【婚活あるある】離婚は遺伝する!?育った環境と離婚遺伝子は内面磨きで解決!
「離婚は遺伝する」と言われる本当の意味
親が離婚しているだけで、自分まで「結婚に向いていない人」のように見られる気がする。
相手にそれを知られたら不利になるんじゃないか。

結婚しても、自分も同じ道をたどるんじゃないか——そんな不安を抱えたまま、検索窓に「離婚 遺伝」と打ち込んだ方も多いと思います。
結論からお伝えします。離婚そのものは遺伝しません。
ただし、親の離婚を間近で見てきた人が、結婚を怖がりやすくなることはあります。
この記事では、研究で語られる離婚遺伝子の話と、岡田が現場で見てきた「本当に効いているもの」の両方を、煽らずにお伝えします。
両親が離婚している方、そして相手の両親が離婚している方の助けになれば幸いです。
確かなことは誰にも分かりません
はじめに言っておきますが、確かなことは誰にも分かりません。
たとえ離婚した人の中に、親も離婚している人が多かったとしても、それで「離婚は遺伝する」と決まるわけではありません。
離婚は相手があってのことで、自分一人の遺伝だけで完結する出来事ではないからです。
あくまで可能性。それ以上ではない。
ここを最初に押さえておきたいのです。
ただ、不安になる気持ちはすごく分かります。
私も相談所で、これまで何度も聞いてきました。
親が離婚しているから、自分も同じようになるんでしょうか
登録の前に、ぽつりと話される方が本当に一定数いるのです。
正直に言えば、親の離婚を見てきた人が結婚を怖がりやすい面はあります。
けれど、怖がることと、不利になることは別の話です。怖さの正体を分解できれば、対策は立てられます。
両親が離婚している方や、結婚相手の両親が離婚している方の助けになればと思って、この記事を書いています。
とはいえ、親子で離婚が続いている例を見ると、やはり気になりますよね。
まずはそこから入っていきます。
親子で離婚が続くケースは、本当にあるのか
ワイドショーで盛り上がるのは、悲しいことに浮気や離婚です。
では、親子で離婚している芸能人はどれくらいいるのか、少し具体的に見てみましょう。

もちろん、ここで有名人の噂話をしたいわけではありません。
見たいのは、家庭で見てきた夫婦像や人間関係の癖が、次の世代に影響することがあるのかどうかです。
石田純一さん親子、宇多田ヒカルさん母娘
石田純一さんは2度離婚していて、いしだ壱成さんも2度離婚しています。
プレイボーイ一家として知られているお二人ですね。
宇多田ヒカルさんは2度離婚していて、母の藤圭子さんはなんと7度も離婚しています。
かなり多い回数ではあります。
母が7度なら、宇多田ヒカルさんの2度はなんとか抑えた方かもしれません。
貴乃花さんの家系は四世代にわたる事例
貴乃花さんの家系も、四世代にわたって離婚が続いた事例としてよく語られます。
2代目貴乃花さん、父の初代貴乃花さん、兄の花田優一さん、そして2代目貴乃花さんの息子さん——三世代どころか四世代目に入っています。
もちろん、これだけで遺伝だと決めつけることはできません。
ただ、家庭の空気や夫婦観が、次の世代に影響することはあると思います。
親の夫婦観や人間関係の癖が、子供にも引き継がれているように見える事例があるのも事実です。
芸能人の話を、そのまま自分に当てはめなくていい
ただ、芸能人の話をそのまま一般の婚活に当てはめる必要はありません。
芸能人は人前に出る仕事で、そもそも結婚生活に強い負荷がかかります。
事例は事例として観察するけれど、これを根拠に「あなたも離婚する」と結論づけるのは飛躍しすぎです。
大事なのは、有名人も一般の人も、家庭で見てきた夫婦像の影響を受けることがある、という点です。では、なぜ親子で離婚が続くケースがあるのか。よく言われる「離婚遺伝子」の話から、順に見ていきましょう。
離婚遺伝子より、性格と環境のほうがずっと強く効く
難しい研究の話をすると、ホルモンや遺伝子が一夫一妻の傾向に関係するという説もあります。
スウェーデンのカロリンスカ研究所などによる論文も発表されていて、ハタネズミが一夫一妻を保つかどうかに影響していると考えられているそうです。

