高収入・高学歴の男子こそ婚活で苦労する4つの理由

高収入・高学歴の男子こそ婚活で苦労する4つの理由

申し込みは来続けるのに、なぜ次に進まないのか

申し込みは止まらない。

なのに、なぜか結婚まで進めない——。

結婚相談所の現場で、私はそういう男性をずっと見てきた。

年収1000万円以上、難関大卒。

プロフィールを出した瞬間から、女性の申し込みが止まらない人たちだ。

入口の数字だけ見れば、彼らは婚活市場の勝ち組に見える。

ところが、その勝ち組のはずの男性が、1年たっても2年たっても結婚に進めない。

これは私の感覚だけの話ではない。

私が所属する結婚相談所の業界調査でも、高学歴・高収入の男性が必ずしも早く成婚しているわけではない、という傾向が見えている。

結婚相談所で成婚した年収1000万円以上の男性の約2割が、成婚までに2年以上かかっているのだ。

1年以内に成婚する人も多い世界で、2年以上は決して早い方ではない。

しかも、これは成婚までたどり着いた人だけを母数にした数字だ。

成婚に至らないまま、ハイスペックを抱えて婚活市場に滞留している男性は、この数字の外に別に存在する。

申し込みが多いから、自分は大丈夫——そう思っているハイスペック男性ほど、出口でつまずく。

なぜそうなるのか?

現場で見てきたかぎり、理由は本人がいちばん気づきにくいところにある。

年収1000万・高学歴の男性ほど、婚活で苦労しているという現実

念のため言っておくと、ハイスペック男性が人気なのは事実だ。

プロフィールを出せば申し込みは来る。

お見合いも組まれる。

問題は、その先で起きる。

申し込みが途切れない。なのに交際は進まない。

成婚は遠い。

この奇妙な状態のまま1年、2年と時間が過ぎていく男性は、現場感覚として珍しくない。

自分は申し込まれる側だから、いずれ何とかなる

こう構えている人が、いちばん危ない。

プロフィールで勝てているからこそ、出口で負けていることに気づけない構造があるからだ。

では、何が起きているのか?

私が現場で見てきたかぎり、ハイスペック男性が苦労する理由は、本人がいちばん気づきにくいいくつかに集約される。

順に見ていきたい。

理由1|本人に自覚がないまま「面接官」になっている

最初にして最大級の落とし穴が、態度とコミュニケーションの問題だ。

ここで言うコミュニケーション能力は、面白い話ができるかどうかではない。

むしろ問題は、会話がいつの間にか「面接」になることだ。

相手の休日の過ごし方を聞いているようで、実は減点材料を探している。

仕事の話をしているようで、気づけば自分の実績説明になっている。

悪い人ではないけど、ずっと評価されている感じがした

女性会員さんからは、こういう声が本当に多い。

ここで強調しておきたいのは、悪人だから怖いのではない、ということだ。

本人に見下している自覚はない。普通に話しているつもりなのだ。

ただ、男性同士の会話と同じような口調や態度をそのまま女性に持ち込むと、女性は怖い印象を持ってしまう。

必ずお相手の女性に伝わります

、と私は言い切っている。

具体的に言うと、こうなる。

正論で詰める。説明が長い。相手の話に被せる。

質問の精度が高すぎて尋問になる。

デート中、趣味・仕事・家族観・子ども希望を順番に確認していく。

女性の答えに対して、感情ではなくロジックで返す。

高学歴・高収入の男性は、婚活に至るまで勉強や仕事で忙しく、女性と関わった経験が少ないために、うまく距離を取れない人もいる。

結果、面接のようなデートになってしまい、女性から敬遠される——これは比喩というより、本当に面接室の光景に近い。

これは人格の話ではない。

相手を下に見る癖が、本人も気づかないうちに会話に出てしまう、という行動レベルの話として現場では捉えている。

仕事の場で評価される話し方を、そのまま婚活に持ち込んでいるだけ。

ただ、場面に合っていない。

それだけのことが、出口では致命的に効く。

そしてもう一つ。

婚活相手だけでなく、結婚相談所にいるカウンセラーのアドバイスにも耳を傾けられないと、結婚への道は遠のいてしまう。

「自分のやり方は間違っていない」と思える根拠(学歴・収入・仕事の成功)があるからこそ、第三者の指摘を受け取りにくい。

婚活が長引く男性ほど、この傾向が強い。

Before:「ご職業はどちらで?年収帯はどのあたりですか?子どもは何人くらい希望されていますか?」(5分で3問)

