コロナ対策でオンライン婚活に対応している結婚相談所のメリットとデメリット
コロナ後5年、結婚相談所のオンライン婚活で一番多く聞く後悔
コロナが落ち着いて5年。
結婚相談所のオンライン対応はすっかり当たり前になりました。

地方からでも東京の相談所に入会できるし、雨の日に着ていく服に悩む必要もない。
本当に便利になりました。
でもね。
私が現場で会員さんから一番多く聞く後悔は、5年経った今も、まったく変わっていないんです。
画面越ではイイ人だと思ったのに、実際に会ったら全然違った
この一言。
これを言う会員さんは、男女問わず、年齢問わず、本当に多い。
この記事では、オンラインの良いところはちゃんと認めながら、「ここだけは知っておいてほしい」という落とし穴を、現場で多くの会員を見てきた立場から本音で書きます。
きれいごとは抜きです。
ではまず、結婚相談所のオンライン相談がマッチングアプリとどう違うのかから整理しますね。
結婚相談所のオンライン相談は、マッチングアプリと何が違うのか
「結婚相談所のオンライン相談」と聞いて、マッチングアプリや婚活サイトを思い浮かべる方、結構いらっしゃいます。
画面越しで婚活、という意味では似て見えるんでしょう。

でも、中身はまったく別物です。
マッチングアプリは出会いの場を提供するだけ。
出会ったあとは「あとは個人間でやってくださいね」というスタイルで、サイトによっては独身証明も収入証明もいりません。
プロフィールに何を書いても、それが本当か嘘かわからない。
これは婚活サイトの最大のマイナス点です。
一方、結婚相談所はオンライン対応していても、入会する時には独身証明・収入証明の提出が義務付けられています。
IBJなど全国展開している連盟に加入していれば、どこの相談所でも紹介できる会員さんの数にあまり大差がないので、他府県の会員でも問題なく活動することができます。
つまり、画面の向こうにいる相手は、独身であることも年収も、きちんと裏が取れている人なんです。
画面越しに見える「便利さ」は同じでも、相手が本当に独身で、書いてある年収も嘘じゃない、という土台の真剣度が、まったく違うんです。
オンライン対応はあくまで「相談の仕方」が変わっただけ。
結婚相談所の中身そのものは変わっていません。
オンライン相談で得をするのは「カウンセラー選びの自由」が手に入る人
オンライン相談のメリット、まあ世間一般では「移動時間の節約」とか「自宅から相談できる気軽さ」とかが言われますね。
間違ってはいません。

でも、私が思う最大のメリットはそこじゃありません。
日本全国の結婚相談所から、自分に最適のカウンセラーを選ぶことが出来る。
これが本当に大きい。
大都市でない地域に住んでいる場合、結婚相談所を探しても、選択できる相談所はそう多くありません。
だから「こんなものか…」と思いながらも入会している人がたくさんいます。
「近いから」「他にないから」という消極的な理由で選んだ相談所のカウンセラーと、何年も付き合うことになるんです。
これ、結構しんどい。
オンライン相談が普及する前は、遠方の相談所に入会してしまうと、いざ相談したい時にすぐ相談できないという、もどかしさがありました。
それも過去の話。
北海道に住んでいても、九州の優秀なカウンセラーに担当してもらえる時代になりました。
それともう一つ。
これは現場で見ていて思うんですが、相談所に足を運んで入会説明を受けると、どうしてもカウンセラーのペースに飲み込まれてしまいますからね。
オンラインで冷静にカウンセラーの人柄を見られるのは、大きなメリットです。
サロンに足を運ぶと、雰囲気に呑まれるんですよ。
「ここまで来たし」という心理も働く。
オンラインなら、画面の向こうの相手を、自分の家の落ち着いた状態で観察できる。
「この人と何年も付き合えるか」を冷静に判断できる距離感が、最初から確保されている。
ただし、「オンライン対応しています」というだけで安心できないポイントもあります。
無料カウンセリングをオンラインで受けるときに見るべき3つの確認点
オンライン対応をうたっている相談所でも、中身はピンキリです。
ここを見ないと後で痛い目を見ます、という3点だけ書きます。

