婚活で『結婚してもいい相手かな?』と思った時にイメージしてほしいこと
婚活で「結婚してもいい相手か」と迷ったときに、私がたどり着いた答え
婚活で「好きだけど、この人と結婚していいのかな?」と何度も自問自答した経験、ありませんか?
年収、職業、相性、価値観——条件は悪くない。

でも踏み切れない。
そんなモヤモヤを抱えている方は、本当に多いんです。
実は、その答えはたった1つのことを想像するだけで見えてきます。
私自身、これまで「結婚の決め手はここに注目しろ!」とか「この●つのポイントが……」とか、そういったハウツーをさんざん発信してきました。
でも最近、改めて気づいたことがあったんです。
結婚相手を見極める方法って、めっちゃシンプルでした。
それは、たった1つのことを想像するだけ。
——最悪の状況です。
「結婚を考えるなら、ポジティブなことを思い浮かべるべきでは?」と思う方もいるでしょう。
私もそう信じていた時期があります。でも違ったんです。
なぜ最悪を想像する必要があるのか?
それは、うまくいっている時には絶対に見えないものがあるからなんですね。
結婚相手の見極め方は、うまくいっている時には見えない
私が長年見てきて、心から思うことがあります。
人間って悪い時こそ、人が離れていく。本性が現れるものだから。

これは理屈で言っているのではなくて、自分や周りの人生を見てきて、何度も確認してきた感覚です。
順調なときは、人は誰にでも優しくできるんですよ。
仕事が回って、機嫌よく過ごしている時期は、みんな笑顔で側にいてくれる。
問題は、悪い時です。
借金を抱えてしまったとき、トラブルに巻き込まれてしまったとき。
10人いれば、何人かは、相手が大変になった瞬間に距離を取ります。
悪気があるというより、自分の生活を守ることで精一杯になるんです。
私の知人にも、ある時期、事業の資金繰りで苦しくなった人がいました。
羽振りのいい頃にはあれだけ周りにいた人たちが、資金援助の話が出た瞬間、連絡が途絶えていく。
「忙しい」「最近予定が合わない」と。あの光景は、いまでも忘れられません。
友人関係ですら、こうなるんです。
まして、簡単には逃げ場のない夫婦という関係なら——これは結婚生活でも、まったく同じだと思っています。
結婚当初は誰もが羨むラブラブ夫婦だったのに、夫の事業失敗を機に家庭環境が悪化する……。
どちらかの両親に介護が必要となった瞬間、家族の関係がギクシャクしはじめる……。
こういう話を耳にしませんか?
「いやいや、そんなことがあったら、そりゃギクシャクするだろう」というのが、多くの方の本音だと思います。
でも、結婚式では「病めるときも貧しいときも真心を尽くす」と誓うわけです。
誓った時点では、誰だって「もちろん」と思っているはずなんですよ。
ただ、婚活の現場で見ていると、この言葉を本当に想像できている人は多くありません。
「好き」「条件が合う」「一緒にいて楽しい」までは、みんな一生懸命考える。
でも、「この人が弱った時、自分はどうするか」までは、なかなか見にいかないんです。
これは責めているのではありません。
そこは、誰にとっても見えにくい場所なんです。
だからこそ、見ないまま結婚して、いざ困難が来たときに足元をすくわれてしまう。
いいことだけを共有できる関係は、いいときだけのもの。いいことも悪いことも、ともに励まし、助け合える関係こそ、夫婦なのです。
これが、私が長年たどり着いてきた結論です。
とはいえ「悪い時を見なさい」と言われても、抽象的すぎますよね。
だから具体的に、最悪の生活を一緒に想像してみてほしいんです。
この人と結婚していいのか迷ったら、最悪の生活を一緒に想像してみる
今の彼(彼女)と結婚してもいいのかわからないんです
こんな悩みで話題にあがるのが……

