【連載1】結婚相談のルールはそれぞれ違う?!中の人に詳しく聞いてみた
成婚退会したのに、その後別れるカップルが約2割いる──。
もしあなたが「成婚退会=もう安心」と思っているなら、ここは少しだけ慎重に読んでほしいです。
これは、ある結婚相談所の中の人が、現場感覚として語ってくれた数字です。

「成婚退会って、入籍とは違うの?」「3ヶ月ルールって短すぎない?」
結婚相談所のルールを調べれば調べるほど、不安になる。
成婚とは何を指すのか。
そもそも、成婚退会後に婚約破棄になったらどうなるのか……。
そんな声は、このサイトにも山ほど届いています。
でも、規約を読んでもわからないことがあります。
それは「現場でそのルールがどう運用されているか」です。
今回、岡田は関係者への取材を通じて、結婚相談所A社の中の人に話を聞きました。
大人の事情で社名は伏せますが、公開できるタイミングがあれば公表します。
A社は低価格で気軽に婚活を始められるとして評判の、比較的新しい結婚相談所です。
「A社の口コミが気になる」「実際どうなの?」
このサイトにもそんな声が多く届いていて、それが今回の取材のきっかけです。
匿名での取材にはなりますが、成婚退会後の破局の実態から、3ヶ月ルールの経営的な裏事情まで、本音で語ってもらった内容をそのまま届けます。
まず最も気になる「成婚退会後に別れる人はいるのか」から聞きました。
成婚退会後に別れるカップルは2割いる|結婚相談所A社の中の人がガチで明かした現実
成婚退会=入籍ではない。この事実が現場でどう動いているか
結婚相談所に入会して、成婚。

晴れて退会。
……といっても、実はここからがとても大事です。
なぜなら、成婚退会=正式な入籍ではないからです。
成婚退会おめでとうございます!
で終わる記事は多いけれど、その先に何が起きているかを書いている記事はほとんどありません。
となると、成婚退会後に別れてしまうカップルもいるのではないか?
そう感じる人もいるはずです。
はい。そのとおりです。実際にいます。
ただし、それは「成婚退会が意味ない」という話ではありません。
ここを雑に不安だけで受け取ると、相談所選びで見るべき本質を見失ってしまいます。
これは岡田の推測ではなく、A社の中の人が認めた事実です。
成婚退会後の破局率は約20%。中の人が語った数字の裏側
では実際、どのくらいの割合で破局が起きているのか。
ここが一番聞きたかったところです。A社の中の人は、こう答えました。
成婚退会から破局してしまう人もいらっしゃいます。私の感覚ですが、当相談所では全体の20%といった割合ですね。
20%。5組に1組。
ただ、この数字だけを見て「結婚相談所は危ない」と決めつけるのは早いです。
この数字は公式データとして発表されているものではなく、現場で実際に複数の事例を見てきた上での体感値です。表に出てこない数字ですが、少なくとも「成婚退会=ゴール」ではないことは明らかです。
ではなぜ、成婚退会したのに破局するのか。
その構造を聞いていくと、成婚退会という言葉の“幅”が見えてきました。
成婚退会には「温度差」がある──3つのパターンとは
A社の中の人が教えてくれたのは、成婚退会には温度差があるということです。
当結婚相談所A社の成婚退会には温度差があります。
- 「入籍」までスケジュールが具体化している人
- 「プロポーズ」までして、婚約した人
- 「結婚を前提に」2人で歩んでいく決意をした人
つまり、同じ「成婚退会」でも、入籍日まで決まっている人と、結婚を前提に付き合い始めたばかりの人が、同じカテゴリに入っているということです。
結婚を前提に2人で同棲するという方もいらっしゃいますし、結婚式の日取りまで決めて、退会する方もいらっしゃるんですよね。
この温度差を知らずに「成婚退会」という言葉だけを見ると、全員がもう結婚確定なんだと思ってしまいます。
でも現実には、3番目の「結婚を前提に」のパターンでは、そこから同棲して、相手の生活習慣を知って、「やっぱり違った」となるケースも含まれています。
親への挨拶まで済んでいる成婚退会と、これから同棲して生活を合わせていく成婚退会では、同じ“成婚”でもリスクの種類が違います。この20%という数字には、こうした温度差が少なからず関係していると感じます。
では、結婚相談所は成婚退会させたら終わりなのか?
A社の中の人の答えは、少し意外でした。
今回話を聞いて、岡田は成婚退会後もフォローがある相談所の大切さを改めて感じました。
退会したら終わりではなく、その先も相談できる場所。
やはり、そういう相談所は心強いです。
この温度差のズレがあるからこそ、次に聞いた3ヶ月ルールの意味も、相談所によってまるで変わってきます。
結婚相談所の3ヶ月ルールは誰のためにある?運営者が暴露した経営の本音
「変なルールですよね」──中の人も認めた違和感
結婚相談所には「交際3ヶ月ルール」と呼ばれる慣習があります。