①ビデオ通話に対応しているか
電話だけでオンライン相談を済ませている相談所は、私はおすすめしません。
電話だけで相談を行うカウンセラー自身も、実際に顔を見ないで相談に乗ることに、本音ではやりにくさを感じているはずです。
とくに初回カウンセリング時は「顔を見せたくない…」という方もいらっしゃるでしょうが、カウンセラーは言葉だけでなく、表情から本当の気持ちを汲み取っています。
声だけでは、本音と建前を見分けるのは正直きつい。
長く付き合うカウンセラーだからこそ、ビデオ通話対応の相談所を選んでください。
②オンライン相談の回数・頻度
ここ、見落としている人が本当に多いです。
たとえば「オンラインでの相談は月1度まで…」などの規約があることも…。
「いつでも気軽に相談できる」と思って入会したら、月1回以外は対面でサロンに来てください、という規約だった
――現場で実際にある話です。
入会前に、上限・頻度・対応範囲を必ず聞いてください。
③強引な勧誘から逃げられるか
そして、初回カウンセリング時に入会を強制された、という話もゼロではありません…。
オンラインなら、しつこい勧誘にあっても通話を切ればそれで終わり。
実際、サロンに足を運んで「ここまで来たし」「とりあえず仮で入会しておきましょうか」で流されて後悔した会員さんを、私は何人も見てきました。
オンライン相談は、初回相談者にとって見えにくいけれど、大きな安全装置になっているんです。
チェックポイント①ビデオ通話対応か(電話だけはNG)②オンライン相談の回数上限はどうか(月1回などの落とし穴に注意)③強引な勧誘から逃げられる距離が確保されているか
相談だけでなく、お見合い自体もオンラインで行う相談所が増えています。
オンラインお見合いの本当のメリットは、盛り写真の被害が小さくなること
オンラインお見合いのメリットは、世間ではいろいろ言われます。
お見合い料が浮く、ホテルラウンジまで出向かなくていい、お茶代もかからない、Zoomの30〜40分制限で「話が長くなって退屈な空気が流れる」という事故が起きない――これは前提として全部本当です。

でも、これは前菜です。
私が「これはオンライン独自のメリットだな」と思っているのは、別のところにあります。
最近の結婚相談所の悪しき風習である「別人でもなんでもとりあえずイイ写真を載せてお見合いを組む」ということが、オンラインでは通用しにくくなる。
これですよ。
従来のお見合いだと、わざわざホテルまで出向いて、いざ会ってみると、『ぜんぜん写真と違うじゃないか!』ってことがたまにあります。
これ、かなり腹が立ちます。
考えてみてください。
男性は数千円のお見合い料を払って、ホテルのラウンジを予約して、出向く。
女性はメイクして、髪をセットして、服を選んで、出向く。
お見合い料金が発生していることもある。それで会ってみたら写真と別人。
30分で終わり。何のためにこの半日を使ったのか――。
ホント、盛り過ぎ写真だけはやめてほしいものです。
その点、オンラインお見合いだと、このダメージが半分以下になります。
仮に写真と別人でも、自宅の画面の前なので、失うのはせいぜい30分とお見合い料だけ。
出向いた疲労感も、メイクの徒労感もない。
「実物との差を確認するためのコスト」が圧倒的に低い。
だからこそ、オンラインは賢く使える。
婚活の効率という意味で、これは相当大きなメリットです。
ただし、便利の裏にはデメリットもあります。
次は、画面越しでは見えないものの話。
画面越しでは「本当は良い人」が損をする
オンラインのデメリットを「通信が悪いと困りますよね」みたいな話で済ませる気はありません。
本当の問題は、もっと深いところにあります。

本当はメチャクチャ温厚で素敵な雰囲気を持っているのに、Webカメラの出会いに慣れていない人はたくさんいます。
これ、現場で本当によく見る光景です。
実物で会えば「ああ、誠実そうな良い方ですね」と一目でわかる男性が、画面越しだと表情が硬くて、声がこもって、なんとなく自信なさげに映ってしまう。
それで断られる。本人に何の落ち度もないのに、です。
リアルで会えば、その人の良さは別のところから出てくるんです。
店員さんへの態度、緊張している相手への気遣い、歩く速度、相手のペースに合わせて話を引き出す間――こういうものは、画面越しでは絶対に伝わりません。
Webカメラの前で固まっている人が、実は飲食店で店員さんに「ありがとうございます」と自然に言える人だったりする。
これ、結婚相手として超重要な情報じゃないですか?
とくに入会直後は、本人らしさが出せません。
慣れない環境、慣れないカメラ、慣れない相手。
最初の数回のお見合いは、ほとんどの会員さんが本来の自分の半分くらいしか出せていないと、私は思っています。
しかも厄介なのは、見え方の個人差です。
カメラの性能が悪かったら素敵に見えないし、部屋が暗かったら性格まで暗く見えてしまう。
カメラ目線が出来ない人もいるし、カメラに近寄り過ぎる人、遠すぎる人も出てきます。
Webでは、人柄が完全には伝わらないんです。
映像では、雰囲気まで出ないんです。
どれだけ性格が温厚で素敵な人であっても、寡黙で口下手な人の魅力は、画面越しでは伝わりにくいものです。
とっても素敵な人なのに、Webに慣れていないばかりにお断りされることが結構あるんです。年齢が高くなると、その傾向が増えます。
50代の男性なんかは、もう本当にこの傾向が顕著です。
だから私も、出来るだけリアルでも会いましょうね、と伝えるようにしています。
ここを各相談所は、全ての会員さんに周知徹底してほしいと思います。
「オンラインで断られた=相手にとってナシ」じゃないんです。
「画面越しでは魅力が出にくい人だった」という可能性が、いつもセットでついている。
そして、ここからが、この記事で一番伝えたい話です。
オンライン婚活で一番怖いのは、相手が実際以上に良く見えてしまう心理
ここまでは「画面越しでは良いところが見えにくい」という話でした。
でも、私が一番怖いと思っているのは、その逆なんです。

