お見合いのお茶代割り勘する男性はケチ?婚活女性のお悩み解消!

お見合いのお茶代割り勘する男性はケチ?婚活女性のお悩み解消!

お茶代割り勘でしたので、お断りしてください

その電話を受けた日のことを、私は今でもよく覚えています。

電話の向こうの女性は、お見合いから帰った直後で、声の端にまだ熱が残っていました。

普通、お見合いのお茶代は男性が持つもの——そう聞いていたのに、なぜ自分だけ割り勘だったのか。

私は大切にされていないのだろうか。

彼女は後になって、そんな気持ちが、たった一杯のお茶の会計で溢れてしまったのだと話してくれました。

私も最初に相談を受けたときは、「それは確かにつらいよね」と素直に思いました。

ただ、長く現場にいると、見えてくることがあります。

割り勘にする男性が全員ケチなわけではない。

けれど、割り勘されて傷ついた女性の気持ちが間違っているわけでもない。

この記事では、その間にある「現場のリアル」をお伝えします。

「お茶代割り勘でしたのでお断りします」と電話してきた女性の話

同じような電話は、実は珍しくありません。

お見合いの報告で「あまり話が合わなかったし…お茶代割り勘でしたのでお断りして下さい!!」とおっしゃる女性会員さんは、私のところでも何人もいらっしゃいます。

電話の声は、たいてい少し早口です。

お見合いから帰ってきた直後、外の空気をまだ纏ったまま、駅のホームの片隅から電話をかけてくる方もいます。

「割り勘でした」のひと言の後ろに、その日の数時間ぶんのモヤモヤが詰まっているのが、こちらにも伝わってきます。

私は、まずその気持ちを否定しません。

お茶代を割り勘にされて、軽く扱われたような気がする——その感覚そのものは、女性にとって大事な信号だと思っているからです。

ただ同時に、こうも思っています。

電話で「割り勘でした」と言ってくる女性は、本当はお茶代の話だけをしたいわけではない。

その日のお見合いの空気、相手の表情、自分の振る舞い、ぜんぶがうまくいかなかったから、最後の会計の場面が一番くっきり記憶に残ってしまっている、ということが多いのです。

この記事は、割り勘にしてきた男性を糾弾する記事ではありません。

ましてや、割り勘されて傷ついた女性を「あなたにも問題がある」と責める記事でもありません。

ただ、お茶代という一点だけを切り取って人を判断すると、見えなくなるものが多すぎる。

それを、現場で見てきたことを踏まえて、順番に整理させてください。

では、割り勘する男性は本当にケチなのか?まずそこから。

お見合いのお茶代を割り勘にする男性は、ケチなのか?

はい。ケチな男性の可能性もあるでしょう。

これは、最初にはっきり言っておきます。

割り勘にしてくる男性のなかには、本当にお財布のひもが固い人もいます。

ただ、ケチな男性ばかりではありません。

私の結婚相談所では、女性のお見合いに紹介のため同伴することが多いので、お相手男性の雰囲気は分かっていることが多いのです。

お見合いの席に同席しているわけではありませんが、待ち合わせ時の表情、女性に席を譲るときの所作、別れ際の短い会話——その短時間でも、ある程度は人柄が見えます。

たとえば、冒頭にお話しした電話とは別の話になりますが、「割り勘だったからもうお会いしたくない!」と相談してきた婚活女性A子さんの場合、割り勘だったけれど、お相手自体は礼儀正しくて、にこやかな感じの良い人だったのです。

お見合い前、彼が私に挨拶した時の表情も、こちらが恐縮するくらい丁寧でした。

ちなみに、A子さんのお相手となった割り勘男性は

「それだけで断るのはもったいない…!」

という印象を受けました。

ここで読者の方には、少し立ち止まって考えていただきたいのです。

礼儀正しくて、感じが良くて、女性に対する配慮もある男性が、なぜお茶代を割り勘にしたのか?

本当にケチだから?

それとも、別の理由があったのか?

A子さんがその日、お見合いの席で何をしていたのか?

