「結婚したい!」そんな気持ちで飛び込んだ、婚活の世界。
人生、思い通りにはいかないといいますが……
婚活の荒波に呑まれて、婚活疲れを引き起こしてしまう人がいます。
ああ、我が人生よ、こんなはずではなかった、と。
この婚活疲れから、仕事やプライベートにも身が入らなくなって、うつ病と類似した身体的・肉体的症状を発症する会員さまもいるほどです。
どうでしょう、みなさん。
幸せになりたい一心で飛び込んだ、婚活の世界なのに、その活動で身も心も疲労困憊してしまうだなんて……
本末転倒!!!!!
そこで、私、結婚相談所の新米スタッフが、先輩方から伺った、
「婚活うつ・婚活疲れになりやすい人の特徴」をまとめてみました。
これから婚活を始める方も、まさしく婚活ナウ!な方も、そっと心のメモ帳に、とどめておいていただければと思います。
結婚相談所の仲介人に聞いた!婚活で疲れて諦めちゃう人の特徴とは?
先輩、ご無沙汰しております。ごっちんです。
今日は婚活うつになりやすい人や、婚活で疲れやすい人の特徴を伺いたいと思うのですが……
特徴、まとめてきましたよ。けれども匿名でお願いしますね。
ごっちんさん、私も匿名でお願いします。
本音でお話したいと思うので、バレたらまずいっす。
結婚相談所の仲介人として5年以上のキャリアがある2名のパイセン。
匿名・顔出しNGとの条件付で、婚活で疲れる人の特徴をピックアップしてくれたので、わたくし、ごっちんがまとめてみました。
ちなみに、サクッと読みたいという方のために、手短にまとめると……
【婚活に疲れやすい人・5つの特徴】
まずは最初に5つの特徴をご紹介。後ほど細かく紹介します。
②婚活市場における自分の立場を把握していない人
③成婚率や結婚相談所に頼りっぱなしの人
④傷つくこと(お断りなど)を極端に恐れている人
⑤結婚に対して明確な目標がない人
お話を伺った結婚相談所の人を紹介(今回の登場人物)
仲介人歴5年のミーさん(40代後半) 商社マンから婚活業界に飛び込んだパイセン。本当は精神科医になりたかった。 | |
仲介人歴8年のユウコさん(30代後半) 自身も結婚相談所で結婚相手を見つけ、婚活業界で働くことを決心したパイセン。 | |
私(ごっちん) 早く婚活カウンセラーになりたいのに、上司にコキ遣われている新米スタッフ。 |
結婚相談所に入会を決めた人のほとんどが、がんばったけれどご縁がなかったり、恋愛が上手く行かなかったという方です。
そんな方たちが「結婚相談所に入会してみよう!」と思い、行動したのは大きな第一歩。
ドキドキ・ハラハラしながらも勇気を持って踏み出した証拠です。
これから「婚活で疲れやすい人の特徴」をピックアップしていきますが、これに当てはまっているからダメ!ということではありません。
と…いうのも、
結婚相談所での婚活を通じて、成婚された方も、
さいしょは「婚活に疲れてしまうタイプ」だったというケースが多いから。
けれど、そういう方でも「順調に活動できるタイプ」に少しずつ変わっていけるんです。
結婚相談所の中の人が疲れやすいあなたをサポート!
少しずつ、変わっていくのをお手伝いするのが、私たち結婚相談所の役割です。
今、婚活している方のお役に立てばと思い、少し手厳しい言い方もするかもしれませんが、ぜったいに変われます。
それではここからは疲れやすいあなたの悩みを解決していきます!
特徴1.相手の悪いところばかりを見てしまう人
どこの相談所・カウンセラーもぜったい言うと思います。
欠点ばかりに目がいっちゃう人は婚活も長期化しやすいですねぇ。
常に減点法で加点はできないタイプだと、お見合いにすら発展せず、婚活の厳しさにぶち当たります。
『婚活で疲れやすい人の特徴』はいくつもあるけれど、?先輩たちが口を揃えてピックアップしたのが「相手の悪いところばかりを見てしまう人」。
一見、理想が高い人が陥りやすい罠なのかな?と思ったけれど……
実は理想がそれほど高くない人でも、相手の欠点ばかりに目が行ってしまう……という人は珍しくないようです。
普通恋愛でもあるあるですが、婚活だととくにです。だって、好き!からはじまった関係ではなく、結婚したい!って気持ちからはじまる関係なので、気になっちゃうんです。
と……いいますと??