画面越しだと、相手が実際以上に良く見えてしまうことがある。
オンラインお見合いは、お見合いから交際に進む確率が高い傾向があります。
これは現場で見ていて、はっきりとした傾向です。
「相性が良いから交際に進みやすいんですね」と言う人がいます。
違うんですよ、それ。
オンラインで何度か会うと、画面の良い切り抜きだけが記憶に残ります。
話し方の癖、間の取り方、店員さんへの態度、お会計の時の振る舞い、体臭、歩く速度――こういうリアルな情報が、全部削ぎ落とされている。
しかも「これだけ時間を使ったし」という心理バイアスで、相手が実際以上に良く見えてしまう。
3回オンラインで会ったときは本当に良い人に見えていたんです。リアルで会った瞬間、『あれ?』ってなって。でも、ここまで来たし…って
これ、現場で実際に聞いた会員さんの声です。
リアルで会った瞬間に違和感を覚えたのに、それまでに使った時間を惜しんで、その違和感を自分で打ち消してしまう。
これが本当に多い。
何度かオンラインで会って関係性が出来ていると、相手が実際以上に良いイメージで見えてしまうことがあるんです。
人は、自分が使った時間に想いを込めれば込めるほど、その時間を「有効だった」ことにしてしまうバイアスがかかるものなんです。
「私は大丈夫です」とか思うんですよ、みんな。
きっとそうなのでしょう。
たぶんあなたは大丈夫なんです。普段なら。
でもね、婚活中はどんな人だって「結婚したい~~」「素敵な人と出会いたい~~」って思ってるじゃないですか。
そんな時は、誰だって冷静に判断できなくなりやすい。
これだけは、知っておいてください。
バイアスが掛かったまま結婚してしまうこともあるので、本当に、本当に、注意が必要なんです。
私、岡田の私見ですが…オンラインで何回会っても、それは「画面の中のその人」を知っているだけで、「リアルなその人」を知っているわけじゃない。
五感で感じないで、相手の何が分かるのか?画面を通した会話だけで、本質まで見えるのか?
ここは、真剣に考えてほしいんです。
正直に言うと、私はオンライン婚活否定派です。
時代に逆行しているように聞こえるかもしれませんね。
それでも、本音で書いています。
ましてや、相談所のカウンセラーが「オンライン婚活だけで完結できますよ」と推奨しているケースもあります。
現場で多くの会員を見てきた立場からすると、これは正直、無責任だと感じてしまう。
ハッキリ言わせてもらいます。それはダメです。
コロナの影響とか、出不精の人が増えているとか、苦労せずに婚活したい人が増えているとか――いろいろな理由で「オンライン婚活」を全面に出している相談所の気持ちも、分からなくはありません。
でも、結婚相手を探す活動が「婚活」です。
英会話や算数ドリルや受験勉強と一緒にしないでください。
では、この便利さと危うさを、どう両立させればいいのか?
相談はオンライン、見極めはリアル|コロナ後の婚活戦略
オンラインを全部否定する気は、私にはありません。
初回相談、カウンセラー選び、遠方の相談所の活用――ここはオンラインが圧倒的に強い。

