愛される恋愛が長続きする秘訣は男の恋愛観を知ること

愛される恋愛が長続きする秘訣は男の恋愛観を知ること

「最初から知っていれば、こじれなかった」──カウンセリングで何度も思うこと

言わなくても分かってほしかったのに、彼はまったく気づいていない。

その瞬間、急に寂しさと怒りが込み上げてきたことはありませんか?

どうして私の気持ちを察してくれないの?

イライラした経験がある人は少なくないと思います。

私はカップルカウンセリングで、男性と女性の両方の意見を聞き、二人の関係が円滑に進むようにサポートすることがあります。

その中で、何度も思うことがあります。

今からするこの話を、カップルになった最初のうちから知っていれば、こんなに問題はこじれていなかっただろうな

本当はこの話、男性にこそ聞いてほしい。

でも現実には、先にこの構造を知った女性の方が、関係を動かす力を持てます。

だから今日は、男の恋愛観の正体から話します。

男は「感情の五歳児」──男の恋愛観の正体

女性は、自分が恋愛に何を求めているか、よく分かっている人が多いです。

彼がこれをしてくれたら嬉しい、私はこういう人が好き、こう大切にされたい──そういうことを、ちゃんと心の中に持っています。

もちろん、女性だっていつも自分の気持ちを完璧に分かっているわけではありません。

それでも、男性に比べると、自分の感情や相手の感情を言葉にする経験を重ねてきた人が多いのです。

女性は言ってみれば、感情の天下人のような存在です。

自分の気持ちも、相手の気持ちも、ちゃんと見ようとしている。

男は……もう、本当に……少なくとも女性が思っているほど深くは考えていません。

好きだから会う。楽しいから遊ぶ。

心地いいから一緒にいる。

その場のノリや、その場の感情だけで動くのが男性です。

男性は、その時その時で自分に必要なもの、自分が好きなもの、自分が求めているものに向かって行動していく生き物です。

全員がそうだと決めつけるつもりはありませんが、大方そういう傾向があります。

これは「冷たい」という話ではありません。

男は、感情や心に向き合うことが苦手なのです。

苦手というより、そもそもやったことがない。

私がいつも言っているのは、男は愛の五歳児、感情の五歳児だということです。冷酷なのではなく、感情の扱い方を知らないまま大人になっただけ。だからこそ、女性が橋渡しをする意味があります。

なぜそうなるのか──子ども時代まで遡る

まあ、それは仕方ないところもあります。

男も女も、子どもの頃からそういう環境で育ってきているのです。

一番分かりやすいのが、人形遊びの違いです。

女の子は人形に「大丈夫?しんどくない?お手当てしましょうね」と寄り添う遊びをします。

でも、男の子は……そういう発想がなかなか出てきません。

すぐに交通事故、手術、オペ! オペ!

のような、戦いやケンカごっこになります。

感情に寄り添う経験が、ほとんどないのです。

男が今まで遊んできた友達関係では、感情面よりも行動面が大事です。

一緒に何をしたか。

どんな時間を過ごしたか。

そういう戦友的なものが、男の友達関係なのです。

だから──男は、成人して女性と付き合うことになって、交際して初めて、感情について学びます。それまで、人の感情に寄り添うことなんて知りません。大切な人の気持ちに寄り添おうとか、理解し合った方がお互い幸せになれるということを、大人になって、濃い交際をして、深いお付き合いをして初めて学ぶのです。

ここを……男は自分自身でも理解していません。

だから、自分は相手の感情を理解する方法も知らないのに、そういう技術もないのに、自分が理解してもらうことだけは求めるのです。

極端に言えば、本当に不器用で、あほみたいなところがあるのです。

でも、だからこそ女性が橋渡しをする意味があります。

背景が分かったところで、では女性はどうすればいいのか?

まず、やめた方がいいことから話します。

お節介はいらない──先回りの愛が届かない構造

女性はパートナーのことを四六時中考えて、

あ、これ必要かな

これをやってあげたら喜ぶかな

と、先回りして世話を焼きます。

自分がされて嬉しいことを、相手にもしてあげたくなる。

それはすごい愛情なのですが、ここに男と女の明らかな差があります。

男は自分が先回りできないので、相手に先回りしてほしいとも、実はあまり思っていません。

男は先回りされて、お節介されても、あまり嬉しくなかったりするのです。

期待していないお節介は要らないのです。

私は現場で何度も思いますが──お節介を焼いても、普段から四六時中あなたが男性のことを考えてあげても、彼はそこまで喜びません。

ただ、あなたがそれだけ彼を大切に思ってきたこと自体は、決して間違いではありません。

あなたの愛情が間違っているという話ではないのです。

届き方が違う。受け取り方が違う。ただ、それだけのことです。

だから、あなたはあまりお節介を焼かなくていいのです。彼が求めていないことに力を使いすぎるより、彼が求めたこと、そしてあなた自身が本当にしてほしいことに力を向ければいい。それ以外は、そんなに頑張りすぎなくていい。頑張る場所を変えれば、もっと楽に愛される関係は作れるという話です。

先回りの代わりに何をすればいいのか?

