めちゃくちゃ可愛いのにセックスできない女性

めちゃくちゃ可愛いのにセックスできない女性

「私はエッチができないんです」――33歳の彼女から届いた一通のメール

ちょうど5年前のこの時期です。

今でも、あのメールの文面はよく覚えています。

私のもとに、ある女性から一通のメールが届きました。

結婚したいけれど、私はエッチができないんです。エッチができない女性と結婚してくれる男性と出会うことができるでしょうか?

正直、最初の私は戸惑いました。

エッチできないって、どういうことなんだろう。

したくないのではなく、できないとはどういう状態なんだろう。

今思えば、その時の私はあまりに浅く考えていました。

その一瞬の油断を、私は後でしっかり恥じることになります。

こういう相談は、たまにあります。珍しいことではありません。

もちろん、相談の中には、まだ相手のことを好きになっていなくて気持ちが追いついていないケースもあります。

「身体が拒否する」と言うけれど、実際には心がまだ相手を受け入れられていない、という場合ですね。

あとはセックスに対するトラウマがあるとか。

そういう場合は、優秀な心理カウンセラーを紹介することになります。

ただ、彼女の場合は単なる気持ちの問題ではありませんでした。

体が先に固まってしまう。自分の意志だけではどうにもならない。

そこが一番つらいところだったんです。

そしてこの話は、「誰にでも受け入れられる婚活」を目指す話ではありません。

事情ごと受け止めてくれる、たった一人を見つけにいく話です。

セックスできない女性の事情は、心の問題だけではない

文面から真剣に悩んでいることはヒシヒシと伝わってきたので、何度かメールでやり取りをしながら、彼女の話を聞いていきました。

彼女は33歳。

25歳の時に当時付き合っていた彼から性感染症を移されて、それから「セックスが出来なくなった」ということでした。

病気そのものはとっくに完治している。

でも、後遺症だけが残ってしまった。

粘膜が弱ってしまい、セックスをすると腹痛を起こしたり、膀胱炎になりやすくなってしまった。

これはな、、、辛いですよ。

今から女盛りの年齢じゃないですか。

25歳から33歳までの8年間。

随分悩んでいたんだと思います……想像しただけで、こちらの胸が詰まります。

そして彼女はメールでこう書いてきました。

健常な男性には受け入れてもらえないだろうから、性的不能者の男性なら結婚してくれるんじゃないかと思うんです。例えば糖尿病の人やEDの男性を紹介してほしい。

この言葉を読んだ時、私は手が止まりました。

自分のことを「健常じゃない側の人間」だと、もう決めつけている。

だから「健常じゃない男性」を探してほしい――そういう発想なんです。

8年間悩み続けた末に出した、彼女なりの結論でした。

確かに、結婚後にセックスレスになる夫婦は多いです。

でも、付き合う前からエッチできないとなると話は変わります。

最初から条件として伝えないといけない。

それを承知の上で結婚してくれる男性を探さないといけない。

結婚を真剣に考える年齢で、こういう悩みを一人で抱え続けるのは、言葉では表現できないほど苦しいことです。

ここまでなら、私はまだ楽観していたんです。

「身体の問題なら、理解ある男性を見つければいい」って。

けれども、直接会った彼女は、私の予想を超えていました。

めちゃくちゃ可愛い彼女が抱えていた、もうひとつの苦しみ

何度かメールのやり取りをした後、「じゃあ直接お会いしてお話を伺います」となって、大阪梅田の新阪急ホテルのロビーで彼女と会いました。

会ってみてびっくりしました。

周りが思わず振り返るレベルの、透き通るような色白肌にキュートな笑顔の女性でした。

笑うと目が細くなるのが印象的でしたね。

何か騙されているんじゃないかと思うような美人さんでした。

正直、最初は私も思ってしまったんです。これだけ可愛かったら、婚活もすぐ決まるだろうって。でも、それがもう完全に浅かった。見た目で勝手に安心していたのは、私の方だったんです。

「これだけ魅力的な女性なら、理解してくれる男性も見つかるはずだ。エッチが出来なくても大丈夫って考える男性を探せばいいだけだよな!」――そう思った私の読みは、話を聞いていくうちに早々に崩れていきました。

彼女の理想条件はこうでした。

  • 喋ってて楽しい人
  • 賢い人
  • 年齢は10歳上まで
  • 一般的経済力
  • 優しい人
  • スリムな人

おいおい、、、おいおい、、、けっこう大変ですよ、その条件!