サロンに足を運んでカウンセラーのペースに飲まれるよりも、自宅で冷静に「この人に任せられるか」を見極める方が、何倍も良い判断ができます。
お見合いの初回も、オンラインで構いません。
盛り写真の被害が小さくなるし、明らかに合わない相手を30分で見極められる効率は、実物のお見合いには出せません。
「これは絶対にあり得ない!」という判断には、オンラインは十分使えます。
問題は、その次の段階です。
オンラインからリアルへの切り替え戦略
- 1回目(お見合い)はオンラインでもよい
- 2回目以降はできるだけリアルで会う(遅くとも3回目まで)
- 交際判断の前に、必ず五感で確認する
- 違和感が出たら「時間を使ったから」で正当化しない
オンラインで「イイ感じ」になった相手とは、できるだけ早くリアルで会ってください。
画面越しの関係を長引かせるほど、先ほどお話ししたバイアスが強くかかります。
リアルで会った時の「あれ、画面で見ていた印象と違う」という違和感は、貴重な情報なんです。
それを早く取りに行くことが大事。
そうこうしている間にも、年齢を重ねてしまうし、出会いのチャンスは通り過ぎていきます。
オンラインで延々とやりとりして「まだリアルで会わなくてもいいかな」とずるずる引き延ばすのは、婚活で一番もったいない時間の使い方です。
貴重な婚活の時間ですからね。
無駄に使ってしまわないように。
整理すると、こういう順番になります。
相談所選びとカウンセリングはオンラインで効率化、お見合い初回もオンラインでスクリーニング――ここまでは全力で便利さを使う。
でも、交際に進むかどうかを決める前には、必ずリアルで会って、五感で確かめる。
この順番さえ間違えなければ、オンライン婚活は本当に強い武器になります。
オンライン対応の結婚相談所を選ぶときのチェックリスト
「オンラインに力を入れています!」とアピールする相談所は山ほどあります。
でも、選ぶべきは「オンラインを推している相談所」ではなく「オンラインの限界まで説明してくれる相談所」です。

この違いは、本当に大きい。
入会前に、以下の5項目を確認してみてください。
①ビデオ相談に対応しているか
電話だけの相談所は外す。
表情を見ない相談に、長期サポートの価値はあまり期待できません。
②オンライン相談の回数・頻度の上限
「月1回まで」のような規約がないか必ず確認。
ここで、サポートの実質的な厚みが決まります。
③お見合い後のフィードバックがあるか
オンラインお見合いの後、両方の側から印象を聞いて本人にフィードバックしてくれるか。
ここが抜けると、画面越しの誤解が積み重なっていきます。
④カメラ映り・背景・話し方の助言をくれるか
「Webカメラに慣れていないだけで損をしている会員」の存在を、相談所側が把握しているか。
把握している相談所は、ちゃんと助言してくれます。
⑤対面への切り替えを提案してくれるか
「2〜3回会ったらリアルで会ってみましょう」と能動的に背中を押してくれるか。
「オンラインだけで完結できますよ」を売りにする相談所を、私は警戒します。
これら全部が「対応しています」だけど中身の説明が薄い相談所は、要注意。便利さを売り文句にしているだけで、便利さの限界に向き合っていない可能性が高いです。
最後に、この記事で一番伝えたかったことをまとめます。
まとめ|オンラインは入口、リアルは確認
オンラインは入口の効率化に使う。相手の見極めはリアルで行う。
この順番を間違えなければ、コロナ後のオンライン婚活は本当に強い武器になります。

地方在住でも全国の優秀なカウンセラーを選べるようになったし、無料カウンセリングで強引に勧誘されるリスクも下がった。
盛り写真の被害も軽くなった。
これだけでも、5年前と比べて婚活の景色は本当に変わりました。
でも、オンラインでの出会いをむやみに信頼し過ぎることには、私は反対です。
やっぱり、リアルが重要です。
オンラインだけでは、会員の100%の情報を得ることはできない。
ネット化する仕組みの中でも『五感で感じること』を無視してはいけません。
初めての出会いは、出来る限りリアルがいいと思っています。
それが難しいならオンラインで構わない。
ただし、交際に進む手前で必ずリアルに切り替える。
この一線だけは、引いてください。
最後に一つ、付け加えさせてください。
ツイッターでこの記事を掲載したところ、ちはマルさんからこのようなご意見を頂きました。
相手に良いバイアスがかかることはダメなんでしょうか?オンラインではあるけど、相手を見ての印象なわけですし。相手の良いところを見つけてポジティブに活動するのは良い事なのでは?
たしかに…仰る通りです。
良いバイアスがかかること自体が悪いんじゃない。
婚活はポジティブに進めた方がいい。
私が言いたいのは、そのバイアスを「自分の判断力」だと勘違いして、結婚まで突っ走らないでほしい、ということだけ。
最後の最後は、画面じゃなく、自分の五感で決めてほしい。
便利さは使い倒していい。
でも、人生を決める判断だけは、リアルで。
この記事で伝えたかったのは、それだけです。
もし相談所選びで迷ったら、まずは気になる相談所のオンライン無料カウンセリングを、今日一つ予約してみてください。
オンラインを賢く使いながらリアルを重視する相談所をお探しなら、あゆみマリアージュもおすすめです。





