夫の不倫相手は●●だった!~サレ妻体験談~
夫の靴下に、見覚えのない猫の毛がついていた
夫の靴下に、見覚えのない動物の毛がついていた。
飼ってもいない、猫の毛。

なぜ、飼ってもいない家に、猫の毛が?
サレ妻S子さんが、夫の浮気を確信した瞬間です。
でも、本当の衝撃はその先にありました。
探偵が突き止めた不倫相手は、まさかまさかの——夫の元奥さんだったんです。
私のもとにも、「夫が浮気・不倫しているかも」と悩んだ末の相談が、最近増えてきています。
その中でも、S子さんのケースは特に複雑でした。
再婚1年目という、もっとも油断しやすいタイミングで起きた出来事。
このあとには、さらに信じがたい事実が待っていました。
ちなみに「サレ妻」というのは、夫に浮気や不倫を「サレた妻」を略した言葉で、SNSや掲示板でよく使われています。
今日はその一人であるS子さんの話を、私が直接聞いた順番で書いていきます。
夫の靴下に猫の毛|サレ妻S子さんが探偵を雇うまで
S子さんは「人と話すのは苦手なタイプ」という、少し影のある30代後半の女性。
子どもはいないと言っていました。

旦那さんとはお互いバツイチ同士の再婚で、結婚して1年目。
新婚と呼べる時期です。
最初に違和感を覚えたのは、再婚から半年が過ぎた頃。
夫の帰りが、どんどん遅くなってきたんです。はじめは仕事が忙しいって言われて信じていたけれど……こんなに毎日忙しいことってあるのかなって
S子さんは私に、そう話してくれました。
ただ、決定的な証拠はない。
旦那さんのスマホはがっちりロックがかかっていて、メールもLINEも見ることができない。
「気のせいかもしれない」と「絶対おかしい」のあいだを、半年近く行ったり来たりしていたそうです。
そして、ある日。
旦那さんが脱ぎ捨てた靴下を拾い上げたときに、ピンときたらしいんです。
靴下に、動物の毛がついていたんです。でも、ふたりは何も飼っていない。
たぶん、猫の毛だと思うんです
仕事の帰りが遅い夫の、靴下に絡みついた猫の毛。
半年間ずっと積み重なってきた違和感の、最後のピースがそこにはまった瞬間でした。
頭の中が真っ白になったS子さんは、その夜のうちに旦那さんを問い詰めました。
「女がいるでしょ」と、まっすぐに。
すると旦那さんは、こう言い返してきたんです。
もう無理だ。そんなに疑うなら別れたらいいだろ。離婚だ、離婚!
……これ、私の現場感覚で言わせてもらうと、”浮気がバレそうになると急に怒り出す”というやつですね。
めちゃくちゃ多いタイプです。逆に、バレバレですよ。
でも、笑い事ではありません。
S子さんは涙を流しながら、私にこう話していました。
まさか浮気をされているなんて
再婚して1年も経たないうちに、夫の浮気疑惑。
気持ちを立て直す時間もありません。
それでも彼女は、「このまま引き下がれない」と腹をくくって、探偵に浮気調査を依頼することを決めたんです。
知り合いの探偵がよく言うんですが、妻が夫の浮気を疑った場合、ほとんどのケースで的中しているそうです。
半年も毎日一緒に暮らしている人間の違和感って、想像以上に正確なんですよね。
あなたも、心のどこかで引っかかった違和感を、放っておけなかった経験はありませんか?
こういうとき、私はいつも思うんです。
女性って、本当にすごいなと。
探偵が撮った1枚の写真|夫の不倫相手は前の奥さんだった
数週間に及ぶ調査の末、探偵から「お話したいことがあります」と連絡が入りました。
待ち合わせの場所に向かったS子さんに、探偵は数枚の写真を差し出した。

それを見たS子さんは、絶句したそうです。
旦那さん、誰と浮気していたと思いますか?
写真に写っていたのは、まったく知らない女性——ではありませんでした。
浮気相手は、旦那さんの前の奥さんでした。
S子さんの旦那さんには元奥さんとの間にふたりのお子さんがいるらしく、その元奥さんとお子さんの家に、旦那さんはしょっちゅう、仕事が終わってから直行していたそうです。
そして、深夜や明け方にS子さんの待つ家に帰るという生活を続けていたんだそうです。
写真には、玄関先で元奥さんとごく自然に言葉を交わす旦那さんの姿が、何度も写っていました。
一度や二度ではない。
週に何度も、ほとんど毎日と言っていいくらいの頻度で。
S子さんが特に打ちのめされたのは、ここでした。
離婚後、通常お子さんとの面会交流は月1回、多くて週1回だと言われているし、S子さんもそう聞かされていたみたいです。
それが、まさかほとんど毎日相手方の家に行っていたなんて……。
子どもに会いに行く
その言葉の裏で、何が起きていたのか?
考えれば考えるほど、足元が抜けるような感覚だったと思います。
そこまで話してくれたS子さんが、急に口数を減らしました。
膝の上に置いた手をぎゅっと握って、しばらく何かを言いあぐねたあと、彼女は重い口を開いたんです。
岡田さん、ごめんなさい。実は私、今まで嘘をついていたことがあって……
むむ?? 嘘??
S子さんが私に隠していた嘘|実は夫とはW不倫から始まっていた
うつむいたまま、S子さんは続けました。
実は……私と夫は、W不倫をしてたんです