これだけ条件が並ぶと、特別な事情がなかったとしても、婚活では普通に難しいレベルです。

エッチできないという事情を抱えた状態で、ここを目指す。

簡単ではありません。

ただし、ここで私は彼女を責める気にはなれませんでした。

彼女のように、若い頃から男性に好意を向けられることが多かった女性は、「自分が選ばれる側」というより「自分が選ぶ側」の感覚が身についていることがあります。

25歳までは普通に恋愛もしてきた人なんです。

それが急に変えられるかというと、変えられませんよ。

それと、ここは見落とされがちなんですが、可愛い女性ほど男性から性的な期待を背負わされる。

「美人なんだから、当然そういうこともできるだろう」と無言で思われる。

見た目で期待されるほど、できないことを打ち明ける怖さも大きくなる。

彼女が「エッチできない」と言うことの怖さは、可愛さに比例して大きくなっていたと思います。

可愛さは武器ではなく、彼女の中ではむしろ重荷になっていた。

そして、本当にしんどかったのは、条件の高さの話ではありませんでした。

もっと深いところに、本人ですら言葉にしきれない問題があったんです。

本当に深刻だったのは「男性を好きになるのが怖い」という心理だった

エッチが出来ないっていうのは仕方ないとして、もう一つ問題がありました。

エッチが出来ない身体になってから、「男性を好きになれなくなった」って言うんです。

最近でも何人もの男性から交際を申し込まれたり、デートに誘われたりしているらしい。

なのに、どんな男性と出会っても、「男性に対して踏み込めない」と言うんです。

「いいな」と思ってお付き合いしたとしても、その後「エッチできないんです」って伝えたら、ガッカリされるんじゃないかなって不安があります。そうなったら女性として否定されるような気がして立ち直れない。

これね、よく読んでほしい。

彼女は「エッチできないこと」だけが怖いんじゃない。

「エッチできないと伝えた時に、好きになった男性から拒絶されること」が怖いんです。

だから、好きになる手前で、自分でブレーキを踏む。

相手のことを好きになればなるほど、ブレーキが強くなる。

好きじゃない相手に断られても痛くないけれど、好きな相手に断られたら立ち直れないから。

つまり、彼女の中では「好き」と「恐怖」がワンセットになっている。

男性を好きになることが、そのまま自分を傷つける準備に直結してしまう構造です。

これは単なる奥手や慎重さではなく、体が先に拒否反応を起こしている状態に近かった。

身体の問題は、医療や話し合い、工夫によって少しずつ道を探せる場合もあります。

でも、「好きになるのが怖い」という心の壁は、誰かに紹介された時点ではどうにもなりません。

本人の中で時間をかけて溶けるしかない種類のものです。

最初、彼女の問題を簡単に考えていた自分を恥じました。

「美人だから何とかなる」と高をくくっていた自分を、深く猛省しましたよ。

彼氏や婚活相手に「セックスできない」といつ伝えるべきか

これから出会っていく男性に、その部分を最初に「言うべきか」「言わざるべきか」。

これ、すごく難しい問題でさ!

もし、あなたがカウンセラーだったらどうしますか?

ここはね、私も一人では結論を出せませんでした。

だから私が尊敬しているベテランのカウンセラーさんに相談しました。

私とその女性とベテランカウンセラー、三人で出した結論はこうです。

最初から言うのはやめて、少し人間関係ができてから伝えよう。

だって、初対面の人にさ、まだ好きにもなっていない人に、最初から伝えられないじゃないですか。

そんなナイーブな問題をさ!

