【成婚率の算出方法(結婚相談所)】成婚率より優先するべき3つのポイントをご紹介!

【成婚率の算出方法(結婚相談所)】成婚率より優先するべき3つのポイントをご紹介!

「成婚率90%」を信じて入会した結果、3ヶ月で退会した人の話

成婚率90%って書いてあったから、ここなら大丈夫だと思って入会したんです

先日、こんな相談を受けました。

入会金と月会費でトータル50万円近く払って、3ヶ月で退会された方です。

「90%」の数字を信じて踏み切った結果が、これでした。

ここで考えてほしいんです。

あなたが今、気になっている相談所の「90%」も、もしかしたらこの方が見たのと同じ数字かもしれません。

でも、成婚率ってぶっちゃけ何なんでしょうか?

そもそも、嘘? ホント?

そんな婚活者さんの疑問・悩みを解消すべく、業界人の岡田が、数字の裏側でいま何が起きているのか、ホンネで語ります。

結婚相談所の成婚率って、ぶっちゃけ何?算出方法に統一ルールはありません

「成婚率=結婚相談所で結婚できた人の割合」と思っている方、ほとんどだと思います。

私もそう思いたい。

ただ、業界の中に入って分かったのは、その計算方法は明確に決まっておらず、各相談所の自由だということです。

(えっ!?)

「成婚退会した会員数をトータル会員数で割り出す」結婚相談所もあれば、「成婚退会数を中途解約・退会者数で割り出す」結婚相談所もあるのです。

同じ「成婚率80%」と書いてあっても、片方は分母が今いる全会員で、もう片方は退会した人だけ。

中身がまったく違う数字が、同じ顔をして並んでいるわけです。

要するに、その算出方法(計算方法)が定義されていないからこそ、実態はあやふや。

「業界全体でちゃんとルールがあるはず」と思って数字を眺めていると、けっこう足元をすくわれます。

婚活者さんが悪いんじゃない。

仕組みの方が、最初からゆるいんです。

じゃあ、その「あやふやさ」が実際にどんな見え方の差を生むのか?

具体的な数字で見てみましょう。

ここからが、本題です。

成婚率90%でも安心できない|数字のからくりを相談所A/Bで見抜く

「当店は成婚率90%です!」と謳う結婚相談所Aと、「当店は成婚率70%です!」と謳う結婚相談所Bがあったとしましょう。

数字だけ見れば、Aの圧勝に見えます。

ところが、中身を開けてみると景色が変わります。

からくりはシンプルで、Aは分母を「この1年に入った新規10人」だけに絞り、Bは「去年いた全員100人」で計算している。

同じ「成婚率」でも、分母の取り方がまるで違うんです。

結婚相談所Aは1年で10人の新規会員を獲得しました。

総会員数は50人。

もちろん、何年も活動している会員もいます。

ただ、この1年で入会した会員10人のうち、9人が成婚退会しました。

そこから「過去1年で新規入会した10人のうち、9人が成婚退会した」という事実をもとに、成婚率90%としているわけです。

一方、結婚相談所Bは、前年度の総会員数が100人。

新規入会・継続会員を含めた100人ですが、前年度は70人の会員が成婚退会したため、「前年度の成婚率は70%です」と表記しました。

ここで「総会員に対する成婚退会者の割合」で揃え直してみます。

計算 実質的な成婚率
相談所A 9人 ÷ 50人 18%
相談所B 70人 ÷ 100人 70%

同じ”成婚率”でも、中身はここまで違います。

怖いのは、広告ではこの違いが見えにくいこと。

そう、これが成婚率のからくりです。

広告では90%のAが勝者に見えていたのに、土俵を揃えてみたら、70%のBのほうが圧倒的に誠実だった。

同じ算出方法で計算したなら、ほとんどの人が結婚相談所Bにいくはずなんです。

これは私が現場で見てきた傾向を基にした例で、すべての相談所がそうだという話ではありません。

ただ、分母を小さく切り取る手法は、業界では実際によく見かけます。

掲載する数字に嘘はなくても、伝わる印象だけが大きくふくらむ。

そういう構造になっているんです。

成婚率という表面的な数字はたしかに真実であるものの、算出方法が定められていないことから、数字の裏側を見極めなくちゃアテになりません。

じゃあ、この見せ方って、結局のところ嘘なの?

という疑問が、ここで湧くはずです。次はそこに答えます。

結婚相談所の成婚率は嘘なのか?「誇張広告」になる境界線

結婚相談所の成婚率って、嘘ではないんですよね?