本人に聞いた話をそのままお伝えします。

A子さんと私の会話|割り勘より問題だったのは、お見合いの時間そのもの

「割り勘だったし、お断りしたい!」と相談してきたA子さんに、その日の様子を詳しく伺ってみました。

会話劇のかたちで、そのまま再現させてください。

私「お見合いの様子を教えてくれる?」

A子さん「あまりお話が弾まなかったです」

私「どんな話をしたの?」

A子さん「お仕事の話ばかりでよくわからなかったし、プロフィールの印象と違ったので…」

私「プロフィールの印象と違ったので興味がなくなっちゃったの? 自分のことはどんな話をしたの? お相手の話に相槌は?」

A子さん「自分のことはプロフィールに書いてある程度は話しました。相槌? 多分頷いてはいたと思います…」

「多分頷いてはいたと思います」。

この一言で、私はその日のお見合いの空気を察してしまいました。

念のため、先に言っておきます。これはA子さんを責める話ではありません。

初対面の人と向き合うお見合いの席で、緊張して受け身になってしまうのは、誰にでもあることだからです。

たしかに「お茶代くらい払ってほしい…」という女性の気持ちはわかります。

お見合いの席まで時間とお金をかけて出向いて、最後に割り勘にされたら、軽く扱われたような気がしてしまう。

その感覚自体は、私も否定しません。

ただ、お見合い当日の様子を伺うと、A子さんにも改善の余地があるなと感じたのです。

お相手を「プロフィールに書かれた条件」ではなく、目の前にいる生身の人間として見る余裕が、その日の彼女には少し足りなかったのかもしれません。

プロフィールの紙に書かれた条件と、目の前に座った男性を、頭の中で照合している時間になってしまっていた。

これが一番の問題だったと、私は思っています。

仕事の話を一方的に聞かされたとA子さんは言いましたが、相手にしてみれば、相槌が薄く、自分から話を広げてくれない女性に対して、自分の知っているテーマでなんとか場をもたせようとした結果が、それだったのかもしれません。

お見合いに来た男性側からすれば、こう感じてしまっても無理はないのかもしれません。

この人は、僕に興味がない

そう、楽しいなと思えるお見合いができたら、自然にお茶もご馳走して下さるでしょう♪

男性は、ちゃんと響いた相手の前では、自然と財布を出します。

逆に、響かなかった相手の前では、出さないことを正当化する材料を頭の中で探し始めます。

「現代は割り勘が普通だし」「お互い大人だし」と。

A子さんの「割り勘でした」は、お茶代の問題ではなく、その日の二人の時間の問題だった、というのが私の見立てです。

だからといって、割り勘になるのはどうなんだろう、とは思いますが。

そう、ここが正直なところです。男性側にも事情はある。

でも、女性をお見合いの席まで来させておいて、最後にお茶代を割り勘にしていい理由になるかというと、それも違う。

そのもやもやしたところを、もう少し解像度を上げて見ていきます。

割り勘になる男性の事情|ケチ・脈なし・ルール・クセの4分類

ひとくちに「割り勘男性」と言っても、現場で見ているとだいたい4つに分かれます。

①本当にお財布のひもが固い男性

純粋にお金を出すのが惜しい、というタイプです。

お店に入ってからメニューをじっくり見比べ、一番安いものを選び、女性の注文に「ちょっと高いんじゃない?」と一瞬反応する——そんな細かな仕草が見えたら、純粋なケチタイプの可能性が高いです。

お会計時、何も言わずに自分の分だけスッと出してくる男性も、このタイプに近いです。

②脈なし・次はないと判断された結果

A子さんのケースに近いものです。

男性側が「この人とは次はないな」と早い段階で判断していると、最後の会計で「全額出す気持ち」が残っていません。

一言の説明もなく割り勘を切り出してくるとき、これを疑う必要があります。

態度が会話の途中から少し冷めていなかったか、思い出してみてください。

③相談所のルールで割り勘指導されている

まれに、相談所の方針でお茶代は割り勘と指導している場合もあります。

男性会員に金銭的負担をかけすぎないため、対等な関係を最初から作るため、相談所ごとに考え方は違います。

ここで分かれ目になるのが、男性が一言添えてくれるかどうかです。

「ルールで決められてるからごめんね」と一言いってくれると嬉しいですね。

同じ割り勘でも、その一言があるだけで、こちらの受け取り方は全く違います。

逆に、無言でレジに進む男性は、ルール云々というより、女性への配慮そのものが薄い可能性があります。

④日頃のクセ(割り勘文化の中で生きてきた)

職場でも友人との食事でも、ずっと割り勘でやってきた男性は、お見合いの席でも無意識に割り勘になります。

本人にケチな自覚はなく、「対等に払うのが普通」だと思っているタイプです。

このタイプは、会話自体は丁寧で、女性への興味もちゃんと示してくれることが多いです。

割り勘そのものよりも、その後の交際でどう変わっていくか——たとえば、デートを重ねるなかで自然に出してくれるようになるか——を見たほうがいいパターンです。

——4つに分けてみると、同じ「割り勘」でも、向き合い方が違ってくるのが分かると思います。

あなたのお相手は、どのタイプに近かったでしょうか?