でもさ、彼女は言うわけです。

もしその人のことが好きになって、その後に伝えて、それで断られたら辛い。

これ、堂々巡りですよね。

それでも私は、「いやいや、隠したまま進む方が、もっと苦しくなるよ。やってみなければわからない」って、背中を押しました。

ちなみに、私はこの時、彼女に「エッチはどこまでできるんですか?」って聞きました。

彼女は恥ずかしそうに「裸でのスキンシップはできます」と答えてくれた。

でも、私がもう一歩踏み込んで「じゃあ、その先はどこまでできますか?」と聞いた瞬間、彼女は顔を真っ赤にして「言えません」って言いました。

しまった、と思いました。まだ聞くのが早かった!

反省です。

紹介する側として、男性が知りたい部分を把握しておきたかったのは事実です。

挿入は無理でも、どこまでのスキンシップなら可能なのか――結婚を考える男性からしたら、それは当然の疑問なんです。

でも、それは私の都合であって、彼女が初対面に近い相手に開示できる話ではありませんでした。

8年間、できることは何でも試していた

ちなみに、彼女は病院にも行きまくったし、民間療法も調べまくったし、催眠療法とか心理カウンセリングとかも、出来ることは何だって試してみたと言うんです。

検査を繰り返しても「異常なし」と言われ、お腹の手術まで受けて「子宮の癒着を調べてみるしかない」となった。

それでも原因はわからなかった。

そういう8年間を通った人に、「で、どこまでできるの?」と聞く軽さを、私は反省したんです。

こういう問題は、正しさだけで踏み込んではいけない。

相手が話せる速度に合わせることが必要なんだと、そこで学びました。

周りの男性に聞いた「エッチできない女性との結婚」アンケート結果

そしてもう一つ、この時に私は周りの友人や知人に、「エッチが出来ない女性との結婚ってどう思う?」ってアンケートを取りました。

結果は意外と綺麗に3等分されました。3分の1は「全然問題ない」、3分の1は「結婚できない」、残り3分の1は「う~ん悩むな~」という保留層でした。

「全然問題ない」と言った男性は、「キスとかのスキンシップはできるし、気持ちがあるなら関係ないよ」と答えてくれました。

「それは無理」の層は即答で「エッチできなかったら結婚できない!」でした。

保留層は「無理かもな~」っぽい保留の仕方だったので、実質ネガティブ寄り。

あくまで私の周りの男性に聞いた結果です。

世論調査でも何でもない、小さなサンプルです。

もちろん、これは冷たい現実でもあります。

でも逆に言えば、全員が無理と言ったわけではなかった。

それでもこの数字を見て、私は彼女に言えました。

「全員に理解されようとしなくていい。3分の1の中の、たった一人を見つければいい」って。

100人全員に受け入れられる必要はない。3分の1の中の、たった一人を見つければいい。

そう腹を括って、彼女は結婚相談所に登録したんです。

婚活が八方塞がりになった彼女に、運命の相手が現れた瞬間

ここはね、ベテラン結婚相談所に任せることにしました。

私が直接サポートしようかとも思ったのですが、今回は私は外からアドバイスをする立場の方が良いと思ったんです。

すると、メチャクチャ来ましたよ、申し込み。

それと並行して婚活パーティーや出会いイベントにも精力的に参加してもらいました。

京都の鴨川散策イベントとか、大阪の料理婚活とか、少人数パーティーとか、趣味合コンとか、いろいろ頑張っていました。

婚活座談会にも参加してもらいました。

婚活で悩みのある女性達が集まって話す会で、持病のある人とか、子供が出来ない人とか、アトピーで悩んでいる人とか、恋愛トラウマがある人とか、両親の介護のため結婚できないという人とか、シングルマザーの人とか、色々いました。

