結婚相談所のお見合いの際「お茶代は男性会員がもつ」という考え方が一般的ですが、ときたま浮上するお茶代割り勘問題。
実際にお見合いの報告で「あまり話しが合わなかったし…お茶代割り勘でしたのでお断りして下さい!!」
とおっしゃる女性会員さんもいらっしゃいます。
あなたもお茶代を割り勘にされたことありませんか?
これは、お相手男性がケチなのでしょうか…?
結婚相談所の仲介人目線でお見合いのお茶代を割り勘する男性がケチかどうかを解明していきます。
お見合いのお茶代を割り勘する男性はケチ?
はい。ケチな男性の可能性もあるでしょう。
でも、お相手がケチな場合ばかりではないのかもしれません。
ちなみに、「割り勘だったからもうお会いしたくない!」と相談してきた婚活女性A子さんの場合、
割り勘だったけれど、お相手自体は礼儀正しくて、にこやかな感じの良い人だったのです。
私の結婚相談所では、女性のお見合いに紹介のため同伴することが多いので、お相手男性の雰囲気は分かっていることが多いのです。
ちなみに、A子さんのお相手となった割り勘男性は「それだけで断るのはもったいない…!」という印象を受けました。
割り勘の原因はAさんにもあった?
「割り勘だったし、お断りしたい!」と相談してきたA子さんに、その日の様子を詳しく伺ってみました。
私「お見合いの様子を教えてくれる?」
A子さん「あまりお話しが弾まなかったです」
私「どんな話をしたの?」
A子さん「お仕事の話ばかりでよくわからなかったし、プロフィールの印象と違ったので…」
私「プロフィールの印象と違ったので興味がなくなっちゃったの?自分のことはどんな話をしたの?お相手の話に相槌は?」
A子さん「自分のことはプロフィールに書いてある程度は話しました。相槌?多分頷いてはいたと思います…」
お見合い当日の様子を聞いてみると、A子さんにも問題があるなと思ったのです。
たしかに「お茶代くらい払ってほしい…」という女性の気持ちはわかります。けれど、A子さんはお見合いで生身の人間を感じ取れていません。
お相手となった男性も、もしかすると「もうないな!」と思われているかもしれません。
だからといって、割り勘になるのはどうなんだろう、とは思いますが。。
結婚相談所のお見合いで割り勘される原因は意外なところにあるかも?
A子さんのお見合い事例から割り勘問題について結論を出しましょう。
自分の話を「へぇ~そうですか!」「すごいですね~」「楽しそうですね~」「私もやってみたいです!」と、興味を持って聞いてくれたら、気持ちも高揚しますし、話も弾み、また会いたいなぁ~と思ってくれます。
そう、楽しいなと思えるお見合いができたら、自然にお茶もご馳走して下さるでしょう♪
そして、A子さんもお相手に興味・関心をもって、心と心でお見合いをしていれば「よくわからないこともあったけれど、楽しかったな♪」と、きっと男性もA子さんもにこやかなお見合いができたはず。
お見合いが決まったら、お見合い相手としてでなくてもいいので「今度会う人はどんな人だろう…」とお相手に興味を持ち、お相手の話に興味を持つことが大切なのです。
そして、お見合いの場は「私が盛り上げる!」くらいな気持ちで臨みましょう!!
そうすれば、お茶代割り勘は無いでしょう。
「お見合いで割り勘する男性がケチ!」とは一概に言えない理由はここにあるのです、相手も人間です。
楽しめば奢ってくれます。
それでも割り勘にされたらお財布のひもの固い人かもしれませんね…
割り勘にはどんなパターンがあるの?
割り勘といっても、色々なパターンがあります。
中には納得!?してしまうようなパターンもあります。
なので、一概に割り勘=ケチと決めつけないようにしましょう!
退会してから割り勘になるパターン!?
結婚に向けて、結婚相談所を退会してしまうと、急に態度がいっぺんというパターンがあります。
結婚相談所で、仮交際などをしてる際には、男性が払うのが当たり前ですし、相手にもよく思われたいのもあるでしょう。
そのため、割り勘なんてことにはなかなか発展しません。
ただし、退会してしまうと、もう誰かに咎められることもないので、平気で割り勘を求めてくることがあるのです。
特に、年齢が近かったり、年下だった場合に起きやすいパターンです。
結婚・婚約指輪も割り勘?