After:「今日のお店、僕も初めてで。前菜どれにします?」(条件確認は2回目以降に分散させる)

口調や態度の問題は、もう一段深いところに根がある。

それは、申し込みが多い男性ほど陥りやすい錯覚だ。

理由2|申し込みが来るから「選ばれる側」だと錯覚する

ハイスペック男性は申し込みが多い。これは事実。

だが、申し込みが来ること=選ばれたこと、ではない。

たとえ女性の方から申し込みがあっても、その後のお見合いやデートで男性側があまりに受け身だと、その先の交際や婚約に進むのは難しくなる——ここから先は、男性側の主体性が見られているフェーズだ。

返信が遅い。文面が事務的。

店選びを相手に任せる。

次回提案が弱い。

「都合のいい日を教えてください」で終わる。

これらは全部、減点として積み上がっていく。

ここで、女性側が実際に何を見ているかを、現場の声として伝えておきたい。

私が女性会員さんから直接聞いてきた本音では、学歴や収入は「会ってみようかな」の入口にはなる。

ただ、結婚相手として考え始めた瞬間、見ている場所は変わる。

一緒に食事を楽しめるか。

店員さんへの態度はどうか。

予定外のことが起きたときに機嫌が悪くならないか。

そういう、生活の中でにじみ出る部分を、女性たちはかなり冷静に見ている。

「内面を見ている」というのは、「学歴や年収を見ていない」という意味ではない。

両方見ている。

学歴・年収という入口を通過したうえで、その先の生活の場面で、もう一段深いところを見ている、という話だ。

そしてもう一つ、現場の事実として伝えておきたい。

婚活では数人を同時進行することもしばしばで、のんびりしているとお目当ての女性が他の男性と交際に進んでしまい、お断りされてしまうかもしれない。

人気の女性は、同時に複数の男性とやりとりしている。

判断のスピード、返信の温度、次回提案の早さ——この3つで他の男性に負ければ、それで終わる。

「自分は人気のある側」だと思っている男性ほど、この同時進行の現実を読み違える。

仕事なら、効率化は強みだ。

けれど婚活では、この効率思考が少し厄介になる。

うまくいかなかった理由を振り返る前に、「次の人に会えばいい」と切り替えられてしまうからだ。

しかも高学歴・高収入の男性は、申し込み自体は一定数来る。

だから改善しないまま、初見の女性に会い続けられてしまう。

これが、婚活が長引く一番怖い罠だ。

Before:お見合い後、3日経ってから「ご都合のよろしい日をお知らせください」

After:お見合いの帰り道に「今日ありがとうございました。来週末、〇〇のあたりでお茶でもいかがですか」

申し込みが来ているから自分は優位、という前提は、お見合いの瞬間にゼロリセットされる。

ここから先は別の試合だ。

ここまで読んで耳が痛い人もいるかもしれない。

でも、痛いと感じた人ほど、伸びしろは大きい。

態度と受け身の話を直したとしても、もう一段、本人にはどうしても見えにくい問題がある。

それが、生活感のズレだ。

理由3|高収入・高学歴ほど、デートの「生活感」がズレている

ここが本記事の中心になる。

高学歴の方ほど「えっ?」と思われるかもしれない。

けれど、現場で何度も見てきた傾向として、勉強や仕事に集中してきた結果、遊び方・服装・お店選び・会話の軽さから少し離れてしまっているケースは少なくない。

これは断罪ではない。

それはそうでしょう。。。

人が遊んでいるときに勉強したり、仕事をがんばっていたんですから、他のものに目を向けられなくなる。

中学・高校・大学・就職してからの数年間、机に向かい、職場で結果を出し続けてきた人が、流行や遊びの感覚に触れる時間を物理的に持てなかった。

怠慢ではない。配分の結果だ。

ただ、結果として、確実に世の中のおしゃれなものから遠い存在になる。

これが何に効いてくるか。

デート場所や会話の端々に、「イケてない感」が出てくる。

一つひとつは小さい。でも、積み上がる。女性は驚くほど細部を見ている。

女性が見ているのは、高級な服を着ているかではない。

場に合っているか。

