あなたは何点?自分の客観的評価を考えよう
「婚活した方がいいよ」と私がしつこく言う、本当の理由
「また断られた」「もう婚活なんてしたくない」——そう思っている人ほど、ぜひこの先を読んでほしいんです。
なぜなら私は、断られることも含めて、「婚活した方がいいよ」と、いつも皆さんにしつこく言っているから。

そう言うと、「結局、自分の結婚相談所に入会させたいんだろう?」と思った人もいるかもしれません。
でも、違います。
「私のところに来てください」という話ではありません。
とにかく、どこでもいいから婚活を始めてほしい、という話です。
もしあなたが「そろそろ結婚したいなぁ」と思っているなら、とにかく婚活を始めてほしいと思っています。
今だけ楽しければいい、という恋愛ではなく、結婚を見据えた出会いや恋愛をしてほしいんです。
なぜかと聞かれたら、答えはひとつ。
婚活が「結婚するための場所」だからではありません。
婚活こそ、今の自分が一番正確に見える場所だからです。
普段の生活では、自分が他人からどう見られているかなんて、ほとんど分かりませんよね?
友達は気を遣って言わないし、家族は身内びいきする。
会社の評価も、結局は仕事ぶりの話です。
でも、婚活は違います。
「異性として、結婚相手として、あなたはアリかナシか」という、とても生々しい評価が降ってくる。
しかもそれは、あなたを傷つけるためではなく、あなたを客観視するための材料として使えるんです。
全員がそうとは言いませんが、真剣に婚活に取り組むことで、得られるものはたくさんあります。
私はそう確信しているから、婚活をお勧めしています。
この記事では、婚活でわかる客観的評価の付け方を、100点満点の採点シートまで作って、最後まで一緒に考えていきます。
採点が終わった頃には、きっと、少し呼吸が楽になっているはずです。
婚活で断られるのが辛いのは、人格ごと否定された気がするから
とはいえ、婚活が辛いのは事実です。ここをきれいごとにする気はありません。
なぜ辛いのか?

異性に余裕で断られるから。自分という人間が、完全に否定されるんです。
「あなたじゃないです」「あなたじゃ無理です」「あなたは結婚する相手としては失格です」「不向きです」ということを、ハッキリと突きつけられる。
しかも理由は教えてもらえません。
「ご縁がありませんでした」の一言で、終わり。
普通の恋愛なら、フラれるときは相手もそれなりに気遣いしてくれます。
でも婚活に限っては、そういうことは少なくて、バッサリ断られることが多いんです。
一人ひとりに、いちいち手間をかけていられないから。
これは、現場の構造的な問題でもあります。
一人が何十人と会う場所だから、いちいち「あなたのここが素敵でしたが…」なんてやっていられない。
効率上、バッサリやるしかないんです。
だから、断られた側からすれば、
「俺の何がダメだったんだ?」「私の、どこを見てそう思ったの?」
と、答えのない問いがずっと頭の中をぐるぐる回る。
夜、布団に入っても眠れず、断られたときのメッセージを何度も見返してしまう。
あの会話のどこがいけなかったのかと、もう戻らない時間を巻き戻し続ける。
しかも友達に相談しても「気にしなくていいよ」と慰められて終わり。
本当の理由は永遠に分かりません。
だから婚活は、やればやるほど…そりゃあ、しんどいんです。
傷ついていたのは、あなただけじゃない。みんなしんどい。
これは先に言っておきます。
でも、相手の評価が正しいとは限らない|面接官は意外と節穴
ここまで読んで、しんどい気持ちになった人もいると思います。
でも、ここで話を終わらせたら、ただの愚痴記事です。

