トキメキはないけど結婚していいの?条件結婚をおすすめする3つの理由

トキメキはないけど結婚していいの?条件結婚をおすすめする3つの理由

「この人だ」と思えないまま婚活を進める自分は、冷たいのか

プロフィールも条件も悪くない。会えば会話も続く。

相手はこちらに好意を持ってくれている。なのに、胸がときめかない。

「この人だ」と思えないまま、なんとなく婚活を進めている自分は、打算的で冷たい人間なんじゃないか——そう感じて、自分のことが嫌になっていませんか?

日々多くの女性の相談に乗っていますが、あなたと同じように「ときめかない自分はおかしいのでは」と自己嫌悪に陥る方は本当に多いのです。

だからこそ、安心してください。

先に正直に言ってしまうと、カウンセラーである私自身も、トキメキゼロのまま結婚した側の人間です。

今もドキドキすることはほぼありません(笑)

それでも、結婚してよかったと思っています。

ここから先は、結婚した側がどういう景色を見ているのか、そして「進んでいいケース」と「やめておいたほうがいいケース」をどう見分けたらいいのか、男性カウンセラーの視点から本音で書いていきます。

トキメキがないことを後ろめたく思いながら婚活している人に、少しでも視界が開ける時間になればと思います。

ちなみに、結婚するなら出会って、相手を知って「この人だ!」という確信が欲しいですよね?

その気持ち自体は、まったく間違っていません。

問題は、その「確信」をトキメキで測ろうとすると、たぶん一生確信は来ない、ということです。

トキメキだけで結婚相手を選ぶと、なぜ後悔しやすいのか

女性の多くは、少女漫画やドラマから恋愛を知り、学びます。

だから10代の頃はときめいて恋がはじまることが多かったことでしょう。

胸がきゅっとなって、目が合ってドキッとして、「この人かもしれない」と思って付き合う。

そういう順番を、何の疑いもなく刷り込まれてきたのではないでしょうか?

ただ、その「ときめいて始まった恋」が、何個ちゃんと続いたか、思い出してみてほしいんです。

想いが強かったのに、空回りした。タイミングが悪かった。

気づいたら冷めていた。

終わった理由はそれぞれだけれど、共通しているのは「あれだけときめいたのに終わった」という事実です。

結婚相談所の現場を見てきても思うのですが、「運命」という確信や思い込みは、恋愛感情の波に左右されやすいため、数十年にわたる結婚生活の基盤にするには、少し不安定で頼りないのです。

あれだけ確信したのに、別れる時には何の責任も取ってくれない。

トキメキも同じで、結婚相手を選ぶ時の指標としては、心許ないのが現実です。

恋愛ではトキメキありきの関係でOKです。

それは否定しません。

ただ、結婚相手を同じように判断するのは非常にリスクが大きい、というのが専門家としての私の立場です。

自分の直感も、相手の甘い言葉も、信用しすぎないでほしいと思います。

期待値が高い相手ほど、一瞬で「無理」になる婚活あるある

たとえば、ときめいた相手と意気投合してデートに進んだとして、こんな瞬間に出会ったら、どうしますか?

  • 初めてのデートでお財布がマジックテープだった
  • 口臭がきつかった
  • 話してみたら借金があった
  • 重度の潔癖症だった
  • スーツはいいのに私服がやたらダサかった

そんな瞬間、期待値が高かった分、ガクッと評価が落ちて「もう無理」になるんですよね。

100点だったのが、60点くらいに落ちて、もう一瞬で相手が無理になる——あの感覚です。

おもしろいもので、ときめいて「この人!」と思うような期待値が高い人ほど、1つ嫌なところが見えると、一気に評価が下がってしまいます。

最初から高望みしていなかった相手なら「まあそういうこともあるか」で済んだはずのことが、許せなくなるのです。

トキメキで始まる恋は熱しやすいですが、冷めやすい。

婚活の現場でこの温度差に疲弊していく女性を、私はたくさん見てきました。

結婚した私が正直に言う、トキメキは生活の役に立たなかった

ここからは、結婚した側の正直な話をします。

恋愛中のドキドキは、あの時間として最高でした。

会うたびに心が躍って、「最近かっこよくなったね」なんて言われたりして。

あの感覚を否定するつもりはまったくありません。

ただ、私はトキメキがほぼない相手と結婚しました。

そして結婚生活が始まってから見えたのは、ドキドキって、生活には全然役に立たないんだな、ということでした。

はい、これ、私のパターンです。ドキドキすることなんて、ほぼありません(笑)

