男のセックス・1流と2流の大きな違い
40歳男性が一回のアドバイスで激変した実話
先日、相談に来た40歳の男性から、こんな告白を受けた。
私、40歳の今までずっと、AVみたいに手を女性の局部にガ~ってやってました

……いやいやいや。それはだめだ。
たぶん女性は痛がっていたはずだ。
そう伝えて、ソフトタッチに変えるようアドバイスをした。
たった一回だけだ。
次に会ったとき、彼から返ってきた言葉はこれだった。
岡田さ~ん。ほんとでした。彼女、とろ~んってなってました。セックスが終わった後、惚れられてるな、って。こんな女性の反応、初めてです
40歳。
そこそこ経験を積んだ年齢の男が、たった一回触れ方を変えただけで、相手の女性の反応がまるで違うものになった。
逆に言えば、それまで彼が付き合ってきた女性たちは、全員彼のセックスに納得していなかったということだ。
誰一人、本当のところは満足していなかった。
本人だけが、それに気づいていなかったのだ。
実は、どんなに経験豊富な男性でも「ある1つの勘違い」をしているだけで、女性の心は離れてしまう。
逆に言えば、そこさえ直せば劇的に変わるのだ。
今日は少しエッチな話をする。
個別にセックスの相談を受けることも多く、まだまだ男の勘違いが多いことに驚いている。
男のセックスで「1流」と「2流」を分ける、決定的な違いについて書いていく。
男のセックスが2流になる瞬間は、「激しさ」を勘違いしたとき
最初に言っておく。
「が~っとやる」のと「激しいセックス」は、全然違う。

女性が激しいセックスを求めることは、確かにある。
でもそれは、相手を激しく求め合うセックスのことだ。
好きすぎて、強く引っ付きたくて、思い切り絡まりたくて、強く激しくまとわりつくような感覚。
映画やドラマでもよくあるだろう?
男と女が我を忘れたように激しく抱き合い、キスをし合う、あれだ。
これは、手や舌で局部を激しく愛撫することとは、まったくの別物なのだ。
相手を喜ばせたいと焦るあまり、つい力が入ってしまう男性の気持ちは痛いほどわかる。
だが、女性の皮膚感覚は、男とは比較にならないほど敏感だ。
ここを伝えるのが一番難しいから、男に伝わる言葉に翻訳しよう。
男がイッた直後のペニスの先を、激しくこねくり回されるという感覚。
もしくは、お尻にいきなり指を入れられて、が~~っとかき回されている感覚。
やめてくれ~~
ってなるだろう?
ただし、それがイイという男もたまにいるから、セックスは本当に奥深い。
しかし、どれだけ盛り上がっていても、こんなことをされたら大半の人は一瞬で興ざめする。
それが、女性が「ガ~ってやられている」ときに感じている感覚に、かなり近い。
ここまで言うと、たいていの男は黙る。
「俺もそれは嫌だわ」となる。
それでいいのだ。
その身体感覚を覚えたまま、女性に触れに行ってほしい。
大半の女性については、この一点だけ覚えておいてくれたらいい。
男が女性を愛撫するときは、それくらい敏感な部分に触れているという感覚を持って、大事に大事に扱うこと。
半熟の目玉焼きを割らないようにそ~っと扱う、そのくらいの感覚を意識してほしい。
これだけで、女性の反応はガラッと変わる。
冒頭の40歳男性が証明している。
女性の「気持ちよさそうな反応」を、そのまま信じてはいけない
ここからもう一段、踏み込む。
セックスの時の女性の反応を見て、「良い、悪い」の判断をしないように。

