【ステップファミリーの婚活】幸せな再婚生活を築く5つの秘訣とは
子連れ再婚を決めた夜、子供が寝た部屋で何度も不安になった
子供の寝顔をじっと見ていた夜、私は何度も不安になりました。
離婚で一度傷つけたこの子を、また傷つけたらどうしよう

私が再婚したいと思うことは、この子にとって本当にいいことなのか
再婚相手のことを、本当に母親として受け入れてくれるんだろうか
そう考えると、涙が出る夜もありました。不安は数えきれませんでした。
あれから数年。
今、私は「再婚して後悔したことが一度もない」と言えます。
子供は再婚相手を「お母さん」とは呼びません。
あだ名で呼んでいます。
それでも、うちはうちの形で、ちゃんと家族をやれています。
この記事は、「ステップファミリーでも幸せになれますよ」と安易に励ます記事ではありません。
私が再婚前にもっと早く知っておきたかったこと、相手選びで本当に見るべきポイント、再婚後にこじれた瞬間とそこから抜け出せた方法を、当事者として全部書きます。
私自身、子連れ再婚を経験したステップファミリーの当事者なので、子供の気持ちや再婚相手との関わりの中で、さまざまな悩みに直面してきました。
「ステップファミリー=危険」が怖くて、私は必死で調べた
ニュースで虐待事件を見るたびに、
私の選択で、子供が同じ目に遭うかもしれない

と毎晩のように怖くなっていました。
再婚を決めかけている自分を、自分で信じられなくなる夜もありました。
だから私は、安心したくて、必死で調べました。
意外だったのは、その数字でした。
平成30年(2018年)の警察庁統計で、児童虐待の検挙件数のうち加害者の約7割が実親だと知ったとき、ようやく少しだけ「ステップファミリーだから危険なんだ」という刷り込みから離れられたんです。
大事なのは、血のつながりの有無だけではなく、その人が子供とどう向き合うかでした。
報道では再婚相手が虐待をしたことが強調されるので、もしかしたら再婚によって同じような被害に遭うかもしれない、と考えてしまいますよね?
私もそうでした。
でも、データを自分の目で見て、「ステップファミリーだから危ない」と単純化するのは違う、と自分に言い聞かせて再婚に踏み切りました。
そして、再婚を決めてから一番最初に揺らいだのは、虐待や事件のような大きな話ではなく、もっと日常の小さな出来事でした。
うちの子は、再婚相手をあだ名で呼んでいる
「ちゃんとした家族に見えないんじゃないか」と引っかかった日々
私の子供も、今はあだ名で呼んでいます。

最初は正直、少しだけ引っかかりました。
「ちゃんとした家族に見えないんじゃないか」「母親らしく呼んでもらったほうがいいんじゃないか」
そんな世間体みたいなものが、私の中にあったんです。
「他のお家ではちゃんと『お母さん』って呼んでいるのに」と、自分の中の世間体がチクチク刺さってくる感覚がありました。
でも、ある日ふと気づきました。
あだ名で呼んで楽しそうに返事をしている子供の声を聞いたとき、「これがうちの普通でいいんだ」と思えたんです。
無理に「お母さんって呼びなさい」と矯正するのは、誰のためなのか?
子供のためじゃなくて、私が世間に対して安心したいだけじゃないか、と。
私自身、親のことをお父さん・お母さんと呼ぶ形式にとらわれる必要はないと考えていますし、子供にとっても呼びやすい名前のほうが親しみを持てるようです。
傍から見たら不思議な家族かもしれません。
でも、それがうちの普通になりました。
本音を「聞き出す」より、「あなたを優先しているよ」と伝え続ける
子供の気持ちって、本当に行動から読み取れないことが多いです。
表面上はニコニコしているけど、心の中では葛藤している、ということも普通にあります。
年齢によって反応は違うと思います。
でも私が一番見ていたのは、年齢よりも、子供の表情でした。
- 無理に笑っていないか
- 急に黙り込むことが増えていないか
- 家の中で安心して甘えられているか
そこを見落とさないようにしていました。
うちは思春期に差しかかっていた頃で、「どう思ってる?」と聞いても、「別に」で終わることが多かったです。
そこで気づいたのは、本音を「聞き出す」より、
「あなたを優先しているよ」と伝え続けるほうが効く
ということでした。
再婚相手と私が二人で出かけるより、子供を含めた三人で出かける機会を多くする。
子供が話したがる時間に、家事の手を止めて聞く。
そういう小さな積み重ねのほうが、「ちゃんと話して」と詰め寄るより、ずっと子供を安心させていたように思います。
子供のことばかり書いてきましたが、実はステップファミリーで一番最初にこじれるのは、子供との関係ではなく、父親自身の中に残っている「シングルファザー時代の癖」だったりします。
シングルファザー時代の癖が、再婚生活を一番こじらせる
シングルファザーのときは、悩みを一人で抱え込んでしまったり、人に頼ることができなかったりする状況が多かったですよね?
子供の体調が悪くなれば仕事を休む算段を一人でつけ、保育園からの呼び出しに一人で対応し、家賃の心配も将来の心配も、ぜんぶ自分の頭の中だけで処理する。

