別れるかどうか悩んでいる人はこれで決めろ!
「この人でいいんでしょうか?」と聞かれても、私は100%の正解を渡せない
この人でいいんでしょうか? 岡田さん、教えてください
そう言って、うつむきながら相談に来る会員さんを、私はほぼ毎週見ています。

声のトーンも、迷っている人ほどよく似ている。
別れるべきか、付き合い続けるべきか。
婚活をしている人なら、たぶん全員が一度はぶつかる壁です。
きっと、今のあなたもそうですよね。
これは会員さんのサポートをするときにも、よく直面する問題です。
そのたびに、私は心の中で一瞬うつむきます。
なぜかというと、申し訳ないけれど、これはカウンセラーから100%の答えを出すことはできないんです。
私にできるのは、客観的な意見をお伝えすることまで。
相手の相談所に連絡を取って向こうのカウンセラーの意見も聞きますが、最後の最後、方向性を決めるのは会員さん本人です。
そうは言っても、私のアドバイスで方向性が誘導されることもあるから、責任は重大だし、細心の注意を払わないといけない。
だからこの記事も、チェックリスト形式で「こうなら別れろ、こうなら続けろ」と白黒つけにいく記事ではありません。
そういう「白黒記事」は世の中に山ほどある。読みやすいし、答えが出た気にもなる。でも、現場で会員さんを見てきた私からすると、それで決めた人ほど後で揺り戻しが来る。
この記事で渡したいのは、後悔しにくい決め方のほうです。
なぜ正解が出ないのか——その理由は、今あなたがぶつかっている「直感」と「条件」のせめぎ合いにあります。
そこから話していきましょう。
別れるべきか迷う本当の理由は、条件の良さが決断を鈍らせているから
婚活というのは、結婚後の長い人生を見据えて決断するから、どうしても条件面をしっかり見て、頭で考えることが多くなります。
これは別に悪いことじゃない。

お見合い結婚のほうが離婚が少ないという統計もあるくらいですから。
でも、この「条件で考える」という作業には、隠れた副作用があるんです。
条件面を分析することのデメリットは、断る決断が鈍くなることです。
「う~ん…ピンとこないなぁ」と思いながらも、「年収はいいし」「実家もちゃんとしているし」「どうしても嫌だというところはないしなぁ」と、引っかかりを上書きしていってしまう。
条件が良ければ良いほど、自分から断る理由を見失っていくんです。
そして結果が出ないまま何か月も交際を続けてしまって、最後には煮え切らない関係に終止符を打ちました、みたいなことも起こる。
貴重な時間を無駄に過ごしてしまった、と後悔する女性の声もよく聞きます。
逆に、直感を重んじる人は、そういう無駄な時間を後悔することは少ない。
気が乗らなければ早めに終了して、次に行く。
後でひっくり返って「やっぱりあの人と続けていれば」と言う人も、いないわけじゃないけれど、本当に少ない。
「条件で迷ってる」と自分では冷静なつもりでも、実態は「条件のせいで断れなくなってる」ということが、けっこうある。冷静じゃない。決められなくなっているだけです。
迷っている時間が長い人ほど、ここをまず疑ってみてほしい。
そういうとき、「カウンセラーに相談しよう」と思う人も多い。
それ自体は悪くない。
ただ、そこにも一つ気をつけてほしいことがあるんです。
他のカウンセラーの助言が、正反対なのには理由がある
会員さんから、よくこんな話を聞きます。
「相談所のカウンセラーに相談したら、こんなことを言われました」と。

