仲介人直伝!結婚相談所の婚活で理想の相手とゴールインする5つのコツ
結婚相談所の婚活は「条件が良い人」が成婚する場所、ではない
婚活を一生懸命頑張っているのに、なかなか手応えがなくて疲れていませんか?
「条件は申し分ないのに、なぜか決まらない方」と「条件は普通なのに、すんなり成婚していく方」。

結婚相談所の現場で会員さんを見ていると、その差ははっきり分かれます。
年収でも、年齢でも、容姿でもありません。
両者を分けているのは、たった一つ――婚活への”向き合い方”でした。
去年お話しした男性会員さんで、年収1200万、35歳、写真写りも悪くない方がいました。
申込みは殺到しました。
けれど、お見合いの場で「この人と結婚したい」と相手の女性に思ってもらえる時間が作れず、1年経っても成婚には至りませんでした。
条件が良いことと、結婚したいと思われること。これは、別のことなんです。
結婚相談所って、若い人や収入の高い人、ルックスのいい人が有利になるんでしょ?
そう思われがちです。正直に言えば、有利な場面はあります。
プロフィール写真の段階で申込みが集まりやすいのは事実ですし、最初の数ヶ月で勝負が決まる方もいます。
ここを否定するカウンセラーがいたら、それは現場を見ていない人です。
ただ、それで全部が決まるわけではない。
これも事実なんです。
どんなに好条件な美人・イケメンでも、心の持ちようによっては婚活で失敗してしまいます。
反対に、年齢や条件で「自分は不利だ」と思い込んでいた方が、半年で決まっていくこともあります。
10年見てきて、私が確信していること。
それは、性格や考え方、そして婚活へのモチベーションが大きく”成功”を左右しているということです。
条件論だけじゃない。
でも、条件が良ければ油断していい場所でもない。
これがスタートラインです。
ではうまくいく人は、何が違うのか?10年現場で見てきた中で、まず最初に違うのは”婚活に入る前の準備”でした。
成婚するコツ①|結婚後の生活を、相手より先に描く
どんな人と結婚したいですか?
入会時にこう尋ねると、ほとんどの方が”相手のスペック”から話し始めます。

年齢、年収、身長、職業――。
けれど、私が会員さんに必ずお伝えしているのは、その逆なんです。
結婚相談所に入会された方に必ずアドバイスしていること。
それは、
相手より先に「結婚した後の自分の生活」を、できるだけ具体的に言葉にしてみてください
ということです。
たとえば、次のようなことです。
- 仕事は続けたいのか、辞めたいのか
- 続けるとして、どのくらいの時間を仕事に使いたいのか
- 住みたい街はあるのか
- 子供は望むのか、何人くらいか
- 週末の過ごし方は、家でのんびりか、出かけたいのか
- 朝ごはんは一緒に食べたいのか、別々でいいのか
びっくりするほど、ここを言葉にできる方は少ないです。
でも、無理もありません。
みんな最初は「相手探し」に必死になってしまいますから。
しかし、「なんとなく幸せな結婚生活」のままで婚活を始めると、お見合いするたびに判断軸がブレてしまいます。
Aさんと会えばAさんに合わせた未来を想像し、Bさんと会えばBさんに合わせた未来を想像してしまう。
気づけば、自分が何を大事にしたかったのか分からなくなるのです。
逆に、結婚後の暮らしを言葉にできる人ほど、お見合いがブレないんです。
私は仕事を続けたい。だから家事を分担できる人がいい
と決まっていれば、お見合いでその一点を確認するだけで、次に進むかどうかの判断がつきます。
「結婚に対する明確なビジョンを立てる」ことは大切ですが、”立派な人生設計”を作れという話ではありません。明日の朝ごはんを誰と食べていたいか。それくらいの粒度で、自分の暮らしを言葉にしてみるのです。
ここが見えてくると、不思議と「相手に求めるもの」も自然に整理されてきます。
ただ、ここで多くの方が踏む地雷があります。
成婚するコツ②|「譲れない条件」と「妥協できる条件」を仕分ける
生活が見えてくると、「相手に求める条件」を書き出したくなります。
これ自体は、とてもいいことです。