「なに? じゃあ婚活って最悪じゃないか。全然いいことないじゃないか」——そう思うのは、まだ早い。
落ち込まなくていい理由が、ちゃんとあります。
考えてみてください。就活とも似ていますよね。
誰だって就活のときは、ちょっと無理めの会社に申し込むものでしょう。
チャレンジしますよね。
それで、申し込んだところ全てで内定が決まる人なんていません。
ほとんど断られて、ようやく1社2社受かるのが普通です。
つまり、断られるのが普通の婚活だということを、覚悟しておいてほしいんです。
そしてもう一つ、大事なことを言っておきます。
相手があなたに付ける評価が、正しいとは限らない。
相手が自分をどう評価するかなんて、こちらの思い通りにはなりません。
だから、断られたからといって「自分は人間として失格だ」とまで思う必要は、まったくないんです。
考えてみてください。
婚活で会う相手は、あなたのことをプロフィールと写真、せいぜい1〜2時間の会話でしか判断していません。
あなたの人柄も、価値観の深さも、家族を大事にする姿勢も、何ひとつ見抜いていないんです。
それでバッサリ断ってくる。
面接官だって、優秀な人ばかりじゃないし、けっこう節穴な目をしている。
「あいつを落としたのか!?」と、後で社内で問題になる面接官は、たくさんいます。
婚活も一緒です。
あなたを断った相手が、見る目のある人間とは限りません。
だから、たった数回会っただけの相手に、あなたの全部が正しく見抜かれるわけがないんです。
「落とされた=価値がない」ではなく、「その面接官には、見えなかっただけ」。
これくらいの感覚で受け止めていい。
上手くいかないのが普通のことなんだな、と軽い感じで考えることが大事です。
評価された側で固まっていないで、次の作戦を考える側に立場を戻しましょう。
婚活でわかる客観的評価の付け方|100点満点・5項目で採点する
とはいえ、です。
「相手が節穴だ」で全部済ませるのも違います。

それでは何も学べません。
ここで覚えておいてほしいのが、
人は自分の評価を、つい甘めにしてしまうということ。そしてもう一つは、婚活では少し上のレベルにチャレンジするのが当たり前だということ。
つまり、自己評価は基本的にぜんぶ甘い。これが大前提です。
そして婚活の素晴らしいところは、今の自分が社会からどう見られているか、人からどう思われているかを、真剣に考えられるところです。
婚活市場における自分の位置づけが、嫌でも見えてくる。
ここで実際に採点してみましょう。100点満点、5項目、各20点。
今すぐスマホのメモでも紙でもいいので、自分に点数を付けてみてください。
ここからは少し厳しめにいきます。
でもそれは、あなたを突き放すためじゃなく、本気で前に進んでほしいからです。
婚活客観評価シート(100点満点)
① 外見・清潔感(20点)服装にこだわりがあるか、髪は整っているか、肌や歯のケアはできているか、姿勢は猫背になっていないか、写真は3年以内のものを使っているか。プロフィール写真で甘めに採点しがちだけど、現実の自分で評価しろ。ここは明日から変えられる項目だ。
② 会話・コミュニケーション(20点)相手に質問できるか。相手の話を最後まで聞けるか。自分の話ばかり長くなっていないか。相手の仕事や趣味に関心を持てるか。沈黙が怖くて喋りすぎていないか。
③ 条件の現実性(20点)希望している年齢差は妥当か(特に男性の「20代希望」、女性の「年収800万以上」は要警戒)。地域、家族観、子どもの希望、住む場所——その条件、自分のスペックで本当に通るか。
④ 感情の安定感(20点)断られたときに荒れないか。被害者意識で「相手が見る目ない」と言い続けていないか。焦りで相手を急かしていないか。「どうせ私なんか」と自分を下げていないか。
⑤ 与える力(20点)相手に何かしてあげようと思えるか。「してもらって当然」という顔になっていないか。相手の時間や労力に気づけているか。相手の事情(仕事の忙しさ、家族のこと)を想像できるか。この項目も、今日から変えられる項目だ。
点数の読み方
| 点数 | 状態 |
|---|---|
| 80〜100点 | 戦える。あとは出会いの数を増やすだけ。 |
| 60〜79点 | 勝ち筋はあるが、伸びしろの項目を1〜2個、本気で改善しろ。 |
| 40〜59点 | 戦う場所が間違っている可能性大。狙う層を見直せ。 |
| 39点以下 | 今は婚活より、自分の生活と感情を整えるのが先。順番を変えれば、ちゃんと戦えるようになる。 |
これ、優しい言葉で包む気はありません。
優しく書いたら、また「私は大丈夫」で終わってしまうから。
採点して、しんどい気持ちになった人もいるかもしれません。
でも、それが第一歩です。
その甘めの自己評価と、人から見た客観的な評価とのズレを、まずは知ること。それが、婚活の第一歩なんです。
ズレを知らないまま戦い続けるのが、一番しんどい。
私も最初はそうだったから、よく分かります。
点数を見たら、戦う場所と狙う相手を変えていい
採点したからといって、すぐに「点数を上げよう、努力しよう」と急ぐ必要は、実はありません。
点数の使い道はもう一つあって、それが

