シングルマザーの婚活は難しい。〇〇を守るべし!
シングルマザーの婚活は難しい。それでも、現場で見てきた幸せな再婚には共通点がある
シングルマザーの婚活は、ただ相手を探すだけの婚活ではありません。
子供の生活、自分の過去、仕事、お金、元夫との関係、そして自分の心の揺れ。

その全部を抱えながら進む婚活です。だから正直、簡単ではありません。
岡田は婚活のサポートを続けてきましたが、現場で相談を受けていても、離婚後すぐに「もう一度結婚したい」と言える女性は多くありません。
子供がいる場合は、なおさらです。
数字で見ても、実感としても、本当に少ない。
でも、その少ない中でも、今までいろいろなシングルマザーの婚活を見てきて、初婚の男性と結婚した人もいますし、再婚同士で家族になった人もいます。
その人たちには、ひとつだけ共通していることがありました。
「再婚できる方法」を探していたのではなく、「恋愛に流されて、子供と自分を傷つけない順番」を最初に決めていた、ということ。
今日はその話をします。
バツイチ子持ちのシングルマザーの結婚は、本当に簡単にはいきません。
現場を見続けてきたからこそ、軽々しく「大丈夫」とは言えません。
子供の生活、仕事、自分の感情、元夫の影、お金のこと──全部抱えながら婚活するわけですから。
でも、難しくても、婚活で成功して幸せになっているシングルマザーを見ていると、共通することが見えてきます。
派手な美人とか、若いとか、年収が高いとか、そういうことではありません。
もっと地味で、もっと根っこの話です。
それは、自分の人生と子供の人生を、恋愛より一段だけ高いところに置いていた、ということ。「順番」を間違えていなかった、と言ってもいい。
では、その人たちが最初に守っていたのは何か?
意外なほどシンプルで、でも一番勇気がいることでした。
最初に守るべきは「子供の存在を最初に伝える勇気」
幸せになっていった人たちが、最初にしていたこと。
それは、知り合って、恋愛になる前から、バツイチ子持ちであることを知ってもらうことです。

これが基本です。もちろん、言うのが怖い気持ちは分かります。でも、ここだけは避けて通れません。
子どもの存在を伝える機会がないまま相手と距離を縮めてしまい、後で「子どものことを打ち明けても大丈夫だろうか? 嫌われたらどうしよう?」と心配している女性は、本当に多いんです。
これは、気持ちは分かるけれど、一番危ない流れです!
なぜここまで強く言うかというと──「打ち明けるのが怖い」と思った瞬間が、すでに危険信号だからです。
怖いと感じる時点で、あなたの中で相手は「失いたくない人」になってしまっている。
そうなる前に伝えるから、自分を守れるんです。
子供のことを最初に言える相手は、最初に言われても受け止めてくれる相手です。最初に言って消える相手は、半年後に言っても結局消える相手です。それなら、最初に消えてくれた方がいいに決まっています。
「どうせ結婚する気はないし」が一番危ない理由
でも、最初に言いたくない気持ちも、痛いほど分かります。
分かります、分かります、分かります……。

シングルマザーの暮らしが長くなると、人恋しくなってきますよね!
それだけ頑張っているのだから、支え合える男性が欲しくなるし、恋愛に憧れるのも当然です!
そういう状態で、バツイチで子持ちだということを先に伝えたら、「恋愛の可能性が減るんじゃないかな」と思って、「どうせ結婚するつもりはないし、、、」と考えて、最初は言えなくなるんです。
責めたいわけではありません。
気持ちは、分かります。
でもここから言うのは、警告です。
恋愛は、最初に決めた予定通りには止まらない
結婚する気がなくても、男性と恋愛してしまうことはあります。
その相手と最初は「結婚」を考えていなくても、やっぱり恋愛になってしまうと、子供も大事だけれど、男性のことを大好きになっていくことが多いんです。
今まで経験した恋愛よりも大きく、恋愛に依存してしまうこともあります。
シングルマザーだから、「ちょっと気晴らしになる恋愛相手が欲しい」と最初に決めていたとしても、
恋愛には、人の判断を大きく揺らす力があります。だから、最初に決めた予定通りにはいかないことが多いんです。
とくにシングルマザーの場合、日々の生活に必死なわけですよね!
頑張っているわけですよね!
人は、そういうときほど、優しさや安心感に強く引っ張られてしまうんです。
苦しく頑張っている時間と、好きな人に会えたハッピーな時間のギャップが大きいほど、人はその時のハッピーに依存してしまうクセがあるからです。
自分の心が苦しい時の恋愛ほど、一番大事なものを見誤ってしまう人がいる。
そこは、知っておいてほしいんです。
そして、ここからが一番伝えたい話です。これを知らずに進むと、子供にしわ寄せがいく構造に、自然とハマっていきます。
本当に怖いのは、男性に嫌われることより、子供に我慢させてしまうこと
正直な話、「子どもがいることを伝えた途端、距離を置かれてしまった」という話は、現場でよく聞きます。
そういうことが多いから、黙ったまま恋愛をしてしまう人が出てくる。