それが当たり前でした。
問題は、その「一人で抱える癖」が、再婚しても抜けないことです。
私は再婚後もシングルファザー時代の考えが抜けきらず、悩み事があったときは一人で解決しようとしていました。
子供の習い事のことも、学校で起きたちょっとしたトラブルも、家計のことも、「妻に話して負担をかけたら悪い」「血のつながらない子供のことで悩ませたくない」と、ぜんぶ自分の中で処理しようとしていたんです。
それで、再婚して数ヶ月経ってもまだ一人で悩んでいた私に、ある日、妻が言ってくれました。
私も家族でしょ
短い言葉でしたが、ようやく「あ、もう一人で抱えなくていいんだ」と手放せた気がしました。
それからは、小さな悩みでもその日のうちに口に出すようになって、私の肩の力は少しずつ抜けていきました。
再婚前に、私たちが実際にテーブルに乗せた話
幸せな再婚生活をしたいと考えているのであれば、再婚相手とどんな結婚生活をしたいかを再婚前に話し合っておくことを、私は強くおすすめします。
結婚生活は家族みんなで過ごす共同生活なので、誰か一人が別の方向を向いてしまえば、どんなに頑張っても幸せな家庭を築くのは難しいですよね?

「結婚してからでいいよね」にしていたら、たぶん爆発していた
私たちは再婚前に、実際にこれを全部テーブルに乗せました。
- 子供の学費はどこまで養育費で考えるのか
- 習い事は誰がどれくらい負担するのか
- 元妻との連絡や面会のルールをどう決めるのか
- 養子縁組はするのか、しないのか
- するなら、籍を入れる前に決めるのか、少し暮らしてから考えるのか
- 義父母との距離感はどう取るのか
ここを「結婚してからでいいよね」にしていたら、私たちはたぶん、どこかで爆発していたと思います。
私たちの場合は、子供の学費は私と元妻で取り決めた養育費でまかない、習い事や塾代といった生活の中で発生する教育費は再婚相手と折半する、と再婚前に決めました。
相続のことも、再婚相手の実家を巻き込んだ重い話なので、籍を入れる前に「子供を養子縁組するかしないか」「するならいつ」まで話しました。
特に金銭面は、感情で先送りにすると後で揉めやすい部分です。
月に一度、子供が寝た後の晩酌で、自分の本音に気づく
そのうえで、再婚後の習慣として一つだけおすすめしたいのが、夫婦だけの時間を意識的に作ることです。
私は月に一度、子供が寝た後に妻と晩酌をするようにしています。
子供がいると、なかなか夫婦でゆっくり時間を過ごすことができませんが、一緒にお酒を飲んでリラックスすれば、悩みも打ち明けやすくなりますよ。
ワイングラス片手に一週間の愚痴をこぼしていると、自分でも気づいていなかった違和感が言葉になって、「ああ、自分はそこが不満だったのか」と発見することもあります。
夫婦で話し合えるようになっても、もう一段階、再婚生活を地味に削っていく問題があります。
それが、毎日の食卓や叱り方といった、前の家庭から持ち込まれる小さなルールです。
ステップファミリーは、食卓の小さな調整で家族になっていく
私たちの家では、毎日の晩ご飯をかなり大事にしています。
そこで味付けの違いに気づいたり、子供への叱り方で「あれ?」と思ったりするからです。

