終わらせるのも違うと思って、実際に数字も取ってみました。
そもそも私も、最初はまったく信じられませんでした。

でも、論理的で経験豊富な先輩カウンセラーでさえ、私に言うんです。
岡田さん、信じられないかもしれないけど、《引き寄せ》はあるんだよ
そんなことを言われたら、調べないわけにはいかないじゃないですか。
だってこれは、会員さんの幸せに関わってくる大問題ですから。
全国カウンセラー100名以上のアンケート結果- 「引き寄せの法則はある」…約30%- 「ない」…約50%- 「うーん……保留」…約20%
正確な数字とは言えませんし、サンプルが偏っている可能性もあります。
だから話半分で読んでください。
この回答を見た時にひとつ思ったのが、世代差です。
年配のカウンセラーや経験が長いカウンセラーほど引き寄せの法則を信じていて、反対に、若いカウンセラーは全然信じていないという人が多い。
なぜだろう、と考えて、若いカウンセラーに「引き寄せ」を信じない人が多いのは、まだ《引き寄せ》た会員さんを見たことがないだけかもしれない、と思ったんです。
経験が長いカウンセラーさんは、実際に引き寄せを経験している。
経験しているから、「信じてる」というより「実感している」。
だから「引き寄せの法則はある」と答えたのかもしれない、と。
ただ、ここで自分にツッコミを入れておきます。
「引き寄せの法則はある」と答えたカウンセラーも、ただ単に、自分のサポートが成功したというバイアスがかかっていて、成功した事例だけを強烈に覚えているだけかもしれない。
失敗例は忘れて、成功例だけを「あれは引き寄せだった」と後付けで意味づけしている可能性は、十分あります。
だから、この30%という数字を「ほら、やっぱり引き寄せはあるんだ」と言い切るには、私は慎重になりたい。
それでも、本当に多くのカウンセラーが「岡田さん、引き寄せは、ある!」と言い切るので、何もないことはないんだろうな、とは思います。
そして何より、私がさっき話した「カウンセラー同士の情報網」という説明なら、この数字とも矛盾しません。
経験が長いカウンセラーほど他社との繋がりも深いので、情報網の効果を「引き寄せ」として実感しやすい。
つまり、神秘でなくても説明はつく、というのが私の結論です。
引き寄せの法則は嘘か本当か?婚活ではこう付き合えばいい
ということで、引き寄せの法則はあるのか、ないのか?
結果としては、3割のカウンセラーが「ある」と答えているんだから、「ある」んじゃないかな、ということしか今のところは答えられません。

歯切れが悪くてごめんなさい。
でも、白黒つけて言い切るほうが、たぶん不誠実になります。
白黒はつけられない。でも、毛嫌いせず、気楽に取り入れてみてください。損は絶対にないですから。
「引き寄せます!」と力むのではなく、ご縁が動きやすい自分に整える、くらいの感覚でいい。
前向きな気持ちで婚活に向き合えるなら、それだけで現場の景色は変わります。
情報網だって、そういう人のところにこそ流れていくんですから。
そして、もし今の相談所で「ご縁がなかった」「あなたの引き寄せが足りない」ばかり言われているなら、そのカウンセラーが本当にあなたと向き合ってくれているか、一度立ち止まって考えてみてほしい。
会員一人ひとりに時間をかけてくれる、小さな相談所のほうが、こういう情報網も、本気のサポートも、ずっと届きやすいですから。
大丈夫。
あなたが前を向いた分だけ、ご縁のほうから近づいてきます。
まずは肩の力を抜いて、できることから一つ、動いてみてください。