好きっていう気持ちが根底にあれば許せることもあるんです。けど、婚活での出会いって好きっていうより「いいかも」程度の人なので、ちょっとした欠点も目についちゃうんですよね。
でも…いいところも悪いところもありますよね。人間って。
そうです。結婚相手に求める条件が高くないにしても、欠点ばかりに目がいっていると、結果的に理想が高くなってしまいます。完璧を求めてしまいます。
けれども、完璧な人間って存在しないので、 『幻想』を求めて婚活していることになりますよね。
結婚相手に求める理想はそれほど高くなくても……
「相手の悪いところばかりが気になってしまう」という自分の『欠点』を改善しなければ、知らず知らずのうちに『高い理想』が心に棲みついてしまいます。
完璧な人間は絶対存在しない。
存在したとしても、それは『幻想』。
追いかけても、追いかけても、掴めない。それが幻想ですから。
婚活だけじゃなくて、プライベートの中でも、人のイヤな部分を見つけてしまったら、かわりに良いところをひとつ見つける。
こういったクセをつけておけば、婚活疲れに陥りやすい体質から脱却できますよ。大丈夫です。
そうです。婚活ってキッカケが違うだけで、普通恋愛と大差はないのですが……。やっぱり「好き」からはじまる出会いじゃないですから。
ん……?
私はなんだか引っかかる。
「好き」からはじまる出会いじゃない。
けれども、悪いところばかり見てはいけない……。
これって、
無理やり人を好きになれっていうことなのでは!?
と。
あ、いえ、決して無理やり人を好きになってはなりませんよ。
そんなことしちゃうと、成婚しても……離婚まで時間の問題となってしまいますね。
プロフィールの先入観だけで「この人ムリ」って決めつけない。
これが、ここでいう『悪いところばかり気になる』です。
特徴2.婚活市場に置かれる自分の立場を把握していない
「婚活市場に置かれる自分の立場」と聞くと……なんだかゾッとしますよね。
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、みなさんがご想像の通り、
「自分のことを棚にあげて、高望みしてしまう」という意味です。
嘘のような話しですが、結構います。
こういう人。
男女ともにです。
それは高望みすぎないか?ってストレートに伝えるのですが、なかなかわかってもらえないんですよね。
高収入の男性と結婚したいと望む婚活女性は多いのですが、お世辞にも景気が良いとはいえない現代。
女性の社会進出や共働き世帯も増加しています。
そんな現代において、『働きたくないから、高収入な男性』を望む女性も珍しくはありません。
共働きか、専業主婦かは夫婦感の問題となりますが「一緒に幸せになる」っていう意識が大切です。
また、高望み系の婚活者だけでなく、
「理想が低すぎる人」も婚活で疲れやすいんだとか。
ときたま、とても謙虚な婚活者さまもいますよね。
そうそう。暴力振るわなかったら、年収100万円でもいい!みたいな
え~そうなんですね。
でも、どうして疲れちゃいやすいんですか?すぐ成婚しそうなのに。
極端に求めてなさすぎると、お見合いしても話しが合わない人ばかりと当たってしまうんです。
偏見ですが、かなり厳しい高条件を求めている会員さんは、バブルを知っている方ですね。
30代前半~20代の方はそうでもないです。
特徴3.成婚率や結婚相談所に頼りっぱなしで待っている人
成婚率が高いから、ここの相談所に入会すれば大丈夫だろう。
結婚相談所にさえ入会すればなんとかなる。
『成婚率』や『結婚相談所』の名前に頼り切ってしまい、自ら行動を起こそうとしない婚活中の方は、なかなか思うような成果に繋がらず、婚活に絶望しやすいんだとか。
結婚相談所の”相談”の主語は、まぎれもなく会員さまご自身です。
私たち仲介人は、婚活の相談員であって『なんでもできる神様』ではないですからね
結婚相談所任せにするけれど、高いお金を払ってまで、せっかく”相談”できる場にお越しいただいたのに、何とほとんど相談されず、悪い結果のまま改善せずに諦める方も少なくありません…。
結婚について “相談” をすればするほど、何が良くて何が悪いかを客観的に把握でき、 ご成婚というゴールに一歩でも近づける進歩が可能ですね。
そして、その相談を踏まえて、アクションを起こすのは会員さまご自身です。
そういえば、先日。
当結婚相談所に入会したものの、 と、活動途中に退会してしまった男性会員さまがいます。
その方は、
- 女性の年齢(自分より10歳以年下であること)
- 年収400万円であること
- 両親の介護が必要となったとき抵抗がない
この3つの条件を譲らず、条件にあてはまる女性のみ、お見合いの申込みをしていました。
半年間で何十件ものお見合いを申込み、2件のお見合いがセッティングできたものの、交際には発展しませんでした。
2度のお断りって、まだ序の口だと思うんですが……。
そうでうね。きっとその方も、相談所に入ればなんとかなる。
成婚できないのは相談所が悪いって思われているんでしょうね。
特徴4.傷つくこと(お断りなど)を極端に恐れている
婚活は、アプローチしたりされたり。
そしてお断りしたりされたりの繰り返しとなります。
お見合いを申込んだけど、
仮交際を申込んだけど、
お断りされてしまう……。
そういう場所だとはわかっていても、お見合いや仮交際を考えた異性って、少なからず好意や希望をもって接するので
失恋のような気分を味わってしまうことも。
けれど、この過程は『恋愛の告白』とは違うという点を理解しておかなければ、必要以上に落ち込んでしまい、待ちの姿勢が続いてしまいます。
とはいえ、過去の恋愛でつらい思いをされた会員さまが多いですから、過去の恋愛と比較しちゃったりも。
けれど、婚活はゲームじゃないですからね。
傷つかないように淡々と婚活していると感情まで死んでしまいますから。
ってことは、落ち込んでもいいけど、引きずらずに切り替えようってことですか?。
そうです!!!