そして、ここが一番伝えたいところなんですが——だからこそ結婚は、これから築きたい家庭のイメージを相手と作り上げていけるかどうかが重要になります。

お互いにダメなところや助け合うところを見つけ、補填していく関係こそ、夫婦なのです。

これは綺麗事ではなく、本当に毎日そうなんです。

たとえば、子どもが熱を出して保育園からお迎えコールが来た日。

寝かしつけが終わってから「明日のゴミ、何曜日だっけ」と確認し合う夜。

急な出費で家計簿がズレて、二人でうーんと唸る月末。

私も男手一つで二人の子どもを育ててきましたが、初めての育児であたふたしてしまって、子どもが夜泣きで起きるたびに寝不足で頭が回らなかった朝。

そういうリアルな生活の場面って、ドラマみたいな盛り上がりが一切ないんですよ。

その一つひとつの場面で、トキメキは何の役にも立たないのです。

胸がドキドキしていたって、ゴミ袋は結ばれないし、夜泣きは止まらない。

役に立ってくれたのは、ドキドキじゃなくて、「この人と並んで立っていられる」という静かな感覚のほうでした。

疲れて帰った日に黙って横にいてくれる、それだけで救われる夜が、結婚生活には何度もあります。

ときめかなかったから幸せじゃない、ということは、本当にありません。

むしろ、ときめかなかったからこそ落ち着いて相手を選べた、と今は思っています。

条件結婚で見るべきは、年収より「家庭で動ける男性」かどうか

「条件結婚」と聞くと、多くの人は年収・学歴・身長・外見……みたいなスペック比較を思い浮かべると思います。

婚活アプリのフィルターをかけるあの感覚です。

でも、結婚した側から見ると、その軸だけだと足りません。

むしろ、そこだけで選ぶと痛い目を見る。

全くときめかない、第一印象がいまいちの人と結婚するのってなんか違うと思う気持ち、わかります。

でも「普通」の男性は、あなたを幸せにしてくれる潜在能力を持っています。

期待していない分、いいところが見えるとプラスに感じるので、少しずつ好きになっていくチャンスがあるのです。

わかりやすく万人受けする長所があるよりも、素直で真面目な方のほうが、いい夫、いい父親になるケースは多いです。

ここで一つ、あるあるですが言わせてください。

一般的に好感度が高そうなのは、周りへのアピールが上手い自称イクメンです。

SNSのプロフィールも爽やかで、初対面の印象もいい。

ただ、ここで妻側の本音を代弁しますね。

ゴミを捨てるだけで家事を手伝ってるつもり。たまに子どもと遊んでSNSにアップするだけで育児をした気になる夫は、家庭で戦力になるでしょうか?

