バツイチ再婚で幸せになった人が結婚を決意した理由とは?

バツイチ再婚で幸せになった人が結婚を決意した理由とは?

「もう二度と結婚しない」と決めていた私が、再婚した話

離婚した直後は、誰かともう一度人生をやり直すなんて、想像すらできませんでした。

少し経った頃、私は友人にこう言い切っていました。

もう結婚なんて、二度としない

周りにいた離婚経験のある友人たちも、あの頃はみんな同じことを言っていました。

飲みの席でも、立ち話でも、言葉の選び方は違っても、中身は同じです。

「もう結婚はしない」「一人でいい」「誰かに合わせる生活はもう無理」

離婚したばかりの人は、みんなどこかで同じ場所に立っています。

私自身、離婚と再婚を経験している側の人間なので、あの時期の「もう無理」という気持ちはよく分かります。

嘘でも強がりでもなく、本当にそう思っていました。

一人のほうがずっと楽だ、と。

でも今、私は再婚しています。

毎日、特別なことは何もありません。

一緒にご飯を食べて、くだらない話で笑って、沈黙しても気まずくない。

そんな静かに笑える日が続いています。

あの頃「絶対にしない」と言っていた友人の何人かも、今は再婚しています。

はっきりとした節目があったわけではありません。

ある朝突然「再婚しよう」と思ったわけでもない。

ただ、傷が少しずつ浅くなってきた頃に、ふっと、自分の中の何かが動き始めたのです。

あの頃の自分に一つだけ伝えられるとしたら——再婚を決めた本当の理由は、「寂しいから」でも「老後が不安だから」でもなかった、ということです。

もっと静かで、もっと自分の本音に近い理由でした。

バツイチが再婚を決意する5つの理由と、その裏にある本当の気持ち

「もう結婚はしない」と決めていた人たちは、どこで気持ちが変わったのか。

私が周りを見てきて感じた5つの理由を、順に話していきます。

ただし、再婚パンフレットのような一覧ではなく、「心が動いた瞬間」として読んでもらえたらと思います。

どれか一つでも当てはまるなら、あなたの心も少しずつ次へ向かっているのかもしれません。

理由1:もう一度、家庭を持ちたくなったとき

私の友人のAさんは、前の結婚で子どもを望むかどうかがすれ違い、離婚した人でした。

離婚直後は「もう結婚なんて」と言っていたのに、半年も経たないうちに結婚相談所に登録し、「子どもを望んでいる人」とだけ会って、あっという間に再婚していきました。

もちろん迷いがなかったわけではありません。

それでも、動かずにはいられなかったのだと思います。

止まっていた時計を、一気に進めにいくような切実さが、彼女の行動の速さになっていました。

あの姿を見て、「こりごりだ」と言っていた時期の言葉と、少し経ってから動き出す足は、別物なのだと感じました。

スーパーで買い物をしている夫婦、公園で子どもと遊んでいる親。

離婚して少し経った頃、そういう何でもない光景が、妙に眩しく見える時期があります。

あれは私にもありました。

理由2:老後のことが、ふと頭をよぎったとき

老後が不安だから再婚したい、というより、夜にふと「この先ずっと一人なのかな」と思った瞬間に、誰かと生活を分け合いたくなる——そういう話し方をする人が、私の周りには多いです。

この先ずっと一人なのかな

病気をしたとき。

親の介護が始まったとき。

同世代の友人が定年の話をし始めたとき。

一人の気楽さと、一人の心細さが、天秤の上で少しずつ位置を変えていきます。

不安を感じること自体は、決して悪いことではありません。

ただ、これは後で詳しく話しますが、

老後の不安だけで相手を選ぶと、また自分を押し殺す関係に戻ってしまう危険があります。

不安は再婚のきっかけにはなっても、相手選びの中心に置かないほうがいい、というのが私の実感です。

理由3:一人で全部を判断する夜が重くなったとき

地震や台風の夜、一人で停電に向き合ったり、防災情報を見ながらどう動くかを自分一人で決めなければいけなかったり——ああいう夜を何度か越えると、「一人で全部背負う重さ」がじわじわ効いてくる、と話してくれた友人が何人もいました。

ドラマチックな孤独というより、もっと地味な、「誰かの声が聞きたい」くらいの感覚です。

お付き合いしている人がいて、それでも踏み切れずにいた人たちが、そういう夜に一度「このままでいいのか」と自問するのを、私は何度も見てきました。

理由4:子どもに背中を押されたとき

子どもに背中を押されて子連れ再婚したという例は、意外と少なくありません。

親が思っているより、子どもはずっと親をよく見ています。

そして、ずっと親のことを気にしています。

お母さんが笑っているほうがいい

そんな一言で、止まっていた足が動き出すことがあります。

ただし、この理由には少しだけ注意がいるので、あとでもう一度詳しく話します。

ここまでの4つは、世の中でよく語られる再婚理由です

ここまでの4つは、どれも現実的で、誰にでも起こりうる気持ちです。

間違ってはいませんし、否定もしません。

でも、幸せに再婚している人たちを見ていると、本当に決め手になっていたのは、5つ目の理由でした。

理由5:本当に好きな人に出会えたから

一番シンプルで、でも一番ごまかしがきかない理由がこれです。

本当は誰でも、再婚するならいろいろな理由をつけるのではなく、「結婚したい人が現れたから」がベストなはずです。

生活の中で出会って、何でもない話で笑って、一緒にいる時間が心地よくて、気づいたら好きになっていて、向こうも同じように思ってくれている——そうして静かに再婚に流れつく。

再婚はそんな簡単じゃない!

