日本ではいつから恋愛結婚が主流になったのか?向いてるのはお見合い結婚!?
「恋愛結婚が当たり前」は、実はごく最近の話
好きにならないと結婚できない
恋愛結婚こそ正解
婚活の相談を受けていると、ほとんどの方がそう口にします。

何百人と話してきましたが、体感で8割以上はこれです。
結婚は恋愛の延長上にあるもの、ずっと異性として相手を見ていたい。
理想的で素晴らしい。私だって、そう思います。
……ただ、現実の婚活現場ではどうなのか? 毎回、心の中でこう思うんです。
その前提、本当ですか?
現場では、恋愛結婚への信仰が強い人ほど苦しそうに見えます。
恋愛できない自分はダメなんじゃないか
そうやって焦りを抱えている。でも、ちょっと待ってください。
歴史好きな私は、結婚の歴史を調べてみました。
あまりにマニアックになるととんでもないことになるので、少しだけ……。
恋愛結婚の歴史はたった50年
日本で恋愛結婚がお見合い結婚の件数を上回ったのは、1970年代です。
つまり、恋愛結婚が「当たり前」になってから、まだ50年ちょっとしか経っていない。
たった50年。世代でいえば、まだ二、三世代分です。
それまでの何百年もの間、日本人はお見合いで結婚してきたわけです。
そりゃ、日本人が恋愛結婚に慣れてないのは当たり前だ!
恋愛結婚がうまくいかなくて悩んでいる方に、まず知ってほしいのはこの事実です。
慣れていなくて当然なんです。
50年前に始まったばかりの方法に、全員が最初からうまく対応できるわけがない。
歴史を調べて最初に思ったのは、こういうことでした。
今の婚活で苦しんでいる人は、苦しくて当たり前なんだ
では、慣れていないのが当然だとしたら──そもそも恋愛結婚とお見合い結婚って、何がそんなに違うんでしょうか?
恋愛結婚とお見合い結婚、本当の違いは何か?
婚活の現場で何年も相談を受けてきて、正直に言います。
恋愛結婚の最大の武器は、「好きな人と結婚できる」という一点に尽きます。

家のしがらみに縛られにくい、自分の意志で選べる──たしかにそうです。
でも、その「好き」は結婚後どうなるのか。
何百組もの夫婦を見てきましたが、結婚相手のことは、数年も経つとパートナーとしてしか見られなくなるケースが多いんです。
好きじゃなくなったら、あとに残るのは条件も確認しないまま突っ走った現実だけ。
そもそも恋愛が苦手な人には、入口すらない。
……何だかあまりメリットが無いように見えるのは私だけでしょうか?
一方、お見合い結婚はどうか?
大きなメリットとして、次の3つが挙げられます。
- お互いに結婚の意思が明白である
- 収入などのスペックが最初からわかっている
- 相手の素性を把握した状態で進められる
デメリットは、好きじゃない相手と結婚する可能性があることと、人間性が見えにくいこと。
……お見合い、案外わるくないと思いませんか?
これは比較表を作っての結論じゃありません。
何年も現場で相談を受けてきた、私の実感です。
「好き」という感情を結婚の土台にすることのリスクは、相談所にいるとどうしても見えてくる。
恋愛結婚のメリットが弱いんじゃなくて、「好き」の賞味期限が短すぎるんです。「好き」のエネルギーはすごいですが、結婚の土台にするには少し燃費が悪いと言えます。
じゃあ、実際にどんな人がお見合い結婚に向いているのか?
ここからが本題です。
お見合い結婚が向いている人の特徴
まず最初に言いたいのは、これです。
極端に言えば、失敗しても良いくらいの気構えで、肩の力を抜いて結婚をとらえた方が良いです。

婚活がうまくいかない人には、共通点があります。
一回一回のお見合いに完璧を求めすぎている。
この人は運命の相手かもしれない
やっぱり違った
そういう期待と落胆を繰り返して、どんどん疲弊していく。
でも、結婚ってそんな一発勝負のものじゃないはずです。
そして、婚活の現場で本当によく聞くお断り理由がこれ。
- 話しててつまらない
- エスコートが下手
- ケチ
──などの理由だけで相手を見限らない方が良いです!
初対面の印象だけで見限らない
現場で見ていると、もったいない見切りが本当に多い。
初対面で緊張している男性が、面白い話をバンバンできるわけがない。
私が見てきた中で、初回のお見合いで「話がつまらなかった」と断った相手と、別の場で再会して結婚したケースだってあります。
一回目の印象なんて、その程度のものです。
エスコートだって、経験がなければ下手で当然。
ケチに見えたのは、単にお金の使い方を知らないだけかもしれない。
一回会っただけで、人間の本質は見えません。
第一印象がいまひとつでも、そこは伸びしろです!(男は髪型・服装で大化けします)
これは本当です。
相談所での活動中に、髪型と服を変えただけで見違えるように印象が変わった男性を、私は何人も見てきました。
この人、本当に同一人物?
と女性会員が驚いたこともあります。
「自由に恋愛して、自由に選べ」と言われると、かえって何を選べばいいかわからなくなる。ある程度の枠組みがあったほうが安心できる──そういう人は、お見合い結婚に向いていると私は思います。
ただ、ここまで読んで「でも、お見合いだと恋愛できないんじゃ……」と思っている方、多いんじゃないでしょうか?
お見合い結婚でも恋愛はできる──境界線は曖昧だ
いまさら?
って感じですが、そもそも恋愛って何でしょうか?

