[67歳幸子さんのシニア婚活のブログ]
2019/11/23
【過去の男シリーズ】キング(2) by幸子の反論
先日キングの話を娘に暴露され、
赤面中の幸子です。
娘は「キング」と呼んでいますが、
本名は「よっちゃん」。
昔お付き合いしていた男性を
「キング」と呼ぶのは抵抗があるので
私は「よっちゃん」と呼ばせてくださいね。
よっちゃんはキングと呼ぶのにふさわしい、
女好きな男性です。
(そこは否定しません、事実ですもの)
でも、よっちゃんを
かばうわけではないのですが、
少しだけ反論させてください。
よっちゃんは、職業柄(?)
やんちゃで破天荒な男性。
でも、そこが本当に魅力的で、
私と同じように感じる女性も多く、
周りが放っておかない人なんです。
その結果、浮気も沢山されました(泣)
でも、よっちゃんには、
深く関わった人間にしか知り得ない
ステキな面が沢山あったんです。
彼はね、
実はとても丁寧で繊細な人なの。
だから、
部下からも慕われていましてね。
小料理屋にも
部下を連れて来ることがあったのですが、
しょっちゅう部下を叱っているんです。
はたから見ていると
高慢な言い方もしているのですが、
それでも何故か、みんなから慕われている。
それは、よっちゃんの人間的なチャーミングさもあると思うんですけど、
それ以上に、みんなが常日頃から
よっちゃんの思いやりを感じていたからだと思うんです。
だって、よっちゃんは
「ありがとう」「早い」
「良くやった」「さすが」
っていう、お礼やねぎらいの言葉を忘れない人だったから。
あと、
阪神大震災から少し経った頃の話なんですけどね。
彼、突然
「神戸に行こう」
って言いだしたんですよ。
その頃、少しずつは復興していましたが、
まだまだ完全とは言えない状態。
きっと今行っても、100%楽しむことはできないと思った私は反対したんです。
すると、よっちゃんは
「今こそ神戸でお金を落とさなくてどうするんだ!」
って激怒しながら、
神戸に行く日程をさっさと決めたんです。
他者への想像力を持って、
他者に寄り添う、
真の優しさを持つ人なんです。
何より、
よっちゃんはとても私を愛してくれました。
他人の前では私に偉そうにしているけど、
二人きりになると
「ごめんね♥」
と猫なで声ですり寄ってくる可愛いよっちゃん。
浮気はされましたが、
どうしても嫌いになれなかった理由は
破天荒でヤンチャという、
わかりやすい面ではなく
情に厚くて、繊細で、
優しくて、可愛くて……
深く付き合ってみなければ分からない、
ステキな面が沢山あったからなんです。
少し話が変わるんですが、
私の友達のご主人、
女道楽がすごい人だったんですよ。
よっちゃんがキングなら、
そこのご主人は帝王レベル(笑)
で、彼女、
若かりし頃は凄く苦労したんです。
残念ながら、
そのご主人は亡くなったんですが
亡くなる直前に
「お前には苦労かけたな。でも一番はお前だった。今までありがとう」
って言ったんですって。
それを言われた瞬間、
彼女は今までの苦労は全て許せて、
良い思い出だけが残ったって
話してくれたことがあるんです。
子供を背負って大阪湾に
飛び込むことも考えたことがあるのに、
たったその一言で、ですよ。
その話を聞いた時
もし私がよっちゃんの最期に立ち会って、
同じことを言われたら
きっと私も同じ気持ちになるな~
って思ったんです。
(とは言え、親友との3度の浮気でさすがに凝りましたが……)
ようは、そう思えるくらい、
よっちゃんはステキな男性だったんです。
あら、いやだ。
何だか
「まだよっちゃんが好きです」
って宣言しているみたいですね。
そこは大きく否定させてください。
もちろん違います!
ただいま真剣に婚活にまい進しております。
ただ、
「表面だけでは分からない一面が人間にはある」
ってことを皆さんにお伝えしたかったのです。
いえ違いますね。
私自身に思い出させたかったんです。
ほら、お見合いでは、
たった1、2時間しか
お相手を見定める猶予がなく、
ついつい見た目や第一印象で
判断しがちですよね。
でも、もしかしたら見落としている、
素晴らしい一面があったかもしれない!
って、よっちゃんを思い出しながら
反省していました。
とは言え、やっぱり不潔な男性は
第一印象で即お断りなんですけどね(笑)