相手に恥をかかせないか。自分だけが気持ちよくなっていないか。

ここがズレると、年収や学歴とは別のところで「一緒に暮らすのはしんどいかも」と思われる。

具体的には、服装、店選び、休日の過ごし方、相手への接し方——この4つに、生活感のズレが出やすい。

もちろん、結婚相談所などでは人気は出る。プロフィールメインだからだ。

写真、年収、学歴、職業——プロフィールは数字と静止画の世界。

ここではハイスペック男性が圧倒的に強い。

でも会ってみると、思っていた以上にダサいんです。

これは私の口癖に近い。

プロフィールで盛り上がった期待値が、対面で下がる。

3割減、5割減、人によっては7割減。落差が大きいほど、女性は次に進まない。

ここで一つ、線引きをしておきたい。

狙う女性のレベルによって、許容範囲はまったく違う。

相手がハイレベルな女性(美人・カワイイ・お嬢様)の場合は、正直に言って、かなり厳しい。

彼女たちは、お金や学歴だけでは動かない。

お金だけが目当てな女性の時代は、はるか昔に終わっている。

彼女たちは、自分が好きになれる相手を選ぶ。

生活感のズレは、その判断を一発で決める。

ただ、絶望してほしくない。

まあ、それほど気にしないでください、それでもハイスペック男子の人気は高いんで。

ここが大事だ。生活感のズレは、才能の問題ではない。

配分を変えれば、後から修正できる領域だ。

学歴と年収を作ってきた集中力と継続力を、半年だけこっちに振り直せば、見違える。

私はそうやって変わっていった男性を、何人も見送ってきた。

Before:デートで「自分が学生時代によく行っていた居酒屋」「会社の近くの定食屋」を選ぶ

After:女性の同僚や女友達に2軒だけ聞く。「30代女性が行きたい、肩肘張らない店」を1つ持っておく。これだけで景色が変わる

ここまで、態度・受け身・生活感の3つを並べてきた。

だが、もっとも厄介なのは、これらに本人が気づきにくい構造そのものだ。

次に、その正体を解きほぐしたい。

ハイスペック男性が抜け出せない「申し込みが減らない罠」

ここが本記事の核心になる。

プロフィール段階では、高学歴・高収入というだけで申し込みが来る。

これは入口の話だ。

会った後で、女性側が「あ、違うな」と距離を取る。

お断りが入る。

それでも、また別の女性から新しい申し込みが来る。

なぜか?

相手の女性も、最初は高学歴・高収入というだけで申し込んでいるからだ。

でも、会ったらダメだとわかる。

それでも申し込みは減らない。次に来る人は、みんな初見さんだからだ。

ここを噛みしめてほしい。

申し込んできた女性Aが、お見合いで違和感を持って去る。

1週間後、女性Bが申し込んでくる。

Bにとってあなたは初見だから、プロフィールだけで魅力的に見える。

Bがお見合いで去る。次にCが来る。Cも初見だ。

本人視点では、ずっと申し込みが来続けている。

需要は途切れない。

だから「自分は売れている」と感じ続けられる。

まさに負のスパイラル。終わりません。

そして、さらに悪いことに、申し込みが減らずにずっと続くために、自分の勘違いにまったく気づけないのだ。

ほとんどの中身のともなわない高学歴男性は、この勘違いに気づかないのです。。。

これは、中身がない、という話ではない。

本当の伸びしろがどこにあるかに、気づけていないだけだ。

入口で勝って、出口で負けている。

その構造に、本人だけが気づけない。

これが、ハイスペック男性の婚活がこじれる根本だ。

申し込み数を成果と読み違えているかぎり、改善のスタート地点にすら立てない。

ただ、希望はある。

態度を整え、受け身をやめ、生活感のズレを直した男性は、本当にあっさり次のステージに進む。

この「あっさり」を、私は何度も現場で見ている。

スペックは強い武器だから、整え直したときの威力も大きい。

問題は、人気がないことではなかった。人気があるせいで、気づけないことだった。

ここに気づいた瞬間が、出発点になる。

では、申し込み数の代わりに、何を見ればいいのか?

