持病のある人のリアルな婚活事情

【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情今回は、持病のある人の結婚相談所での婚活に限定したテーマなのですが、これはね~~~~~~、

取り扱いが難しいというか、

悩みが深いというか、

突き詰めて考えたら「結婚相談所の根幹」を揺るがすテーマなんですよね。

この問題で悩んでいる人がたくさんいるので、真剣に、真面目に書いていきたいと思っています。

持病って、種類も程度も人それぞれなので一概には言えないけれど……

持病がある人は、色々な苦しみと戦いながら、結婚についても悩んでるんだろうなって思っています。

【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情

「お付き合いしている人にいつ打ち明けたらいいのか」とか「話したら嫌われるんじゃないか」とか、悩みは尽きないと思うんです。

少しでも、そういった方々の役に立てたら嬉しいです。

では、いきましょう!

プロフィールでの持病の取り扱い

持病って一口に言っても、色々な種類があるよね。

身体の障害、精神疾患も持病というくくりに入るのかもしれない。

【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情

結婚相談所での婚活の場合、まずはなんと言ってもプロフィールが重要視されるのな。

できるだけ効率よく異性と会っていくために、自分の求める条件かどうかをプロフィールを見て選ぶわけ。

アプリやオンラインの低価格な出会いとは違って、このプロフィールが信頼できるっていう点が結婚相談所を使う婚活の最大のメリット。

なんで信頼できるのかというと、結婚相談所に登録するには、収入証明が必要だったり、独身証明書や卒業証明書が必要だったりするから。

で、、、

結婚することを目的に相手探しをしているわけだから、相手に持病があるかどうかって、やっぱり知っておきたいじゃない?

【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情

殆どの人が相手のプロフィールを見るときに、

自分の希望条件に当てはまるか見ていると同時に、持病とか国籍とか経歴等の「避けたい条件」についても慎重に見てる。

ここ、あなたはどう思う?

きっと、「どうしても避けたい条件を調べるのは当然のことだ」って感じると思うんです。

でも、プロフィールって、

相談所に登録している人限定とはいっても、

不特定多数に公開されるものでもあるじゃない?

そこで、自分の病気のことを

見ず知らずの関係ない人に知られるのって……、それって嫌だと思わない?

「できれば知られたくない」

って考える人が大多数だと思うんです。

でも、、、

やっぱり結婚相手に持病があるかどうかって、結婚生活に大きく影響することだし、真剣に結婚に向き合っているからこそ、相手の健康状態は知っておきたいよね。

その病気が深刻であればあるほど、

一緒に考えなきゃならないことが増えるわけだしね。

僕も、結婚相手なら当然知っておくべきことだと思うし、婚活の時に知っておきたいと思う。

でも、今は、結婚相談所のプロフィールには、持病については記載しなくてもいいんですよ。

「今は」って書いた理由は、2018年くらいから、個人情報保護の観点から「公表したくなければ記載しなくてもいい」となったから。

それ以前は「必ず記載すること」だったんです。

病気をそのまま公開するわけじゃなくて、「問い合わせ項目あり」「確認項目あり」という形で記載が必須となっていました。

昔は国籍とか持病とか宗教とか、結婚する上で知っておいたほうが良いことは、プロフィールで事前に伝えるべし、っていう決まりだったんです。

【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情

だから、昔は「この人いいな」って思った人のプロフィールに「問い合わせ項目あり」と記載があった場合、こちらの相談所から相手の相談所に「お問い合わせ項目ってどのようなことですか?」って、お見合いする前に聞くことが一般的だった。

たとえば、

  • ●●教を信仰しています
  • 軽い糖尿病があります
  • 知的障害のあるお子様がいらっしゃいます
  • とかを、お見合いする前に事前に聞くことができていたってわけ。

