そして、この変化により女性の結婚に対する見方も『理想的な相手が見つかるまで待つ』という考え方にシフトしています。
これは、一般的な恋愛結婚は別としてお見合いから結婚を目指す『お見合い型結婚』の場合は、よりお見合い→交際に至るまでのプロセスが大事になったということです。
つまり、お見合いを成功させるには普段からの生活態度の重要性も増してきたということです。
お見合いの時だけ着飾った自分を演出したり、普段使わない敬語を使用したりするとかえって緊張して失敗してしまう可能性も高まります。
いざ、お見合いの時にそのような状況にならないためには日頃からの態度や言葉使い、そして頭から足元にいたるまでしっかりと清潔感を身に付けておくことが大切です。
これがキッチリと出来る方であれば、無口でも積極的に交際の場に出ることで良縁をつかむチャンスも生まれてくるでしょう。
そして、初対面の相手の方を見る時はまずは人柄や、心身ともに健康体であるかどうか、真面目に働いているかなどの観察をするのがおすすめです。
結婚というのは自分たちが幸せになることですから、お互いの意見を尊重しあってこそ良縁が成就します。
つまり、冒頭でお伝えしたような自分勝手な欲望や理想、相手の中身や人柄ではなく続柄などを気にしてしまうような方には良縁はなかなかやってこないというわけですね。
確かに結婚生活というのは自分のいいたいことばかりを優先すると上手くいかないため、時には妥協や譲歩というのも必要です。
そのような意味では理にかなった意見でもあります。
ただし、高い理想を持って婚活をすることはモチベーションの維持にもつながるため、一概に『自分勝手な理想は捨てなさい』というのは少し疑問に感じるところもあります。
可能性は低くなることを承知で人柄も続柄も見た目も自分の理想に近い相手を見つけるというスタンスもありかなと思います。
お見合いの心得として、初めてお見合いを経験する男性には『デリカシーを持って女性とお付き合いを』ということを協調します。
先日実際にあった話ですが、某ホテルで男女双方を紹介し、その後に2人が男性の車でドライブしようという時に、男性はすでに車に乗りエンジンをかけ発進できる状態でした。
しかし、一方の女性はまだこれから助手席に乗ろうという半身の状態です。
この気配りに欠けた行動がいわゆるデリカシーがないということです。
このような時には女性がしっかりと座席に着き、シートベルトをしてから『よろしいですか?発車します』と確認することが大切です。
男性にとっては少々細かすぎて難しいという気持ちもあると思いますが、事故などの万が一の危険を回避できる行動でもあるため、やはりデリカシーがある男性というのは女性から見ても安心感が湧いてくると思います。
初めてお見合いをする男性にとっては緊張もあるでしょうから、最初は大変ですが細かい気配りができる方には必ず良縁が巡ってきます。
そのため、会った時から多かれ少なかれ二人の趣味が違うことは多々あるものです。
そして、趣味が違うことのデメリットは途中で会話が途切れる可能性があることです。
特に男性は何を話してよいやら無言の状態となってしまいがちです。
このようにお見合いというのは最初から上手くいくことが少ないのが特徴でもあります。
しかし、大切なことは次に会う時までにお互いが合う趣味を一つでいいから探しておくことです。
たとえば彼女が『食べるのが好き』というのであれば、次に会う時までにいいお店を探しておき二人で美味しいものを食べるのもおすすめですね。
それだけでお店の雰囲気や素敵な時間を楽しむことが可能です。
美味しいものを良い空間で食べるという行動は二人の生理的欲求も満たしてくれるため、自然と親密な関係を築くこともできます。
最初から趣味が合わないといって諦めてしまう方はぜひ参考にしてみてくださいね。
このような催しは非常に喜ばしいことでもありますが、参加される方々は本当に結婚を意識しているのでしょうか?
実際に婚活パーティーなどに参加された方に話を聞くと『参加費が安いから遊び感覚で参加してみた』という声が多いのが現状です。
結婚というのは自分が理想とする人と出会い、親しくなってからお互いに『結婚後の2人の新生活の青図を描く』ことが大切であり、一度結婚したら簡単には失敗することは許されません。
そして、未知の人と出会って結婚に至るまでにはお互いの感情や理性の違いで葛藤が生まれることが、一般的な恋愛結婚や婚活パーティーの難しさでもあります。
しかし、お見合いというのはお見合いに至るまでのプロセスでプロフィールを確認することも可能であり、仲人さんを通してその人の人柄やキャラクター、家族構成を照会することもできるため、お見合いをする前からある程度の安心感を得ることができます。
結婚のお相手探しというのは真剣に考えなければいけないことの一つです。
参加費が安いという理由だけで婚活パーティーに参加するというのは婚活においてはマイナスになるケースもあります。