「いやいや、相手の反応を見るのは大事って、よく言うじゃないですか」と思った男性、その通りだ。
反応を見ることは、メチャクチャ大事だ。
でも、そこには女性の演技や遠慮や恥じらいや思いやり、そして「嫌われたくない」という複雑な感情がある。
女性が声を出しているから大丈夫、笑っているから満足している。
そう決めつける男が多いのだ。
でも相談を聞いていると、そこに本音が乗っていないことも普通にある。
私は男性側の相談だけでなく、女性側からの相談もずっと受けてきた。
その現場の感覚で言わせてもらう。
ほとんどの女性は、セックスの時に演技をする。嘘をつくのだ。
嫌われたくないからだ。傷つけたくないからだ。
早く終わらせたいときもある。
本気で気持ちよかったかのように演じる場面が、確実にある。
これは女性が悪いという話ではない。むしろ思いやりだ。
そして男側にも、フィルターがかかっている。
好かれたい、失敗したくない、強い男だと思ってほしい――こういう願いが入った状態で、女性の反応を冷静に判断できるはずがない。
感情が高ぶっている時は、冷静に判断できない自分がいる。
それも覚えておくように。
つまり何が起きるか。女性は気を遣って演技する。
男は都合よく解釈する。
ここに「俺、上手いんじゃない?」という勘違いが完成するのだ。
冒頭の40歳男性も、たぶんそうだったのだろう。
何かしらの反応を見て「これでいいんだ」と思い込んでいた。
彼の責任ではない。
男というのは、ほとんどがそういうものだからだ。
だからこそ、反応だけを頼りにしてはいけない。
女性が満足するセックスは、ベッドに入る前から始まっている
では、何を頼りにすればいいのか?
ここが今日一番伝えたいところだ。

セックスの満足度は、相手と触れ合っている時間だけで決まるわけではない。
セックスが上手くなろうと思って、ベッドの上のセックスだけを考えるのは2流なのだ。
女性がその日のあなたとのセックスを「最高だった」と思うかどうかには、ベッドに入るずっと前から積み上がる、いろいろな要素が関係している。
どこにデートに行ったか? どんなホテルに泊まるのか?
部屋に入った瞬間の温度は適当か?
シーツの肌触りは冷たくないか?
「無理しなくていいよ」の一言は出せたか?
デート中にちゃんと愛を伝えたか? 避妊の話で彼女は安心できているか?
今日の彼女の体調はどうか?
ここを、わかっていない男が本当に多いのだ。
難しく考える必要はない。
まずは、部屋に入った時に「寒くない?」と一言声をかけるだけでもいい。
歩幅を彼女に合わせてあげるだけでもいい。
特に初めてのエッチや、付き合って間もない二人のエッチでは、女性はそこにこだわるし、臆病にも、敏感にもなっている。
見ているようで見えていない男が、本当に多いのだ。
ここで、ひとつ逆説的な話をする。
舞台設定をきちんとやって、愛情を伝え合って、心が繋がっていたとする。
そういう日に、男があっという間にイってしまったとしよう。
男は「今日のセックスは失敗だった〜」と落ち込んでいる。
早すぎた、満足させられなかった、と。
ところが、女性からしたらどうか?
「最高のセックスをした日」になっていたりするのだ。
ここを、本当に、ちゃんと分かっていてほしい。
男性には。
セックスの「行為」の出来・不出来だけで、その日のセックスの価値が決まると思っているのは、男だけだ。
女性が記憶しているのは、レストランで彼が見せた表情、ホテルに向かう道で繋いだ手の温度、部屋に入ったときの「無理しなくていいよ」の一言、そっちの方だったりするのだ。
行為だけを完璧にしようとする男は2流。行為に至るまでのプロセス全部をセックスの一部だと考えられる男が、1流。
ただし、舞台設定だけ完璧でも2流だ。本当に見なければならないのは、その場の彼女の顔と呼吸なのだから。
1流の男はテクニックで勝負しない|「ふたりで作る」が答えになる理由
ここまで読んで、「じゃあテクニックは要らないってこと?」と思った人がいるかもしれない。
そうではない。

土台としてのテクニックや知識は、当然あった方がいい。
キスの仕方、愛撫の仕方、腰の動かし方。
それで相手が心地よくなる場面は確かにある。
でも、ネットやマニュアル本で見つかるテクニックを鵜呑みにしてはいけない。
感じ方は一人一人違う。誰でも同じということは、絶対にない。全員に当てはまるテクニックは100%存在しない。
本当に女性は、反応が全然違うのだ。
強めが好きな人もいれば、少し触れられるだけで緊張する人もいる。
だからこそ、男が勝手に「これが正解だ」と決めてはいけないのだ。
セックス上達への道というのは、テクニックや知識を土台として、自分で相手に喜んでもらうポイントを開拓していくしかない。
女性の感じ方は人それぞれ。
時と場合と相手によって、あなたたちふたりで作り上げていくものだ。
「ふたりで」という言葉に下線を引いてほしい。マニュアルを暗記するのではない。相手と一緒に、その関係だけのセックスを作っていく。これが1流の発想だ。
長期カップルほど「日常」がモノを言う|女性の好みは想像以上にバラバラ
二人の関係が長期になるほど、舞台設定になんて気を遣っていられない状況も出てくる。
結婚生活が長くなったり、仕事が忙しかったり、子育てが大変だったり。