戦う場所を変えること
です。
たとえば60点で「20代の高収入希望」を狙っていたら、そりゃあ断られ続けます。
余裕でバッサリやられる。
でも同じ60点でも、価値観が近い同世代に目を向けたら、急に「いいねが返ってくる」現象が起こる。
これは点数を下げているわけじゃありません。
勝てる場所を探しているだけ
です。
「市場価値」という言葉は少し冷たく聞こえるけれど、要は「あなたが幸せにできる相手は、どこにいるか」という話。
値踏みじゃないんです。
そしてもう一つ。
マナーや清潔感、コミュ力みたいなところは、相性以前に見られる部分です。
点数でいうと①と②。
ここが極端に低いと、どんな相手にも届きません。
「俺の中身を見てくれ」というのは、外側を整えてからの話です。
順番を間違えないことですね。
- まず採点する。
- 次に、戦う場所を見直す。
- それから、伸ばせる項目を一つずつ。
このサイクルが回り出したら、婚活は急に「自分を磨く場所」に変わります。
婚活が続く人の共通点は「与えられた条件に感謝できる」こと
ただ、戦い方を変えるだけでは、続かないんです。
婚活を1年も2年も続けて、最終的に幸せをつかむ人を、私はたくさん見てきました。

その人たちに共通していることがあります。
幸せな結婚をしている人には特徴がある。それは、自分に与えられているものに感謝できる人だということ。
感謝といっても、これは精神論じゃありません。
婚活の現場で、ちゃんと得をする「振る舞い」の話です。
お見合いをセッティングしてくれた人、時間を作って会ってくれた相手、自分のためにスーツを着てきてくれた人——そういう人たちの労力に、ちゃんと気づけているか。
「してもらって当然」という顔をしていないか。
そこを見られているんです。
「もっといい人がいるはず」「私はこんなものじゃない」
が口癖の人は、だいたい途中で消えていきます。
逆に、「今の自分の条件のなかでベストを尽くす」というスタンスの人は、不思議とちゃんと幸せになる。
今の自分が持っている条件のなかで、最大限の努力をする人は、みんな幸せな結婚をしていく。
ここ、誤解しないでほしいんですが、「不満を全部捨てろ」と言っているわけじゃありません。
辛いものは辛い。
理不尽な断られ方をされたら、一晩くらいヤケ酒してもいい。
文句のひとつも言っていい。
ただ、その文句を3日も4日も引きずるのはダメです。
引きずっている間に、相手は別の人と幸せになっていくから。
与えられている幸せな部分に注目して、感謝して、あれこれダメ出しや文句を言わずに、自分にできることに集中している人になろう。
不満を全部捨てる必要はありません。
ただ、自分が変えられる部分にエネルギーを使う。
それだけのことです。
婚活は、自分勝手になった大人をもう一回成長させてくれる
そもそも、なぜ大人になると、感謝や客観視が難しくなるのか、という話です。
人は本来、自分勝手な生き物です。

子供のときは、親や先生や友達が「お前、それはダメだぞ」と注意してくれた。
でも不思議なことに、大人になった時点で、その学びは止まってしまう。
全員とは言いませんが、たいていの人はそうなってしまうんです。
会社では誰も本気で叱ってくれない。
家族も気を遣う。
友達も「お前、そのままでいいよ」と言ってくれる。
でも、それじゃいけない。成長を止めたらいけないんです。
いつでも、何歳になっても、他人の声に耳を傾けて、受け入れていく人でいなくちゃいけない。大人になると、注意していないと、どんどんダメになっていく。失っていくんです。
婚活の「あなたじゃないです」が、その止まっていたスイッチを、痛いけど確実に押し直してくれるんです。
会社でも家でも、誰も言ってくれなかった「お前、ここがダメだ」を、婚活市場は一切の遠慮なく、余裕で突きつけてくる。
痛い。
でも、その痛みでしか押せないスイッチがあるんです。
「なんで断られたんだろう」と考えるとき、人はようやく自分のズレに気づく。
婚活をすると、そこに気づかされるんです。
衝突を受け入れる力こそ、結婚生活で本当に効いてくる
そして、ここまで来たら、もう一段先の話までしたい。
これはいわば応用編です。