問題は、割り勘そのものではありません。お見合いの席で、相手の時間や気持ちをどう扱っているかです。私は同伴お見合いの現場でも、成婚退会後の相談でも、そこにその人の本性が出る場面を何度も見てきました。

ただ、お見合い当日の振る舞いだけでは見抜けない部分もあります。

本性が出るのは、もっと後です。

本性が出るのは退会後|婚約指輪まで割り勘にする男性の存在

ここからが、他の記事ではあまり書かれていない、現場のリアルの話です。

むしろ、その人の本性が出るのは、ここからなんです。

結婚に向けて結婚相談所を退会してしまうと、急に態度が一変するパターンがあります。

仮交際・真剣交際の最中は、男性が払うのが当たり前ですし、相手にもよく思われたい。

カウンセラーや相談所の目もあるので、割り勘なんてことにはなかなか発展しません。

ただし、退会してしまうと、もう誰かに咎められることもないので、平気で割り勘を求めてくることがあるのです。

特に、年齢が近かったり、年下だった場合に起きやすいパターンです。

成婚退会した瞬間に、ファミレスのレシートを半分にする男性がいた

——これは私が成婚退会後の女性会員から聞いた、忘れられない一言です。

退会の前日まで、ちゃんとした店で気持ちよくご馳走してくれていた男性が、です。

なかには、婚約指輪を割り勘にしてくる人もいるようです。

ここで「えっ?」と思った方もいるはずです。

私も最初に聞いたときは、ちょっと言葉を失いました。

通常、婚約指輪を男性がプレゼントすると、その1/3程度の記念品をお返しします。

男性から女性へ指輪、女性から男性へ時計や財布などを贈る、いわゆる結納返しの簡略版のような慣習です。

そのため、その記念品分のお金を婚約指輪を買う際に提供しろ、という考えです。

理屈としては成り立っていなくもありません。

ただ、結婚という人生の大きな節目で、最初に出てくる発想がそれか、というところに、その人の根っこが見える気もします。

もう一つ、よくあるのが店のグレードの変化です。

結婚相談所にいる間は、カッコつけたかったり、見栄をはりたいこともあるので、多少高い店でもがんばります。

でも、退会してしまうと急にグレードを下げてくるパターンです。

ここは、判断が分かれるところです。

ただし、このパターンには、今後の結婚資金をしっかり貯めていこうという気持ちもあるので、一概にケチと決めつけてはいけません。

住宅、教育、老後——これからお金が必要な場面はいくらでもあります。

むしろ堅実な男性、と評価してもいい場合も多いのです。

見分けるポイントは、グレードを下げる時に、ちゃんと話してくれるかどうかです。

「結婚後を考えて、ちょっとお金の使い方を変えていきたい」と一言あれば、それは堅実さです。

何の説明もなくチェーン店ばかりになり、女性から何か言うと不機嫌になるなら、それは堅実さではなくケチに片足を突っ込んでいます。

つまり、お見合いのお茶代だけ見ていても、その人の本当のお金との付き合い方は見えません。

退会したあとにどうなるかで判断するべきです。

ここまで読んで、「では、自分のケースで断るべきか進むべきか」を判断したくなったはずです。

判断軸を整理します。

割り勘だった時、断るか仮交際に進むかの判断基準

結論から言えば、

割り勘で相手の人間性を判断するのは時期尚早です。

ただ、「時期尚早」と言われても、目の前の一通の連絡返事をどう書くかで悩んでいる方には、もう少し具体的な指針が必要だと思います。

私の現場感覚で、3つに分けます。

① 即お断りでいい割り勘

会話中、相手があなたの話にほとんど興味を示さなかった。

質問もほぼなく、自分の話ばかりだった。

お会計時、一言の説明もなく当然のように割り勘になった。

別れ際の態度も雑だった。

この条件が揃ったら、迷わずお断りでいいと思います。

お茶代の問題というより、その人があなたを大切に扱う準備ができていないサインです。

② 一度仮交際で見てもいい割り勘

会話は丁寧で、こちらの話も拾ってくれた。

割り勘になったときに「ルールでね」「次は出すから」など、何かしらの一言があった。

場の雰囲気自体は悪くなかった。

このケースは、仮交際に進んでみる価値があります。

お茶代の段階では財布を緩めなかった男性が、仮交際の食事ではきちんと出してくれる、というのは現場ではよくあることです。

③ 自分の態度も見直したほうがいい割り勘

会話が弾まなかった原因が、自分にもあったかもしれない。

プロフィールと違うと感じて、途中から気持ちが引けてしまった。

相槌が薄かったかもしれない。

人によっては、気をつかわせたくないから、という理由で割り勘にしている場合もあるようです。

婚活の場で「相手に興味がないと思われたい」という人は、さすがにいないでしょう。

ただ、日頃からのクセが無意識にお茶代に出てしまっただけなら、そこまで気にすることではありません。

