【結婚相談所名】×××× 【結婚相談所の点数】★★★ 【自分の婚活の点数】★★ 【都道府県】大阪府 【年齢】29歳 【職業】編集プロダクション外部スタッフ・家庭教師 【活動期間】平成18年5月~平成19年2月 |
ギリギリ20代だった私は、入会当初からまあまあのお申し込みがありましたが、母が「相手の学歴は有名私立か、国公立卒以上」というとてもハードルの高い条件を設定した為、会える人が限られていました。
その中で「国立○○大学卒・公務員・端整な顔立ち・身長175センチ」という、非の打ち所のない彼から、なんと私に申し込みがありました。
年齢は七歳ぐらい上でした。
長男ではありますが、末っ子の私にはあまり関係の無いことで、喜んでお引き受けしました。
ただ、気になることが……。
それは男前過ぎることです。
NHKの朝ドラの、ヒロインの相手役みたいな正統派男前。
「イケメン」という軽い言葉を使ってはいけないような男前。
私はワクワクするというより、ドキドキハラハラしていました。
嫌われないかな。会って断られたらショックだな。最初のお見合いはもっと普通の人が良かったかも…と。
私は母の期待を背負いつつ、お見合いの場所である●●のロビーへと向かいました。
仲人さんも同席してくれる予定なので、仲人さんを探しましたが、まだいません。
すると、こちらをチラチラ見ている、猫背のねずみ男風の男性がいました。
遠くて顔があまり見えませんでしたが、明らかに私を見ている。
嫌な予感がしました。
そう、その彼がお見合い相手だったのです。
確かに…確かにあの男前と思った顔でした。
パーツは同じです。
ですが、猫背でセカンドバックを前に出して持っている、斜め下から怪しげな目つきでじっと見つめてくるその彼は、別者でした。
何だろう。動きが変なのですかね。
まるで、某アニメの怪しいキャラの様なオーラを背負ったそのネズミ男さんを、仲人さんに紹介され喫茶店へ行きました。
お相手は、無言です……。
私がリードするしかなく、いくつか質問を投げかけますが、その間ずーっと下向き加減で私を見つめています。
本当にずーっとです。
そして質問に対する答えは一言、二言。
仲人さんは5分で席を外しました。
「助けて~、お母さん助けて~」っとこの時ばかりは、母に心の中で助けを求めてしまいました。
ですが、仲人さんが立ってすぐに「すみません、お手洗い」と言って、彼はトイレへ。
5分後に彼が戻り、私しゃべる、10分後、彼はトイレへ。という風に、喫茶店で彼は合計2回トイレへ行かれました。
お腹が冷えたのかな?と気になりましたが、まあその場は気にせず。
その後、なんと彼に「このまま映画を観ませんか?」と誘われました。
初めてのお見合いだし、大人しいだけで良い人なのかもしれないと思い、映画へ行くことに。
観た映画は、洋画の恋愛ものでした。
キツイ、キツイ。
しかも、また彼は映画館でもトイレに立ったのです。
その数は3回を超えていました。
一体、何をしてたのでしょうか。
お母さんに報告の電話を入れていた?
本当にトイレ?
まあ、映画なので話さないで良いので、ラブシーンの気まずさだけを我慢すればなんとかなりました。
映画が終わって、もう一度お茶に誘われ、また彼のトイレ付き・私からの質問コーナーのような時間を過ごし、その日は別れました。
帰り道に私は、「ムリムリムリ……」と思い、仲人さんに電話をしようとしたのですが、
なんと母が、「一回じゃ分からない。もう一回会いなさい」と勝手にOKの電話を入れてしまいました。
ですが、翌日に仲人さんからの電話がありました。
「今回はご縁が無かったということで……。」と相手からお断りされました。
ホッとはしましたが、なんだか敗北感が残りました……。
2024/11/20 更新 |
2023/08/21 更新 |
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