お見合いって何でしょうか?
この問いに、明確に答えられる人はほとんどいないはずです。
なぜなら、恋愛とお見合いの境界線は、私たちが思っているほどはっきりしていないからです。
たとえば──友達からの紹介で結婚までいった場合って、半分お見合いみたいですよね!?
自分で出会ったわけじゃない。
誰かのセッティングで会って、条件もなんとなく聞いていて、
まあ会ってみるか
から始まっている。
これって構造的には、お見合いとほとんど同じです。
でも世間では「恋愛結婚」に分類される。
逆のパターンもあります。
結婚相談所のお見合いで知り合ったとしても、本当に第一印象で好きになって、その後、お付き合いをして成婚までいったなら、それは恋愛じゃないですか?
出会いの場が相談所だっただけで、好きになるプロセスは恋愛そのものです。「恋愛結婚」か「お見合い結婚」かは、きれいに二つに分かれるものではありません。出会い方のラベルではなく、その後にどう関係を育てたかが本質なんです。
お見合いも、立派な恋愛結婚です。
ここまでくると、本当に考えるべきは「出会い方」ではなく、「結婚前にどこを見極めるか」のほうだとわかってきます。
恋愛でもお見合いでも、結婚前に見るべき「正体」は同じ
統計の話ではなく、相談所の現場での実感として言います。
誤解しないでほしいのですが、恋愛結婚が悪いわけではありません。

危ないのは、「好き」の勢いで確認すべきことを飛ばしてしまうことです。
出会いではなく”終わり方”として、繰り返し見てきたパターンがあるんです。
好きだから早く一緒になりたい、好きだから大丈夫、好きだから細かいことは気にしない──その「好き」が冷めたとき、残っているのは確認不足の現実だけ。
勢いで結婚して、即離婚
という結末は、相談に来る方の話を聞いていると、どちらかというと恋愛結婚に多い。
お見合いの場合は逆に、結婚がゴールで出会うわけですから、勢いで結婚にはなりにくい。
もちろん、お見合い結婚だって離婚はあります。
でも、何年も現場を見てきた肌感覚として、少ない傾向にあると感じています。
これは私がそう信じたいからではなく、相談を受ける中で繰り返し目にしてきた事実です。
結婚前に見極めるべき「相手の本性」
では、出会い方に関係なく、結婚前に見極めるべきものは何か?
- DVやモラハラなどの問題
- 金銭感覚の違い
- 生活スタイルの違い
これが、結婚前に知っておくべき相手の本性です。
これ以外のことは、結婚した後に多少起きてもなんとか耐えていけるでしょう。
料理がまずい、寝相が悪い、休日の過ごし方が合わない──そのあたりは折り合いがつく。
でも、暴力やモラハラ、お金に対する根本的な価値観の違いは、結婚後に「なんとかなる」ものではありません。
対策はシンプルです。恋愛結婚なら、同棲をしましょう。
半年くらい同棲すれば、だいたいのことは見えてきます。
何も問題なければ、結婚を真剣に考えてもいいのではないでしょうか?
問題はお見合い結婚の場合です。
お見合いの場合には同棲が禁止されているので、ほぼ無理でしょう。
結婚後の失敗を避けたいお見合いの方には、旅行をおすすめします。旅行が認められている結婚相談所を探してみてください。
なぜ旅行かというと、日常の短い時間では取り繕えるものが、旅先では自然と崩れるからです。
- 移動中のストレス耐性
- お金の使い方
- 予定通りにいかないときの態度
一泊二日でいい。
トラブルが一つも起きない旅行のほうが、むしろ珍しいですから。
同棲ほど露骨に本性があらわれることはありませんが、かなりいろいろなことを知ることができると思います。
まとめ|お見合いも、立派な恋愛結婚です
冒頭で「理想的で素晴らしい」と書きました。
恋愛結婚を否定したいわけではありません。

好きな人と結婚したいという気持ちは、否定しようがない。
恋愛結婚とお見合い結婚を「正解」と「妥協」に分けてしまうのはもったいない。出会い方が違うだけで、結婚後に幸せになれるかどうかは別の話です。
大事なのは、自分に合った方法で、結婚後も一緒にいられる相手を見つけること。
恋愛にこだわりすぎて苦しいなら、お見合いという選択肢を持ってみてください。
肩の力を抜いて、失敗してもいいくらいの気構えで。
あなたの結婚を「恋愛結婚」にできるかどうかは、出会い方ではなく、これからのあなた次第です。