嫌なところがないうちは断ったら絶対にダメ!
ピンとこない???どこの夫婦も最初はそんなものよ。そういう夫のほうが幸せになれるのよ!
ちょっとのことで交際を終了する女性に幸せはやってこないものよ~!
こう言われたら、まあ、お断りできないですよね。
ところが、別のカウンセラーは正反対のことを言う。
ピンとこない交際をズルズル続けるのはデメリットしかない。
ドキドキしない相手とはすぐに別れるべき!
3回会ってピンとこなければ別れなさい!
どっちなんだ、となりますよね。
同じ業界のプロが、同じ「ピンとこない」相手の話で、こんなに正反対のことを言ってくる。
ここの問題はね、ちゃんとあなたのケースに合わせて考えて言ってくれているとは限らない、というところなんです。
「私の方針はこれです」と決め打ちしているカウンセラーが、自分の方針を伝えているだけ、ということがよくある。
「うちはこういう方針で運営しています」という、その人の信念をあなたのケースに被せているだけ。
あなたの相手のこと、あなたの性格、これまでの交際歴、ぜんぶ素通りしている助言、というのが、けっこうあるんです。
そう考えたら、ちょっと怖いですよね。
これ、同業者として書くのは正直しんどい話です。
仲間を悪く言うようで、書きながら何度も指が止まる。
でも、書きます。
私は会員さんが「カウンセラーに言われたから」で人生を決めてしまうのを、何度も見てきたから。
決め打ちの助言に乗っかって、後で「なんであのとき自分で決めなかったんだろう」と後悔する。
これが一番ダメなんです。
プロでも相反する助言をする。
だから、誰かのアドバイスをそのまま「正解」として受け取るのは、本当に危ない。
じゃあ、現場で実際に何が起きているのか?
きれいに白黒つかない、生のグレーゾーンの話をしましょう。
「ピンとこない=即終了」でも「嫌じゃない=継続」でもない、現場で見てきたグレーゾーン
会員さんから、よくこんな話を聞きます。
最初、相性が合いそうにないなぁ、と思う相手がいたんです。でも特別に嫌なところはないし、好意を持ってくれているから、気が進まないけど何度か会っていたら、だんだん好きになっていった。それが今の主人です

こういう話、現場では本当によくある。
初回は「普通の人でした」と言っていた人が、3回目くらいで「あれ、落ち着くかも」に変わることがあるんです。
ラブラブ夫婦へのアンケートでも、最初から「いいな」と思ったのは半分くらい、という結果もある。
半分は最初ピンと来ていないのに、今はラブラブにやっている。
これがリアルです。
そうなると、本当に判断がむずかしくなる。
じゃあ嫌なところがない人は全員と会い続けないといけないのか、となってしまう。
そんなの物理的に無理だし、好きでもない人とデートし続けるのは精神的にもしんどい。
ただ、ここで一つだけ、私が個人的に大事だと思っていることを言わせてください。
最終的には、お互いを好きにならないと結婚は成立しないから、やっぱり生物的な直感も大事だと、個人的には思っています。
なんだか分からないけど生理的に好きになれない感じがする、とかね。
そういう人とは、早めに断ったほうがいい。
具体的にはね、匂い、触れられたときの反射的な嫌悪感、近くに座るだけで体が固まる感じ。
これはね、条件とか優しさで上書きするものじゃない。体が先に答えを出していることがある。
頭で「条件は悪くない」と言っていても、身体がNOを出している状態。
ここを無視して何か月も続けた人で、最後うまくいったケースを、私はあまり知りません。
その一方で、ややこしいのは、最初は頼りない男でも、徐々にしっかりしてくることも大いにあるから難しい。
結婚してから変わった、というのは男も女もたくさんいるんです。
ケンカばかりのカップル時代を乗り越えて、結婚してからはほとんどケンカもなく、幸せいっぱいだ、という夫婦もいる。
身も蓋もないですね、すみません。
つまりね、「ピンとこない=即終了」も「嫌じゃない=継続」も、どちらも乱暴すぎるんです。
生理的なNOだけは尊重する。
それ以外は、現場ではそんなに簡単に線が引けない。
誰にアドバイスを求めたとしても、結局、結婚相手を決めるのはあなたしかいないんです。
婚活の苦しさには4種類ある|あなたが今いるのはどれか
じゃあ、苦しくても我慢して続けたらいいんですか?
そう聞かれることがある。