ただ、書き出した条件が、
- 年収1000万円以上じゃないとムリ
- 年齢は同世代まで
- 身長は高め
- 転勤なし
- 家事育児に協力的
このリストになっていたら、少し立ち止まってください。
これは「危険です」と一刀両断する話ではありません。
理想を持つこと自体は、悪いことじゃない。
ただ、私たちカウンセラーの側からすると、この条件のままだと紹介が止まってしまうんです。
会員さんから「優しい人がいい」とだけ言われても、正直、紹介の精度は上がりません。
優しさの定義は人によって違いますから。
一方で、たとえばこんなふうに仕分けてくださると、
「年齢は5歳上まで。年収は500万円以上。ただし、話していて笑える人なら年収はもう少し下でもいい」
ここまで仕分けてくださると、カウンセラーもお見合い相手を紹介しやすくなります。
お会いいただく方の質が、一段変わるんです。
理想の条件がない方が、早く結婚できるんじゃ…?
と思われがちですが、逆に理想がなさすぎると、婚活は長期化しやすいのです。
なぜか?
お見合いした後、「この方とまた会うべきか、お断りするべきか」を判断する基準が、自分の中にないからです。
理想を「婚活で使える形」に翻訳する
ここで大事なのは、「理想を下げる」ということではないということです。
理想を、婚活で使える形に翻訳するだけです。
たとえば「優しい人」なら、その優しさはどんな場面で発揮されてほしいのか。
お店で店員さんに横柄じゃないことなのか。両親に対して丁寧なことなのか。
仕事のグチを聞いてくれることなのか。
同じ「優しい」でも、求めている中身は人それぞれ違います。
譲れない条件と妥協できる条件をハッキリさせる。これは、わがままではなく、カウンセラーを味方につける最も具体的な方法です。
条件が整理できると、次に問われるのは”結婚そのものへの向き合い方”です。
ここからは少し、耳が痛い話になるかもしれません。
成婚するコツ③|結婚に寄りかからず、隣に立てる人になる
結婚したら、専業主婦になりたい!
そう希望される婚活女性もいらっしゃいます。

気持ちはとてもよく分かります。
仕事に疲れていれば、結婚で少し肩の荷を下ろしたいと思うのは自然なことです。
ただ、現場で男性会員さんから毎日のように聞く本音は、ほとんどが「共働きを希望している」というものです。
「自分一人の収入で家族全員を背負うのはしんどい」「仕事を続けてくれる女性のほうが安心する」
これは私の意見ではなく、男性会員さんの面談で実際に出てくる言葉です。
男性側も将来への不安を抱えているからこそ、一緒に歩める安心感を求めているのです。
だから、専業主婦希望のままだと、なかなかご縁が結びつきにくいのが現実です。
ただここで「だから専業主婦希望はダメです」と切ってしまうと、それは違うと私は思っています。
お伝えしたいのは、別の話なんです。
結婚は依存ではなく共存です。
このひと言を、私はずっと会員さんにお伝えしてきました。
共存というのは、対等に肩を並べて立つということです。
冷たい意味じゃありません。
むしろ逆で、お互いに「この人なら、自分が倒れたときも倒れない」と思える安心感を持ち合うということです。
「自分の足で立つ」ことがもたらす安心感
働けるのであれば、「結婚しても仕事を続けた方がいい」とオススメしています。
お金のためだけじゃありません。
社会との繋がりがあることで、家庭の中の景色も変わってきます。
グチを言える同僚がいる。自分の名前で呼ばれる場所がある。
それは、結婚生活を穏やかにしてくれる土台になります。
そして、もう一つ大事なのは、パートナーにもしものことがあっても、一定の生活水準が保てるようにしておくことです。
これは脅しじゃなくて、現実の話です。
病気、リストラ、介護――人生には予測できない波があります。
そのとき、片方が立ち続けられる構造を作っておくこと。
それは相手への愛情でもあるんです。
心も体も金銭面も、なるべく穏やかに過ごせるように、結婚に依存する考え方をやめること。本当に楽になるためには、自分の足で立っている時間を残しておいた方がいいのです。
隣に立てる人は、強い人ではなく、自分の重心を持っている人のことです。
向き合い方が整ったら、いよいよ最大の分かれ道に入ります。
10年見てきて、これだけは断言できることがあります。
成婚するコツ④|カウンセラーのアドバイスを、まず一度だけ試してみる
ここからお話しすることが、この記事で一番伝えたいことです。
10年現場で見てきた結論を、先にお伝えします。