A子さんの場合、お相手の割り勘より、自分のお見合いの過ごし方を先に見直す価値がありました。

これは責めているのではなく、そのほうが次のお見合いから結果が変わってくるからです。

——もうひとつ、お見合いに臨むときの姿勢の話を。

もちろん、女性が盛り上げたから必ずご馳走してもらえる、という単純な話ではありません。

でも、せっかくのお見合いです。

「相手が楽しませてくれるか」だけを見るのではなく、

「私が盛り上げる!」

くらいの気持ちで向き合ってみる。

それだけで、お相手の表情も、場の空気も、かなり変わります。

男性側も、楽しい時間が作れた相手には、自然と気持ちよく財布を出しやすくなるものです。

割り勘になりそうな会計の流れになったとき、女性側が「次は私がごちそうしますね」と笑顔で言える人は、たいてい仮交際に進めます。

これは媚びではありません。

「次がある前提で会話できる人」というメッセージが、相手にしっかり届くからです。

たまたまお茶代のときだけそういう結果になってしまったけれど、結婚してみたらお金遣いは普通で、むしろ浪費家だった、なんてこともあるくらいですから。

さらに、お茶代割り勘でも、性格的にもやさしく、仕事もバリバリやってお金も稼いでくれるなら、それで良くないですか?

ちょっとしたクセの一つくらいに見てあげてもいいと思いますよ。

逆に、奢ってくれたから安心、というのも、実は危ういのです。

奢ってくれた男性ほど、慎重に見たほうがいい理由

「じゃあ、奢ってくれる人を選べばいいんだ」と思った方こそ、もう少しだけ読んでください。

1つ注意してもらいたいのが、全額おごってくれたからといって、簡単に信用してしまうことです。

これは割り勘問題と表裏一体の話です。

割り勘されて落ち込む女性が多い一方で、奢ってもらえたことで安心して、相手の本質を見落としてしまう女性も同じくらい見てきました。

成婚までの仮交際などで食事に行く回数はそれほど多いわけでもなく、そこまで高級でもないと思うので、その金額をおごるのはそこまでの負担ではありません。

身も蓋もない言い方をすれば、仮交際中の数回の食事代は、婚活上の演出として可能な範囲、ということです。

実際、こんな相談を受けたこともあります。

仮交際中は毎回きれいにご馳走してくれて、「なんて紳士的な人なんだろう」とすっかり安心していたのに、成婚退会後に家計の話になった途端、急に細かくなった男性がいました。

デート代は出す。でも、結婚後のお金には厳しい。

レシートをじっと見て「これ、本当に必要だった?」と聞いてくる。

そういう方も、実際にいらっしゃるのです。

つまり、デートのお会計と、結婚後のお金の感覚は、別物だということです。

あくまで、結婚の決め手は、価値観や趣味など、あなたが一番優先しようと思っていたもので決めてください。

もしもお金持ちと結婚したいと思っていたのだとしても、おごり(全額負担)は必ずしもお金持ちの証ではないので、しっかりと職業や経歴をチェックしておきましょう。

給与明細を見せてもらえとは言いません。

ただ、勤め先の業種、勤続年数、住んでいる場所、車、休日の過ごし方——そういう生活の輪郭から、お金の付き合い方は自然と見えてきます。

私は、割り勘そのものよりも、その前後の空気を見ます。

支払いの瞬間だけではなく、席に着いたときの表情、会話の拾い方、退店時の一言。

そういう小さなところに、結婚後の扱い方が出るからです。

奢ってくれる、その瞬間の気持ちよさで判断軸を作らないこと。

これが、婚活で後悔しないための、地味だけれど一番大事な習慣です。

ここまでお話ししてきて、最後に一つだけ伝えたいことがあります。

まとめ|お茶代の行方より、お互いの時間の使い方を見てください

ここで言いたいのは

『割り勘だけで相手を判断しない』

ということです。

ただ同時に、雑に扱われている違和感を「我慢しなきゃ」と飲み込む必要もありません。

一言の説明もなく、態度も冷たかったお見合いなら、お断りしていいのです。

それは、あなたの感覚が間違っているからではなく、その日の二人の時間がうまく噛み合わなかった、というだけのことです。

そしてもう一つ。

次のお見合いに向けて、自分の姿勢を少しだけ整えてみてください。

お相手を「条件」ではなく一人の人として見る、相槌をきちんと返す、自分から一歩だけ会話を広げる——たったそれだけで、お見合い後の電話の内容は、ずいぶん変わるはずです。

自分も、そしてお相手となる異性も、貴重な時間を使ってお見合いをしているのですから!

その時間を、お茶代の値段の話だけで終わらせてしまうのは、少しもったいないです。

お茶代の行方は、その時間の質の結果でしかありません。

婚活は査定ではなく、人と人が会う時間です。

次のお見合いの席では、まず相手の話にひとつ質問を返すことから始めてみてください。

そのひと工夫だけで、帰り道に思い出す景色は、きっと変わります。

次のお見合いの席で、あなたが自然に笑っていられますように。