でも、そう思って付き合っていると、黙っていることがストレスになってしまいますし、隠そうと思いながら付き合うと、うまくいくはずの恋愛までおかしくなってしまうんです。
そして、最初に言っていなかった一番怖いところは、
男性に離れられることが怖くなって、自分が我慢してしまうことです。もちろん、あなたが子供を大事にしていないという話ではありません。ただ、恋愛で不安が強くなると、知らないうちに子どもに我慢させる決断をしてしまうことがあるんです。
例えば、子供に、「あの人に文句とか言ったらダメだよ」とか、「いい子にしていてね」とか、「ずっとニコニコしていてね」とか──口に出していなくても、そういう空気を出してしまうと、それは、その場しのぎでしかありません。
子供は気づきます。
子供は、お母さんの小さな変化を本当によく見ていますから。
「お母さん、彼の前ではいい子にしていてね」と言われた子は、彼の前で笑うようになります。
でも家で、ふっと真顔になる瞬間が増えるんです。
それを見て見ぬふりして付き合いを続けてしまうと、あなたと子供にとって苦しい構造ができあがってしまいます。
私には、それはない。子供以上に大事なものはないから
と思うかもしれません。
でも、誰にでも起こりうるから話しています。
恋愛はそれくらい強力だということです。
「そうなるかもしれない」と覚えておいてください。そこだけは、注意しておいてほしいんです。
では、子供のことを伝えたうえで、離婚のことはどこまで話せばいいのか?
次は、その話をします。
離婚理由は隠さない。ただし「悪口」ではなく「トラウマ」として伝える
離婚の背景は、人それぞれです。
深刻なものを抱えている人もいますし、長年のすれ違いで疲れ切ってしまった人もいます。

簡単に話せるものではありません。
一度離婚を経験すると、「次の結婚や恋愛なんて考えられない」と思う女性は、やはり多いです。
それでも、付き合う前から包み隠さずに、バツイチ子持ちであることも、離婚の原因も、自分が男性に対して悩んでいることも、話しておく方がいい!
今までたくさんのシングルマザーの結婚を見てきて、岡田はそう思います。
離婚の内容が深刻であればあるほど、他人には話しにくいものです。
でも、同じ過ちを繰り返さないためには、過去をさらけ出してほしい。
その方が、うまくいっている確率が高いんです。
どこまで話すか、の現場感覚
ここで一つ、現場でよく聞かれることがあります。
「全部話したら引かれるんじゃない?」「どこまで話すべきなの?」
線引きの基準はシンプルです。
子供に関係する部分は、隠さない。
これだけです。
元夫が今も子供に会いに来る可能性があるとか、養育費の関係とか、子供の心に残っている傷とか──これは隠してはいけません。
隠したまま再婚に進むと、必ず後で揉めます。
伝えるときは、難しく考えすぎなくて大丈夫です。
「子供の生活に関わることなので、先に伝えておきたいです」と言えばいい。
それだけでも、誠実さはちゃんと伝わります。
逆に、自分と元夫の間だけで終わっている話──たとえば二人の性格的な相性の問題とか──は、最初から全部開示する必要はありません。
関係が深まってきたタイミングで、少しずつ話せばいい。
そして、元夫の悪口は、あまり言わない方がいいです!
これは、元夫にされたことを話すな、という意味ではありません。
事実は伝えていい。
ただ、怒りをぶつける形ではなく、自分に残っている不安や傷として話す方が伝わります。
「こういうことがあって、自分の中にトラウマがある」ということを、冷静に話しましょう。
これだけで、受け取られ方がまったく違います。
信頼できる男性なら、そうすることで、「自分はあなたの元夫のような人ではないよ」と、彼が言葉だけでなく、行動でしっかり伝え続けてくれるはずです!
過去を開示することは、相手の心の広さを早めに見ることでもあります。次は、その「心の広さ」を、子供との関係でどう見ていくかの話です。
子供と彼の関係を育てる。男目線で正直に言う「男が苦手なこと」
再婚で一番気になるのは、「子どもと彼が良い関係を築けるか」ということですよね。
付き合い始めの頃は気持ちも高まるので、彼と二人で過ごしたいと思ってしまうものです。

