実家暮らし・30代女性が婚活で成功したいなら『一人暮らし』してみよう。

実家暮らし・30代女性が婚活で成功したいなら『一人暮らし』してみよう。

30代女性の実家暮らし婚活でまず伝えたいこと

紹介してくれる相手が、微妙な男性ばかり
お見合いで、相手が全然喋りかけてくれない
デートの誘いもない
あのカウンセラー、本当に私のこと考えてるのかな?

結婚相談所のカウンセラーをしていて、30代の実家暮らしの女性から、私が何度も聞いてきた愚痴です。

驚くのは、別々の方から、ほとんど同じ言葉で寄せられること。

同じ会場に集まっているわけでもないのに、なぜか言い回しまで似ているのです。

実は、この「言い回しの似かた」そのものに、婚活が動き出さない理由のヒントが隠れています。

先に断っておきますが、実家暮らしより一人暮らしが優れているとは、私は思っていません。

ご両親の介護や経済的な事情で、実家を離れられない方も多いはずです。

そういう方に「家を出ろ」と言うつもりは、まったくありません。

ただ、「実家にいる方が楽だから」という理由だけで実家暮らしを続けている30代の女性に対しては、私はいつも同じアドバイスをしています。

「まずは、実家を離れて、一人暮らしに挑戦してみては?」

と。

なぜ私が、ここまで一人暮らしを勧めるのか?

その理由を、結婚相談所のカウンセラー目線で、これから話していきます。

家事能力の話でも、自立した女性になりましょうという精神論でもありません。

婚活と結婚生活の見え方が、根っこから変わるからです。

では、楽だから実家にいるという状態が、婚活でどう跳ね返ってくるのか?

冒頭の愚痴に戻りながら、現場で見えてきた共通点から話します。

「紹介される相手が微妙」と感じる女性に共通すること

冒頭の愚痴を、もう一度読んでみてください。

カウンセラーが紹介してくれる相手が、微妙な男性ばかり!!
お見合いで、相手が喋りかけてくれない
デートの誘いもない

これらの不満に共通する点が、何かわかりますか?

「相手」が主語になっているんです。

カウンセラーが、お見合い相手が、デートに誘ってくれる男性が。

自分が動いていない、という話ではありません。

「相手が動いてくれない」ことへの不満として、苦しさが組み立てられている。

これが、私が現場で何度も見てきた共通点です。

そして、この共通点を持つ女性に、もう一つよく見られる傾向があります。

実家暮らしで、ご両親がご健在で、洗濯物も掃除もお料理もやってもらえる環境にいること。

仕事から帰ると、暖かいご飯が用意されている。

稼いだお金を、ほぼ自由に使える。

もしも、実家暮らしの中で「なんでもやってもらえる」環境にいるなら、婚活も難航します。

誤解しないでほしいのですが、家事ができないからダメだ、という話ではありません。

家事は結婚してから覚えればいいし、夫婦で分担すればいい話です。

私が見てきた現場で問題になるのは、家事能力よりも、「暮らしの中で何か不都合が起きたとき、誰のせいにする癖がついているか」のほうなんです。

なんでもやってもらえる環境に長くいると、生活で起きる不便を「自分以外の誰かが解決すべきもの」として見る癖がつきやすい。

その癖のまま婚活に入ると、お見合いの場でも、デートの場でも、相手から動いてくれることを待ってしまう。

男性が話題を出すのを待ち、誘ってくれるのを待ち、リードしてくれるのを待つ。

そして、それが起きないと「微妙な男性ばかり」「気が利かない」という愚痴に変わっていく。

結婚相談所で婚活を続けていくうえでも、「なんでもやってもらえる前提」での不満が爆発しやすいのです。

ここで一つだけ言わせてください。

待ってしまうのは、あなたの性格が悪いからではありません。

長くそういう環境にいれば、誰だってそうなります。

だからこそ、責めるのではなく、環境のほうを変えてみてほしいのです。

もちろん、実家暮らしの女性全員がそうだとは言いません。

実家にいながら家事も家計も自分でしっかり回している方もたくさんいます。

ただ、私が現場で「微妙な男性ばかり」という愚痴を繰り返し聞いてきた相手は、ほぼ全員、生活を誰かに任せている女性でした。

相手がやってくれるだろうという考えがあるなら、婚活はうまくいきません。すっごい美人だとか、すっごい高収入だとか、際立ったアピールポイントがない限り、ありえないのです。

