【結婚相談所名】×××× 【結婚相談所の点数】★★★★ 【自分の婚活の点数】★★★★ 【都道府県】宮城県 【年齢】31歳 【職業】メディア関係 【活動期間】平成30年5月~平成31年10月 |
26歳のときに結婚を考えていた彼女に浮気されて破局した私は、新しくパートナーを探そうと思えるまで時間がかかり、気づけば31歳になっていました。
一念発起して、男性にも優しそうな結婚相談所をネットで検索してみることに。
見つかった●●は窓口の対応もとても丁寧で印象が良く、事前にホテルラウンジで無料カウンセリングがあったのですが、その際のカウンセラーさんの対応も素晴らしかったため、すぐに入会を決めました。
登録後、早速スマホで相手を探し、プロフィールが気に入った方にお見合いを申し込みOKを頂き、デートを重ね……と、ここまではすごく順調に思えました。
イメージ通りの婚活を勧められていたはずだったのに……。
私がお見合いを申し込んだ女性、Aさんは私の2つ年上で、涼やかな容姿、何より趣味が海外文学の読書家という点に強く惹かれてお見合いを申し込みました。
私は学生の頃から海外文学が好きで、友人でも特に話せる人がいなかったので、共通の趣味を持った女性と結婚できたらどんなに幸せだろうと、期待に胸を外す弾ませていました。
小料理屋でお見合いをさせていただき、予想通り好きな海外文学の話で盛り上がりました。
私はラテンアメリカ、彼女はフランスのものが好きでお互い新しい視点で話せてこの時は本当に楽しかったのです。
また、カウンセラーの方もとても丁寧にサポートしてくれ、問題なく仮交際させて頂くことに決まりました。
二人で古書店を巡ったり、飲みに行ったり……26歳からの空白の日々がまるでなかったかのように充実した時間でした。
しかし、そんな時間は長くは続かなかったのです。
ちょうど4回目のデートの時でしょうか、Aさんから「紹介したい良い人がいるの」と言われ、デートの途中にもかかわらず急に予定を変更して仙台市のとある建物の中に入ってきました。
不審には思いつつも、私は彼女についてビルに入っていきました。
ビルの一階に小綺麗なラウンジがあり、しばらく座って待っていると20代後半~私と同棲代くらいの、オフィスカジュアルの男性がやってきました。
男性は名前を名乗り、名刺を渡してきました。
その際に、ようやくその段階でここが何の建物だったのか、いまから行われる会話がどういったものなのかを認識しました。
いわゆるマルチ商法というやつだったのです。
ベタすぎる勧誘の流れに驚愕、さらに自分の阿呆らしさに呆れました。
彼女がビルに入ろうとした時点、そのビル名を見た段階で気づけばよかったのですが、世間一般に無知な私は、まんまと勧誘の場に引き込まれてしまったのでした。
勧誘自体は適当に返事をしてやり過ごしたのですが、正直もうほとんど惚れてしまっていたAさんがマルチ商法の手先だったとはと思うと……、私は数日ほどやや不眠に陥るくらいのショックを受けたのです。
最初は彼女が騙されてしょうがなくやっているんじゃないかと思い、連絡をとりながらマルチ商法の危険性についてやんわりと、ときには直接的に脱会の説得を試みたのですが、ほとんどスルーされてしまいました。
彼女は完全にマルチ商法にはまっており、もう手に負えない状態なのだと理解しました。
そのやりとりの中で徐々に私の気持ちも冷めていきました。
それでも、やはり情があったので、もう一度デートをしませんかと彼女を誘って水族館へ行きました。
もしここでまた勧誘をしてくるようならば、彼女のこと諦めようと考えていました。
館内をぐるっとまわった後近場で食事を取ることになり、「俺、最近栄養不足なんだよね~」と彼女に言うと、予想通り彼女はあのマルチ商法の栄養サプリの話をしてきたのです。
私は無言で会計を済ませ彼女を駅まで送迎したあと、彼女の連絡先を消しました。
正直この段階で結婚相談所にも怒りはあったのですが、連絡をすると丁寧なお返事を頂き、Aさんに再度ヒアリング、事実関係を確認の元おそらく彼女は脱会処置になるとのことでした。
その後、●●に他の女性とのお見合いを組んで頂き、またスムーズに話が進み、交際に至りました(前述の経験のせいでスムーズがゆえに最初は疑心暗鬼だったのですが笑)。
●●は何も悪くなく、むしろ私が被害を被った分割引サービスまでしてくれたので大満足です。
私は現在、幸せな結婚生活を営んでいます。
マルチ商法勧誘の話は今では笑い話ですが、もし私と同じような目にあってさらにマルチ商法に引っかかってしまう人がいるのかも……と思うと寒気がします。
2024/11/20 更新 |
2023/08/21 更新 |
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