    結婚相手として考える際に、とても重要なことは事前に知ることができていたんです、昔はね。

    もし記載していなかったら、

    「なぜ記載していなかったのですか!!!! ルール違反でしょ!!」

    って、後でメチャクチャ怒られたの。

    当時は記載していない側はルール違反と責められて、平謝り状態でした。

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情

    「すみません、軽度なので、記載する必要はないと思っていました」って苦しい言い訳をするとかね。

    でもまぁ、

    「ルール違反だって認識してるけど、あえて書かなかった」という相談所がいたのも事実。

    「確認事項あり」にしていたら、申し込まれる数が激減するからね。

    カウンセラーが「指摘されたらそのときに謝りましょう。まずは多くの人と出会いましょう」って作戦を立てることもありました。

    ここはね、本当微妙なラインなのよ。

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情

    結婚生活に問題になるかならないかは、個人の主観でもあるからね。

    まして、「相談所に内緒にしていた」のなら、「相談所は知らなかった」ということで「仕方ない」となる。

    だから、昔の相談所は、

    「あ、その話は聞かなかったことにします」と言って、プロフィールに何も記載しないこともありました。

    もちろん、その人のためを思ってね。

    なぜなら、、、

    さっきも書いたけど、「問い合わせ項目あり」とか「確認事項あり」って記載した瞬間に、申し込まれる数が本当にビックリするぐらい激減するから。

    持病のある人にとっては、本当につらいところです。

    相手相談所から「どのような確認事項ですか?」って聞かれることはほとんどなくて、ただ単に申し込まれる数が減るんです。

    そりゃあ、システム上ではワンクリックで別の人を探せるんだから、将来のことを思って、リスクのありそうな人は避けるっていう気持ちがあるのも理解できます。

    実際にあった話とカウンセラーさんたちの本音

    以前すっごく魅力的な男性会員さんがいてね、入会後1ヶ月に200名くらいから申し込みがありました。

    その人がある日、プロフィールに「子供の頃の病気が原因で右耳の聴力が弱いです。日常生活には全く問題ありません」と記載したの。

    すると、翌月の申し込みは10人も来なかった……。

    200人が10人になったんですよ。

    これくらい、影響されるんです。

    だから、

    • 「持病のことを隠してお見合いして、付き合いが深くなってから相手に伝える」と考えるカウンセラー
    • 「最初から持病を伝えることが婚活のマナーです」と考えるカウンセラー

    それぞれ考えが分かれるし、どっちが正しいとかではない、難しい問題なんです。

    僕もどっちが正解かはわからない。

    あとは「ずっと隠しておきましょう」ってカウンセラーもいるけど、そういうのは論外

    何を考えているのやら……。

    で、、、

    先日、全国の知り合いの結婚相談所さん14社に持病についての話を聞いたので、リアルな現場の声をご紹介します!

    他ではホント~~になかなか聞けない貴重な本音の情報です!

    【1社目の相談所さん】

    かなり仲良くなった時にお相手の情報を知るケースも多く、宗教などだと、その話一つで終わっちゃうこともあります。

    が、持病を持っているから関係が壊れたという話はあまりないかもしれません。

    【2社目の相談所さん】

    持病持ちの種類にもよりますが、

    結婚相談所での出会いだと、少し病気や持病があるだけで縁がなくなってしまうことが多いなと感じます。

    例えば、色覚異常や緑内障、片側の目の視力が低い等、普通の恋愛結婚だったら全然気にならないようなことが、大げさに気になってしまうようです。

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情他にも最近多いのが、

    睡眠薬や精神安定剤を服用されている方。

    もちろんお見合いなので相手には事前に正直にお伝えをしますが、会員さんには、「負い目に感じないように」というアドバイスをします。

    「完璧な人間なんていないのだから、堂々としてたらいいし、逆に女性の完ぺきではない部分も受け入れてあげれる男性だったら素敵ですね」と伝えます。

    【3社目の相談所さん】

    病気の種類にもよります。

    • 糖尿病で透析等結婚生活に支障が出ると予想される疾患
    • 遺伝性疾患
    • 精神疾患

    上記の場合は厳しいです。

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情特に精神疾患の場合は、

    好きになっていても悩んだ末、

    断る方が多いです。

    「今は落ち着いていても、結婚して生活が変わるとどうなるかわからないので」と。

    最近は個人情報保護の観点からプロフィール上では公開されないため、持病が周囲にわからない場合は問題なくお見合いや交際まで進展しますが、結婚を考えた場合はお相手に告白する必要があるので、ここでのタイミングもケースバイケースです。

    告白した内容が結構重い内容でも、理解ある方に出会うことができれば問題ありません。

    去年の話ですが、当会で上記持病のある2名の男性会員さんが素晴らしいパートナーと出会い、成婚退会されました。

    おふたりとも強い恋愛感情を持たれての結果でした。

    【4社目の相談所さん】

    癌やうつ病や、注射しなければならない糖尿病の男性に、弊社の女性会員でお見合いを受けたりお申し込みをしたりした方はほぼ見たことがありません。

    でも、病気によっては他の条件面が良ければ考慮し、総合的に判断する女性が多いように感じています。

    【5社目の相談所さん】

    持病の内容にもよるのですが、最初から打ち明けてしまうと、そこでお見合いや交際すら成立しないケースが多いです。

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情後出しは本来いけないのですが、

    交際をある程度継続して信頼関係ができた後に打ち明けると、理解してくれる方は意外と多いです。

    ただ、成婚ギリギリ、または成婚後ですと逆に信頼を失い、揉めるケースが多くなるので、打ち明けるタイミングは重要だと思います。

    【6社目の相談所さん】

    ご紹介させて頂く場合は、事実をお伝えして、それでもよければお見合いをお勧めしています。

    ご入会時に持病などの確認して、婚活の活動があまりできなさそうなら、ご入会をお断りさせていただいています。

    【7社目の相談所さん】

    諦めろというのではなく、しっかりとできる予防は怠らないこと。

    お相手に対して明らかにデメリットがある分、他で補えるメリットを作りましょう!と伝えます。

    それもできないのは自分勝手な婚活ですよ、と。

    【8社目の相談所さん】

    初回面談時は、持病を持っている同じような方の状況を説明をし、安心してもらってから入会していただきます。

    入会後、お見合いの決まり具合で、持病をどこで公開していくか等、色々試しながら活動していただきます。

    【9社目の相談所さん】

    こちらは、持病に関しては記載しないといけないと思っていましたので、以前他の相談所と揉めたことあります。

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情相手のお子さんが重度の障がいを持っていて、どのような状態か詳しく教えてくださいと言うと、「個人情報だから、本人同士が直接話すべき内容である」と突っぱねられたのです。