たまの誕生日に舞台設定を盛り上げるのは大切だが、やはり一番大事なのは日常だからだ。
そして女性の好みも、想像以上にバラバラだ。
- 舞台設定など関係なく、セックス自体を楽しみたい女性もいる
- 逆に、セックスは面倒だからチャチャっと終わらせたい女性もいる
- スローセックスが好きな女性がいれば、スローセックスなんて絶対嫌だ、激しい動きが好きだという女性もいる
奥が深いのだ、セックスは。
毎回毎回男だけが直ぐにイってしまったら、物足りなくなる女性も確実にいる。
愛し合っていたら大丈夫とか、舞台設定を頑張るから心配ないとかでは、絶対にない。
セックス自体の「出来・不出来」を大切に思う女性もいる。
だから、結論は「相手女性に合わせて、二人ともが充実できるセックスを、お互いが協力して作っていく」――これに尽きる。
セックスの神はいない|どんなに上手な男でも「良くて3割」
ここまで読んで、「難しすぎる」と感じた男性もいるだろう。
最後に、救いを置いておきたい。

そもそも、完璧にセックスが上手い男なんているのだろうか?
という話だ。
私が女性たちから直接聞いてきた限りでは、こうだ。
どれだけ充実したセックスライフを送っている女性でも、「今の相手とのセックスで最高に満足している」と答えている女性でも、10回中、最高に気持ちよかったというセックスは2~3回だ。
逆に言えば、どれだけエッチが上手な男でも、7~8割は失敗しているということだ。
男というのは、自分の苦手な分野であるほど、自分より実力が上の人を過大評価する傾向がある。
「セックスの神」みたいな男がいて、どんな女性でもイカせられるテクニックを持っている、と信じていたりする。
覚えておいてほしい。そんなセックスの神はいないのだから。
言っているだけだから。自己満足だから。
どんなに上手な男でも、良くて3割だから。
神なんか要らない。3割で十分だ。
だからこそ、毎回完璧を目指してプレッシャーを感じる必要はない。
失敗を恐れず、目の前の彼女の表情を見る余裕を持とう。
力みを取った方が、意外と女性は喜んでくれるものだ。
まとめ|男のセックスで1流と2流を分ける4つの違い
ということで、今日の話を整理する。
男のセックスで1流と2流を分けるのは、この4つだ。

1.これが100%というテクニックはない冒頭の40歳男性が「ガ~」一辺倒で40年やってきたように、たった一つのやり方を信じ込むのが2流。土台の上で、ふたりで開発していくのが1流。まず、女性の反応を鵜呑みにしてはいけない。
2.セックス以外の舞台設定が大事男が早くイって落ち込んでいる日でも、女性側では「最高のセックスをした日」になっていたりする――この感覚を持てるかどうかが分かれ道だ。次に、テクニックより安心感だ。
3.3割良いセックスができれば大合格セックスの神はいない。良くて3割。これを知っているだけで、力みが抜ける。力みが抜けた男のほうが、結局女性には優しく触れられる。3割で十分なのだ。
4.自分と彼女で最高のセックスライフを作っていくマニュアルではない。彼女との関係だけの、ふたりだけのセックスを作っていく。これが1流の発想だ。最後に、彼女の体と顔をちゃんと見ること。ここを忘れたら全部ズレてしまうぞ。
次にあなたが変えるべきなのは、テクニックではない。
次のデートでは、新しいテクニックを試す代わりに、彼女の顔をいつもより5秒長く見てほしい。
それだけで、あなたは1流への第一歩を踏み出せるはずだ。





