【結婚相談所名】×××× 【結婚相談所の点数】★★★ 【自分の婚活の点数】★★★ 【都道府県】ホノルル、ハワイ 【年齢】44歳 【職業】普通の会社員(当時) 【活動期間】平成18年8月~平成18年8月 |
結婚相談所で紹介していただいた方は、50代後半の外国人の男性でした。
大学で経理の仕事をされていて、私と同じバツイチです。
通常、デートの待ち合わせは、女性の宿泊しているホテル前というのが結婚相談所のルールでしたが、お見合いの当日、私は朝から外出していたので、用事が済んだその足で男性の待つレストランまでタクシーを飛ばしました。
もちろん、●●には承諾を得てのことですよ。
服装ですが、ディナーを一緒にしましょうと誘われていたので、私はとびっきりのおしゃれをしていました。
そしてレストランに入ったのですが、お相手の男性がすぐに私を見つけて駆け寄ってきました!
まさか、こんな感動的に出迎えてくれるなんて思いもしないことでした。
それと同時に、そこで初めて男性の左足がかなり不自由なことに気付いたのです。
結婚相談所の担当者から事前に、「少し足が悪い」と軽い感じで聞かされてはいました。
深刻な状態を何一つ想像もしていなかったので、そのギャップの大きさは言葉には表せないほどです。
ショックと驚きで、とても複雑な心境になりました。
杖をついて身体を左右に大きく揺らしながら歩く男性。
痩せ型でかなりの背の高さでしたから、きっと遠くからでも目立っていたでしょう。
その後ろ姿を追いながら、「一体何がこの人の過去にあったのだろう」と私は漠然と考えたりしていました。
予約席のテーブルでは、男性と向かい合わせで着席しました。
今でも鮮明に目に焼き付いているのが、天井から吊るされたステンドグラス細工の照明です。
男性との会話が途絶えた時に話題にもしました。
レストランは子供連れの家族も多く、ウエイターやウエイトレスがひっきりなしに、各デーブルヘ注文を聞きに来ていました。
このお店は和牛専門店が経営する老舗のレストランだと男性が教えてくれて、どおりでハンバーグステーキとフレンチフライがのったお皿が、何度も目の前を行ったり来たりしているんだと納得。
私たちのテーブルにはお水が運ばれて来ただけで、オーダーもしていない状態です。
そして席に着いてから、20分位が過ぎた頃でしょうか。
突然、男性の背後から肩を親しげにポンと叩く女性が現れたんです。
アジア系の女性でした。
何とこの男性の別れた元妻だと言うではありませんか。
それも2人の子供まで連れて(後で分かったのですが、孫でした)。
そこに居合わせたのは偶然だったのか、それとも…?
それは今となってはもう分かりませんが。
その後男性は、「すぐ戻るから」と言って、元妻と一緒にレストランを出て行ってしまったんです。
2人の子供を私に任せて。
日本でいうと、子供たちは中学生と小学生位だったと思います。
私は待っても帰って来ない男性と、初めて会った人間に平気で子供を預ける女性の非常識さに憤りを憶えました。
それでも可愛い子供たちには罪はありませんので、好きなものを注文させ、私も一緒に食事を済ませて、もちろん支払いも済ませました。
そこへ気まずそうな顔の男性と、能天気な元妻がファストフードの紙袋を持ってタイミングよく戻って来ました。
子供たちのいる手前、文句を言いたくても言えず、ムカつく気持ちを辛うじて抑えてレストランを出ました。
私は結婚相談所には何があったか一切、報告はしませんでした。
面倒臭くなり、何もかも忘れるように、私は日本へ帰国しました。
確かに結婚相談所は一時の夢を与えてくれたと思います。
一人では限度のある婚活も、無限大に出会いの可能性が広がりますので期待してしまいますよね。
良い人には出会えませんでしたが、唯一、収穫があったとすれば、どこの国にもいろんな変わった人が必ずいる、そのことを学んだことでしょうか。
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