【結婚相談所名】×××× 【結婚相談所の点数】★★★★ 【自分の婚活の点数】★★★★ 【都道府県】千葉県 【年齢】27歳 【職業】アルバイト 【活動期間】平成28年5月~平成29年1月 |
相手に求める条件を厳しくしてしまうと、「出会う」ことが難しくなってしまいますよね。
たとえば、東大出身、身長180cm以上、年収2000万円以上……といった人は、世の中にそう多くは存在しません。
かと言って、極端に条件をゆるくし過ぎてしまうのもよくありません。
出会いが欲しかったら、「この部分は譲れない」という点と「この部分は妥協できる」という点をはっきりさせることが大切だということを、私は●●に入会して出会った人とお付き合いをしたことから、身をもって知りました。
私が婚活のために入会した●●は、コンシェルジュが婚活のプラン設計、お見合いの日程調整、アドバイスなどを行ってくれる相談所。
説明会で上記のことを丁寧に説明いただき、コンシェルジュの手厚いサポートを受けられそうだと感じたので●●に入会しました。
私は恋愛には自信がないほうなのですが、コンシェルジュがアドバイスをくれるというので、サポートがあれば大丈夫そうだと思って、入会を決めたのです。
私は自信がないこともあって、相手に高い理想を持たないようにして、「自分と同じくらいの年齢」「相手の年収は300万円以上」という条件に絞り込んで婚活を始めました。
それ以外のことは特に条件指定しなかったのですが、それが失敗だったのです……。
前述の条件にて婚活を進めていったところ、私が設定した条件にあった人で、それなりにかっこいい人が見つかったので、その人とお見合いをしました。
お見合いは順調に進み、お互いに「付き合ってみよう」という話になったので、交際がスタートしました。
が……、初めてのデートの場所がなんと家電量販店だったのです。
初デートは遊園地や水族館、映画館などに行くものというイメージが私の中にはあったので、家電量販店が初めてのデート場所だということにビックリしました。
初めてでなくても、デートの場所が家電量販店ということが私の中では想定外。
でも、違和感はあるものの、「行きたくない」というのは相手に悪い気がしたので、そのまま一緒に出かけました。
ですが、そこでの彼の行動にもビックリ!
店員さん並みに家電製品に詳しく、ひとつひとつ私にそれらの特徴を説明してくれたのです。
私は家電製品について詳しくないので、専門的なことを言われてもよくわからなかったのですが、彼はオーブンの加熱水蒸気がどうの、カメラのIOS感度・F値がどうのといった話をしていました。
何を言っているのかわからなかったので、とりあえず「そうなんだ」「すごいね」と返事をしておきました。
私がそっけない返事をしても彼は気にしていないようで、喜々として話し続けていました。
彼の話でわかったことは、最近の家電製品は技術がすごいということだけです。
勝手に調理をしてくれたり、勝手に部屋の温度を調節してくれたりするそうです。
変わった初デートだなと感じましたが、でも別に悪い人ではなさそうでしたので、彼との交際はそのまま続けていくことにしました。
次のデートは秋葉原。
私は秋葉原に行ったことがなかったのですが、電気店がたくさんあることは知っています。
ですから「もしかしたら……」と思っていたのですが……、案の定、彼の目当ては電気店。
いくつものお店を回ることになりました。
早くお店に行きたくて仕方がないという、遊園地に出かける子どものような純粋な彼の姿は好ましいと感じたのですが、家電製品に夢中になってしまうと周りが少し見えなくなるところが気にかかりました。
デートだというのに、私の存在を忘れているかのようにお店の品物を見て回るのです。
一応私のことは気にかけてくれているのか、ときどき製品の説明をしてくれましたが、専門的な言葉で意味がわかりません。
唯一私が楽しめたのは、マッサージチェアを試したことでした。
彼に付き合って色々なお店を回って疲れてしまっていた体を、マッサージチェアが癒してくれたのです。
しばらく彼と付き合ってみてわかったことは、彼は家電製品マニアだということと、好きなことに夢中になると周りが見えなくなってしまうこと。
私は家電製品が好きなのか・嫌いなのかと聞かれたら、どちらかと言えば嫌いです。
機械類の操作方法がわからないし、専門的な用語もわかりません。
彼の好きな家電製品は、私の嫌いなものです。
自分だけで楽しんでくれるなら構いませんが、デートで出かける場所は家電量販店ばかりだし、彼は私を自分の趣味に巻き込もうしてくるし……、一緒にいても全然楽しくありませんでした。
結婚してからもこうでは先が思いやられます。
彼といることに不安を感じたこと、一緒にいても楽しくないことが理由で別れました。
「好き」と思えることがあるのは素晴らしいことだと思いますが、そればかりに夢中になるのではなく、私のことをもっと見てほしかったのです。
この経験から、条件をゆるくし過ぎることも良くないことだな、ということがわかりました。
特に趣味に関しては、自分と同じ趣味を持つ人か、同じ趣味でなくても自分が許せる範囲の趣味であるかをしっかりと確認しなければならないな、と。
そして、そういった事柄をしっかりとコンシェルジュに伝えておく必要があることも、今回の経験から身をもって知ることができました。
コンシェルジュに妥協したくない点はしっかり伝えることが大切なのだということを知れたので、ある意味いい経験をしたかな、と今では思っています。
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