食事中は、子供のトークがメインになっていて、学校での勉強の話や、友人の話を聞かせてくれます。
再婚相手はその話を「へえ」「それで?」と相槌を打ちながら聞いていて、私は箸を動かしながら横で笑っている、というのがうちのいつもの食卓です。
再婚相手の仕事が忙しい場合は、帰宅する頃には子供が就寝していて、なかなか時間を作れないこともあるかもしれません。
それでも週に何回かでも、家族そろって食べる日を作る価値はあります。
食卓は、家族のカタチが一番素直に出る場所だからです。
味付け、お風呂の順番、リモコン。前の家庭ルールが衝突する
ステップファミリーが本当にこじれるのは、ニュースになるような大事件ではなく、この食卓で起きる小さなことです。
まず、味付けが違いました。
前の家庭の味付けに子供が慣れていて、再婚相手の作るおかずを「薄い」と言ったり、私が再婚相手の好みに寄せて作ると子供が「これじゃない」という顔をしたり。
- お風呂の入る順番
- 寝る前にテレビを観るかどうか
- 休日に家でダラダラするか出かけるか
- リモコンの主導権
- スマホをいつから持たせるか、ゲームの時間制限
叱り方は、その場で責めずに、あとで夫婦で話す
特に難しかったのは「叱り方」でした。
再婚相手はもともと厳しめで、子供がだらしないことをすると割とストレートに叱るタイプ。
一方、私はシングルファザー時代に「自分が叱らなきゃいけない」と気を張りすぎて、再婚後はむしろゆるくなっていました。
再婚相手が叱ると、子供は「私のお母さんでもないくせに」という顔をする。
私が再婚相手をかばうと、再婚相手は「あなたが甘いから言ってるのに」と不機嫌になる。
ここで私たちが決めたのは、その場で責めるのではなく、あとで夫婦で話す、ということでした。
月に一度の晩酌のときに、少し落ち着いて、
あの言い方、子供はこう受け取ったかもしれないね
と話すこともあります。
叱るときは「直してほしい行動」だけを口にして人格には触れない、味付けは平日は再婚相手好み、週末は子供好み、というように、前の家庭のルールを一個ずつテーブルに乗せて、新しい家のルールに作り直していきました。
私たちは、特別なイベントで家族になったというより、こういう食卓の小さな調整で、少しずつ家族になってきた感覚があります。
幸せのカタチは人それぞれなので、家族のカタチにとらわれずに自分たちの家庭らしさを出せるといいですね。
「普通の家族」を目指して摩擦を消そうとすると、誰か一人が我慢することになりがちです。
それより「うちはうち」と決めてしまうほうが、結局みんな楽になります。
元妻の存在を、家庭内でどう扱うか
離婚したのだから元妻とは縁を切ってほしい、と思う気持ちはわかりますが、子供にとっては血のつながった母親との関係も必要です。
これは、再婚相手の立場からすれば、本音では受け入れがたい部分だと思います。

「自分が母親役をやるのに、なぜ前の女の影を引きずるのか」という気持ちは、人として自然です。
だからこそ、再婚前にここをきちんと話し合っておく必要があります。
子供の前で、私が言わないと決めたこと
私自身、ついつい別れた実親の存在を否定したくなりますが、実親の悪口を言われたり、存在を否定されたりすると、子供は傷ついてしまいます。
子供にとって、実親は自分の半分です。
実親を否定する言葉は、子供自身を否定する言葉として届きます。
これに気づいてから、私は子供の前で元妻の話をするときの言葉を、本気で選ぶようになりました。
具体的に言うと、
- 子供の前では元妻の名前を呼び捨てにしない
- 「あの人は」「お母さんは」と呼び方を一定に保つ
- 養育費の話、離婚の経緯の話を、子供のいる場でしない
- 元妻から連絡が来ても、子供の前で表情を変えない
感情的には嫌だったこともたくさんありました。
それでも、子供のために守った線引きです。
今の妻とは、元妻の話を「事実だけ」共有する
そして、今の妻とは、元妻の話を感情ではなく事実だけで共有するようにしました。
月に何回会わせるのか、養育費がいくら入っているのか、行事のときに連絡が来たかどうか。
「私はこう感じている」という愚痴は晩酌のときにこぼしますが、日常の運用は、感情を抜いて事実で回す。
これがうちの線引きです。
法的に整理したい場合は、面会交流の合意書という形で文章にしておく方法もあります。
離婚調停のときに作っていなければ、再婚前に作り直す家庭もあると聞きます。
子供の年齢が上がれば本人の意思も変わるので、何年かに一度見直す前提で書くくらいでちょうどいいと思います。
私が再婚前に絶対に見ていた相手の反応
ここまで読んでいただいてわかるように、ステップファミリーの幸せは、相手選びの段階で半分以上が決まります。
日常の摩擦も、元配偶者の話も、結局は「この人と組めるかどうか」に行き着く話だからです。