結婚相談所で結婚できる人・できない人の違いは、「素直さ」にあります。
もちろん、運やタイミング、カウンセラーの腕も大きな要因です。
けれど、素直さがなければ、それらの要素が揃っても成婚できません。
これは私の主観じゃありません。
同じ条件、同じカウンセラー、同じくらいのお見合い回数で、半年後に結果が真っ二つに分かれていく。
その分かれ目を辿ると、必ずここに行き着くんです。
年齢が上がるにつれて、プライドが高くなり、現状を素直に受け入れられない婚活者さんがいらっしゃいます。
これは責めているのではなく、むしろ自然なことだと思っています。
社会で経験を積み、自分のスタイルを確立してきた方ほど、他人からのアドバイスに違和感を覚える。
当然です。
ただ、私が直接聞いてきた言葉を、お伝えさせてください。
昔、付き合っていた彼氏はこうだったから、あんな条件だとムリ!
ぜったい僕は、僕の考え方を曲げたくない!!
会員さんから、こうした言葉を実際に聞いてきました。
この言葉が出てくる方は、ほぼ例外なく長期化していきます。
過去の恋愛や、自分の中の正解を握りしめている分、今目の前にいる相手を見られなくなるからです。
せっかくプロの目線でアドバイスを受けられる婚活を選んでいるのに、素直に聞き入れられず、欠点を改善できない方もいらっしゃいます。
ここで「プライドを捨てましょう」とは言いません。
それは無理な話です。
代わりに、ひとつだけ提案させてください。
カウンセラーから受けたアドバイスを、1つだけ、一度だけ試してみる。
写真を撮り直してみてくださいと言われたら、納得いかなくても一度撮り直してみる。
そこまでハードルが高ければ、「プロフィール文の趣味欄を少し変えてみる」「お見合いの席で、いつもと違う色の服を着てみる」といった小さなことでも構いません。
それだけです。全部受け入れる必要はないんです。
1つでいい。
カウンセラーとして正直にお話しすると、この「1つだけ試す」ができる方には、私たちも本気で動きたくなります。
応援したくなる、というのが近いかもしれません。
逆に、毎回理由をつけて何も変えない方には、紹介の手も少しずつ重くなっていく。
これはカウンセラーの人間性の問題ではなく、構造的にそうなるのです。
現状を受け入れる。そして、認めてみる。実践してみる。シンプルなこの流れが、婚活の景色を一段変えていきます。
婚活に疲れたときほど、結婚相談所を「経験値を積む場所」に変える
ここまで読んで、「理屈はわかった。でも、もう疲れてしまった」と感じている方もいるかもしれません。
その気持ちには、正面から向き合いたいんです。

