32歳/会社員/専門卒/年収500万男性の結婚相談所の婚活体験談
お見合いで3回連続「会話が弾まない」と断られた32歳男性の話
お見合いで3回連続、断られた32歳の男性会員Sさんがいました。
理由は毎回ほぼ同じ。「会話が弾まない」。

年収500万、専門卒、身長176cm、職場でだけタバコを吸う会社員。
突出したハイスペックではありません。
最初にお会いした印象はシャイな方で、長めの前髪で顔の半分が隠れていました。
3回連続でお断りが続いた時、Sさんは何も言いませんでしたが、明らかに自信を失っていました。
担当カウンセラーの私(岡田)から見ても、「このまま会話のことを言い続けても、たぶん次も同じ理由で断られる」と感じる空気がありました。
スペックの問題なのか?
学歴か、年収か、見た目か、性格か?
本人もどこを直せばいいのかわからない。
読者の方の中にも、同じ場所に立っている方がいるかもしれません。
先に言ってしまうと、Sさんが変えたのは、スペックではありませんでした。
直したのは、たった4つの行動だけです。
この記事では、その3回連続のお断りからSさんがどう動いたのか、担当カウンセラーとして横で見ていた変化を、なるべくそのまま書きます。
Sさんのプロフィールと、初回面談で見えたシャイな素顔
ここで一度、Sさんの基本情報を整理しておきます。
入会時31歳、活動中に32歳。

会社員、年収500万、専門卒、身長176cm。
職場でだけ喫煙。
お相手の希望は、同じ年迄の方。
年収・学歴は問わない。
譲れない条件は「子供を希望する」、これは初回面談ではっきり言葉にされた一点でした。
後で振り返ると、この一行が活動全体の軸になっていきます。
最初にお会いした印象はシャイな方でした。
少し緊張されていましたが、お話しする中で打ち解けていただき、ふっと笑った時の眼差しがとても柔らかく、笑顔が可愛い方だと感じました。
「この笑顔を自然に出せる場面が増えれば、印象は変わる」と、その時に思ったのを覚えています。
この「打ち解けてからの笑顔」は、実は対面で会わないと伝わりません。
プロフィール写真や条件票だけでは絶対に出てこない情報です。
私が初回面談で一番大事にしているのは、ここです。
スペックを並べた紙の上では見えない部分に、その人の良さがあることが多い。
ただ、対面で感じたことと、お見合いの場で女性が受け取る印象は、必ずしも一致しません。
お見合いはたった1時間。
打ち解けるところまで辿り着かないまま終わるケースが、現実にはかなりあります。
Sさんも、おそらくそういうタイプでした。
30分話して、ようやく自然な笑顔が出る。
けれどお見合いの相手は、その30分を待てないこともある。
これは、Sさんだけの話ではありません。
良さが伝わる前に時間切れになってしまう人は、思っているよりずっと多いのです。
そして初回面談の段階で、私はSさんに2つだけ、変えてほしいことを伝えました。
最初に変えたのは、前髪と「職場でだけ吸う」タバコだった
伝えたのは、こういうことです。
必要なのは、お顔を隠している長めの前髪を切ってヘアスタイルを変えること。そして、喫煙者は不利になるという事実をお伝えし、現在も職場でたまに吸う程度とのことだったので、やめられるならやめることをお勧めしました。

