婚活をしている人のなかには「人を好きになれないんです」と悩む人も多いです。
婚活に限らず、「彼氏や彼女はほしいけど、好きな人ができない」という人は珍しくありません。
どうして人を好きになれないのでしょうか?
今日は、人を好きになれない原因とその解決策をご紹介していきます。
特に心理面は、恋愛にはとても大きく関わってくるので注意が必要です。
自分の感情と向き合って、心から「人を好き」と思えるように、一緒に考えていきましょう!
人を好きになれない原因や心理から考える解決策とは?
「素敵なパートナーと出会って、幸せな人生を送りたい」「恋愛にも結婚にも興味があるのに……」
恋愛への興味がないわけではないのに、どうして人を好きになれないのでしょうか?
人を心から好きと思えないままだと、この先、結婚どころか恋もできない……!
と不安になってしまうかもしれませんね。
けれど、安心してください。人を好きになれない原因と心理を知れば、あなたも人を好きになれるんです。
では、まず人を好きになれない原因と心理、そしてそれぞれの解決策について考えていきましょう!
人を好きになれない原因5つと解決策
人を好きになれない原因は大きくわけて5つ。あなたは当てはまる原因があるでしょうか?
原因さえ知れば、問題を解決する糸口が見つかるはずです!
さっそく、原因を解明していきましょう!!!
原因1.『人を好きになれない』性格
第一に考えられるのが、性格です。
性格的に人に不信感を抱きやすかったり、「いいなぁ」と思ってしまっても、なかなか一歩踏み出す勇気がもてなかったり……。
恋愛に踏み出せない原因が『性格』のなかにある人は意外と多いんです。
あなたは「私なんて、どうせ」と挑戦を諦めてしまうタイプですか?
それとも「いい人そうだけど、信用ならない!」と身構えてしまいますか?
残念ながら、上述のような性格の特徴がある方は「人を好きになれない性格」といえるでしょう。
しかし、諦める必要はありません!
なぜなら性格は産まれながら形成されるものではなく、過去の経験や現在の環境によって日々変化するからです。
解決策1.性格をメンテナンス!
性格に人を好きになれない原因がある人にまずやってほしいことがあります。
それは、自分がどういうときに「人を好きになれない……」と思ってしまうのかを知り、どんな性格が好きという感情をストップさせているか理解することです。
たとえば、「いいなぁ」と思う人がいたとします。
「それでも、好きになれない!!」と思ったとしましょう。
どうして好きになれなかったのでしょうか……?
「私なんて相手にしてもらえるわけがない」と思ってしまった人は、自信がない性格。
「もしかしたら悪い人かもしれないし……」と思ってしまった人は、不信感を抱きやすい性格といえるでしょう。
どんな性格が恋する心にストップをかけているのか認識したら、その性格を改善すればいいだけなのです。
性格なんて、ちょっとやそっとじゃ変わらない!!と思ってしまうでしょうが、自分の欠点ともいえる『性格』が出てきたときに、「そんなことないかもよ」「私だって大丈夫なはず!」と思考に呼びかけることで、脳が新しい情報を再認識するのです。
性格は生まれ持ったものではなく、思考回路の癖に近いもの。
根気よく、脳に再認識させることで、あなたの治したい性格が矯正されていくのです。
原因2.生活環境や心身の状態
あなたはどんな毎日を送っていますか?
仕事が忙しくて、たまの休日は家で寝ている……。
最近疲れがとれなくて……。
忙しい毎日のなかで心も体もお疲れ気味だという人もいるでしょう。
実は心身の不調も人を好きになる気持ちをセーブしてしまうのです。
ほかにも脳機能やホルモンバランスの不調で、人に興味や好意を抱きにくくなることも……。
解決策2.まずは心をリフレッシュ!
「最近、落ち込んでばかりで意欲的になれない」「疲れがとれない」このような心あたりがある人は、まず、しっかり体を休めて心をリフレッシュさせましょう!
仕事が忙しくて、そんな暇もないというケースもあると思いますが、休みの日は思い切って携帯をOFFにしてみたり、家事や用事も後回しにしてみたりと、「何もしない」勇気もときに必要です。
原因3.恋愛のトラウマがある
過去に辛い失恋をした。もう二度と味わいたくない恋愛の思い出があるなど、恋愛のトラウマが原因で新しい恋に踏み出すことができない人もいます。
人間には本能的に危機管理能力が備わっていますから、もう二度と辛い経験をしないよう、似た経験を目の前にすると無意識のうちに心をセーブしてしまうのです。
しかしトラウマは忘れることができます。必ず克服できます。
過去の恋愛でトラウマを抱いていて、人を好きになれないという人は、まずはそのトラウマを克服することからはじめてみましょう。
解決策3.トラウマを受け入れる!