という声が聞こえてきそうですが、再婚だとしても、普通に好きだから再婚したという例は十分にあります。

少なくとも、私が見てきた幸せな再婚には、この感覚がありました。

条件を並べて選んだ人ではなく、気がついたら好きになっていた人と、そのまま続いているのです。

幸せになる再婚と、また失敗する再婚は「理由の順番」で分かれる

この5つの理由は「並列」ではありません。幸せな再婚になるかどうかは、

どの理由を「一番」に置くかで決まります。

  • 不安だから再婚する
  • 子どものために再婚する
  • 老後が怖いから再婚する
  • でも最後に残るのは——「この人と一緒にいたいか」

家庭を持ちたい、老後が不安、夜が怖い、子どものため。

これら4つの理由も大切なものですが、あくまで再婚の辛さを解消するための理由です。

**結婚を幸せにするための中心に置く理由としては、少し危ういのです。

**

4つは「一人でいることの不安」を埋めるための理由であって、「この人と生きていきたい」という理由ではありません。

不安を埋めるために選んだ相手と、朝起きてから夜寝るまでの時間をずっと共にできるかというと、少し苦しくなってきます。

誤解しないでほしいのは、本当に好きな相手との再婚でなければいけない、という話ではないことです。

老後のためも、子どものためも、立派な理由です。

それで幸せになっている人もいます。

だから、4つの理由を持つこと自体を否定したいわけではありません。

ただ、ほんの少しだけ、自分にこう問いかけてみてほしいのです。

責めたいわけではありません。

一度だけ、立ち止まって考えてほしいのです。

老後の心配だけで、最後まで幸せになれますか?子どものためとがんばったけれど、好きではない人と一緒に生活できますか?それで、子どもは幸せですか?

答えがすぐに出なくてもいい。

ただ、「順番」を意識してみるだけで、見える景色は変わってきます。

子連れ再婚で一番大事なのは、「新しいパパ・ママ探し」をやめること

子連れ再婚で一番大事なのは、

「新しいパパ・ママ探し」を目的にしないこと。

子どもを大切にするな、という意味ではありません。

むしろ逆です。

子どものことを本当に大切にするなら、子どもにとっていい父親、いい母親になってくれそうな人を探す前に、まず自分自身が心から「この人が好き」と思える相手を選ぶことが大事です。

そうでないと、何かつまずいたときに「子どものために選んだのに」という後悔が出てしまいます。

再婚相手は「ひとりの異性として本当に好きだと思える相手」を選ばないと、何かあるたびに後悔してしまう可能性があります。

子どもとの関係で何かつまずいたとき、自分の中に「この人が好きだから、一緒に乗り越えたい」という気持ちがないと、関係を支える土台が弱くなってしまうことがあるのです。

心から「好き」「この人と一緒にいると幸せ」と感じられる人との再婚でないと、一緒に生活するお子さんも安心できない——私はそう思っています。

子どもは、親の表情をよく見ています。

取り繕った笑顔より、自然にこぼれる笑顔のほうが、子どもを安心させます。

もちろん、「子どものため」という気持ちそのものは、とても大切なものです。ぜひ持っていてほしい。ただ、順番を間違えないでほしい、というだけの話です。

再婚で失敗しない相手選びは、条件ではなく「一緒にいて疲れないか」

私は岡田として、男性カウンセラーの立場から、離婚経験のある多くの相談者と向き合ってきました。

その中でよく聞くのが、結婚していた頃、無意識のうちに「いい妻」「いい夫」「いい嫁」「いい婿」——つまり、相手にとって都合のいい自分であろうとして、素の自分をさらけ出すことに抵抗感を持っていた、という話です。

結婚当初は、相手に尽くすことが楽しかった。

料理の味付けを変えたり、休日のリズムを相手に合わせたり、それが苦にならなかった。

というより、苦にならないフリをしていたのかもしれません。

でも気づけば、言いたいことが言えなくなり、自分を押し殺す生活に疲れていた。

食べたいものを聞かれても、行きたい場所を聞かれても、とっさに「どっちでもいいよ」が口から出る。

小さな違和感を飲み込むことに慣れすぎて、違和感があったことすら忘れていく。

相手に合わせすぎたり、自分より相手を優先しすぎたりすることこそが、夫婦関係を壊してしまう危険があると、今は思っています。

離婚したばかりの頃、「恋愛はもういいや」と思う時期が訪れる人は少なくありません。

でも、この時期があったからこそ「相手に尽くしすぎなくてもいい」「気に入られようとしなくてもいい」「自分を大事にしてくれる人を選べばいい」「自分にも選ぶ権利がある」と思えるようになるのです。