私なんか、結婚相談所に入会しても、結婚できないだろう
恋愛経験のない僕が、婚活だなんて…
婚活をはじめる方の不安はさまざまです。
お見合いを重ねれば重ねるほど、お断りされる回数も増えていく。
「自分の何がダメなんだろう」と、自分の人格まで否定されたように感じる夜もあると思います。
ここで、ひとつだけ、見方を変えていただきたいんです。
結婚相談所は、評価される場所ではありません。経験値を積む場所です。
お断りされたとき、否定されたのは「あなたの人格」ではなく、「今回の組み合わせ」です。
相手の方が求めていた条件と、たまたま合わなかった。
それだけのことです。
100組のカップルが成立しなかった理由は、100通りあります。
そして、お断りされたお見合いから、次に活かせる気づきを1つだけ持ち帰る。
話す速度をもう少しゆっくりにしてみよう、でもいい。
次は質問を一つ多くしてみよう、でもいい。
それができたなら、その日のお見合いは前進だったんです。
成婚した会員さんも、最初から完璧だったわけじゃありません。何度かお断りを経験して、そのたびに小さく軌道修正してきた方ばかりです。経験値を積みながら、成長するという気持ちが大切なのです。
成婚するコツ⑤|「嫌じゃなかった」から始まる成婚もある
結婚相談所で婚活をはじめる前は、結婚相談所に偏見を持っていました
そんなふうにおっしゃる会員さんもいらっしゃいます。

最初はプロフィール検索の画面を開いて、年収と年齢でフィルターをかけて、写真でさらに絞り込む。
その作業に、どこか虚しさを感じていた、と。
私自身、結婚相談所には構造的な弱点があると思っています。
普通恋愛のような”ハプニング感”がないため、恋愛のスイッチが入りにくいというデメリットがあるからです。
職場で偶然プロジェクトが一緒になった、共通の友人の結婚式で隣の席になった――そういう「偶然」が、恋愛の最初のきっかけになることは多いです。
結婚相談所には、それがない。
最初から「結婚相手を探しています」というカードを開いた状態で会う。
だから、初回のお見合いで「ビビビ」と来ることは、正直ほとんどありません。
だからこそ、お伝えしたいことがあります。
婚活では、最初からビビビと来る人を探しすぎると、ほとんどのご縁を見落とします。
実際に成婚していく方ほど、最初のお見合いで「好きです!」とは言いません。
会員さんから交際に進む段階で出てくるのは、こんな低い温度の言葉ばかりです。
嫌じゃなかったです
もう一回会ってみてもいいかなと思いました
一緒にいて、疲れなかったです
このくらいの温度から始まることが、本当に多いんです。
「見た目は好みじゃないけれど、いい人そう」とか、「今まで関わったことがないタイプだけど、面白い」とか。
最初の1回でビビビが来なくても、2回目で「あ、この人の話し方好きかも」と思える瞬間があったら、それは立派なご縁の始まりです。
相手の心を見るというのは、そういう小さな”ビビビ”を拾える目線のことです。
減点方式をやめると、縁は広がる
スペックで「ナシ」を切り続けると、最後に残るのはゼロです。
年収500万あったけど、180cmじゃないからナシ。
優しそうだけど、職業が思っていたのと違うからナシ。
そうやって減点していくと、候補は永遠に増えません。
あなたの良さを分かってくれるかもしれない人まで遠ざけてしまうのは、本当にもったいないのです。
「嫌じゃなかった」から始める。時間はかかります。でも、ゼロのまま立ち止まっているよりは、圧倒的に早いんです。
まとめ|理想の相手とゴールインするために、本当に必要だったこと
5つのコツをお伝えしてきましたが、最後にもう一度、別の角度から整理させてください。
結局のところ、成婚していく方に共通しているのは、

自分の足で立ちながら、誰かと隣に並ぶ覚悟ができている
ということでした。
自立しているから、相手に寄りかからずに済む。
素直だから、自分のズレに気づいて直せる。
経験値を積む覚悟があるから、お断りで折れない。
相手の心を見る目線があるから、スペック表からは見えない人に出会える。
5つのコツは、別々のテクニックではなく、この一つの態度の表れだったのかもしれません。
ひとりの人生も、もちろん悪くありません。けれど、パートナーと囲む食卓。
おはようを言い合える朝。
休みの日に「今日どうする?」と顔を見合わせる、なんでもない時間。
ふたりの人生も、その手触りを知ってしまうと、なかなか手放せないものです。
まずは次の週末、お見合い相手の「嫌じゃないところ」を1つ探すことから始めてみませんか?