厳しい言い方になりましたが、裏を返せば、ここを変えるだけで状況は動き始めます。

実家暮らしが悪いのではなく、生活を自分で動かしていない感覚が、婚活を止めている。

これが、現場から見える本当の理由です。

そして、この感覚を強制的に外せるのが、一人暮らしの経験です。

婚活で有利になる、というよりも、結婚生活を先に体験できることに、本当の価値があります。

一人暮らしが婚活に効く5つの理由|結婚生活を先取りする経験

ここからは、一人暮らしが婚活で効く理由を5つ挙げていきます。

特に5つめが、私が一番大事だと思っている「結婚後のギャップを小さくできる」話です。

他の4つは、その5つめを腹落ちさせるための土台だと思って読んでもらえればと思います。

生活費の感覚が、結婚後の家計感覚そのものになる

私自身、18歳のときに一人暮らしをはじめたのですが、毎日使う洗剤やシャンプー、調味料の支出もけっこう痛いんですよね……。

家賃や光熱費は覚悟していたのですが、地味に効いてくるのは消耗品でした。

結婚すると、この感覚を二人で共有することになります。

「今月、洗剤2回も買い替えてない?」「ティッシュって、こんなにすぐなくなるんだ」という会話が、生活の中に入ってくる。

そのときに、初めて消耗品の重さに直面するのと、すでに知っているのとでは、夫婦の温度感がまったく違います。

実家にお金を入れていたとしても、やっぱり一人暮らしの方が費用がかさみますから……。

実家で月数万円を入れていた感覚と、家賃・光熱費・食費・消耗品をすべて一人で払う感覚は、別物です。

この体感を、結婚前に持っているかどうか。

これが効きます。

自分しかやらない家事は、想像よりも精神にくる

家事ができる、できないの話ではなく、「自分しかやらない」状態になったときの家事の負担は、精神的にしんどくなることもあるんです。

実家にいると、自分が掃除しなくても誰かがしてくれる、ご飯を作らなくてもなんとかなる、という安心感が空気のようにあります。

一人暮らしを始めると、この安心感が一気に消える。

誰もやらないなら、自分がやるしかない。

やらなければ、汚れたままの部屋で自分が暮らすしかない。

この「全部自分」のしんどさを一度味わっておくと、結婚してから「家事を分担しよう」という話が、抽象論ではなく実感のある会話になります。

暮らしを誰かに預ける感覚のままではなく、やる側の重さを知っている人として、相手と話せるようになる。

家族のありがたさは、離れて初めて輪郭が出てくる

実家にいると、家族はうるさい存在になりがちです。

「早く結婚しなさい」「その人で大丈夫なの」と言われて、口うるさいなぁと感じる場面は、誰にでもあると思います。

でも、一人暮らしを始めて数ヶ月経つと、これが反転します。

今までうるさいなぁと感じていた家族からの助言。

仕事から帰ると、明るい光が灯る部屋。

なんでもない家族との日常。

有り難さを痛感できます。

これは家族と仲良くしましょうという道徳の話ではなく、自分で暮らして初めて、誰かがやってくれていたことの重さに気づく経験なんです。

明るい部屋に帰れていたのは、誰かが電気を点けてくれていたから。

温かいご飯があったのは、誰かが買い物をして作ってくれていたから。

実家にいる間は、その「誰か」が見えません。

離れてみて、ようやく輪郭がはっきりする。

ここで、「自分の家族を持つために婚活している」という前提が、頭ではなく身体で実感に変わります。

なぜ自分は結婚したいのか、を思い出す。

婚活のモチベーションが、ここで一段深くなります。

賃貸契約から公共料金まで、生活の手続きは結婚後も続く

私もひとり暮らしをはじめるとき、賃貸審査の手続きや、支払いの手続きの多さにビックリしました……。

電気・ガス・水道・ネット・住民票。

一個ずつは小さいのですが、全部自分でやるとなると、思っていた何倍も時間がかかります。

ここで大事なのは、手続きそのものの大変さより、

「生活を他人任せにしない人かどうか」が、相手から見えてしまう

という点です。

結婚生活には、引っ越し、税金、保険、子どもができれば役所への届け出と、手続きが延々と続きます。

そのとき、待つだけの姿勢の人と、自分で動ける人とでは、相手の負担感がまったく違う。

婚活のお見合いやデートでも、手続きや段取りの話題になったときに、自分で経験している人と、誰かに任せきりだった人とでは、会話の手触りが変わります。

相手から見て、暮らしを自分で動かしてきた人かどうかは、意外なほど早い段階で透けて見えるものです。

結婚後のギャップを小さくできる|これが最大の理由

私が婚活女性に一人暮らしをおすすめする、最大のメリットは、結婚後のギャップを感じにくいこと。

ここまでの4つは、正直、この5つめのための前置きみたいなところがあります。

実家暮らしから、いきなり結婚生活が始まると、どうなるか?