離婚のダメージから、「もう人を好きになれないかもしれない」「一人でいたほうが楽だ」と思うのは自然なことです。

この時期は、無理に誰かを好きにならなくていい。

むしろ、この時間こそが、次の相手を選ぶときの「目」を作ってくれます。

相談者の中には、離婚後に今のパートナーと出会って初めて、

黙っている時間が気まずくない関係

を知った、という人もいます。

ご飯の好みも似ている。笑うポイントも似ている。

でも何より、沈黙が苦しくない。

それが一番驚きだった、と。

結婚していた頃は、沈黙を埋めるためにずっと何かを話していた気がする、と話してくれた人もいました。

『本当の自分』『飾らない自分』を受け入れてくれる相手となら、疲れることもないし、また恋愛してもいいかも

と思えたことが、再婚へのきっかけになるのです。

実際に幸せな再婚をしている人に話を聞くと、「とにかく一緒にいて疲れない」「毎日、笑いが絶えない」「自然体で過ごせる」という人がほとんどです。

もちろん、条件がどうでもいいわけではありません。

ただ、最後に残るのは年収や肩書きやルックスよりも、一緒にいる時間の質の話です。

相手を思いやることは大切なことですが、

自分を押し殺してしまっては一緒にいる意味がありません。

一緒にいて、自分を押し殺さずにいられるか。

それ一点で十分です。

条件で絞った先に「疲れない人」が待っているわけではなく、おそらく順番は逆です。

疲れない人だったら、多少条件が違っても一緒にいられるのです。

人を見る目に自信をなくしたバツイチの、安全な出会い方

離婚経験者の中には、「優しくて真面目な人だったのに、浮気相手に出会ってから人が変わって、家に帰ってこなくなった」という話をする人が少なくありません。

元からそういう人だったのか、途中で変わってしまったのか。

当事者でも、結局よく分からないまま終わる。

こうした経験をすると、

自分の「人を見る目」に自信がなくなる

のは、本当に自然なことだと思います。

正直、離婚後に自分の「人を見る目」に自信がなくなる人は少なくありません。

だから、マッチングアプリのように全部自分で判断しなければいけない出会いは、まだ怖いと感じる人もいます。

アプリが悪い、という話ではありません。

判断のすべてを自分一人で背負うことが、離婚直後の心にはしんどい、という話です。

もしマッチングアプリや婚活パーティーを使うなら、

バツイチであることは最初からプロフィールに出しておきましょう。

子どもがいる人なら、子どもの存在も最初から。

もちろん、最初から出すのは怖いと思います。

それでも、隠してうまくいく関係は、たぶん後になってもうまくいきません。

最初から出しておいて、それでも会いたいと言ってくれる人だけで十分です。

そうでないと、せっかく相手があなた自身のことを好きになっても、バツイチであることを知った後に去っていく可能性があります。

もう一つの選択肢が、結婚相談所のプロの手を借りることです。

私が結婚相談所の現場を見ていていいと思うのは、機能やサービス内容の豊富さよりも、

人を見る目に自信がない時期に、第三者が間に入ってくれる安心感

です。

独身証明書の提出があるので、少なくとも既婚者が紛れ込まない。

その「少なくとも」が、離婚後の人には大きな安心になります。

昔から「お見合い結婚した人には離婚者が少ない」と言われることがありますが、あれも「結婚前に相手の人となりが確実にわかっているから」という部分が大きいのではないかと、私は考えています。

結婚相談所を選ぶなら、料金や成婚率だけでなく、担当者があなたの不安をきちんと聞いてくれるかも見てください。

どの入り口を選んだとしても、大切なのは、自分がその場所で無理をしていないかだけです。入り口で疲れてしまうような出会い方は、たぶんその先も合いません。

焦らなくていい。自分の「目」をもう少し信じていい

私が多くの相談者を見てきて感じるのは、自分に合った人と出会ったとき、再婚は無理に決意するものではなく、自然に心が動くものだということです。

そのことに気づいたとき、私は「焦らなくてもいいんだ」「自然に任せればいいんだ」とホッとしたことを覚えています。

あの「ホッとした」という感覚を、この記事を読んでくれたあなたにも、少しだけ渡せていたらいいなと思います。

一度つらい経験をした分、あなたはちゃんと人を見る目を育てています。

だから次は、自分の「目」をもう少し信じてください。

「条件がいいから」ではなく、「この人と生きていきたい」と思える相手に出会うこと。

その流れが自然に生まれたとき、再婚はきっと幸せなものになります。

今、動けなくてもいい。

恋愛する気が起きなくてもいい。

もう誰も好きにならないかもしれない

と思う日があってもいい。

再婚で幸せになった人が最後に選んでいたのは、不安を埋めてくれる相手ではなく、自分らしく笑える相手でした。

次に誰かと出会ったときは、条件より先に「この人の前で無理をしていないか」「沈黙が苦しくないか」「自分を大切にできているか」を見てください。

自分の気持ちを大切にすることが、将来への幸せの第一歩だと、私は確信しています。