アラフォー40代女性の婚活体験談-高身長に拘る女性②お見合い2回目

アラフォー40代女性の婚活体験談-高身長に拘る女性②お見合い2回目

「私の方が早く来てたのにぃ」42歳女性の2回目のお見合い、開始前から起きた小さな違和感

私の方が早く来てたのにぃ(><)

42歳・身長170cmのA子さんは、2回目のお見合いの待ち合わせ場所で、こう思わずつぶやいた。

相手は46歳・年収650万・身長178cm。

プロフィール上はA子さんの希望条件にかなり近い男性だった。

しかも、このあと相手からは交際希望のお返事まで届く。

それでもA子さんは、この男性をお見送りした。

なぜか。

理由は、お見合いが始まる前の、ほんの数分にもう芽生えていた——。

東京の結婚相談所ウィルマインに入会した42歳のA子さん。

初回お見合いの翌日、土曜日にも続けてお見合いが入っていた。

待ち合わせ場所は、いつものホテルのラウンジ。

A子さんは時間より少し早めに着いて、ラウンジの入口前で待っていた。

一緒に店内に入って着席する、そういうものだと思っていたからだ。

ところが、約束の時刻の2分前になっても相手は現れない。

『もしやさっき通り過ぎってた人じゃない?』

ふと、そう思った。

スタッフに声をかけて確認してもらったら、案の定だった。

やはり着席されてました ´д`;
私の方が早く来てたのにぃ(><)

連絡先を交換しているわけでもない、初対面の相手。

先にラウンジへ入って一人で席についてしまった男性と、入口で待っていた女性。

短いすれ違いだが、A子さんの気持ちは、お見合いが始まる前から少し下がってしまっていた。

A子さんと相手男性のプロフィール|希望条件にかなり近い相手だった

A子さん本人のプロフィールはこうだ。

  • 年齢:42歳
  • 職業:会社員
  • 年収:350万
  • 学歴:短大卒
  • 身長:170cm

神奈川県内、実家の持ち家マンションでご両親と同居中。

結婚後も仕事は続けたい意向。

身長170cmという女性としては高めの身長もあって、お相手探しでは「自分より背の高い男性」を希望条件のひとつに置いていた。

そして、この日のお見合い相手の男性は、

  • 年齢:46歳
  • 年収:650万
  • 職業:会社員
  • 身長:178cm

A子さんの希望条件にかなり近い。

年齢差は4歳、身長差は8cm、年収は会社員として安定圏。

プロフィール上のスペックだけ並べれば、文句のつけようがない。

条件が揃っていると、会う前の期待は大きくなりがちです。

ところが、実際に1時間向かい合うと、プロフィールには出ない違和感が、A子さんの中に少しずつ積み重なっていった。

折り目正しくて真面目、でも「話が合わない」と感じた1時間

先に言っておくと、相手は良い人だった。

それでも、A子さんにとって、その1時間は苦しかった。

この矛盾が、今回の話の入口だ。

最初に書いておきたいのは、A子さんはこの男性を悪く見ていたわけではない、ということだ。

A子さん自身が挙げた「良かった点」を見るとよく分かる。

折り目正しくて真面目。おしゃれで身だしなみが綺麗。

こちらの話をきちんと聞こうとしてくれる。そして、A子さんならではの言い方で、

根が綺麗(社会の暗部を見てなさそう笑)

「笑」がついているけれど、これは皮肉ではなく、ある種の好意的な評価だ。

世の中の汚いところを見てこなかった、まっすぐな育ち方をしてきたんだろうな、というニュアンスがにじんでいる。

ただ、それでも1時間が、長かった。

話が合わない、多分価値観が違う

何かひとつ決定的にぶつかったわけではない。

むしろ、丁寧に話を聞いてくれる男性なのだ。

それでも、話題を振っても会話が続かない。

返事は返ってくるが、そこから広がらない。

プロフィールを見ながら振った話題も、長くは持たなかった。

女性とお話が苦手そう、そもそもお話するのが苦手そう

会話の進み方からも、それは伝わってきた。

話題を振るのは決まってA子さんの側で、相手から会話が引き出されることはほとんどない。

加えて、話の中で見えてきた相手の暮らしぶりに、A子さんはちょっと身構えた。

お金かかるタイプ(服が大好き、バイクも車も持ってる)