こんな質問をされることがあります。

この答えは上述でもお伝えした通り「嘘ではないけど、捉え方によっては誇張広告となる」ですよね。

結婚相談所は特定商取引法の対象なので、虚偽広告や不当表示は景品表示法違反になります。

A相談所の「90%」も、計算上ウソをついているわけではありません。

「過去1年の新規入会者のうち」という前提条件さえ伏せておけば、数字そのものは事実なんです。

でも、読み手が受け取る印象は「会員のほぼ全員が結婚できている」。

事実と印象に、これだけのズレがある。

法律上のルールはあります。

ただ、業界人としては、もう一段透明になればいいのにな、と感じています。

どんな業界にもいえることなのですが(笑)

とくに結婚相談所の成婚率については、もう少し厳しくしてほしいなぁと思ったりもしますね。

現段階では成婚率を取り締まる明確な「算出方法」もないので、婚活者さんひとりひとりが「成婚率を疑う姿勢」をもっていただきたいんです。

疑う姿勢を持つために、まず正しい算出方法を頭に入れておきましょう。

成婚率の正しい算出方法は2つだけ|数字を見たときの「分母チェック」

といっても、難しい計算を覚える必要はありません。

ポイントはたった一つ、「分母」だけです。

経済産業省が推奨している算出方法は、たった2つです。

  1. A式:成婚による退会者数 ÷ 相談所会員数(10%以上で高水準)
  2. B式:成婚による退会者数 ÷ 全退会者数(50%以上で高水準)

この2つの算出方法が一般的なので、これ以外はあまり信用しない方が無難でしょう。

——とはいえ、計算式そのものはネットでも見られる話です。

私が現場で本当に伝えたいのは、ここから先の「読み方」のほう。

ここで読者さんに見てほしいのは、計算式そのものより”分母”です。

問題は、この数字をどう見せるか。

同じ「成婚率」でも、分母を入れ替えるだけで印象が一変することは、A相談所とB相談所の例でお伝えした通りです。

数字を見たときに、私が手元でやっている仕分けはシンプルです。

数字が大きい場合(80%、90%といった派手な数字)は、まずB式(成婚退会者 ÷ 全退会者)か、あるいはA相談所のように分母を「直近1年の新規入会者」に絞っているケースだと思っておく。

母数が小さく、数字を高く見せやすい構造になっています。

逆に、数字が低めに出ている場合(10%台、20%台)は、A式(成婚退会者 ÷ 全会員)で、現役会員ぜんぶを分母にしている可能性が高い。

低く見えても、実は誠実な数字なんです。

10%台でビビらず、90%で舞い上がらない。両方とも、自分の中ではいったん「保留」にする。

これが、業界人として、いちばん損をしない数字の見方だと思っています。

もちろん、算出方法そのものを直接聞いてしまうのが、いちばん早いです。

ただ、算出方法を見抜けても、それだけで相談所選びが終わるわけではありません。

むしろ大事なのは、数字を読み解いた、その先です。

成婚率より、私が現場で見てほしい3つのこと

成婚率に嘘はない。

にしても、アテにしすぎるものでもない。じゃあ、何を見ればいいのか?

私が個人的に見てほしいのは、これから紹介する3つのポイントです。

1.スタッフ・カウンセラーとの相性や雰囲気

第一に、ここです。

業界最大の成婚率! 口コミで評判!!

と言われている結婚相談所でも、婚活するあなた自身とカウンセラー・スタッフの相性がよくないと意味がありません。

「なんだかこのカウンセラーさん、話しにくいなぁ」「一方的にしゃべっているようでしんどい」

——そんな印象のカウンセラー・カウンセラーさんと一緒に婚活を頑張れるでしょうか?