その質問にちゃんと答えるために、ひとつ前置きしておきたいことがあります。
出会ったときから素敵な人で、条件面でも申し分なし、コミュ力も抜群で、両親からの信頼もばっちり、なんて相手と結婚したいと思っていたら、本当にヤバいですよ。
これだけは言っておきます。そんなことは、絶対にありえないから。
先に言っておくと、これはあなたが悪いという話じゃない。
みんな通る道なんです。
申し訳ないけれど、婚活で一度も我慢しないまま結婚まで行く人なんて、ほぼ見たことがない。
人と人が、これから生計を共にして暮らしていくという難しい作業をするんですよ。
しんどい時期は必ずある。
でもね、我慢にも種類があるんです。
慣れていないだけのしんどさと、自分を削っているしんどさは、まったく別物です。
これを混同したまま続ける人が、いちばんしんどい結末になる。
私が長年現場を見てきて、勝手に分けている分類なんですが、婚活の苦しさには4種類ある。
| タイプ | 中身 |
|---|---|
| ① 耐えられず諦める人 | 苦しさに負けて婚活自体をやめてしまう |
| ② 耐えて幸せを掴む人 | しんどい時期を抜けて、納得の結婚にたどり着く |
| ③ 無理やり耐えて幸せになれなかった人 | 我慢を続けたのに、結果が出ずに終わる |
| ④ 早めに諦めて次へ行った人 | 違うと感じて切り替え、別のルートで幸せを見つける |
このうち、できることなら絶対に嫌だな、というのが③番。
「無理やり耐えたけれど、残念ながら幸せになれなかった人」ですね。
たとえば、③の人は、条件だけ見て3か月以上ズルズル続けた結果、「もう婚活疲れた」で終わる人なんです。
あなたが今、「なんか違うけど年収いいし……」「優しいし悪い人じゃないし……」で我慢しているなら、③寄りかもしれない。
要注意です。
時間も、お金も、感情も使い切って、それで何も残らなかったというのは、これはもう報われないしんどさです。
それが、成長するために自分に負荷がかかっている時間ならいいんだけど、無駄骨というか、無駄な時間を使ったというのも、じつはあるから気をつけてほしいんです。
どんなことでも経験になるよ、なんて軽はずみに言うものじゃないですからね。
まあ、これも、幸せになれなかったのはどの地点で言っているんだ、という問題もあるんですけどね。
シニアになってから超幸せになる夫婦もいるから。
一概に「あの時間は無駄でした」と決めつけるのも違うんだけど。
でも、そんなの嫌じゃないですか。
やっぱり、最初からある程度幸せな結婚を目指しましょう。
今、自分が感じている苦しさが、4つのうちどれに近いか?「慣れてないだけ」なのか、「自分を削ってる」のか。これだけでも一度、自分の中で位置づけてみてほしい。
別れるかどうか悩んだとき、絶対にやってはいけない3つのこと
正解はね、本当に人によって違う。神様だって分からないと思う。
ただし、これだけは絶対に避けてほしい、というのははっきりある。

3つです。
- 情報を遮断して、判断しないこと
- 先延ばしにすること
- 相手や流れに委ねること
順番に言います。
婚活というのは、すごく短い期間で相手を判断する作業なんです。
3か月で結婚相手としてふさわしいかどうかを決めろなんて、普通じゃありえないシチュエーションでしょう。
だから、五感をフル動員して、第六感も働かせて、直感と分析を両方使って相手を見ないといけない。
これはマストの作業で、怠ってはいけないんです。
これを怠るのが、1つ目の「情報を遮断して、判断しないこと」です。
ところが現場では、「3か月では決められません」と言う人が本当に多い。
気持ちは分かる。
でも、私の経験から言わせてもらうと——もちろん全員が3か月で答えが出るとは言わない。
でも現場で見ていると、3か月も本気で向き合えば、「好きになれそうな違和感」か「もう無理な違和感」かは、かなり見えてくることが多い。
3か月なんかで無理、と言う人は、本気で判断しようとしていないことが多い。
なんだか上辺だけでウロウロしている。
デート中もスマホを見て、店員にどう接しているかは見ていない。
沈黙が来たら気まずいから、自分が喋って埋めてしまう。
これじゃ何も判断できない。
言葉にならないところに、本人の素が出る
たとえば店員さんへの態度とか、沈黙のときの目線とか。
こっちが話しているときにスマホを見るかどうかとか。
そういう、言葉にならないところに本音が出るんです。
これを無言のコミュニケーションとか、無音のシグナルと言ったりします。
具体的にはね、こういうところを見るんです。
- 店員さんへの態度(注文の仕方、お礼を言うかどうか、こちらが見ていないときの表情)
- 待ち時間の過ごし方(スマホを何回見るか、退屈そうにしていないか、あなたを退屈させまいとしているか)
- 別れ際の振る舞い(こちらが見えなくなるまで見送るか、すぐ背を向けるか)
- 沈黙のときの表情(焦るのか、安らいでいるのか、苛立っているのか)
- 食べ方、歩く速度、ドアの開け方、店を出るときの一言
本気の本気で相手と向き合ったら、3か月あれば、必ず見えるものがある。
これは絶対です。
そこをサボって、頑張って見ようと思えば見えているはずなのに、聞こえるはずなのに、見ない人がいるんですよね。
それなのに、傷つきたくないのか、自分で責任を取りたくないのか、判断するのが怖いのか、自分で決めない。
これが、2つ目の「先延ばし」です。
「もう少し様子を見ます」「あと1〜2回会ってから」「向こうから言ってくれたら考えます」——これ全部、判断の先延ばしです。決めていないんじゃなくて、決めることから逃げている。
そして3つ目が、「相手や流れに委ねること」。
向こうが告白してくれるのを待つ、なんとなく続いているから続ける、まわりが勧めるから会う——自分の意思を抜いて、流れに乗っかってしまう。
これも結局、自分で決めることから逃げているんです。
自分の身体が発信しているサインや、相手が出しているサインを、ちゃんと見て、受け取ることを全力で頑張らないといけないんです。
他人のアドバイスは、答えではなく「自分の本音を映す鏡」として使う
ここまで読んで、「結局、自分で見て、自分で受け取れということだろう?じゃあ他人のアドバイスは何のために聞くんだ?」と思った人もいると思う。
いい質問です。それに答えたい。