家賃の重さ、消耗品の出費、誰もやらない家事、終わらない手続き。

そのすべてが、新婚の幸せな期間に同時に押し寄せてきます。

しかも、隣には新しいパートナーがいて、自分の知らない生活の癖を持っている。

頑張って続けた婚活。

やっとの思いで見つけたパートナー。

けれど、思い描いた理想とは違った……。

やっと結婚した後で「こんなはずじゃなかった」と崩れていく姿を、現場で何度も見てきたからこそ、せっかく頑張った婚活で悲しいギャップに直面してほしくない。それが私たち結婚相談所の願いです。

婚活に時間とお金とエネルギーを注いで、ようやくゴールしたつもりが、そこからまた苦しみが始まる――そんな姿を、何人も見送ってきました。

結婚後にすべてを初めて経験するのか、結婚前に一度経験しているのか。

この差は、想像以上に大きい。

だからこそ、ギャップに打ちひしがれないためにも、一人暮らしを一度でもいいから経験してほしいのです。

一人暮らしのデメリットと、踏み出せない人への現実的な選択肢

ここまで読んで、「言いたいことはわかるけど、お金がない」「親が反対している」と思った方もいるはずです。

一人暮らしには、もちろんデメリットもあります。

先に、それを正直に話しておきます。

一人暮らしに「成功しすぎて」動けなくなる人もいる

これは、現場でわりとよく見るパターンです。

婚活のために実家を出て一人暮らしを始めたら、思いのほか快適で、そのまま婚活のテンションが下がってしまう人がいる。

ある意味、一人暮らしに成功しすぎたんです。

快適すぎて、誰かと暮らすほうへ気持ちが動かなくなる人がいるんです。

たまたま、会社や大学が通える距離だったので一人暮らしをしてこなかっただけで、もともと生活力が高く、順応も完璧にしてしまう人がいるんですよね。

料理も家事も手続きも、全部自分でできてしまう。

誰にも気を遣わなくていい。お金も自分のために使える。

特にこういう人は、女性でも高収入だったり、会社での地位も高かったりする人に多い傾向です。

仕事で頑張っているぶん、家ではゆっくり一人で過ごしたい、という気持ちがどうしても勝ってしまう。

ただ、この場合でも、一人暮らしの経験そのものは、相手と出会ったときに必ず効いてきます。

問題は、出会いの場に出続けられるかどうかだけです。

最初の数ヶ月は、生活費に持っていかれる

今まで実家暮らしをしていた人は、生きていくのにどれだけ生活費がかかるのかを知らなかった人が多いのです。

そして、いざ一人暮らしをしてみると、途端に生活費でお金が飛び、自分の趣味や婚活にまわせるお金がなくなってしまう。

結婚相談所での婚活には、毎月の会費もデート代もかかります。

生活費に持っていかれて婚活のお金が足りなくなる、という事態は、実際によく起こります。

ただ、これも一時的なものです。

でも安心してください、確実に慣れます。人間の順応能力をナメてはいけません!

現場で、「もう無理かも」と泣いていた女性が、半年後には涼しい顔で家計をやりくりしているのを、私は何度も見てきました。

最初の数ヶ月は無駄遣いも多いはずですが、必要な支出と削れる支出が、自然と見えてきます。

半年もすれば、婚活費用くらいはセーブできるようになる方がほとんどです。

すぐに家を出られないなら、生活責任だけ自分に戻す

経済的に、あるいは家庭の事情で、すぐには家を出られない方もいると思います。

そういう方に、私が現場でお伝えしている現実的な選択肢を、いくつか書いておきます。

ひとつは、最近では、シェアハウスやゲストハウスで気軽に一人暮らしができる時代だ、ということです。

賃貸契約に必要な初期費用が大きな壁になっている方には、家具家電が揃った状態で月単位で住める選択肢が増えています。

完璧な一人暮らしでなくても、生活の一部を自分で動かす経験は積めます。

もうひとつは、家を出ない選択をするなら、せめて生活の責任だけは自分に戻してほしい、という話です。

  • 自分の食事は自分で買って自分で作る
  • 自分の洗濯と部屋の掃除は自分でやる
  • 生活費を計算して、家にお金を入れる金額を自分で決める

これだけでも、相手任せの感覚は、確実にほぐれていきます。

それから、家庭の事情で実家を離れられない方には、オンライン婚活という選択肢もあります。

オンライン婚活というのは、マッチングアプリのことではありません。そのため、サクラや詐欺などに引っかかる心配もありません。運営は結婚相談所です。

ここで現場目線でひとつアドバイスを。

実家暮らしのままオンラインでお見合いを進める場合、生活感の見せ方には少し工夫がいります。

背景に家族の声が入る、家族が映り込む、生活の話題がすべて「母が」「父が」になる――これらは、相手に「この人は自分の生活を持っていないのかも」という印象を残しやすい。