- 年収や職業のこと
- 義実家との関係
- 自分のキャリアと家族計画
などなど。
とくに経済的な不安を抱いている人が多いですね。
「夫の会社が安月給で、生活できるか不安」「これから独立を考えているみたいで、大丈夫かしら?」
こうした声を、私は何度も聞いてきました。
たしかに、生活をするうえでお金の問題は軽視できません。
余裕があればあるほどいいに決まっています。
しかし、職業や収入って、永久に保証されるものではありません。
結婚当時は高年収だったのに、会社が倒産したら……?
逆に結婚当時は貧しかったけれど、どちらかが一発逆転を決めることもあるでしょう。
そういうふうに考えると、やはり注目すべきは『悪い時』なんですよ。
最悪を、一場面として想像してみる
ここからが本題です。
最悪を、リストではなく一場面として想像してみてください。
たとえば、夫が突然働けなくなった朝。
前の晩まで普通に話していた相手が、ベッドから起き上がれなくなっている。
あなたはどんな顔をして、その人に「おはよう」と声をかけるだろうか?
たとえば、親の介護が始まった夜。
仕事を終えて疲れて帰ってきたあなたと、同じく疲れた顔の相手が、明日のシフトをどう組むかを話し合う。
その会話は、温度のある会話になるだろうか?
子どもがなかなかできずに、検査結果に二人で押し黙る診察室。
あるいは大きくなった子どもが部屋から出てこなくなって、ドア越しに声をかける夜。
言葉にすると、こういう場面です。
- 夫が病気になって働けなくなったとき
- 自分が病で倒れたとき
- お互いの両親が倒れて、介護の問題が出てきたとき
- 子供ができなくて悩んだとき
- 子供が引きこもりになったとき
- どちらかが浮気したとき。でも、やり直したいと思っているとき
最後の「浮気」まで入れると、重く感じる方もいると思います。
でも、ここで聞いているのは「全部を今すぐ背負えるか」ではないんです。
「その時に、この人と一緒に向き合おうと思えるか」を見てほしい。
それだけです。
結婚後の人生では、あらゆるステージで困難が待っています。
その困難で辛くなり、関係がおかしくなっていく。
一人で抱え込んで孤独になるから、辛くなるんです。
想像した時に、隣にいるその人は、あなたの方を向いてくれそうですか?
あなたは、その人の手を握り返してあげようと思えますか?
「いや、無理……」と感じるなら、どんなに経済的に安定したお相手でも、その関係は困難の前で続かないと、私は思います。
逆に、「それでも2人で乗り越えるんだ」とお互いが思えるなら、その2人にはきっと、いい方向へ進む力があります。
結婚前の不安は、相手の「過去の話」を聞くと見えてくる
最悪な状況を設定するのは、とても簡単です。
でも、最悪な状況で相手がどう行動するかをイメージするのは、結構むずかしいですよね。

そのためには、相手のことをよく知る必要があるんですよ。
なので日頃から、相手の行動はしっかりと観察しておきましょう。
一緒にいるときの行動も大事ですが、結構おすすめなのは、過去の話を聞くことです。
最悪な状況とまでは言いませんが、例えばこんなケース。
- 自分がピンチ(お金や仕事)になった時の話
- 友達にお金を貸してと言われた時の話
- 友人が終電を逃した時の話
- 人の恋愛相談にのった話
- 親族が亡くなった時の話
こういう話には、その人の”弱った人への距離感”が出ます。
正論を言う人なのか、逃げる人なのか、黙って横にいられる人なのか。
そこを見るための質問なんですよ。
たとえば、友達にお金を貸してと言われた話。
即決で貸した人なのか、貸す前に理由を聞いた人なのか、断った人なのか。
それぞれに、その人なりの理屈があったはずです。
その理屈を聞けば、お金が絡んだ場面でこの人がどう動くか、なんとなく見えてくる。
親族が亡くなった時の話なら、悲しみをどう表現したか、誰に連絡を取ったか、葬儀でどう振る舞ったか。
そこには、その人が「身近な人を失う」という出来事をどう処理する人なのかが、にじんで出ています。
これらのケースで、相手がどんな感情になり、どんな行動をとったのかを聞いておくと、だいたい相手の性格などは分かるものです。
婚活中のデートでも、これくらいの話なら自然に聞けるはずです。
「重い話」にしないコツは、自分の話から始めること。
私さ、前にこういうことがあって……あなたはこういう経験ある?
こう切り出せば、探っている感じはまったく出ません。
お互いを知ろうとする、自然な会話になります。
その情報を最悪な状況に変換してみれば、リアルなイメージが描けるようになります。
相手のことを良く知るのは、最悪な状況をイメージするため以外にも、婚活ではとても大事なこと。
ここまで来ると、結婚相手選びで本当に大切な「価値観」の正体が、見えてきます。
結婚相手の価値観とは「助け合えるかどうか」だと私は思う
結婚相手に求める条件って、人それぞれあると思うんです。
性格、ルックス、年収、価値観の一致——挙げ始めればキリがありません。

