彼の過去は気にしない方がいいって本当?結婚するなら聞くべきポイント

彼の過去は気にしない方がいいって本当?結婚するなら聞くべきポイント

「彼の過去は気にしない方がいい」って本当?結婚を考えるなら話は別

「彼の過去は気にしない方がいい」――よく聞く言葉です。

ネットや恋愛指南書にはそう書いてあるけれど、どうしても気になってしまう。

そんな自分を責めていませんか?

結婚を考え始めた瞬間から、その言葉は急に効かなくなります。

元カノとどう別れたのか。

何が原因で続かなかったのか。彼の家族はどんな人なのか。

頭の中をぐるぐる回ってしまうのではないでしょうか?

それは、あなたが彼との未来を真剣に考えている証拠です。

私は結婚相談所のカウンセラーとして、たくさんのカップルを見てきました。

そのなかで、はっきり分かったことがあります。

気にしなくていい過去もある。でも、結婚前に知っておかないと危ない過去もあります。

元カノがどんな顔だったのか、どこにデートに行ったのか――そういう過去は、聞いてもあなたの嫉妬の燃料を増やすだけです。

気にしない方が、絶対にいい。

でも、結婚した後の生活そのものが大きく変わるような過去もあるのです。

それを知らずに結婚すると、後から「先に聞いておけばよかった」と悔やむことになります。

結婚相談所のカウンセラーとして多くの人の結婚と向き合ってきましたが、彼の過去の恋愛模様から見えてくるものも多いため、やはり探るべきだと私は考えています。

実際、過去を聞いておいて本当に助かった女性がいます。

かつて私が相談に乗った女性、Mさん(仮名)の話をさせてください。

Mさんの”宗教姑事件”|結婚前に過去を聞いて助かった実話

たとえば、私が相談に乗ったMさんが、結婚を前提に付き合っていた彼のエピソードをお話ししましょう。

彼との交際は順調そのもの。

プロポーズの空気もあって、Mさんも「この人となら」と思っていました。

そして相手のご両親へ挨拶に行った際、「この子は大丈夫よね?」と彼のお母さんが言っているのを耳にしてしまったのです。

この子は大丈夫よね?

笑顔で挨拶を交わした直後の、ほんの一言。

普通なら聞き流してしまうような言葉です。

でもMさんは、その「大丈夫よね」という言葉が妙に引っかかりました。

「何かおかしい」と感じ、彼にさりげなく探りを入れたところ、これまで付き合ってきた彼女たちは、お母さんのお眼鏡にかなわず結婚に至らなかったことが判明したのです。

ここで多くの女性なら「私はちゃんと気に入られているから大丈夫」と思って、終わりにしてしまうかもしれません。

でもMさんは、もう一歩踏み込んで聞きました。

なぜ前の彼女たちはダメだったの?

そうしたら、衝撃の事実が出てきたのです。

なんと彼のお母さんは新興宗教に入会しており、前の彼女はそれが嫌で別れてしまっていたのでした。

前の彼女は、その宗教の話を持ち込まれることに耐えられなくなって、彼との結婚そのものを諦めていた――。

その事実を、Mさんは結婚を決める直前に知ったわけです。

そこからのMさんの判断は早いものでした。彼自身は優しい人でした。

でも、結婚というのは彼一人と暮らすことではないのですよね。

いや、あのまま結婚しなくて本当によかった。絶対に結婚生活に首を突っ込んでくる姑になっていただろうし、結婚した後に、私だけでなく私の家族にまで宗教を勧誘されたら最悪だからね……

笑い話にしていましたが、あの時のMさんは本当に疲弊している様子でした。

もしMさんが「過去なんて気にしない方がいいよね」と何も聞かずに結婚していたら、と考えるとぞっとします。

入籍してから「実は母が…」と切り出されても、もう簡単には引き返せません。

生まれてくる子どもまで巻き込まれていたかもしれないのです。

過去を聞くことは、嫉妬の種を増やす行為だと思っている人が多いものです。

でも、Mさんのように、結婚生活そのものを守るための過去だってあるのです。

聞かない方がいい過去・聞くべき過去|「うわずみだけ」聞けばいい

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

逆に知るべき彼の過去は、「元カノと付き合った期間」や「人数」や「元カノとの別れの原因」です。

特に別れた原因の中に、彼の人柄や結婚生活で出てくる問題のヒントが、すべて詰まっています。

つまり、彼の過去のうわずみだけ聞くことができれば十分なのです。

「うわずみ」というのは、コーヒーでいうと表面の澄んだ部分のこと。

底に沈んでいる粉まで全部すくおうとすると、苦くて飲めなくなりますよね。

彼の過去も同じで、深く混ぜれば混ぜるほど、関係が濁ります。

聞かない方がいい過去(うわずみより下)