高収入・高学歴を活かしきるために、見るべき指標を変える

シンプルに言う。

指標を入口から出口に置き換える。

申し込み数は、入口の指標だ。

プロフィールが機能しているかを示しているだけで、あなたが結婚に近づいているかは何一つ示していない。

お見合いを組んだ数と、3回目のデートに進んだ数が、まったく別物なのと同じことだ。

そのうえで、もう一つ事実を加えたい。

申し込んでくれた人が、あなたの希望にそわないこともたくさんある。

そう考えれば、申し込み数なんてもはやどうでもいいレベル!

——これは数を否定しているのではない。数を喜ぶことに意味がない、と言っている。

あなたの希望に合わない女性から100件来るより、合う女性から1件も来ない月のほうが、ずっと深刻だ。

代わりに見るべき指標は、出口側にある。

ひとつは、自分の希望に合う女性との交際継続率。

「お見合いから次のデートに進んだか」「3回目以降も会えているか」をカウントする。

ふたつめは、デート後の女性側の温度感。

次回提案への返信の早さ、文面のトーン、こちらからの誘いに対する反応速度。

これらは数字にはならないが、現場では一番正直な指標だ。

そして、どんなスペックであっても、婚活で本当に合う相手との出会いは一握りだ。

だからこそ、目の前の一人を雑に扱わないこと。

うまくいかなかった出会いから、自分の癖を一つでも拾うこと。

その積み重ねが、次の出会いの質を変えていく。

ここを腹落ちさせると、目線が変わる。

「自分は申し込まれているから優位」ではなく、「目の前のこの一握りのチャンスを、どう活かすか」に思考が移る。

同時に、行動の打ち手も自然と絞られてくる。

  • 相手の話を最後まで聞く姿勢を作ること
  • デートを「条件確認」ではなく「感情の往復」の場にすること
  • 生活感のズレを第三者に指摘してもらって直すこと
  • カウンセラーの助言を素直に受け取ること

これまで勉強や仕事に向けてきた努力の総量は、ハイスペック男性の最大の資産だ。

確実に、少ないチャンスを活かせるように日々自分磨きをつづけていきましょう!

——その努力の方向を、婚活仕様に切り替えるだけでいい。

やり方を変えるだけだから、できる。

まとめ|申し込みが来るからこそ、改善のタイミングを逃している

私自身、婚活に難航するハイスペ男性を数多く見てきた。

そのうえで言える結論は、ひとつだ。

高学歴・高収入であることは、婚活で間違いなく入口の力になる。

プロフィールに並んだ瞬間から、女性の申し込みは集まる。

これは、長い時間をかけて積み上げてきた、まぎれもない武器だ。

ただ、その入口の強さがあるからこそ、改善のタイミングを逃しやすいのも事実だ。

申し込みが来る。初見さんに会える。

だから、自分の振る舞いを変えないまま次へ進めてしまう。

お見合いで違和感を持たれても、翌週にはまた新しい女性から申し込みが入る。

需要は途切れない。

だから「自分は売れている」と感じ続けられる。

ここに気づけるかどうかで、婚活の流れは大きく変わる。

問題は、人気がないことではなかった。

人気があるせいで、出口の負けに気づけないことだった。

面接官のような会話、受け身の姿勢、生活感のズレ——これらは、申し込みが減らないかぎり、本人の視界には入ってこない。

だから、まず気づくこと。

そして、目の前の一握りの出会いを、雑に扱わないこと。

難しく考えなくていい。

次のお見合いの帰り道に、一つだけ自分から次の約束を切り出してみる。

たったそれだけで、見える景色は変わりはじめる。

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