答えはシンプルで、「言葉にして、喜ぶ」。

これだけでいいのです。

愛される恋愛を長続きさせるコツは「言葉にして、喜ぶ」だけ

私が女性にいつも言っているのは、自分が必要としていることを、ちゃんと言葉にして相手に伝えることです。

これができている女性は、幸せになりやすいです。

難しい理屈はいりません。

まずは、言う。

そして、喜ぶ。

男にはこれくらい分かりやすい方が届きます。

ステップは三つ。

ステップ1:自分が何をしてほしいかを自覚する

「彼にこうしてほしい」「こうされたら嬉しい」

それを、今あなたが考えているよりも、もっと強く自覚することが大事です。

考えていない人は要注意です。

自分の心に「私は本当は何が欲しいの?」と、ちゃんと聞いてみてほしい。

まずは、それだけでいいのです。

ステップ2:それを具体的に言葉にして伝える

あなたは、やってほしいこと、喜ぶこと、嬉しいことを、彼に具体的に、分かりやすく伝えてあげるのです。

男は先回りができません。

あなたが欲しいことも、悪気なく分かりません。

だから彼の予想は、ほとんど外れます。

察してほしいと願うより、言葉にした方がずっと早い。

これでいいのです。

ステップ3:彼がやってくれた時は、あほみたいに喜ぶ

ここが一番大事です。

彼がそれをやってくれた時は、あほみたいに喜んであげてください。

もう、思いっきり喜んであげてください。

これは、無理に演技をしろという意味ではありません。

嬉しかった気持ちを、いつもより少し大きく見せてあげるということです。

彼がやった行動に対して、あなたはリアクションで最大級の賛辞を与えてあげてほしいのです。

なぜか? 自分のやった行動に対して女性が喜んでくれるのが、男にとって最高にうれしいからです。男の心はそう動きます。行動して、喜ばれて、もっとやりたくなる。この回路が回り始めたら、関係は勝手に良くなっていきます。これでいいのです。

もちろん、本当は男性も感情の扱い方を学ぶべきです。

女性だけが頑張ればいい、という話ではありません。

ただ、先に気づいた女性が伝え方を変えることで、関係が早く動き出すこともあります。

面倒ではありますが、カップルがうまく進んでいくためには、ここを理解しておく意味があります。

大変です、この作業は。

でも、感情を伝え合うことの大切さを、彼と一緒に少しずつ積み上げていく──その橋渡しができるのは、感情の扱いを先に学んできた、感情の天下人である女性の方なのだと思います。

今日から使える実践フレーズ集──伝え方・喜び方・不満の出し方

理屈は分かった。では実際、どう言えばいいのか?

さっきの三つのステップに沿って、すぐ使えるフレーズを並べていきます。

お願いの伝え方──「察して」を「言葉」に変える

彼に悪気はなさそうだけれど、こちらの希望には気づいていない。

そんな時は、「察して」ではなく、具体的な言葉に変えた方が届きます。

今日、仕事で疲れているから、ごはんの後に少しだけ話を聞いてほしい

週末、一緒に買い物に付き合ってくれたら嬉しい。あなたと選べるだけで楽しいから

LINEの返事、一言でいいから夜にもらえるだけで安心する

ポイントは、何を・いつ・どれくらいを具体的にすることです。

喜び方・褒め方──やってくれたら全力でリアクション

彼がやってくれた時は、「分かってくれたなら当然」と流さないことです。

ここで喜ぶから、彼の中に「またやろう」が残ります。

え、覚えてくれてたの!? めちゃくちゃ嬉しい!

ありがとう、こういうのが一番嬉しい

あなたが一言返してくれるだけで、今日は安心して眠れる

大げさなくらいでちょうどいいです。

照れて控えめにすると、彼には伝わりません。

不満をケンカにしない言い方──「あなたが悪い」を「私はこう感じた」に変える

不満を伝える時ほど、言い方が大事です。

責める形になると、彼は中身を聞く前に守りに入ってしまいます。

あの時、すごく寂しかった。怒っているんじゃなくて、ただ寂しかった

責めたいわけじゃない。ただ、次はこうしてもらえたら助かる

攻撃ではなく、自分の感情を差し出す。

彼が受け取りやすいのは、非難よりも、あなたの正直な気持ちの方だからです。

まとめ|察してもらう恋愛から、伝えて育てる恋愛へ

感情の五歳児の男と、感情の天下人のような女性。

この二人がうまくやっていくために必要なのは、「なんで分かってくれないの」と責めることではなく、前提を変えることです。

彼は感情の扱い方を知らないまま大人になりました。

知らないのに、理解してもらうことだけは求める。

乱暴に言えば、本当に不器用だなと思うこともあります。

でも、だからこそ、伝え方を変えるだけで関係は動きます。

まだ話しきれない部分はあります。

それでも今日の話が、「察してくれない」で苦しくなっていた女性にとって、関係を変える小さな入り口になれば嬉しいです。

だから、察してもらおうとするのではなく、言葉にして喜んであげる。

これがいちばん早いのです。

まずは今日、彼に一つだけ「してほしいこと」を言葉にして伝えてみてください。そして、やってくれたら少し大げさなくらい喜ぶ。それだけで、二人の空気は変わり始めます。

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