彼女は「自分だけじゃないんだ」と少し肩の荷が降りたようでした。

可愛い彼女だからモテまくる。ここまでは順調に見えました。

でもね、、、ここで例の壁が容赦なく立ちはだかった。

彼女は、全ての男性を「やっぱり好きになれそうにない」という理由で断るんです。

どれだけ好条件の男性であっても、バッタバッタと断っていく。

見ている側が驚くくらいでした。

正直、ベテランカウンセラーも頭を抱えていました。

責めたいわけではない。

でも、それくらい出口が見えなかったんです。

イイ感じの交際になったとしても、「好きになるのが怖いです・・」「断られたらどうしよう」みたいな話になって、バッサリと斬ってしまう。

好きになりかけた瞬間、恐怖が勝つ。

どれだけ魅力的な男性と出会っても、彼女は魅力を感じたら感じるほどに、その人から嫌われることが怖くなってしまう。

正直、打つ手が見えなくなった瞬間もありました。

でもね、ってことは、彼女は今までどれほど悩んでいたんだろうって、彼女自身の辛さを考えるとさ、「何とか力になりたいなぁ・・・」って、私の中にもう一度力が湧いてきました。

私たちは、結果が大事なんでね。

難しいながらも、あの手この手でサポートを続けていた、ある日のこと。

ふと気がついたんです。

最初に私がアンケートを取った人がいました。

「エッチが出来ない女性との結婚ってどう思う?」って聞いた時の、私の友人。

38歳の彼。

アンケートした時、彼は二つ返事でした。

大丈夫です。身体の問題なんだから仕方ないじゃないですか!全くスキンシップもできなくて、触れるのも嫌、とかならキツイけど、挿入しなくてもお互い話し合って工夫もできるじゃないですか。

って言っていた男性です。

バツイチ子供なし、3年前に離婚した人で、とても性格のいい男。

収入や外見は飛び抜けていいわけじゃないけれど、本当に心優しい男なんです。

彼自身「結婚は当分しません!」って言っていたので、私は重くしすぎず、仲間で食事に行きがてら紹介する形にしました。

彼女には「私の友人で、エッチが出来ない女性でも大丈夫って言ってくれた人がいるんだけど、会ってみる?」と伝えて、彼の方には病気のことは言わずに「イイ人がいるから会ってみる?」って軽く。

もちろん、深い話は本人同士の関係ができてから、彼女自身の口で伝える前提でした。

これだけ苦しんで、遠回りして、それでも決まる時は驚くほど自然に進むんですね~~。

この二人、あっという間に意気投合して、連絡先を交換して、デートして、付き合いました。

結果、彼女は8年ぶりに男性を好きになった。

彼の方も「彼女だったら再婚したい」と言ってね。

ちょうど昨年、このお二人は、大阪駅近くの結婚式場で結婚式を挙げました。

私も参加させてもらったんですが、ハッピーな結婚式だったな~~。

彼女は身体も少し弱いんだけど、彼はずっと彼女の側で支えて、誠心誠意彼女に尽くすんです。

「こいつ、こんなに良いヤツだったんだ!」って、私はその後も何度も胸が熱くなりました。

すべてが簡単に解決したわけではないけれど、今は彼女の身体もずいぶん元気になって、二人で穏やかに暮らしています。

セックスできない女性が婚活で本当に大事にすべきこと

彼女の物語から、私がどうしても伝えたいことがあります。

  1. 事情を隠して勝とうとしない――正直に向き合った先に、受け止めてくれる一人がいた
  2. 全員に受け入れられようとしない――3分の1の中の、たった一人を探す婚活でいい
  3. 怖くても、一歩踏み出す――彼女は怖いまま、それでも前に進んだ

彼女がもし、あの時点で「私はもう無理だ」と諦めていたら、今の幸せはなかったと思います。

でも、怖いまま一歩踏み出した。

伝えるべきことを伝えて、それでも受け止めてくれる人に出会えた。

8年ぶりに男性を好きになって、結婚式まで辿り着いた。

私はその姿を見て、婚活ってやっぱり条件だけじゃないなと改めて思いました。

セックスができない、という事情を抱えている自分を、自分に価値がないみたいに思わなくていい。隠さなくていい。完璧に治してから婚活しよう、なんて思わなくていい。事情ごと受け止めてくれる人を、3分の1の中から見つけにいけばいい。

まずは、すぐに全員へ打ち明ける必要はありません。

信頼できる相手に、信頼関係ができた段階で、自分の言葉で伝える準備をしていけばいい。

それを心にとめてほしい。岡田でした。

あなたの事情ごと受け止めてくれる人は、必ず探す価値があります。

みなさんの婚活、応援しています。

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