結婚相談所では「結婚をしたい」と考えている方が集まる場所ですので、個人的には、結婚できる可能性がとても高まる場所だと思います。

「年収・容姿・肩書き、すべて理想的な相手と出会えたら誰でも舞い上がる」──そんな相手と交際まで進んだ29歳女性が、なぜ別れを選んだのか。結婚に本当に必要な条件を考えます。
年収5000万のイケメン社長との交際と別れ
私は29歳の時、仕事が忙しくて職場も女性ばかりだったので、結婚につながる出会いがなくて悩んでいました。
そんな時にウェブ広告で結婚相談所を知って、思い切って相談に行ったのがきっかけです。
担当のアドバイザーの方はベテランで聞き上手な方で、初めて行った時からとても印象が良かったです。結婚に対して漠然と不安を抱えていたのですが、明るい兆しが見えた気がして嬉しかったのを覚えています。
その相談所は戸籍謄本などの身分証明書を提出する必要があったので、「本当は既婚者じゃないか」「職業や会社名を偽っているんじゃないか」と心配する必要がなくて、安心して活動できました。
私はその時、お相手の希望条件として年収750万円以上を出していました。
婚活を進めるなかで、あるIT関連会社の社長さん(Aさん)を紹介していただくことになりました。
年収はなんと5000万円。
40代の方でした。
お顔もイケメンで優しそうな雰囲気で、離婚歴もありませんでした。
担当の方からは「あら、Aさんが会いたいなんて言うなんて珍しいわ」と言われて、ちょっとテンションが上がりました。
ある土曜日に、都内のおしゃれなカフェで待ち合わせをしました。
写真と同じで本当にイケメンの方で、穏やかで静かな雰囲気の方でした。私はもう緊張してしまって。
テラス席で趣味や休日の過ごし方、好きな食べ物の話をお互いに聞き合いました。
私が歴史好きだという話をしたら「僕もです」と意気投合して、おすすめの歴史小説を紹介してくれました。
1時間ほど過ごして、別れ際に「あなたと話してとても楽しかった。ぜひお付き合いしたいです」と言っていただけて、お付き合いすることになりました。
担当の方に報告したら「Aさんがそう言ったの?それは本当に珍しいことよ」とすごく驚いていました。
その日は世界が薔薇色に見えるくらい嬉しかったです。
それからほぼ毎日メールや電話をしたり、食事に出かけたりしていました。
でも、世の中そんなにうまい話はないものですね。
彼は楽しい話の時はいつも「うん、うん」と聞いてくれるのですが、ある日、私の自転車が盗難にあって、そのことを聞いてほしくて初めて悩みの相談をしたら、なんと無視されたんです。
偶然かなと思ってその時はやり過ごしたのですが、食事の約束や「結婚したいね」みたいな話には嬉しそうに返信が来るのに、また別の日に仕事で嫌なことがあって、ちょっと聞いてほしいなと思ってメールしたら、やっぱり無視されました。あ、これは偶然じゃないかもしれない、と思いました。
ひどい言葉を使ったわけでもなく、「ちょっと会社で嫌なことがあって凹んだ〜(笑)」みたいな2〜3行の内容です。
送る時間帯にも気をつけていました。
悩み相談したら無視された…という事実が、だんだん重く感じられるようになりました。
彼は恋人の悩みを聞いてくれない人なんだなと、残念に思いました。
結婚相手は楽しい時だけじゃなくて、辛い時も支え合っていける人がいいなと思っていたので。
後日、無視したことについて聞いてみたら「僕、そういうネガティブな話って聞きたくないんだ」という返事でした。「仕事で嫌なことくらい、たまにはあるものじゃないかな」と言ってみたら「でも僕はそういう話は好きじゃないんだ。ごめん」と返ってきました。
その日から気持ちがすれ違ってしまって、私から別れを告げました。私も未熟だったかもしれませんが、彼と結婚しても私の場合は幸せになれなさそうだなと思ったのです。
結局は相性の問題なのかもしれません。
担当の方に破局を報告したら、とても残念がってくれましたが「でもそれがご縁だったのよ。次に進みましょう」と温かく励ましてくれました。
私もまた新しい出会いを求めて、婚活を再開したのでした。
岡田の分析
■学びポイント1:年収・容姿の「スペック」と結婚生活の幸福度は連動しない
今回のお相手は、年収5000万円、40代でイケメン、離婚歴なし、IT企業の社長と、客観的にはハイスペックそのものです。多くの婚活者が憧れる条件が揃っていました。それでも、悩みを共有できない関係性は、結婚生活では大きな摩擦を生みます。結婚は「条件で選んだ相手と毎日を過ごす」ことです。スペックは入り口の判断材料にはなりますが、生活の幸福度を保証するものではありません。
希望条件は出会いの入り口を絞るためのものと割り切り、交際後はスペック以外の相性に意識を向けてください。
