【結婚相談所名】×××× 【結婚相談所の点数】★★★ 【自分の婚活の点数】★★★ 【都道府県】兵庫県 【年齢】33歳 【職業】自営業 【活動期間】平成29年4月~平成29年10月 |
●●に入会して何名かの女性を紹介してもらいました。
ほとんどの女性は一般的(?)な女性でしたが、1人だけ強烈に記憶に残っている女性がいます。
その女性は、結婚相談所に入会してから3人目か4人目に紹介して頂いた女性です。
彼女は黒髪のセミロング、可愛らしい見た目で「大人しそうな女性だな」というのが第一印象でした。
こちらが提示した条件も満たしていて、見た目も自分には勿体ないと感じたので、迷うことなくデートを申し込みました。
女性から無事OKの返事も頂き、さっそくデートをすることになりました。
初めてのデートがドライブデートになったので、待ち合わせ場所に車で向かいました。
待ち合わせ場所には、写真通りの可愛らしい女性が待っていました。
「少し待たせてしまったかな」と焦って謝ると、「別にいいのよ。待つのは慣れているから」とこちらを見ることなく、遠くを見ながら返事をした彼女。
本当に怒っていないのか心配になりつつも、お互いに簡単な自己紹介を済ませ、すぐに車に案内しました。
特にドライブコースを決めていたわけではないので、どこに行きたいか希望を尋ねると、彼女は「そうね。海、海がいいわ」と髪をかきあげながら答えました。
その時は、彼女を少しでも待たせた焦りや美女とのデートという緊張からまだ気付いていませんでしたが、彼女は「自分に心酔するナルシスト」だったのです。
要望通り、人気の海沿いスポットに向かっている車内での会話は、残念ながらあまり弾んだとは言えませんでした。
彼女からの話は、職業や年収、高価な物をプレゼントしてもらった事もある等々、どれだけ自分がモテたのか、良い女なのかという自慢がほとんどでした。
初対面からまだ1時間も経っていないので話題にすることがあまりなく、お互いの恋愛遍歴を紹介するのも良いかとその時は考えました。
しかし、彼女からの「良い女アピール」はまだまだ続いたのです。
その後、無事デートスポットに到着して、海が見える喫茶店でお茶をすることになりました。
待ち合わせ時間がお昼過ぎだったので、食事は済ませているかな?とも考えましたが、どうやらお腹が空いていたようでパスタセットを注文していました。
店内から海を見ながら優雅にお茶を飲む彼女。
私は、絵になるなぁと関心しながら、ずっと彼女の「良い女アピール」を聞いていました。
しばらくすると、彼女が注文したパスタが届きました。
彼女はおもむろにフォークを握り、パスタが入ったお皿に顔を近づけ、一気にズロロロロー!
フォークにパスタを巻くことなく、パスタを豪快にすすったのです。
私は唖然としました。
ついさっきまでの優雅さが嘘のような光景でした。
あまりのバキューム力と豪快な音に、近くにいた他のお客さんもビックリしてこちらを見ていました。
数分でパスタは彼女の胃の中におさまり、食事が終わった彼女は再び優雅さを取り戻しましたが……、食事のマナーにそこまでこだわりがない私ですが、流石に引いてしまっていました。
喫茶店でお茶をしている時も海沿いを一緒に歩いている時も、自分大好きさが彼女から溢れていました。
海を背景にした自撮りでは、納得出来るまで何度も撮り直していた彼女。
少し残念な気持ちになりながらも、彼女の良いところを見つけようと意識しましたが、その気持ちも時間が経つにつれて徐々に薄れていきました。
海沿いのデートスポットをある程度満喫した後は、景色の良いスポットを巡りながら街に戻っていきました。
その間、彼女が気になるスポットや自撮りしたくなった時は、車を停めたり寄り道をすることになりました。
だんだんとそれに慣れてきたので、こちらからも話題を出してみましたが、遮るように自分の話に戻されてしまいました。
ディナーは少し見栄を張り、普段は行かないようなレストランを予約していました。
レストランの高級感にこちらも多少緊張してしまいました。
彼女はというと、スタッフさんに「私に合うワインを」と言ったり、料理のウンチクを語ったりと優雅さを演出し続けているのでした。
食事も終わり解散することになったので、彼女を駅まで送っていきました。
彼女は最後も「楽しかったわ。また今度遊んであげる」と良い女感満載で去っていきました。
こちらからお断りさせていただき、彼女との付き合いはこれで終わりましたが、この女性が●●で知り合った最も印象に残った女性です。
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