私が見ていたのは、きれいな言葉ではありません。
子供の話をしたときの表情で、かなり分かる
私は会話の中で、子供の話を意図的に出すようにしていました。
学校でのちょっとしたトラブル、習い事の発表会、元妻と会った日のこと。
そのとき、相手がどんな表情をするか。
「私の前で他の女(元妻)の話をするな」という顔をする人とは、家庭は作れないと思いました。
逆に、子供の話を「うん、それで子供はどう言ってた?」と一段深く聞き返してくれる人は、信じられました。
子供のルーツを否定しない、というのは、口で言うのは簡単ですが、表情には必ず出ます。
優しい言葉より、生活の話から逃げないかを見た
もう一つ、私が見ていたのは、重たい話を出したときに、相手が逃げるか、ちゃんと座って聞いてくれるか、です。
子供の学費、習い事、叱り方、元妻との関わり、養子縁組をするかどうか。
こういう話を切り出したときに、
「大丈夫だよ、なんとかなるよ」と軽く流す人より、「そこは先に決めておこう」と言ってくれる人のほうが、私は信じられました。
「結婚してからおいおい考えよう」「今は楽しい話だけしよう」と笑って流す人は、結婚してからも話せないことが多いように思います。
結婚前に話せない話は、結婚後はもっと話せません。
子供に好かれようと急ぎすぎる人にも、私は警戒した
最初の顔合わせから高価なプレゼントを渡そうとしたり、まだ子供が緊張している段階で抱っこやハグをしようとしたり、「お母さんと呼んでいいよ」と早々に言ってしまう人。
気持ちはわかります。受け入れてもらいたい一心なんです。
でも、子供は大人が思っている10倍くらい、その「焦り」を察知します。
会ってすぐの段階で距離を詰めようとした人に、子供が一歩あとずさりするのを、私は実際に何度か見ました。
懐かれる前に距離を詰める人は、後で無理が出やすい。
これは父親としての勘でしたが、結果的に正しかったと思っています。
私が結婚相談所に救われた仕組みの話
私の場合は、結婚相談所での出会いから再婚に至りました。
私が実際に結婚相談所で子連れ再婚の相手と出会えたからこそ、ここは自分の経験として書けます。

ステップファミリーを考える婚活では、最初から「子供がいること」を隠さずに進められる環境があるべきです。
私が相談所で救われたのは、具体的にこの3つの仕組みでした。
- プロフィールで子供の存在を最初から開示できる
- 教育費や元妻との関係といった重たい話を、カウンセラーが「この時期に確認しておきましょう」と促してくれる
- 条件マッチングだけではなく、生活のすり合わせまで第三者に見てもらえる
お付き合いが進んでから「実は子供がいて」と切り出して相手の顔色を見る、というあの消耗が、私にはほとんどありませんでした。
それだけで、婚活のストレスが半分以下になった実感があります。
そして、当人同士だと「今この話をしたら気まずくなる」と避けてしまう話を、カウンセラーが間に入って促してくれる。
この外圧が、ステップファミリーの婚活では地味に効きました。
マッチングアプリや婚活パーティーも、今はバツイチが多く参加していたり、バツイチ限定のパーティーがあったりします。
ただし、それでもいざバツイチとなると、さらにステップファミリーになることまで含めると、まだまだ成功例は少ないのが現実です。
最初からステップファミリーになることを理解してもらえたうえで知り合える結婚相談所は、私にとって一番ありがたい場所でした。
これは、私の場合はそう感じた、という話として受け取ってください。
まとめ|うちは「うちの家族」になれた
私たちは、最初からきれいな家族だったわけではありません。
味付けの違いで戸惑ったこともあるし、叱り方で話し合ったこともあるし、子供の呼び方ひとつで胸がざわついたこともあります。

元妻から連絡が来た日に、夫婦で気まずくなった夜もあります。
それでも、毎日の晩ご飯を一緒に食べて、月に一度は夫婦で晩酌をして、子供があだ名で呼んで笑っている声を聞くたびに、
これが、うちの家族なんだ
と思えるようになりました。
再婚家庭であることを恥ずかしいと思う必要はないし、隠す必要もないと思います。
それぞれの家庭で悩みの種類は違っても、悩みのない家庭のほうが少ないと思います。
これはステップファミリーに限った話ではなく、初婚でも同じですよね。
普通の家族になれなくてもいい。
ちゃんと話し合って、考えあげて、何度も調整していけば、ステップファミリーは必ず乗り越えられます。
だから私は、子連れで再婚したことを、後悔したことは一度もありません。
もしあなたが今、再婚を考えていて、夜中に子供の顔を見て不安になっているなら、まずは話し合うことから始めてみてください。
相手と。子供と。そして、自分自身と。
今日、紙に一行、気になっていることを書き出してみるだけでもいい。
そこから、あなたの家族のカタチは動き始めます。
幸せのカタチは人それぞれなので、家族のカタチにとらわれずに自分たちの家庭らしさを出せるといいですね。