でも、どんなに彼のことが大好きでも、子どもと良い関係を築いてくれなかったら、再婚はできません。
そのためには、付き合い始めた当初から、彼には積極的に子どもと触れ合える機会を作ることが大切です。
「男性はそんなの嫌がるでしょ。まずは二人で会うものじゃないの?」と思うかもしれません。
でも、ここが大事です。
あなたの一番大切なものを、まずは男性にも知っておいてもらいましょう。
もし再婚したら、男性にとっては、血のつながっていない子供と一緒に暮らすわけです。
どう考えても、どんな暮らしだったとしても、男性に大きな心がないと続いていきません。
簡単にはいかないんです!
だから、最初に、あなたの一番大事なものを宣言してほしい。
それで男性が「無理だな」となったら、どのみち最後にはうまくいきません。
そこで踏み絵ではないけれど、できるだけ早い段階で、男性の心の広さを見ておくことも必要です。
休日デートと、家での時間。場所をつくるのは女性の役割
では、具体的にどうするか。
休日のデートは、できるだけ子どもを連れて遊びに行きましょう。
彼と自分の休みが合うなら、平日に二人きりでデートを楽しめばいい。
もちろん二人の時間も大切です!
そしてもう一つ大事なのが、
自分がいない時に、子どもと彼が触れ合える時間を作ること。
ここが、再婚後の家庭にとってすごく大事なところになります。
子どもが苦手な男性なら、まずは3人でトランプやボードゲームをして「子どもと遊ぶ」ことに慣れてもらいましょう。
子どもが思春期なら、趣味やキャラクターなど、共通の話題を糸口にして、彼を交えた会話を作っていく。
これは女性だけが背負うという意味ではありません。ただ、最初のきっかけづくりは、子供のことを一番知っているあなたが橋渡ししてあげると進みやすい。ここは、女性の頑張りどころです。
男として正直に言う。男は自分から子供の懐に飛び込めない
──ここで、男として正直に言わせてもらいます。
男は、こういうことを自分からはなかなかできません。
もちろん全員ではありません。
ただ、岡田が男性側の相談を聞いていても、子供との距離の詰め方に戸惑う男性は本当に多いです。
自分から子供の懐に飛び込むとか、自分から子供との距離を詰めるとか──苦手な男性は多い。
どう話しかけたらいいか分からない、何をして遊んだらいいか分からない、引かれたらどうしようと思っている。
大の大人が情けない話ですが、これが本音です。
でも、場所を与えてくれたらできたりします。
頑張れたりするんです。
少し手が掛かるように見えるかもしれませんが、「男は自分から子供の懐に飛び込めない」ということを、分かってあげてください。
もう一回言いますが……きっかけさえ、場所さえ用意してくれたら、頑張れます。
これが男の本音です。
そして、子供と彼の関係が少しずつ育ってきたら、次に大事になるのが「いつ家族になるのか」という現実的な話です。
「子供第一」だけでは前に進まない。リミットと感謝の使い方
ただ、子供と彼の関係だけを見ていると、女性が板挟みになって、自分をどんどん追い詰めることにもなってしまいます。
バツイチ子持ちの再婚は、まずは子どもと彼の関係が大事なのは大前提です。