やっぱり、なんとも難しい婚活の世界。
傷つきすぎると、息切れをしてしまうし、かといって感情を殺してしまうと、機械的な作業…。
特徴5.結婚に対して明確な目標がない
5年後までに結婚したいから、2年間はしっかり結婚相談所で活動する!
共働きで、できれば子どもも欲しいなぁ。
こんなふうに、
- 結婚生活に対する明確なビジョン
- 結婚に対しての目標
上記をしっかりと持っておかないと、ダラダラと婚活が続き、息切れしちゃいやすいんです。
っていうと、無謀なプランを立てて、疲れてしまう人もいるんですけどね。
結婚相談所に訪れる人は、 仕事が忙しくて、なかなか出会いがなく焦って入会される方が多いんです。
だからこそ効率の良い婚活をはじめるのですから、焦らない程度の目標は設定しておいてほしいですね。
うちの相談所は「焦らず自分らしい婚活」をモットーとしていますが、結婚したいかどうかわからない方はお断りしています。
しんどいだけだから
そういえば、うちの相談所にも目標が明確でない会員さまがいて、婚活をはじめた途端、婚活女性にモテモテで10年近く活動されている方もいらっしゃいますね。
ユウコさんより、連続勤務しているじゃないですか。その人!
仕事にしても同じことですが、「期限」を決めておけば「今」、「何をすべきか」という点が具体化されます。
先延ばしにしてしまうクセがある人は、とくに「婚活のスケジュール」を具体化する必要があるのかも。
そのスケジュールどおりにいかなくても、具体化されている方はスピード感が違いますね。
たしかに。時間もないし、とりあえずお会いしてみよう!って前向きな方もいますね。
そしていちばん大切なのが自分の結婚願望が『ホンモノ』であるかどうか。
周りの人がぞくぞくと結婚しているから、結婚した方がいいのかな?
両親や職場の人に言われているし…私もそろそろ?
と、なんとなくの『結婚願望』で婚活をはじめた人は、心を消耗しやすいといいます。
婚活中の方も、これから婚活を始める方も、婚活を続けていくなかで重要なのは「自分の心のまま」行動しているかどうかです。
世間一般的に考えて……結婚適齢期?
普通の人は結婚しているのかも……。
「普通」とか、「一般的」とか。
そういった言葉は『凶器』です。
自分の心にホンモノの結婚願望があることを確認してから、婚活の扉をノックしましょう。
まとめ
と、ここまで『婚活が上手くいかず、婚活疲れを引き起こしやすい人』の特徴を5つ紹介しました。
「もしかして、私(僕)のことかも…」
と不安になった婚活中の方に向けて、ミーさんとユウコさんがこんなアドバイスを残してくれました。
あれこれ、不安になっている方もいると思いますが、さいしょから婚活が順調なんて人、ほとんどいません。
そうです。ほとんどの方が「疲れやすい人」から「順調にいく人」へと、変わっていったからこそ、成婚に至るのだと。
結婚したら、働かなくていいんじゃ?
性格のいい女性が奥さんになってくれたら、規則正しい生活ができるんじゃ?
婚活に疲れやすく、途中で諦めてしまう人は「誰かが幸せにしてくれる」という前提で結婚を意識しています。
しかし、結婚相談所で順調に活動し、成婚される方は『一緒に幸せになる意識』を持っているんだそう。
ほんとうは、もっとお伝えしたいことがるのですが…
まずは、基本的な「気の持ちよう」を紹介しました。
えっ、もっとあるなら教えてくださいよ!
ごっちんさん、忘れっぽいからまた次の機会で…(笑)
とりあえず言えることは、最初から順調な人はいない!大切なのは『一緒に幸せになる』という意識をもつこと!