服が好きで、バイクも車も持っている。趣味そのものは、何も悪くない。

むしろ充実した暮らしだろう。

ただ、結婚を前提に並べて考えたとき、A子さんの中で「そこにかけているお金は、結婚後どうなるんだろう」という現実的な計算が、静かに動き出していた。

趣味を否定したのではない。

二人の生活として考えたときに、ふと気になった。

それだけのことだ。

良い人なのは分かる。なのに、苦しい。

違和感は、会話だけでは終わらなかった。

1メートル先で気がついた、写真には絶対に写らない「生のクセ」

向かい合って話していると、相手のクセが目に入ってくる。

写真やプロフィールでは分からない”生のクセ”に、A子さんは気づいたそうです。

話を聞く時、眉間に皺が寄っちゃう(え?もう私のこと嫌い?笑)

A子さんが何か話すたびに、相手の眉間に皺が寄る。

本人としては、ただ真剣に聞こうとしているだけなのかもしれない。

集中している顔が、たまたまそういう表情になるだけかもしれない。

でも、向かい合っている側からすると「え?もう私のこと嫌い?笑」と感じてしまう。

「笑」がついているのが、A子さんの優しさだ。

怒っているわけでも、相手を責めているわけでもない。

ただ、自分の話が始まるたびに眉間に皺を寄せられたら、心の中で小さくたじろいでしまう。

それだけではなかった。

お茶を飲むとき、マスクをかけ直すとき、なぜか首が小さく揺れる。

自分のことを話すときは、肘をきっちり直角に折って、胸の真ん中に手を当てる。

一度や二度ではなく、何度も同じ動きが出る。

あと、自分の事指すとき肘直角にして胸に手を当ててるのが『ああクセなんだな、折り目正しい人なんだろうな』と。

眉間に力が入る感じ、首が小さく揺れる感じ、肘が直角になる座り方。

ひとつひとつは小さくても、1時間向かい合っていると、A子さんの中で少しずつ息苦しさに変わっていったのだと思う。

礼儀正しさと、緊張と、長年の習慣が重なっている、その所作。

写真ではどれも分からない。プロフィール文にも書かれない。

実際に会って、1メートル先で向き合ってはじめて気がつくものばかりだ。

小杉と石塚の話で否定してしまった、A子さん自身の反省

ここまで読んで、相手のことばかり気になった人もいるかもしれない。

けれどA子さんは、自分自身についてもしっかり振り返っていた。

むしろ、そちらの方が手厳しい。

A子さんが、その日の自分について書いた「良かった点」は、ひとつだけだ。

笑顔で聞けた、ぐらいです。
今日は負けです反省。
プロフィール通りに話は振ったけど。

「今日は負けです」。

この一言に、A子さんの真面目さが詰まっている。

お見合いを「勝ち負け」で語るのは穏やかではない言葉だが、それくらい、自分の振る舞いに納得がいかなかったということだ。

話題は振った。笑顔も保った。

でも、それくらいしか合格点をつけられなかった。

そして「良くなかった点」として挙がっているのが、ある会話の場面だ。

話題は、お笑い芸人の小杉と、ホンジャマカの石塚。

どちらの方がお腹が出ているか、というだけの話だった。

すんごいつまんない話題(お笑い芸人 小杉とホンジャマカ石塚のどっちが腹が出てるか)で、●●さんは「石塚さんの方が出てる」って言って、この人テレビのどこ見てるんだろう?って思いました。
「えー!小杉の方が出てますよ!」ってめっちゃ否定してしまった。
『そうですね~』って言っておけばよかったのに。バカみたい。どうでもいいし。めっちゃ反省。