でも、そこだけを見ているとゴールがやってきません。
そこで使うのが、
「リミット」
という考え方です。
リミットは、男性を追い詰めるための期限ではありません。
親子の生活を守るために、二人で現実を見える形にするための目安です。
ある程度のリミットを作ることで、スムーズな再婚が叶うことがあります。
子供のライフイベント──小学校入学とか、中学に上がるタイミング、高校受験のあととか──を一緒に話し合いながら、「もしこのまま一緒にいるなら、ここがいいかもしれないね」と、二人で時期を考える。
漠然と「子どもがもう少し大きくなってから」と考えていると、ズルズル行ってしまう人が本当に多いです。
子供との関係がしっかりできていたら、男性はすんなり受け入れてくれることが多いです。
リミットを作ったことで、スムーズに再婚できたという人は、本当に多い。
男として、もう一つ正直に言わせてほしい
ここでもう一つ、男として正直に言うと──
男性は、ものすごくあなたのことが好きでも、子供のことを大事に思っていても、いまいち踏ん切りがつかないことがあります。
二人を同時に守っていく覚悟というのは、相当なプレッシャーです。
逃げ出したくなるほどのプレッシャーを感じる男性は、決して少なくありません。
でも、男性はあなたと知り合って、逃げ出さずに一緒になることを考えてくれているわけです。
その男性の想いを、女性はしっかり見てあげてほしい。
そしてその思いに対する感謝の気持ちを、男性に大袈裟なくらい伝えていきましょう。
これは媚びるという意味ではありません。相手の覚悟を当たり前にしない、ということです。
「父親の立場」を押し付けない
ここで一つだけ注意です。
彼に「父親になるんだから、もっと子どものことを考えてよ! 叱ってよ!」とか、「父親の立場」を押し付けないでください。
彼には彼のペースがありますから。
「男性は強制されることが大嫌い」
ということを頭の片隅に置きながら、子供の感情や状況をあなたが伝えていく感じです。
正確に言えば、男性は急に役割を押し付けられると身構えやすいんです。
それを続けていると、徐々に男性が自分から動くようになるものです。
求められたときにだけアドバイスをしながら、「新しい家族」の色をみんなで作っていってほしい。
あくまで子供目線で、ベストなタイミングを見つけていきましょう。
まとめ|あなたは充分頑張っている。元夫と次の彼は、別人です
最後に、あなた自身のことを話したいです。
子供が大切なのは分かります。

でも、自分の心の安定のことも大切にしておきましょう。
長い目で見れば、それが子供のためになることだからです。
根を詰めて頑張りすぎないことです。
子供は、お母さんが思っている以上に、お母さんの幸せを願ってくれています。
だからこそ、子供に全部を背負わせるのではなく、あなた自身も休む時間を持ってほしいんです。
平日に有休を取ったり、実家に頼って子どもを預かってもらったり、リフレッシュする時間をたくさん作りましょう。
無理やりにでも、そんな時間を作ってほしい。
休みを取ることを、一人で遊びに行くことを、後ろめたく感じる必要は一切ありません。
外から何か言う人がいても、その人があなたの毎日を代わりに背負ってくれるわけではありません。
だから、必要以上に気にしなくていいんです。
離婚しても消えない元夫への恐怖が、まだ残っているかもしれません。
それは、消えないものだから、無理に消そうとしなくていい。
ただ、当たり前のことですが、
離婚した元夫と今の彼は、まったくの別人です。
世の中には本当に素敵な、心優しい男性も、たくさんいます。
バツイチシングルマザーの場合、自分自身のトラウマが気になって、なかなか再婚に踏み切れない人が、やっぱり多いです。
でも、人生は長いんです。離婚する人も多いです。
順番さえ間違えなければ、2度目、3度目の結婚で幸せになる人もいます。
全然悪いことじゃないと岡田は思います。
神様っているな、と思うとき
婚活のサポートを続けていると、「心の暗闇をスパッと切り裂くような良いご縁もあるものだな」と、つくづく思うことがあります。
何年も誰にも言えない想いを抱えて、ようやく一歩踏み出した女性のところに、信じられないくらい優しい男性が現れる瞬間がある。
子供のことも、過去のことも、全部受け止めて、「一緒にやっていこう」と言ってくれる男性が、現実にいるんです。
たとえば、子供の予定を当たり前のように確認してくれる。
子供が彼の隣で、無理している顔ではなく、自然に笑っている。
そういう場面を見ると、「ああ、この人たちは家族になっていくんだな」と感じます。
そういう瞬間を何度も見てきました。
ひたむきに頑張ってきた女性に幸せがやってくる場面に、何度も立ち会ってきました。
そのたびに、
「神様っているな」と思うことが、本当に多いんです。
胸のつかえが、ふっと軽くなるご縁は、ちゃんとあります。
それを現場で見てきたから、こうして書いています。
あなたは充分過ぎるほど、がんばっています。
今日はそれだけ、覚えて帰ってください。まずは、子供のことを最初に伝える。その順番だけは、必ず守ってください。