■学びポイント2:「ネガティブな話を聞けるか」は結婚相手の最重要チェックポイント
交際中は楽しい時間ばかりが続きやすく、相手の本質が見えにくいものです。今回の体験談で決定打になったのは、相手が「ネガティブな話は聞きたくない」と明確に答えたことです。結婚生活では、仕事のトラブル、健康の問題、家族の介護、子育ての悩みなど、辛い話題を共有する場面が必ず訪れます。楽しい話だけ盛り上がる関係は、結婚相手としては危険信号です。
交際中に意識的に「軽い愚痴」や「ちょっとした困りごと」を相手に話し、相手の反応を観察してください。
■学びポイント3:「珍しい」と言われる相手こそ慎重に見極める
担当アドバイザーが「Aさんが会いたいと言うのは珍しい」「お付き合いしたいと言うのはすごい」と驚いたという描写があります。これは、その相手が普段から会員からの申し込みを受け入れにくいタイプであることを示唆しています。条件面で人気が高い相手ほど、自分が「選ぶ側」の意識が強くなりがちで、相手に求める基準も厳しくなる傾向があります。担当者が驚くような選ばれ方は嬉しいものですが、その分、相手の価値観に自分が合わせ続けなければならない構造が生まれやすいのです。
相手が条件面で人気の場合ほど、対等な関係が築けるかを冷静に確認してください。
■学びポイント4:身分証明書の提出義務は相談所選びの基本条件
体験談の女性が「安心して活動できた」と振り返っているように、戸籍謄本・独身証明書・収入証明書・学歴証明書などの提出義務がある相談所は、それだけで一定の信頼性が担保されます。婚活アプリやSNSでの出会いで多発する「既婚者の偽装」「学歴・年収詐称」のリスクが構造的に排除されているからです。これは結婚相談所を利用する大きな価値の一つです。
相談所を選ぶ際は「どの証明書の提出が義務付けられているか」を必ず確認してください。
■学びポイント5:破局を「失敗」ではなく「学び」と受け止められる人が成婚に近づく
今回の女性は、相手に未練を残さず自分から別れを告げ、すぐに次の婚活に切り替えています。担当アドバイザーも「それがご縁だったのよ」と前向きに励まし、活動再開を後押ししています。婚活では一度の破局で立ち直れず、活動自体を辞めてしまう方もいますが、合わない相手と早く別れて次に進めることは、結果的に成婚への最短距離になります。サポートしてくれるアドバイザーとの信頼関係は、こうした局面で本当に効いてきます。
合わないと感じたら長引かせず、信頼できる担当者と一緒に次のステップへ進む判断をしてください。
2026年現在の視点
- オンラインお見合いが一般化し、初回はZoomで30分程度というスタイルが定着しています。実際に会う前に温度感を確認できるため、交通費や時間の負担を抑えながら複数の相手と効率的に会えるようになりました。
- IBJをはじめとする大手連盟の加盟相談所では、戸籍謄本・独身証明書・収入証明書・学歴証明書の提出が標準化されています。証明書義務のある相談所を選ぶこと自体は、現在も最低限の条件として有効です。
- 個人代表の相談所が増えており、サポートの質に大きな差があります。担当カウンセラーが無料相談を自ら行うか、聞きにくい質問にも誠実に答えてくれるかを、入会前に必ず確認してください。
- 現在の料金相場は、入会金10〜20万円、月会費1〜2万円、成婚料20〜30万円程度が標準です。極端に安い相談所はサポートが薄く、極端に高い相談所も成婚率と必ずしも比例しません。
- 「悩みを共有できる相手か」を確認するために、交際初期にあえて軽い相談ごとを持ちかける手法は、現在のカウンセラーも推奨しています。
まとめ
- 年収や容姿などのスペックは入り口の条件にすぎず、結婚生活の幸福度は別の要素で決まる
- 「ネガティブな話を共有できる相手か」は、結婚相手選びで最も重要なチェックポイントの一つ
- 担当者が驚くような相手ほど、対等な関係を築けるかを冷静に確認する必要がある
- 身分証明書の提出義務がある結婚相談所は、それだけで安心感が大きく違う
- 合わない相手とは長引かせず、次のご縁に切り替える判断力が成婚への近道になる
今すぐできるアクションとしては、現在気になっている相手や活動中の相談所について、「悩みを共有できる関係か」「証明書の提出義務はあるか」の2点をご自身に問いかけてみてください。それだけで判断の軸がぐっと明確になります。
相談所選びで迷っていること、交際相手との相性に不安があることなど、気になることがあれば岡田への無料相談・お問い合わせもご利用ください。あなたの状況に合った具体的なアドバイスをお伝えします。
良い相手と別れても「失敗」ではない。本当に大切なものを見極めた証です。焦らず、自分に合う相手を探しましょう。
管理人:岡田