恋愛のトラウマを克服するためには、まず、『トラウマを受け入れてあげること』。
トラウマなんて、できれば思い出したくないですよね……。
だからこそ、思い出してしまったときに「もう思い出すな!!」「忘れよう忘れよう」という部分に意識を向けてしまいます。
けれど、これが脳の仕組みに逆効果となっているのです。
「忘れよう、忘れよう。嫌な経験だった!」と思えば思うほど、私たちの危機管理能力が働き、二度と経験しないよう、定期的に思い出してしまいます。
脳からすると、思い出すことで危険を回避できると思っているからです。
トラウマを克服する第一歩はトラウマを受け入れること。そしてトラウマにたいして「こんなこともあったけれど、もう二度と起きることはなんだ」と慰めの言葉をかけること。
これを根気よく続けてみてください。
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原因4.婚活バイアスが入ってる!?
人を好きになれない現象(と、私は呼んでいます)は、とくに婚活中の人に現れやすいです。
恋愛経験もないわけではない。過去に大好きな人もできたことがある。
けれど『婚活』に取り組みはじめた途端、人を好きになれなくなってしまう……。
この理由、実はとてもシンプルです。
婚活をはじめた……ということは、大小関わらず結婚に対して焦りを感じているはず。
そして、恋愛ではなく『結婚』を意識して、人と接するようになると好きという感覚より、結婚に適しているか?というフィルターがかかりはじめます。
そりゃ、結婚を目的に婚活をしているのですから、誰だって、真剣に活動しますよね。
- この人と一生、一緒に暮らせるのだろうか?
- 経済的な安定はあるのだろうか?
- ともに暮らしても大丈夫な性格だろうか?
- もしも子供ができたとき、いい親になるのだろうか?
さまざまなライフステージを想定して、相手を見てしまいます。それは当たり前で、ごくごく自然なこと。
解決策4.婚活であることを忘れる!
婚活フィルターがかかるからこそ、今までのような恋愛よりも人を好きになれないんです。
だって、結婚を意識せず恋愛していたときは、相手の職業や経済力なんて関係ないですよね。
家族がどんな人かなんて、好きになる時点ではわからないですよね。
これが婚活をはじめた途端、人を好きになりにくくなる理由。
もしもあなたが今、婚活中(または、結婚を意識している状態)で、「人を好きになれなくなった」と感じているのなら、一旦、結婚のフィルターを外してみてください。
そして本能、感覚を第一に考えて、人と接してみてください。
本能のままに動くって簡単なようで、意外と難しいんですよね。
なぜなら私たち人間には学習能力が備わっており、経験をもとにさまざまな情報を蓄えているから。
恋愛や婚活だけではありません。
大人になればなるほど、本能のままに行動することが難しくなります。
行ってみたい、やってみたい感覚に素直になってみる。
泣きたい、嬉しい、楽しいに、素直になってみる。
これを意識すると、好きになる感覚を取り戻せるはずですよ。
原因5.人を好きになれない心理状態にある
少しややこしくなりますが、そもそも心理が「人を好きになれない」という状態になっていることがあり、これが原因で恋愛がうまくいかないことがあります。
なので今回は5つめとして、心理状態の不安定さをあげます。
人を好きになれない心理の多くは、「自分に自信がない」「人を信用できない」です。
トラウマや性格が原因して、自己肯定感が低くなったり、人を信用できなかったり……。
忙しさのあまり心と体が疲れてしまって、物事をポジティブに捉えることができなかったり。
だからこそ、人を好きになれないときは『好きになれそうな人を探す』ことに力を入れるより、『自分の心を整える』ことに力を入れてみてください!
人を好きになれる心理状態を取り戻すために、実践してほしいことを3つ紹介します。
解決策5-1.大丈夫、できると言い聞かせよう!
心がネガティブになると、周りの言動・行動もネガティブに受け止めがち。
しかし、心がポジティブになれば、周りに対してもポジティブな印象を抱けるようになります。
だからといって、今日からポジティブ思考になろう!とは言いません。それができたら誰も悩んでいませんよね……。
けれどネガティブなことを考えてしまったとき「大丈夫」「できる」と、感情を励ましてあげることで、ネガティブな思考回路が少しずつ改善されます。
そんなことで性格や思考回路が変わるわけないと思うかもしれませんが……(笑)
実践するのはタダです!!
騙されたと思って、挑戦してみてください。3ヶ月続ければ心の変化があるはずです!