W不倫——。
一瞬意味が飲み込めなくて、思わず聞き返してしまった私。
正直に言いますね。
被害者だと思っていた人が、実は加害者でもあった——その事実を受け止めるのに、私も少し時間がかかりました。
S子さんと旦那さんは、それぞれ別の家庭を持ちながら関係を持つようになり、二人の不倫が原因で、それぞれの結婚生活を終わらせた。
S子さんは元奥さん、つまり今回の不倫相手に慰謝料を支払い、お互いの離婚から1年後、ふたりは再婚していたんです。
泥沼の中、ようやくお互いの離婚が成立して、再婚にこぎつけて。
「これからもっと深く愛し合える」と、ふたりは盛り上がったそうです。
そして再婚から1年も経たないうちに、その夫を、今度は元奥さんに奪い返された——
S子さんが、この事実を最初の相談で私に言えなかった理由は、たったひとつでした。
自業自得って言われるんじゃないかって、怖かったんです
ぽつりと、そう言いました。
私に責められると思っていたんでしょうね。話の途中で見捨てられるかもしれない、と。
半年間のあいだ夫の違和感を一人で抱え続けてきた人が、もう一度同じ孤独に戻る覚悟で、それでも本当のことを話してくれた。
略奪婚の末路は「因果応報」では片づけられない
S子さんは泣きながら、こう言いました。
自分自身も不倫をしてしまった過去があるから、因果応報かもしれない。私が怒るのは、間違いかもしれない。でも、これが他の女との遊びだったらまた違ったかもしれないけど、元奥さんのもとに戻るっていうのは受け入れられない

「因果応報かもしれない」と「受け入れられない」が、同じ口から、同じ涙と一緒にこぼれてくる。
頭では「自分が悪い」とわかっている。
倫理的にどう責められても仕方がないと思っている。
でも、感情はそんなふうに割り切れない。
「他の女だったらまだ諦めがついた」という言葉に、人間のどうしようもないところが詰まっていました。
S子さんを「加害者だ」と切り捨てるのは簡単です。
でも、その目の前で泣いている人間は、紛れもなく今、傷ついている人間でもある。
両方が同時に成立してしまうのが、人の感情の厄介なところなんですよね。
それにしても旦那さん。
泥沼離婚を経て、慰謝料まで払って再婚した相手を、また裏切って元の場所に戻ろうとするなんて。
あなた、結婚を何だと思っているんだ。
すいません、ちょっと取り乱しました。
でも、S子さんを目の前にして、これくらいは言わせてもらいたかった。
相談から1年ほど経った頃、S子さんから久々に連絡が入りました。
離婚から1年|S子さんが初めて見せた笑顔
「離婚が成立しました」
電話越しのS子さんの声は、思っていたよりずっと落ち着いていました。

ただ、聞けば、旦那さんから謝罪の言葉をもらうことは、結局一度もなかったそうです。
しかも、なんと旦那さんは開き直って、S子さんを批判したらしいんです。
「お前が束縛するから戻りたくなった」「元の家族のほうが落ち着く」
そんな言葉を浴びせられたと、S子さんは話していました。
離婚調停を経て、ようやく離婚が成立。
「もう一緒にやっていくことは無理だ」と、S子さんは静かに言いました。
怒鳴ったり泣き崩れたりすることもなく、ただ、長く重たい荷物を下ろしたような声で。
そして、後日改めて会ったときに、S子さんがこう言ったんです。
「略奪愛で一緒になっても、また誰か他の人に略奪されるって、よく言いますよね。私、今度は誰も不幸にならない方法で幸せを探します」
S子さんは、落ち着いた笑顔でそう言っていました。
それが、私が彼女の笑顔を初めて見た瞬間でした。
最初に相談に来てくれた日から、ずっと影を背負っていた人。
そのS子さんが、自分の言葉で自分の道を選び直して、ふっと笑った。
それを見られただけで、私はこの仕事をしていてよかったと、心から思いました。
まとめ|誰も不幸にならない幸せを、もう一度選び直すということ
不倫の怖さは、誰かを傷つけた事実が、時間差で自分の人生にも戻ってくるところです。
それでも、人はやり直せる。

もし今、あなたが当時のS子さんと同じように、ひとりで違和感や不安を抱え込んでいるなら——どうか、一人で抱えきらないでほしいと思います。
誰かに話すこと自体が、最初の一歩になることもあります。
最後に、もう一度S子さんの言葉を借りて、この記事を閉じたいと思います。
私、今度は誰も不幸にならない方法で幸せを探します
落ち着いた笑顔で、まっすぐ前を向いて、彼女はそう言いました。
略奪した愛ではなく、誰のことも踏みつけにしない幸せ。
それを選び直せる人は、何度でもやり直せる。
S子さんの笑顔を見たあの日に、私はそれを教えてもらいました。