婚活のアドバイスをする人は簡単に、「別れたほうがいいんじゃない?」とか、「もう少し様子を見たら?」とか、「5回目までは会うべきよ」とか言うけれど、所詮は他人が考えた答えなんだから、それに左右されなくていい。
カウンセラーからしたら扱いにくいかもしれないけれど。
じゃあ何のために聞くのか?
使い方を変えるんです。
大事なのは、他人のアドバイスを聞いたときの自分の気持ちです。そのアドバイスがすんなり受け入れられたら自分の気持ちもそうだったということだし、逆に「それは違うんじゃないかな」と思ったなら、そっちが自分の気持ちだということなんです。
つまりね、他人の言葉そのものを答えにするんじゃなくて、その言葉を聞いた瞬間、自分のお腹の中でどっちの方向に揺れたか——それを観察するための鏡として使うんです。
たとえば、友達に「別れたほうがいいんじゃない?」と言われて、「いや、それは違う」と反射的に思ったら、まだ続けたい証拠ですよ。
逆に「もう少し様子を見たら?」と言われてガッカリしたなら、もう心は終わっているサインかもしれない。
カウンセラーの「3回会ってピンとこなければ別れなさい!」という言葉に、「そうだよね」とホッとしたか、「でも…」と引っかかったか——その引っかかりがあなたの本音です。
本音は、他人の言葉に当たって初めて、自分の中から立ち上がってくる。
それからね、たとえば誰かと別れて、そのとき別れを決断した判断が正解だったかどうかだって、後にも先にも絶対に分からないものです。
だってその人との未来は起きていないんだから。
本人がこれからどう変わっていくのか、相手がどんなふうに成長していくのかなんて、神様だって分からない。
だからこそ、すごく厳しいことを言うけれど、思いっきり悩んだらいいんです。
じっくり葛藤したらいい。
精一杯悩んだ中で決断したら、後悔することも少なくなる。
これだけは、現場で会員さんを長く見てきて、はっきり言えます。
まとめ|別れるかどうかの答えは、悩み切ったあなたの中にしかない
ここまで読んでくれたのに、スパッとした正解を渡せなくてごめんなさい。
身も蓋もないことを言うけれど、最後はやっぱりあなたの中にしか答えはないんです。

他人が、あなたの決断の責任を取ることはできないんだから。
カウンセラーも、友達も、親も、私も、あなたの代わりに人生は生きられない。
簡単に答えを出そうとせずに、じっくり悩んで、自分にも相手にも、全力で向き合うのが、婚活なんです。
ただし、ひとりで全部抱え込めという話でもない。
答えはあなたの中にしかない——でも、その答えにたどり着くまでの揺らぎを、隣で一緒に見てくれる人がいると、悩み切る力が変わってきます。
面倒見のいい小さな相談所は、まさにそこを支えてくれる場所です。
決め打ちで方針を押しつけてくる大手より、ひとりひとりの迷いに付き合えるところを選んでほしい。
期待外れでごめんなさい。でも、婚活ってそういうものなんです。
そして、もし今まさに迷っているなら、まずは次のデートで一つだけ。
相手が店員さんにどう接するか、沈黙のときどんな顔をするか——言葉以外のサインを、一つだけ意識して見てみてください。
そこから、あなた自身の答えが少しずつ立ち上がってきます。
悩み抜いた後は、たまには息抜きしてくださいね。
婚活はマラソンですから。