たぶん、半年ももたない。

婚活って、上手くいかない時期のほうが圧倒的に長いものなんです。

その「長い停滞」を一緒に並走してくれる相手かどうか。

高い成婚率より、自分をちゃんと見てくれる担当者のほうが、結果に直結することがあるんです。

数字は立派でも、面談で違和感がある相談所は、私はおすすめしにくい。

会員の前では雰囲気がいい結婚相談所でも、従業員同士の雰囲気が悪ければ、いい相談所とは言えないですよね。

受付の人とカウンセラーがちょっとピリついている、待合の空気が冷たい——そういう違和感って、入会前の数十分でもけっこう感じ取れるものです。

2.デメリットやシステムまで説明してくれているか

いいことばかり言われると、逆にちょっと不安になる

——そんな感覚、ありませんか? その勘、わりと正しいです。

入会させるためだけに必死で、入会してしまったら手の平を返す悪質な結婚相談所があるのも事実。

入会前のカウンセリングで、相談所の強み・メリットだけでなく、デメリットやシステムについても細かく説明してくれる相談所を選びましょう。

入会したあと「え、こんなシステムだったの!?」とギャップに驚き、新しい相談所に移る婚活者さんも少なくありません。

「お見合いは月◯回まで」「成婚料はこのタイミングで発生」みたいな、ちょっと言いにくい話を先に切り出してくれる担当者は、私の感覚ではかなり信用できます。

3.会員数や料金について細かい説明があるか

「会員数◯万人以上」って聞くと、なんとなく安心しちゃいますよね。

その気持ち、すごくよく分かります。

ただ、会員数●万人以上と謳う結婚相談所も、全国でみた「会員数」であり、活動するエリアによっては紹介してもらえなかった……なんて話も耳にします。

「うちは◯万人」と言われたら、そのうち何人が、自分の住むエリアの、自分の年代の、紹介可能な異性なのか。

そこまで分解してもらってはじめて、意味のある数字になります。

また、費用についてもトラブルがあとを絶ちません。

特定商取引法に指定されてから、トラブル件数は減っているものの、ゼロとは言いきれないのです。

現場で見ていると、ここを曖昧にしたまま入会してしまう人が、本当に多い。

数字だけ見て安心してしまうと、あとで「思っていた相談所と違う」となりやすいんです。

この3つを見抜くために、無料相談で具体的に何を聞けばいいのか。

次でまとめます。

無料相談で「これだけは聞く」質問リスト

無料相談って、行ってみたものの「何を聞けばいいのか分からない」まま終わる方が、本当に多いんです。

だからこそ、聞き方そのものが武器になります。

質問の正解を引き出すのが目的じゃなくて、即答できるか・濁すかを観察するための質問です。

答えの中身より、答え方を見る。

これだけで、誠実な担当者かどうかは、わりとはっきり分かります。

必ず聞いてほしい質問は、この2つだけ

質問1.「この成婚率の分母は何ですか?」総会員なのか、退会者だけなのか、新規入会者だけなのか。即答できる担当者なら誠実、口ごもったり「えーっと、本部に確認します」となる相談所は、自社の数字すら咀嚼していないということ。

質問2.「私と同年代・同性別の成婚実績は、直近1年で何件ですか?」全社平均の成婚率より、よっぽど自分の現実に近い数字です。「全国で◯◯人」ではなく「あなたと同じ条件の人で、直近◯人」と答えてくれるか。具体性が出せない担当者は、案件を個別に見ていない可能性が高いです。

私がこれまで見てきた範囲では、この2問で言葉を濁す相談所は、入会後もだいたい濁します。

逆にいえば、この2つにスッと答えてくれるかどうかで、その相談所の誠実さはかなり見えてきます。

聞くハードルも、そんなに高くないはずです。

余裕があれば聞きたいこと

  • 「私の活動エリアでは、紹介可能な異性は何人くらいですか?」——会員数●万人と謳う相談所でも、地方在住の方が実際に会える人数はぐっと減ります。エリア別の数字をすぐに出せる相談所は、現場感がある。
  • 「成婚退会したあとのフォローや、破局に至った例はありますか?」——少し意地悪な質問に見えますが、これが効きます。破局例まで率直に話してくれる担当者は、入会後も逃げない人。

数字も質問も、最後は何のためにあるのか。

まとめます。

まとめ|成婚率は見る。でも、最後に頼るのは数字じゃない

結婚相談所の成婚率は鵜呑みにせず、どういう算出方法で計算しているのかを確認すること。

そうすれば、結婚相談所の実績をより比較しやすくなります。

成婚率を見るな、とは言いません。見たほうがいい。

ただ、アテにしすぎない。

これくらいの距離感が、ちょうどいいと思っています。

入会→退会→また結婚相談所を探す。

いわゆる「相談所難民」になってしまうと、それ以上の手間がかかってしまう。

不安を煽りたいわけじゃありません。でも、現場では本当に耳にする話なんです。

だからこそ、システムや料金の説明は気が遠くなってしまいますが、とにかく「納得」してからの入会をおすすめします。

どんなに実績のある相談所でも、大切なのはあなたがそこで頑張れるかどうか。

違和感や疑問をしっかり解消してから入会する。

それも成婚のために必要なポイントなのです。

だから私は、成婚率だけで相談所を選ばないでほしいんです。

数字の奥にある、「あなたをちゃんと成婚まで連れていく力」を見てほしい。

まずは気になっている相談所の無料相談で、さっきの2つの質問だけ、ぶつけてみてください。

そこからすべてが見えてきます。

数字に振り回されない。

でも、自分の「なんかいいな」「なんか合わないな」という感覚は、わりと当たります。

最後はそれを信じて大丈夫です。

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