しかし、離婚原因をみると、多くのご夫婦が「価値観の不一致」を理由に離婚しています。
となると、いちばん重要なのは価値観なんですよね。
ただ、ここからが私の解釈です。
私は、この「価値観の不一致」のなかに、「助け合える関係になれなかった」「支えたいと思えなくなってしまった」というニュアンスも含まれていると思います。
価値観の不一致って、外食の好みとか、休日の過ごし方とか、そういうレベルの話じゃないんですよ。
「困った時に、この人は私の側に立ってくれるのか」という、もっと根っこの感覚のことだと、私は理解しています。
だからこそ、年収や条件だけではなく、最悪の時にこの人と同じ方向を向けるかを見てほしい。
記事の最初からずっとお伝えしているのは、結局この一点なんです。
実は私、結婚観で影響を受けた一冊があるんです。
長谷部誠『心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣』
元日本代表キャプテンの彼が書いた本で、その中に「最悪なケースを常に想定する」という考えが刻み込まれています。
長谷部選手は、最悪を想定するのは、怯えたり失敗をイメージしたりすることではないと言うんです。
**何が起きてもそれを受け止める。
受け止める覚悟があるから、決心を固められる。
** そういう信念だと。
これを読んだとき、私は、結婚もまったく同じだと思ったんです。
サッカーで本当に強いチームは、調子がいい時間帯ではなく、苦しい時間帯に崩れない。
楽しい時に合う人ではなく、苦しい時間帯に同じ方向を向ける人かどうか。
そこが、夫婦でも勝負どころなんですよね。
「最悪なケースがもしあることが分かっていても、この人だったら大丈夫と思える」——そう思えるなら、その人でいいんじゃないか。
条件をどれだけ並べても出てこない答えが、ここに静かに置いてあるような気がするんですよね。
まとめ|婚活で結婚してもいい相手は、山も谷も一緒に越えられる人
結婚相手を選ぶというのは、完璧な人を探すことではありません。
最悪があっても向き合える人を選ぶことなんです。

- 迷ったら、最悪の生活を一場面として一緒に想像してみる
- その時、隣にいてほしい顔が浮かぶか。自分もその人を支えたいと思えるか
- 相手の過去の話を聞くと、弱った人への距離感が見えてくる
- 「価値観の不一致」の正体は、助け合えなくなったということ
- 苦しい時間帯に同じ方向を向ける人かどうか——そこに答えがある
お互いが支え合えると思うなら、私はそのお相手と結婚することをおすすめします。
条件で迷っている自分から、覚悟で選ぶ自分へ。
その一歩を、踏み出してほしいなと思います。
最悪を一緒に想像できる相手こそ、山も谷も越えていけます。
迷っているなら、ぜひ一度、頭のなかで最悪の生活を想像して、その隣にこの人がいてくれるかを確かめてみてくださいね。