正直に言って、結婚相手を選ぶ場で、芸人のどちらの腹が出ているかなんて、本当にどうでもいい話題だ。

それは、A子さん自身が一番よく分かっている。

なのに、A子さんは強めに否定してしまった。

「えー!小杉の方が出てますよ!」と。

相手は別に、雰囲気を壊したかったわけじゃない。

たぶん、なんとか話を盛り上げようとして出した話題だった。

ここがA子さんの正直なところだ。

相手の所作や条件を頭の中で減点しておきながら、自分も、心地よく話せる空気を作れていなかった。

「そうですね〜」と流せば済む話題に、わざわざ強い否定をぶつけてしまう。

その瞬間を、A子さんは見逃さずに反省として書き残した。

バカみたい。どうでもいいし。めっちゃ反省。

短いけれど、ここまで自分に厳しい言葉を、お見合いのその日のうちに書ける42歳は、そう多くない。

ただ、こうして反省できる人は、次のお見合いで必ず見方が変わる。A子さんは”失敗した人”ではなく、”自分の違和感をちゃんと言語化できた人”なのだ。

「80分ですよね」と言われた瞬間、A子さんが切り上げた理由

噛み合わない会話のまま、時計の針は進んでいく。

しかし、1時間経った所で●●さんが時計見て「80分ですよね」って言われて「1時間位でいいそうですよ~」って言ってしまい、でもこれじゃひどいかと思って、1個話題振りました。

1時間が経ったところで、相手が時計に目をやって「80分ですよね」と確認してきた。

決められた時間を最後まで使おう、ちゃんと向き合おう、という相手なりの誠実さだったのかもしれない。

でも、A子さんの口からとっさに出たのは違う言葉だった。

「1時間位でいいそうですよ~」。

正確には、お見合いの目安時間は相談所によっても違うし、80分まで使うのも珍しくない。

それを承知のうえで、A子さんは「1時間位でいい」という方を選んでしまった。

本音だ。

あと20分、この空気のまま座っているのが、しんどかったのだと思う。

それでも、すぐに我に返る。

「でもこれじゃひどいかと思って、1個話題振りました。」ひどい返し方をしてしまった、せめて最後にもう一個話題を振ろう。

そう思って、無理矢理ひとつ会話を作る。

けれど、それでもう、A子さんの中で限界だった。

その後、もうこれ以上どうしたらいいのってなって自分から「そろそろ行きましょうか」って切り上げてしまいました´д`;

自分から切り上げるのは、お見合いとしてはかなり踏み込んだ行動だ。

A子さんも分かっていて、語尾の「´д`;」にその気まずさがにじんでいる。

前日のお見合い相手と思わず比較もしている。

昨日の方はお話好きだから結婚相手としてではないけど、話聞く分には全然楽でした。

結婚相手として見られるかどうか、というのとは別に、ただ「一緒に座って話を聞いている時間が楽かどうか」という軸がある。

前日の相手は、結婚を考える対象ではなかったけれど、その軸では楽だった。

今日の相手は、条件は希望に近いのに、その軸では苦しかった。

そして、最後に出てくるのが、A子さんらしい一言だ。

多分●●さんもつまらなかったでしょう。ごめんなさいって感じでした。

自分が苦しかった、で終わらない。

相手にとってもこの時間はつらかったはずだ、申し訳なかった、と思える人なのだ。

実際にはこのあと、相手から交際希望のお返事が届くことになる。

A子さんが思っていたほど、相手は退屈していなかったのかもしれない。

相手から交際希望、それでもA子さんがお見送りした理由

ウィルマイン代表の尾畠さんのもとに届いた相手側のお返事は、交際希望だった。

今回のお見合い相手もプロフィール上ではA子さんの希望通りの方でした。
お相手からは交際希望のお返事。

身長178cm、年収650万、46歳の会社員。

A子さんの希望条件にかなり近い男性が、A子さんと結婚を見据えてもう少し付き合ってみたい、と返してきている。

条件だけで判断するなら、ここで「はい」と返すのが正解にも見える。

それでも、A子さんは、お見送りを選んだ。

理由は、あの1時間そのものだ。話が合わない。

価値観が違う気がする。

動きが忙しなくて、首が揺れて、眉間に皺が寄る。

お金のかかる暮らし方をしていそう。

そして何より、自分自身が「そうですね〜」と流せず、強い否定をぶつけてしまう人間になっていたこと。

1時間、向かい合っていることが、苦しかったこと。

A子さんが断ったのは、「178cmで650万の人」ではない。「自分が1時間、自然に一緒に座っていられなかった人」だ。

ここまでくると、最初のあの違和感に話を戻したくなる。

ラウンジ前で待っていたA子さんと、先に着席していた相手男性。

あれは、いったい誰の側のすれ違いだったのか?