私から男性会員に外見のことを伝える時は、いつも少し緊張します。
指摘される側は、いい気持ちはしません。
それでも言うのは、お見合いの最初の数秒で勝負が決まることを、現場で何百回と見てきたからです。
これは、その人の魅力がないという話では決してありません。
むしろ逆で、本当はちゃんと魅力があるのに、最初の数秒の印象だけで損をしている。
それがもったいないから、お伝えするのです。
Sさんの場合、前髪が眉と目を覆っていました。
表情の半分が隠れている状態では、初回面談で私が感じた「優しい眼差しで笑顔が可愛い方」という印象は、お見合いの女性にはまず届きません。
タバコのほうも同じです。
喫煙者は不利になるという事実は、申し込まれた女性のお断り理由を集計すると本当にはっきり出ます。
「職場でだけ」「家では吸わない」「彼女の前では吸わない」、男性側がどんなに条件を区切っても、プロフィールに「喫煙あり」と書かれた瞬間に、申し込みを受けてもらえる確率がはっきり下がる。
これは私の経験則ではなく、毎月の数字で見える現実です。
専門卒・年収500万というスペックを、女性側が大きく気にして断ることは、実はそれほど多くありません。
少なくともSさんが申し込んでいた層では、年収500万・身長176cmは「条件外」になるラインではなかった。
それよりも、「顔が見えない」「タバコの匂いがしそう」のほうが、最初の関門では効きます。
わかりました
これを伝えた時、Sさんは黙って聞いて、最後に一言だけ言いました。
次のお見合いまでに、前髪は短くなり、タバコは「やめます」と本人から報告がありました。
前髪を整えただけで、表情が見えやすくなりました。
タバコをやめたことで、プロフィール写真や対面時の印象にも清潔感が出て、Sさん本来の穏やかさが伝わりやすくなった、と私は感じています。
外見と生活習慣は、ここで一旦整いました。
問題は、ここからでした。
お見合い3回目、続いた「会話が弾まない」というお断り理由
前髪を切って、タバコをやめて、それでも続いたのが、これです。
《気になった点》
・会話が弾まないというお断られ理由が続いた。

3回目の「会話が弾まない」が来た時、Sさんは明らかに肩を落としていました。
何も言わずに座って、紙の上の文字をじっと見ているような時間が続いて。
外見を変えてもらった直後だっただけに、私のほうも「次は変わるはず」と期待していた手前、伝え方に苦慮しました。
シャイで目立つタイプではないですが、素直なお人柄ですし、彼の良さを感じる女性は必ずいるはず!と思いました。
これは、3回目の断りが届いた後に、私が自分に言い聞かせるように思ったことでもあります。
条件票やお見合い回数の数字ではなく、初回面談で見たあの笑顔と、指摘を「わかりました」と受け止めた素直さ。
そこを見ていたから、ここで止まらせるわけにはいかない、と思いました。
《カウンセラーからの改善アドバイス》・男女の会話の違いや、会話における傾聴の仕方などをお伝えした。
これだけ書くとあっさりして見えますが、Sさんに実際に伝えたのは、もう少し具体的なことでした。
男性は、相手の話を聞くと「どうすれば解決できるか」を考えてしまう場面があります。
仕事の話、悩みの話、何気ない一日の話。
男性側からすると親切のつもりで「それはこうすればいいよ」と返す。
けれど女性側は、解決を求めていない場面のほうが多い。
話を最後まで聞いてほしい、共感してほしい、ただそれだけのことが、お見合いの場では一番の難所になる。
Sさんは真面目な方なので、相手の話に対して「ちゃんと答えなきゃ」と思っていたフシがありました。
だから会話が短く切れる。
質問に答える、答える、答える、で終わってしまう。
会話上手にならなくて大丈夫です。相手が話している間、最後まで聞いて、『それは大変でしたね』『そうだったんですね』と返すだけで、女性側の体感はかなり違います
私はSさんにそう伝えました。
Sさんが「会話を盛り上げる人」になる必要はありませんでした。
「相手が安心して話せる人」になればよかった。
これは、お見合いの場だけの話ではありません。
職場でも、友人との関係でも、同じことが言えます。
この方向の違いを伝えてから、お見合いのお断り理由から「会話が弾まない」が消えていきました。
そして、ようやく仮交際に進みました。
仮交際でSさん本人から相談された3つの場面
仮交際に入ると、相談の中身が一気に変わります。
お見合いの段階では「どうすれば申し込みが通るか」だったのが、仮交際では「目の前のこの女性と、どう距離を縮めるか」になる。