交際を始めてから3ヶ月以内に、真剣交際に進むか判断しなさい、というものです。
3ヶ月で結婚できるかどうかなんて、自分には決められない。
岡田自身も、3ヶ月という期間だけで結婚の判断を迫られることには、少し違和感があります。
そう感じる人も多いはずです。
率直にそう伝えたら、A社の中の人の反応はこうでした。
3ヶ月ルールって、変なルールですよね。私も変なルールだなぁと思っています。
運営者が「変なルール」と認めるルールが、なぜ業界に存在し続けているのか。
ここからが本題です。
成婚料がある相談所にはメリット、ない相談所には意味がない
3ヶ月ルールの存在理由を聞いたとき、中の人の答えは経営の本音そのものでした。
結婚相談所を運営している立場からすると…成婚料が発生する結婚相談所にはメリットがありますが、成婚料が発生しない結婚相談所では、経営的にもメリットがないですし。(笑)
つまり、成婚料がある相談所の場合、会員が成婚退会することで売上が発生する仕組みになっています。
だから3ヶ月で判断を促すことには、経営的な合理性がある。
成婚料がない当社のような存在からすると、3ヶ月ルールはないほうがいいです。
ここまではっきり言い切る運営者は珍しいです。
岡田としても、かなり踏み込んだ本音だと感じました。
A社では「目安」として柔軟に延長。運用の実態
ただし、A社の中の人はルールを全否定しているわけではありません。
当社では、あくまで目安と捉えており、延長なども柔軟に対応しています。
目安を定めておくことで、『それまでに相手のことを深く知る努力をしよう!』と、前向きな行動に繋がる側面もありますので、ここは小さいですがメリットと捉えています。
ないほうがいい。
でも目安としてなら、前向きな効果もある。
この微妙なバランスは、現場で運用している人間にしか出せない感覚です。
3ヶ月で決めなくちゃ!と決断を急かすより、納得してから決断する方がいいかな?交際スピードは人それぞれ異なりますしね。
ここは素直に納得できます。
だからこそ、入会前に見るべきなのは“ルールの有無”だけではありません。
大事なのはルールの有無ではなく、そのルールを会員のために柔軟に使っているかどうかです。
結婚相談所のルールが怖い人へ|退会後まで見ている相談所を選べ
「結婚までの場」で終わる相談所と、その先を見ている相談所
成婚退会も3ヶ月ルールも、結局は「相談所ごとの運用の違い」に行きつきます。

では、ルールが不安な人は、自分に合う相談所をどう見極めればいいのか?
ここからは、入会前に見るべきポイントを整理します。
ひとつ、はっきりしたことがあります。
A社の中の人は、「結婚までをサポートする場所」で終わらない視点を持っていました。
成婚退会後も相談しやすい関係の構築。成婚退会~結婚、結婚~結婚後。こういった部分まで想定して、最適なマッチングを探求していけば、成婚退会後の婚約破棄も防げると思います。
特に後者は、私自身が最も探求したい部分なので、これからさらにサービスレベルを上げていきます。
「探求したい」「これから上げていきます」。
完成形を語っているのではなく、今まさに模索している途中であることを隠していない。
この姿勢があるかどうかは、入会前のやり取りでもある程度見えてきます。
入会前に聞くべき3つの質問
複数の結婚相談所を取材してきて痛感したのは、同じ業界でも相談所ごとに考え方がまるで違うということです。
その違いを見極めるために、入会前の無料相談で聞いてほしいことが3つあります。
難しく考えなくて大丈夫です。
次の3つは、そのまま無料相談で聞いてみてください。
- 「成婚退会の定義は?温度差はありますか?」──A社の取材で明らかになったように、成婚退会には「入籍スケジュール確定」から「結婚を前提にした交際開始」まで幅がある。この質問への答え方で、成婚退会をゴールとして雑に扱っていないかがわかる。
- 「3ヶ月ルールの延長は可能ですか?実際に延長した事例はありますか?」──ルールの有無ではなく、運用の柔軟性を確かめる質問。「延長した事例はありますか?」と聞けば、建前だけで答えているのか、実際に柔軟な運用をしているのかが見えやすくなる。
- 「成婚退会後のフォロー体制は?退会後に相談したくなったらどうすればいい?」──退会後のフォローについて具体的に答えられるかどうか。ここに言葉が詰まる相談所は、退会後のフォローまで十分に設計できていない可能性がある。
この3つを聞くのは、相手を疑うためではありません。
自分が安心して活動するためです。
返ってくる答えに、その相談所の本音が出ます。
「説明の仕方」に相談所の姿勢が出る
A社の取材で一番印象に残ったのは、中の人が自分たちのルールの限界を隠さなかったことです。
「変なルールですよね」と言い切り、「ないほうがいい」と本音を出し、それでも目安としてのメリットは認める。
この説明の仕方に、相談所としての誠実さがよく表れていました。
うちはこういう方針なので
逆に言えば、ルールの理由を聞いたときにこう終わる相談所は、会員が納得できる説明よりも、相談所側の方針を優先している可能性があります。
ルールが厳しいか厳しくないかではありません。
聞いたときに、ちゃんと答えてくれるか。本音で話してくれるか。
不安をごまかさず、一緒に考えてくれるか。そこを見てください。
結婚相談所を選ぶときに見るべきなのは、ルールの厳しさだけではありません。そのルールを、誰のために、どう運用しているかです。
まずは無料相談で、「成婚退会の定義」「3ヶ月ルールの延長」「退会後フォロー」の3つを確認してみてください。
A社の取材で、岡田はそこが一番大事だと改めて感じました。