なかには、婚約指輪を割り勘にしてくる人もいるようです。
ただし、これには深い意味があります。
通常、婚約指輪を男性がプレゼントすると、その1/3程度の記念品をお返しします。
そのため、その記念品分のお金を婚約指輪を買う際に提供しろと、そういう考えです。
たしかに記念品はそれほど普段使わないものを買ったりすることもあるので、リーズナブルではあります。
割り勘じゃなくても、安い店ばかり行く!?
これもよくあるパターンですね。
結婚相談所にいる間は、カッコつけたかったり、見栄をはりたいこともあるので多少高い店でもがんばります。
でも、退会してしまうと急にグレードを下げてくるパターンです。
ただし、このパターンには、今後の結婚資金をしっかり貯めていこうという気持ちもあるので、一概にケチと決めつけてはいけません。
お互いよく話し合うことで解決するパターンです。
たまには贅沢したいですよね!
結婚相談所のルールだった!?
まれに、相談所の方針でお茶代は割り勘と指導している場合もあります。
この場合はしょうがないですよね。
でも、その場合にはお会計の時に「ルールで決められてるからごめんね」と一言いってくれると嬉しいですね。
大抵の場合、最初に割り勘だということ教えてくれると思うのでその場合には従いましょう。
退会したあとにどうなるかで判断するべきです。
割り勘で相手を判断すべきなのか!?
結論から言えば、割り勘で相手の人間性を判断するのは時期尚早です。
割り勘は、特に現代社会では当たり前です。
というか、最近は上下関係なども少しずつ薄れつつあるので、先輩後輩でも奢ったりすることも少なくなっています。
当然、男女間においてもそれは一緒です。
人によっては、気をつかわせたくないから、相手に興味があると思われたくないから、という理由で割り勘にしている場合もあるようです。
婚活なので、「相手に興味があると思われたくない」というのはありえませんが、日頃からのクセがお見合いのお茶代に無意識にでてしまっても大したことではありません。
「お茶代割り勘=ケチ」とは言えません。
たまたまお茶代のときだけ、そのような結果になってしまったけど、結婚してみたらお金遣いは普通で、むしろ浪費家だったり、なんてこともあるくらいですから。
さらにお茶代割り勘でも、普通に性格的にもやさしく、仕事もバリバリやってお金も稼いでくれるなら、それで良くないですか?
ちょっとした、クセの1つくらいに見てあげてもいいと思いますよ。
ここで言いたいのは『割り勘だけで相手を判断しない』ということです。
その後の行動などもよく判断した上で、相手の人間性を判断しましょう!
【注意】『おごり(全額負担)』が良いわけではないと肝に銘じろ!
油断は禁物!!
1つ注意してもらいたいのが、全額おごってくれたからといって、簡単に信用してしまうことです。
成婚までの仮交際などで食事に行く回数はそれほど多いわけでもなく、そこまで高級でもないと思うので、その金額をおごるのはそこまでの負担じゃありません。
相手に喜んでもらうために、お金を出す、これは婚活においては大した負担ではありません。
そのため、おごり(全額負担)を評価して、婚活を進めないようにしましょう。
あくまで、結婚の決め手は、価値観や趣味など、あなたが一番優先しようと思っていたもので決めてください。
もしも、お金持ちと結婚したいと思っていたのだとしても、おごり(全額負担)は必ずしもお金持ちではないので、しっかりと職業や経歴をチェックしておきましょう。
あなたも変わらなきゃダメ!
A子さんの場合、問題をお相手の「割り勘」にフォーカスしてしまっていますが、自分自身にも改善できる部分がないか、考えてみることも婚活では重要です。
そもそも、奢ってもらって当たり前な姿勢でお見合いに挑んでいると、成果は出ません。
自分も、そしてお相手となる異性も、貴重な時間を使ってお見合いをしているのですから!
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