  • 元カノはどんな顔だったか
  • どこにデートに行ったか
  • セックスの頻度や内容

このあたりは、聞いた瞬間からあなたの中で再生され続けます。

彼との幸せな日常が、見えない元カノの影に覆われて苦しくなってしまいます。

そこから得られるプラスの要素は、残念ながらほぼありません。

ちなみに「まだ元カノのことが好きかどうか」を聞きたくなる女性は、非常に多いです。

しかし、「まだ好きかどうか」を聞くのは危険な賭けでもあります。

自分の中でどうしても気になっている場合にのみ、聞く程度にとどめておくのが賢明でしょう。

特に、自分で嫉妬深い方だと自覚している人は要注意です。

嫉妬深いタイプならば、「まだ好きかどうか」を聞くのは絶対にやめましょう。

ハッキリと「もう好きではない」と言い切ってもらえなければ、ずっと気になってしまうはずだからです。

聞くべきか、聞かない方がいいか。

迷ったら、「うわずみだけ」と思い出してください。

別れた原因から見抜く、結婚後に効いてくる地雷ポイント

別れた原因なんて聞いても、彼の言い分しか出てこないのでは?

ええ、その通りです。

基本的には彼に都合のいい話しか出てきません。

だからこそ、内容そのものより、

話し方

を見るのです。

Mさんの彼の場合、別れた理由を聞いていくうちに「お母さんが…」というキーワードが何度も出てきました。

ここがポイントです。

複数の元カノとの別れの原因に、同じパターンが繰り返し出てきたら、それは彼の責任ではなく「彼の家庭側」の問題である可能性が高いのです。

Mさんのケースで言えば、お母さんの存在がそれにあたります。

もう一つ気をつけたいのが、

全部「元カノが悪い」で終わらせるタイプ

です。

  • 「向こうが浮気したから」
  • 「向こうがメンヘラだったから」
  • 「向こうが俺のことを理解できなかったから」

こういう話し方を何人分も繰り返す男性は、結婚後に何かトラブルが起きたときも、きっと同じことを言います。

「お前が悪い」「お前が変わった」と。

別れた原因を語る口調は、結婚後に揉めたときの口調の予告編なのです。

結婚相談所であれば、離婚歴や宗教といった項目がプロフィールにあるため、こうした心配はある程度事前に解決できます。

しかし、そうではない場合、どのように探るべきでしょうか?

そのポイントをご紹介します。

彼の過去の聞き方|バレずに調べるより、関係に残らない聞き方をする

過去を探る方法は、大きく分けて3つあります。

①彼の知り合いに聞いてみる

昔からの友達や同僚に、それとなく彼の話を振ってみる方法です。

男性は彼女相手であっても、男友達の過去をあっさりと喋ってしまう生き物です。

ですから、身構えなくても全く問題ありません。

ただし、聞いたあとに「○○くんから聞いたんだけど」と本人にバラすのはNGです。

彼の交友関係を壊すきっかけになります。

②彼のSNSをこっそり見る

過去の投稿、タグ付け、フォロワー欄。

出てくるものは出てきます。

チェックするなら、覚悟を決めてからにしてください。

元カノや女友達など、見たくなかったものまであっさりと出てくることがあります。

そして、ここで気をつけたいのが、

こっそり調べた瞬間から、今度はあなたが秘密を抱えることになる

ということです。

「なんで知ってるの?」と聞かれたら詰んでしまいます。

見るなら覚悟して見る。

見たあとに自分の中で処理できないなら、最初から直接聞いた方がまだましです。

③彼に直接聞く

ハードルは一番高いように見えて、実は一番しこりが残らないのがこの方法です。

なぜなら、隠れて彼の過去を知ってしまうと、知ってしまった事実を今度は隠し続けなければならなくなるからです。

私なら、結婚を考える相手ほど、最終的には本人の口から聞きます。

なぜなら、過去そのものよりも、過去の話し方に人柄が出るからです。

ただし、聞き方には角を立てない言い回しがあります。

元カノのことを細かく知りたいわけじゃないの。ただ、どういう理由で別れたのかだけ聞いておきたいな

結婚を真剣に考えているからこそ、過去を責めるのではなく、同じことでつまずかないために知っておきたいの

問い詰めるのではなく、先回りして守るための質問。

これが、関係に傷を残さない聞き方です。

元カノに嫉妬してつらい時の対処法|彼に共有する言い方スクリプト

聞いたうえで、それでも嫉妬してしまう。

これは、あなたが冷たい人間でないことの証明です。

隠す必要も、自分を責める必要もありません。

ここで多くの女性がやってしまうのが、「気にしないようにしよう」と一人で抱え込むこと。

これが一番、苦しみを長引かせる原因になります。

時間が解決するのを待つのも大事ですが、何より彼と嫉妬について共有すること。つまり、打ち明けて相談することです。

「嫉妬している自分がイヤ」と一人で悩み続けていると、不安はどんどん大きくなっていきます。

でも、彼に「ちょっと聞いてもいい?」と切り出した瞬間に、ふっと心が軽くなることがあります。

ただ、共有のしかたにもコツがあって、責める言い方になるとケンカになります。

真剣なトーンになりすぎないよう、食後のリラックスしている時間などに、ふと次のように切り出してみてください。

元カノのことを知りたいというより、聞いたあとに勝手に想像してつらくなってしまうの。だから、あなたを責めたいのではなくて、私が少し安心できるような言葉をかけてくれたら嬉しいな