今すぐ役立つ話ではないので、「まだ結婚も決まっていないのに?」と思う人は、頭の片隅に置いておくだけでもかまいません。
でも、知っておくと後でぐっと効いてくる話です。
婚活をしていると、本気でお互いの意見を擦り合わせなきゃいけない。だって、結婚は一生続く関係だから。対立したままだったり、我慢し続けたりすることはできないでしょう?
衝突があるからこそ、意見の対立があるからこそ、人として成長できる。
これは、真剣に恋愛や婚活や結婚をしないと、行き着けない境地です。
しかもこれ、結婚した後にもっと効いてくる話なんです。
5年も6年も付き合って結婚したカップルでも、いざ一緒に暮らしてみたら、「えっ、この人こんなことを言うの?」という場面は、ぜんぜん意外でもありません。
人は日々変化していくものだから。
日々成長していく人もいれば、日々退化していく人もいる。
愛した相手の意外な一面を見ることは、なんら珍しいものではありません。
そして、ここが大事なんですが——その「意外な一面」は、結婚して急に降って湧いてくるものじゃありません。
婚活中のお見合いやデートの段階で、小さな違和感として、ちゃんと顔を出しているんです。
その小さな違和感に、「もう無理」と投げ出すのか、「この人はなんでこう言うんだろう?」と考えにいけるのか。
相手の言葉や行動の裏側にある状況や価値観を知って、認めて、お互いに譲り合って、擦り合わせていくことで、さらに一歩高い愛の関係ができあがるんです。
つまり、婚活中に「擦り合わせる力」を見ておく必要があるということ。
自分の擦り合わせる力も、相手の擦り合わせる力も、両方です。
本当のコミュニケーションというのは、どうしようもない摩擦と対立を、受け入れて、認めて、対応していくことによって、自分自身が成長することでもあるんです。
婚活で「断られる→なぜ?を考える→自分を見直す」とやってきた経験は、結婚後の「衝突する→なぜ?を考える→お互いを擦り合わせる」に、そのまま地続きでつながっています。
この境地に、本気の婚活や結婚をすることで、辿り着くことができるんです。
まとめ|婚活ほど、自分と真剣に向き合えるものはない
いろいろ言いましたが、婚活ほど、真剣に自分自身と向き合えるものはないと思います。
断られるのが普通の世界で、点数を付けて、戦う場所を選んで、与えられた条件に感謝して、衝突を擦り合わせていく。

これだけのことを、現代社会のどこで他に経験できるでしょうか?
歳を重ねるほど、「なんか最近、自分、ワガママになってきたな」という気持ちは、みんな少しは実感していることだと思います。
そのワガママを、ちゃんと整えるチャンスが、婚活には転がっている。
私は、婚活を始めて、悲しい思いをして、苦しい経験を乗り越えて、どんどん魅力を増やしていった男女を、たくさん知っています。
最初に会ったときと、1年後の顔つきが、別人みたいに変わっている人もいる。
結婚することこそが最高、というわけじゃないけれど、一度真剣に婚活に取り組むことの素晴らしさは、絶対にあります。
いつも言っていることだけど、婚活してみて、自分は結婚に向かないとか、一人で生きていきたい、ということに気づくこともある。
それはそれで素晴らしいじゃないですか。
行動したからこそ分かることが、あるんです。
だからまずは、今日この場で、あの5項目に点数を付けてみてください。
それが、あなたの最初の一歩です。
結婚するにせよ、しないにせよ、自分を客観視できた人から、前に進んでいきます。
結婚してからも、擦り合わせは続きますから~~!