逆に言えば、自分の使っているスペース、自分で整えた部屋の一角、自分で作った食事の話など、「自分の手で動かしている部分」を会話に少しでも乗せられるかどうかで、見え方は変わります。

実家暮らしの不利を完全には消せなくても、補う見せ方はあります。

完璧に家を出る必要はない。

今いる場所からでも、始められることはあります。

一人暮らし経験は、交際・同棲・結婚生活で効いてくる

ここまで婚活の話をしてきましたが、一人暮らしの本当の効き目は、相手が見つかった後にあらわれます。

婚活が成功したあと、交際から同棲、結婚へと進む過程で効いてくるんです。

実は、結婚相談所で婚活する男性に「相手に何を求めますか」と尋ねると、年収・価値観・年齢といった条件と並んで、「一人暮らしをしたことがある人」を条件に挙げる人がいます。

少なくとも現場で話を聞いていると、

「一人暮らし経験がある人のほうが安心」と考える男性は、決して少なくありません。

男女ともにです。

なぜそんな条件を出すのか、私が会員さんに直接尋ねて返ってきた答えは、ほとんど同じでした。

多くの人が「一人暮らし経験のない人と交際して、うまくいかなかった」という過去をもっているからです。

具体的にどういうことかというと、デートのたびに親の門限が厳しい、休日に出かけにくい、お金の感覚が合わない、相手の家に遊びに行けないので関係が深まらない、といった現実的な摩擦です。

一つひとつは小さくても、積み重なると交際が止まる。

それを経験した人が、次の相手には条件として求めるようになるんです。

つまり、「一人で生活している」ということは恋愛をするうえで、かなり有利なのです。

そして、交際が進んで同棲の話が出たときに、一人暮らしの経験差は決定的になります。

同棲は0.5+0.5=1じゃないんです。むしろ1+1=1。

二人分の生活力があって、ようやく一つの暮らしが回る、という意味です。

二人とも一人で生活を回せる人間として持ち寄って、初めて一つの暮らしが成り立つんです。

お互いに半人前を持ち寄っても、二人分にはなりません。

むしろ、足りない部分が二人分むき出しになって、片方に負担が偏って崩れていきます。

少し厳しい言い方をしますが、これは脅しではなく、結婚生活を現実的に見るための話として聞いてください。

2人がちゃんとしていないと失敗するのが同棲です!だから相手がいくらしっかりしていても、あなたがダメならアウトなんです。

逆も同じで、あなたがしっかりしていても、相手が崩れるとうまくいきません。

だからこそ、自分側の準備を済ませておく価値があります。

そして、同棲をすることで結婚のための新たなステップや問題にも気づけるので、

「同棲」はプラスしかありません!

家事の分担、お金の管理、生活リズムの違い、家族との距離感。

結婚してから初めて気づくと取り返しがつかない問題を、まだ婚姻届を出していない段階で見つけられる。

これほど安全な予行演習はありません。

一人暮らしは、婚活を通すための小細工ではなく、結婚生活そのもののリハーサルなんです。

最後に、ここまで読んでくれた30代の実家暮らしの方に、伝えたいことがあります。

責めたいわけではない、ということだけ、先に言わせてください。

まとめ|実家暮らしを責めるのではなく、自分の生活を持つことから

何度でも言いますが、実家暮らしより一人暮らしが優れているとは、私は思っていません。家庭の事情がある方を責めるつもりも、まったくありません。

ただ、楽だから実家にいるという理由だけで、結婚への一歩が止まっているなら、一人暮らしを一度でもいいから経験してほしい。それが、現場で婚活女性の愚痴と涙を見続けてきたカウンセラーとしての、本音のお願いです。

「ひとり暮らしをしたいけれど、収入がないし」「両親が過保護で、反対されている」。

そう思って動けなくなっている方も、いるはずです。

完璧な一人暮らしを目指す必要はありません。

シェアハウスでもいい、実家にいながら家事と家計を自分に戻すだけでもいい。

生活を自分の手で動かす経験を、少しでも始めてみてほしいんです。

一人暮らしは、親を突き放すことではありません。

結婚する前に、自分の生活を自分の手に持つ練習です。

両親が心配する気持ちもわかるけれど、あなたの人生はあなたのもの。

実家暮らしだから、婚活がうまくいかないわけではありません。

生活を自分の手に戻したとき、紹介される相手の見え方も、自分が婚活で何を探しているのかも、きっと変わります。

まずは、今日の自分の食事を、自分で用意するところから。

その小さな一歩から、見える景色は確実に変わり始めます。

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