解決策5-2.欠点ではなく『いいところ』を見つける練習
人を好きになれない心理状態のとき、自分だけでなく他人の嫌な部分ばかり目についてしまいませんか?
いいところより、悪いところが気になってしまうのは、仕方がないこと。
けれど悪いところより『いいところ』を見つける練習をすれば、今よりもっといい人間関係を築くことができるのです。
私が実践しているのは、「●●さんのこういうところ、嫌だなぁ〜」と思ってしまったときは、目についた欠点の数以上に、いいところを見つけるようにしています。
この癖を身につけると……相手のいいところをすぐ見つけられるようになるだけでなく、自分の自信にも繋がるんですよ!
いいことも悪いことも、表裏一体です。長所を裏返せば短所ですし、逆に短所を裏返せば長所。
いいところをたくさん見つける癖をつければ、心から人を好きになれるチャンスが増えますよ!
解決策5-3.完璧主義をやめてみる
人を本気で好きになれない……。自己肯定感も高くない……。
そんなとき、完璧主義になりすぎてはいませんか?
「こうでなければならない……!」「こうするべき!!」と行動や感情を制限してはいないでしょうか?
自分にも他人にも、完璧を求めてはいませんか?
残念ながら、世の中には100%完璧な人はいません。あなたも、そして他人もです。
そもそも100%完璧であるなら、きっと世の中に恋愛や結婚は生まれないでしょう。
好きになれないまま結婚もあり!?
『好きになれないまま結婚』。
ぶっちゃけて言えば、ありです。
おかしいようで、おかしくないです。
そもそも、お金が目当てで結婚している人は、好きになっているのかどうか微妙ですよね!?
お金は好きなんでしょうが。。。
もしも以下のポイントに該当するなら、結婚してもいいかもしれません。
- 嫌いなところがまったくない
- ものすごく愛されていると感じる
- 収入も安定している
- 価値観が一緒
- 両親は結婚に乗り気
これらは無事結婚した男女が、『結婚の決め手』として選んだものです。
結婚の決め手を自分の中で探してみよう!
もちろん、結婚した人たちは、先ほどの結婚の決め手もさることながら、相手のことを「好き」だった可能性はあります。
でも、中には「好き」という感情よりも、例えば、「価値観が一緒」であることで居心地がよくなり、一緒に遊んでいるうちに、「好き」という流れに発展した可能性はあります。
そのため、あなたもまずは「結婚の決め手」を何にするかを考えるのは良いかもしれません。
▼▼▼男女別の結婚の決め手ランキングはこちら▼▼▼
本気で人を好きになるという意味を考えてみよう
あなたは本気で人を好きになったことはありますか?
「実は過去、本気で好きになった人がいる」という人も……
「付き合ったことはあるけど、本気ではなかった」という人もいるでしょう。
そもそも『好きになる』とはどういう意味なのか、考えたことはありますか?
自分にもっていないものを持っている、魅力的な人に惹かれること?
それとも助けたい!と思える人が好きな人?
好きになって、恋愛をすること自体に意味があるのだろうか……?
直感を信じよう!『なんとなく』も大事!
もちろん、人を好きになるには意味があります。
とはいえ、『好き』になった瞬間に意味が芽生えるものではなく、好きになった経験があなたの人生によくも悪くも影響を与えるのです。
なので、『好き』の意味は、結果論となるケースがほとんど。
人を好きになった瞬間に、「どうしてこの人を好きになったんだろう?」と意味や理由を探しても、好きになった意味を理解することはまずありません。
人を好きになれないと悩む人ほど、行動や感情に『答えを探しがち』です。
なんでこの人がいいんだろう?冷静に立ち止まって考えることも大切ですが……。
考えすぎて人を好きになれないのなら、そのときの『感情』や『感覚』にしたがってみることも大切。
理由や意味があって『好き』になるわけではないのです。好きの正体は「なんとなく」です。
直感に従うのも大事よ
まとめ
「人を好きになれない」なんて周りの人に相談するとびっくりされてしまいそうですが……
誰しも一度は「一生人を好きになれないかもしれない」「最近、好きな人ができない」という感覚を味わっているはずです。
その期間が長かれ、短かれ、不安になるのは無理もありません。
しかし、自分の身の回りの環境、心と体のバランスを整えたり、考え方を少しだけ軌道修正してあげれば、かならずまた人を好きになれます。
「もう一生、好きになれる人はいないかもしれない」そんな思い込みをまずは捨てて、新しい恋に踏み出してみましょう。
意外と幸せそうにしている夫婦ほど、最初は「好きじゃなかった」という夫婦も多いくらい。
「好き」という感情はアテになりません!
気にせず、前に進んでいきましょう!