この前話してくれた○○の件、頭からなかなか離れなくて。私のために、もう一回だけ『今は大丈夫』って言ってほしい

ポイントは、「解決策をくれ」ではなく「一回だけ安心の言葉をくれ」とお願いすること。

男性は解決を求められるとプレッシャーで黙りがちですが、「言葉だけくれればいい」と分かると、案外あっさりと言ってくれるものです。

そして、嫉妬で苦しい瞬間に取れる、もっと小さな具体策も置いておきます。

元カノの名前を聞いただけで検索したくなったら、その場でスマホを置く。そして彼に「今ちょっと勝手に不安になってる」とだけ言う。

これだけで、夜中の検索地獄から自分を引き剥がせます。

もしも「まだ好き」と言われても、あなたと付き合っている以上、あなたのことも好きなので諦めてはいけません。

そして結婚すると、どんなカップルでも多少は愛は冷めていきます。

冷めるというより、熱量が落ち着いていく、と言った方が近いかもしれません。

(もちろん、中には愛がすっかりなくなってしまう家庭や、一向に冷めない家庭もありますが……)

つまり、今あなたを苦しめている嫉妬の熱も、彼に共有しながら一緒に過ごしていくうちに、必ず落ち着いていきます。

一人で抱え込まなくていいのです。

男性だって過去を話したいかもしれない

実は、男性側も元カノや別れた原因について「話しておきたい」と思っているケースは少なくありません。

同じ男性である私から言わせてもらえば、変に疑われたり、コソコソ心配されたりするくらいなら、いっそ正直に話すことでお互いにスッキリしたいと考えるからです。

これ、女性側からすると意外かもしれません。

「過去なんて聞かれたら嫌がるに決まってる」と思っている女性は、本当に多いでしょう。

でも実際は、「なんかコソコソ調べられている気配」のほうがよっぽど居心地が悪いものです。

だったら「別れた原因まではちゃんと話す。そのかわり、ねちねち掘り返さないでほしい」というラインで合意したい――というのが、多くの男性の本音だったりします。

ただし、「まだ元カノを好きか」という質問だけは、男性側も少し困るところです。

「もう好きじゃない」と即答できる人ばかりではありませんし、答えに少し詰まっただけで彼女が1週間引きずってしまう、という失敗パターンを彼らも経験してきているからです。

だから、聞く相手は選んでください。

自分は引きずらないタイプだ、と分かっている人だけ、聞けばいいのです。

そうでないなら、「別れた原因」と「今の気持ち」までで十分です。

問い詰めるための質問ではなく、二人で安心するための質問。

そう思って向き合えば、彼もきっと応えてくれます。

まとめ|彼の過去は全部知らなくていい。でも結婚前に必要なことは向き合おう

興味本位だけで彼の過去を聞いてしまったら、やけどするかもしれません。

元カノの顔、デート場所、二人の細かい思い出。

そういう「うわずみより下」の部分まで知ろうとすると、必ずどこかで自分が傷つきます。

全部を知る必要は、本当にありません。

でも、Mさんの宗教姑事件のように、結婚生活そのものを揺るがすような過去だけは別です。

別れた原因。同じパターンの繰り返し。

家族との距離感。

このあたりは、結婚前に一度向き合っておかないと、入籍したあとに静かにあなたを追い詰めてきます。

万が一、受け入れられない・気持ち悪いと思う過去が出てきてしまったとしても、結婚前であればいくらでもやり直すことができます。

結婚前に知るというのは、引き返すための余白を自分に残しておく、ということ。

結婚はあなたにとって大事なライフイベントだからこそ、しっかりと向き合ってほしいと私は思っています。

そして、ちゃんと向き合った先で、それでも彼と一緒にいたいと思えたなら――彼にはさまざまな過去があったかもしれませんが、結果として今、あなたを選んで一緒にいるのです。

自分に自信を持って彼の過去に向き合えば、不安もなくなり、より良いパートナーシップを築いていくことができますよ。

まずは、あなたが「うわずみ」として彼に確認しておきたい項目だけを、スマホのメモに書き出してみることから始めてみませんか?

過去を知るのは、彼を疑うためじゃなくて、あなた自身の未来を守るため。聞いて怖くなった夜があったとしても、その勇気には、ちゃんと意味があります。

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