外面がよくても、妻はイライラが募るだけです。

家事や育児の現場で実際に役に立つのは、きちんと妻の話を聞き、素直にうけとり、家のことも責任をもって真摯に取り組んでくれる真面目なタイプ。

地味です。

婚活パーティーで一番モテるタイプではないかもしれません。

それでも、生活が始まってから「この人でよかった」と思わせてくれるのは、確実にこちらです。

だからこそ、結婚相手には、見た目のウケがよく話し方がおもしろい男性よりも、真面目で素直な男性がおすすめなのです。

年収の桁よりも、家庭の中で実際に身体が動くかどうか。

そっちを見てください。

トキメキがない結婚で後悔しないための判断基準

ここまで読んでくださった方のために、私がカウンセラーとして、また結婚経験者として「これを見ておけばよかった」と思う7つの判断基準をまとめました。

頭の片隅に置いて相手を見てみてください。

1. 生理的に無理ではないか

これだけは、どうにもなりません。

手をつなぐ、肩が触れる、キスをする——想像した時に「うっ」と来るなら、その先の生活は本当にしんどい。

トキメキはなくていい。

でも嫌悪感がないかどうかは、最初に確認してください。

これは時間が解決してくれる類のものではなく、むしろ生活が始まってから日に日にきつくなります。

2. 話を最後まで聞いてくれる人か

私の感覚ですが、夫婦喧嘩の8割は「話を聞いてもらえなかった」から始まります。

途中で遮る人、自分の話にすり替える人は、結婚後もずっとそうです。

3. 尊敬できる部分があるか

1個でいいです。

仕事への姿勢でも、親への態度でも、お金の使い方でも。

「この人のここはすごいな」と思える点が一つあると、生活が苦しい時の踏ん張りが効きます。

4. 金銭感覚が近いか

これは本当にぶつかる場所です。

同じ年収でも、お金に対する感覚が違うと毎月もめます。

500円のコーヒーに迷わないか、ボーナスをどう扱うか、貯金の話を嫌がらないか。

デートの支払い、欲しい物への反応、コンビニでの何気ない買い方——日常のささいな場面に、その人の金銭感覚は全部出ます。

年収より、感覚のズレのほうがずっとしんどい。

ここは早めに観察しておいたほうがいいです。

5. 家庭の現場で身体が動く人か

さっき書いた通りです。

アピールではなく、黙ってゴミ袋を結べるか、洗濯物を畳めるか。

実家で母親をどう扱っているかも、そのまま参考になります。

6. 条件が崩れても一緒にいられそうか

年収が下がったら、健康を崩したら、それでも横にいたいか。

胸に手を当てて、想像してみる。

ここで「無理かも」と思うなら、その条件は飾りです。

7. 自分ばかり頑張る関係になっていないか

これが最後で、一番大事かもしれません。

連絡も、デートの提案も、機嫌取りも、全部こちらからになっていませんか?

デートのお店を決めるのも、誕生日に何が欲しいか考えるのも、機嫌が悪い時にフォローするのも、気づけば全部自分。

そうやって頑張っている関係は、結婚するとそのまま「家事も育児も自分ばかり」に直結します。

婚活の段階で片側ばかり動いている関係は、そのスライドが本当にきれいに起こる。

だからこそ、ここは厳しい目で見てほしいです。

尊敬できる相手なら、愛情はあとから積み上がっていく

ときめかない人を、私はちゃんと愛せるのか

ここが、たぶん一番不安な部分だと思います。

トキメキは相手を好きになる時のわかりやすい指標です。

が、トキメキは年を重ねたり、一緒に長くいたりすると目減りしていきますよね。

10年経っても20年経っても初対面の時のドキドキが続く、ということは、現実にはほぼ起きません。

だとしたら、長い結婚生活で愛を育てていく時に、何が燃料になるのでしょうか?

私の答えは、相手を尊敬する気持ちです。

第一印象ではわからなかった相手のいいところや、優しいところ、そういうものは感謝や尊敬として蓄積され、愛情になります。

一緒に暮らしていると、たとえば疲れて帰った日に黙ってお風呂を沸かしてくれていたとか、こちらが落ち込んでいる時に余計なことを言わずに横にいてくれたとか、そういう小さい瞬間が積み重なっていく。

その積み重ねは、出会った瞬間のトキメキとは比較にならないくらい強いです。

減らないんです、これは。

だから尊敬できる部分があれば、トキメキがなくても結婚相手として適正があると言えるのです。

まとめ:トキメキはないけど結婚を迷うあなたへ

ときめける相手でもいい。

でも「好きだから」だけでは、自分が頑張るばかりになりかねません——これが、結婚した私が独身の頃の自分に一番伝えたい言葉です。

トキメキで選んだ恋ほど、こちらが頑張る側にまわります。

気を引いて、機嫌をとって、合わせて、好かれ続けようとする。

それで疲れ切った経験、心当たりはありませんか?

条件結婚というと冷たく聞こえるかもしれません。

でも実際は、自分ばかり頑張らなくていい相手を選ぶ、という現実的な選択です。

金銭的な不安がない、精神的に頼れる、家事育児も協力的——そういう具体的な長所のほうが、長い生活では確実に効きます。

トキメキだけでなく、尊敬できるところ、頼ることができる部分があるかどうかも、婚活で相手を見る時の一つの基準に入れてみてくださいね。

ときめかない自分は、冷たいんじゃありません。

何が自分を幸せにするか、ようやく見えてきただけです。

まずは次に会う時、相手の「ドキドキする要素」を探すのではなく、「疲れている時に気を遣わずに無言でいられそうか」を一つだけ観察してみてください。

そこから、新しい景色が見えてくるはずです。

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