Sさんから来た相談は、大きく3つありました。
1. ドライブデートの相談
ドライブデートについての相談があったので、ドライブデートの注意点や女性への気遣いなどをお伝えしました。
これは、私から見るとSさんが大きく一歩踏み出した相談でした。
それまで受け身だった彼が、自分から「こういうデートをしようと思うんですが」と聞いてきた。
車内という閉じた空間で何時間も二人きりになるドライブは、慣れていないと沈黙が重くのしかかります。
行き先、休憩のタイミング、車内の温度、運転中に話を振りすぎないこと、降りる時にどう気を配るか。
一つひとつ確認しました。
2. 好意の温度感が異なる時の向き合い方
ご自身の好意とお相手女性の好意の温度感が異なる時は、焦らないこと、ペースを急かさないことをお伝えしました。
これが、Sさんにとって一番難しかったかもしれません。
仮交際が進むと、自分の気持ちが先に固まることがあります。
相手はまだ複数の方と仮交際中で、そこまでの熱量ではない。
Sさんも最初は、お相手との温度差に少し戸惑っていました。
「自分のことをどう思っているのか」を確認したい気持ちが、表情にも声にも出ていた時期がありました。
ただ、ここで急に距離を詰めようとするのではなく、相手のペースを見ながら確認していくことを意識してもらいました。
温度感が違う時こそ、こちらが急かさないこと。
急かされた女性は、距離を取る方がほとんどです。
これは仮交際で何度も見てきた光景です。
3. 価値観のすり合わせ
価値観が全て一致することを目指さず、すり合わせていくことをお伝えしました。
仮交際が深まると、価値観の違いが目につき始めます。
Sさんとお相手の場合、わかりやすく出たのは休日の過ごし方でした。
Sさんは家でゆっくりしたいタイプ、お相手は外に出かけたいタイプ。
この違いをSさんから相談された時、私は「どちらが正しいか」ではなく、「月に何回なら外出を楽しめるか」という形で話してみてください、と伝えました。
一致を求めると、どちらかが我慢する関係になります。
回数や頻度に置き換えると、二人で着地点を探す話になる。
全部一致する人はいません。
違いがあった時にどちらかが折れるのではなく、二人で着地点を探せるかどうか。
そこが、結婚生活で続く関係と続かない関係を分ける場所だと、私は思っています。
仮交際は、紹介して終わる場ではありません。
つまずいた時に、その都度、横で一緒に考える場です。
Sさんがこの3つを一つずつ越えていったから、次の段階に進めました。
成婚退会後、Sさんはパパになっていた
ご成婚退会し、パパになり幸せそうです。
退会の連絡の後、しばらくしてからのご報告でした。

初回面談で「譲れない条件:子供を希望する」と言葉にしていたSさんが、現実にお父さんになっている。
シャイで、前髪で顔を隠していて、3回連続で会話が弾まないと断られていた、あのSさんが、です。
私が初回面談で「彼の良さを感じる女性は必ずいるはず」と感じたのは、正直に書けば、ただの直感でした。
根拠ある予測ではありません。
打ち解けた後の笑顔と、人柄の素直さ。
それを見て、「この方は届く」と感じただけです。
ただ、その直感が当たったのは、私の見立てが鋭かったからではないと思っています。
Sさん自身が、前髪を切ってください、タバコをやめてください、会話の聞き方を変えてくださいと言われた時、一度も「でも」を返さなかった。
指摘されたことを、その通りに直してきた。
それが全部だったと思っています。
そしてこの素直さは、特別な才能ではありません。
誰にでも選べる態度です。
まとめ|32歳・年収500万・専門卒でも、直すべき点を素直に直せる男性は届く
Sさんがやったことは、振り返るとたった4つでした。
特別なスペックを手に入れたわけではありません。

- 前髪を整え、タバコをやめた
- 「会話が弾まない」という断られ理由を言い訳せずに受け止めて、聞く側に回った
- 仮交際で焦らず、相手の温度感に合わせた
- 価値観が違う場面で、すり合わせる方を選んだ
特別なことは何もありません。
スペックも変わっていません。
32歳・年収500万・専門卒・身長176cmのまま、お父さんになりました。
婚活で苦戦している男性にお伝えしたいのは、一つだけです。直すべきところを誰かに提示された時、「でも」を返さずに直せる男性は、思っているよりずっと早く結果が出ます。たとえば前髪、タバコ、話の聞き方。今日、まず一つだけ、見直してみてください。