    私個人としては、結婚に向けては当然必要な情報だと思っていまして、そこを伏せるとなると、騙して婚活しろと会員さん方におしえるのかといったことを穏やかに先方とやり取りしたつもりでしたが、先方と意見が異なり、ちょっと揉めてしまいました。

    不利益は法律のせいにして伏せて活動させて、破談になっても「ご縁がなかった」で終わりだなんて……すごく嫌でした。

    隠して活動できると言われて救われている人もいるでしょうが、難しい問題ですね。

    でも、仲人なら知っておくべきだと思います。

    【10社目の相談所さん】

    【確認事項あり】と記載するだけで、問い合わせには応えない相談所もある。

    事前に理解いただいた上でお会いしないと、お見合い以降に知ると「他にも何かあるかも?」と不信感が高まるので【確認事項あり】は記載しておいたほうが良いですね。

    【11社目の相談所さん】

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情結婚となると隠し切れる問題ではないので、

    事前にお知らせするのが誠意ですよね。

    確かに、そのことが活動を難しくするかもしれないですけど、後でわかって「言いにくいから、隠してたんですね。お気持ちわかります」となることは少ないと思います。

    やっぱり「そんな大事なことをどうして隠してたんですか?」ってなると思うんですよね。

    【12社目の相談所さん】

    相談所によっては、

    お見合い1件で1万円の料金を払っている人もいるんですからね。

    「隠していたらお見合いしてもらえないと思って……」なんて言い訳は通用しませんよ。

    【13社目の相談所さん】

    私は反対に隠してお見合いしていたことがあります。

    相手には申し訳ない気持ちはありますけど、

    その後のクレームはどんなことでも受ける覚悟で、その時は突っ走りました。

    とにかくその会員さんにお見合いをしてもらいたくて。

    こちらの勝手な思いでした。

    今となっては反省してますが、そのおかげで成婚できた事例もあります。

    【14社目の相談所さん】

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情結婚相談所ではプロフィールに記載が必要なため難しいので、婚活パーティーのほうがチャンスあり。

    男性なら、同じ様に持病のある女性や同年代や年上の女性、宗教を信仰、バツイチ子持ち女性とのご縁を積極的に探す。

    過度な望みや期待をしないこと。

    持病があっても、ポジティブな気持ちでいること。

    【まとめ】

    • 持病の程度によっては、人間関係ができてから伝えることで受け入れてもらえることがある
    • 軽度なもの以外は、やはり相談所間での情報共有をしてもらっていたほうが良い
    • 重度の持病に関しては残念ながら基本的にお見合いするのが難しい
    • 可能性はゼロではない

    持病に関しては、明確な正解ってありません。

    持病を持っているから結婚相談所での婚活ができないってわけじゃない。

    現に、成婚してる人は結構いるんですよ。

    いつ伝えるかもケースバイケース。

    タイミングによっては上手くいったり、逆にだめになったりすることもあります。

    【結婚相談所での婚活】持病のある人のリアルな事情

    持病は、結婚するまでには必ず相手に伝えるべきこと。

    だけど、逆に初っ端から伝えたばっかりに、恋愛関係になっていたら許容できたかもしれないけれど、まだそこまでいっていないからと断られることもある。

    それって、持病がある人だけじゃなく、相手にとっても勿体ないことじゃないかなって思います。

    ただ、やっぱり程度によるのは確かで、残念なことだけど、持病が重度の場合は婚活も厳しいものになるのが現実。

    なので、「持病があっても大丈夫ですよ」とは軽々しくは言えません。

    持病を持っている人はただでさえしんどいのに、結婚について悩みだすと本当に不安な気持ちになってしまうもの。

    でも、僕は幸せになった人もたくさん知ってるから、ぜひとも諦めずに婚活を頑張ってほしいと思っています。

    応援してるー!!

    実は、僕の妻も難病がある。だけど私たち夫婦、本当に幸せな毎日を送っています。

    だから、皆も頑張ってな!!

    <婚活コンプレックスシリーズ>

    Picture of ミッキー岡田が執筆
    ミッキー岡田が執筆

    日本で最も投稿数の多いクチコミサイトの管理人。
    結婚相談所のイイ点もワルイ点も包み隠さず発信することがモットー。
    全米NLP協会マスタープラクティショナー心理学資格。
    古神道神理教に属する神社の神主。

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