代表の尾畠さんに、補足を聞いた。

尾畠代表が補足|待ち合わせの小さなズレが、最初の印象を冷やす

「私の方が早く来てたのにぃ」。

冒頭のあのつぶやきは、A子さんのわがままだったのか。

それとも、無理もない反応だったのか。

A子さんからの報告を聞いて、尾畠さんがまず説明してくれたのは、お見合いの待ち合わせの一般的な流れだ。

お見合い時の待ち合わせで、先にラウンジに入られて着席されているという謎な行動をとられていたようですが、お見合いの待ち合わせでは、予約席での待ち合わせでない限り、ホテルのラウンジ入口付近でお待ち合わせをして、一緒に店内に入る事が通例です。

予約席ではない限り、ホテルのラウンジ入口付近で待ち合わせて、一緒に店内へ入る。

だから、A子さんが入口で待っていたのは、ごく普通の感覚だった。

あのつぶやきは、わがままではなかったのだ。

ただ、土日のホテルラウンジには事情もある。

土日のホテルラウンジは予約不可の場所も多い為、男性が先に到着されてお席の確保をして頂くと女性からの印象が良いと思います。

混み合う土日、男性が先に到着して席を押さえておく、というのは、それ自体は気が利く側に入る行動だ。

問題は、そこから先だ。

お席の確保をしたうえで、入口待ち合わせをして頂かなければ、女性からしたら連絡を取り合う関係ではないので待ちぼうけになってしまい、お見合いのテンションも下がってしまいます。

ここがポイントだと、尾畠さんは言う。

お見合いに来るふたりは、まだお互いの連絡先を知らない。

LINEもメールも交換していない。

「ちょっと先に席取ってます」と一言送ることができる関係ではないのだ。

席を確保するのはいい。

でも、確保したあと、自分はもう一度入口に戻って、相手を待つ。

それをしないと、女性側はラウンジの前で「来ないな…」とただ立ち尽くすことになる。

連絡を取れない以上、本当にただの「待ちぼうけ」になる。

あの「私の方が早く来てたのにぃ」は、つまりこういうことだったのだ。

A子さんの場合、最終的にはスタッフを介して合流できた。

ただ、お見合いが始まる前にすでに「自分はちゃんと迎えてもらえなかった」という小さな冷えを抱えてしまっていた。

最初の数分の空気が、その後の1時間にうっすら影を落とすことは、現場では珍しくないのだという。

お茶をする事が目的ではなく、お互いを知る1歩がお見合いですから、相手が心地よく話が出来る準備や配慮が大切ですね。

まとめ|A子さんが見たのは「1時間一緒に座っていられるか」だった

身長178cm、年収650万円という条件自体は、まったく否定しません。むしろプロフィール上では十分魅力的です。

ただ、A子さんは最終的に「1時間一緒に座っていられるか」を見た。

眉間の皺、首の揺れ、肘の角度。

小杉と石塚の話に強く否定をぶつけてしまった自分。

その全部を1時間のうちに体感して、「ここでは座っていられない」と判断した。

その結果、お見送りになった。

それだけの話なのだと思う。

条件は、紙の上で比べられる。

けれど「一緒にいて楽かどうか」は、実際に1メートル先で向き合ってみるまで分からない。

もしあなたが今、条件だけでお相手を絞り込んでいるなら、一度、「この人と1時間、自然に座っていられるか」を思い浮かべてみてほしい。

そこに、プロフィールには載らない答えがある。

A子さんの婚活は、ここで終わらない。

次のお見合いで、A子さんは何を変えるのか?

続きで、見ていきたい。

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