でも、婚活の現場で見ていると、そこを気にしすぎてもあまり意味がありません。
まだハッキリしていないにもかかわらず、ジャーナリストたちは「離婚遺伝子」という言葉に飛びついて、「結婚する前に夫の遺伝子を調べよう」とまで言い出しているくらいです。
まあ、なんとなく納得してしまう感じもありますが、我慢強いかどうかだけでなく、捨てられるパターンも離婚にはあるので、何とも言えません。
遺伝子による影響は、とりあえず気にしないようにしましょう。仮に影響があるとしても、それだけで人生が決まるわけではありません。生活してきた家庭が温かい家庭だったり、本人が自分の考え方や行動を見直していれば、離婚遺伝子をもっていても何も問題はありません。
大事なのは、親が離婚したかどうかより、自分が同じパターンを繰り返さない意識を持てるかです。遺伝子そのものより、性格と育った環境のほうが、結婚にはずっと強く効いてきます。
これは結婚相談所の現場で何度も見てきました。
最も気になるポイントは、「性格」が遺伝していることです。
もしも、離婚の原因を作った方の親、もしかしたら両方の親と性格が似ているのであれば、少し気にした方がいいかもしれません。
性格と思考回路は連動するので、離婚しやすい方向に自分を導いてしまうことがあるのです。
具体的にどう効くのか、観察してきたパターンをそのまま並べます。
離婚が、生活の風景として染みついている
両親が離婚していると、シングルで育てられて、たまに片方の親に会うというリズムを繰り返しますよね。
これは、確実に離婚というものが生活に染みついてしまいます。
本人の中で、結婚というものに対して「壊れることもあるもの」という前提が、無自覚に組み込まれてしまうのです。
そして、ものすごく小さい頃に両親が離婚していても、これは同じです。
物心つく前だから影響はない
と思っている方も多いのですが、現場で見ているかぎり、そうとも言えません。
物心つく前の状態が、その人にとっての「普通」になるからです。
ある程度成長してからの離婚は、もっと重く残る
両親の離婚が小さい頃ではなく、ある程度成長してからだと、なおさらきつくなります。
暴力などの特別な理由がないかぎり、子供は両親のことを愛しています。
それなのに、ある日から一人いなくなるわけです。
それを10歳、15歳で経験した方は、結婚相談所に来られたときも、まだその傷を引きずっておられることがあります。
傷が残っていること自体が悪いわけではありません。
問題なのは、その傷に気づかないまま、結婚後の不安や怒りとして相手にぶつけてしまうことです。
喧嘩する両親しか見てこなかった
これも大きいです。
当たり前のように喧嘩ばかりしている両親を見ていると、それを修復する流れを学習しません。
- 仲直りの仕方
- 譲り合いのタイミング
- 感情がぶつかった後の戻し方
そういう「関係の直し方」を、家庭内で見ていないのです。
そうすると、結婚して何か問題が起きたときにそのまま放置したり、嫌になったら離婚を切り出してしまう。
話し合いが選択肢として手元にないから、放置か別れの二択になりがちなのです。
親に相談しても、響くアドバイスが返ってこない
結婚後の悩みを両親に相談しても、内容によっては現実的な解決につながりにくいことがあります。
なぜなら、親自身の経験や感情に、アドバイスが引っ張られることがあるからです。
「うまくいかせた経験」よりも、「うまくいかなかった記憶」から出てくる言葉は、どうしても偏ることがあります。
それどころか、もしかしたら離婚をすすめてくる可能性すらあります。
これは脅しではなく、現場で実際に何度か聞いた話です。
お母さんに話したら、あんな男なら別れちゃいなさいって言われて
と、相談に来られた方がいたのです。
もちろん、離婚した親の意見がすべてダメだと言いたいわけではありません。
ただ、結婚生活を続けたいなら、相談先は慎重に選んだ方がいい。
ここはかなり大事です。
ここまで読んで、怖くなった方もいるかもしれません。
でも、見えたクセは直せます。次で、具体的にチェックしていきましょう。
連鎖を断ち切るための、具体的な思考のクセ直し
率直に言うと、過去そのものを変えることはできません。
遺伝も、育ってきた環境も、もう変えられません。

子供は生まれてくる親を選ぶこともできません。
でも、これからの反応の仕方は変えられます。ここが救いです。
では、どうするか。
内面を磨く、というより、自分が衝突したときにどう反応するかを点検することです。
精神論に聞こえるかもしれませんが、見るべきポイントは具体的に絞れます。
今日から自己点検できる4項目に分けてみました。
- 喧嘩したとき、黙る・逃げる・即「別れ」を考えるクセはないか
- 不安になったとき、相手を試す行動をしていないか
- 結婚後の悩みを、まだ親に相談しようとしていないか
- 相手選びで、刺激(ビビっとくる感覚)を相性より優先していないか
1. 衝突したとき、対話より回避を選んでいないか
衝突が起きた瞬間に、対話ではなく回避を選んでいないかどうか。
黙り込む、その場を離れる、頭の中で別れの段取りを始める——どれも「関係を直す」とは反対方向の動きです。
トラブルがあったときに、解決後の景色ではなく、別れた後の生活を先に思い浮かべているなら、それは黄色信号です。喧嘩のたびに別れを想像していると、本当にそこに近づいていきます。
2. 不安になったとき、相手を試す行動をしていないか
連絡を返さない、わざと冷たくする、嫉妬させる発言をする。
離婚を見て育った方は、不安が高まったときに「相手の本気度を確かめたい」衝動を持ちやすいのです。
これは性格が悪いからではありません。
見捨てられる不安が強く出たときに、つい起きやすい反応です。
けれど、相手を試す行動は、相手を疲れさせるだけです。
不安をぶつける前に、「私は今、確認したいんだな」と気づけるだけでも、関係はかなり変わります。
3. 結婚後の悩みを、まだ親に相談しようとしていないか
頼る相手として親を選ぶ習慣を、結婚後まで持ち越さないこと。
すでにお伝えしたように、親の意見だけで判断すると、親自身の経験や感情に引っ張られることがあります。
相談先は、結婚生活を続けてきた人や、第三者の専門家のほうが効きます。
4. 刺激の強さで、相手を選んでいないか
恋愛のドキドキだけで選ばないことです。
見た目でビビっときた相手を選んでしまうと、お互いの相性が良いとはかぎらないので、喧嘩や問題が絶えなくなる可能性もあります。
刺激が強い相手は魅力的に見えますが、結婚生活で本当に大事なのは、派手なときめきよりも、不機嫌な日でも話し合いに戻ってこられる安心感です。
そして、親の離婚を見てきた人ほど見るべきなのは、「価値観が合うかどうか」より、もう一歩踏み込んだところです。
相手が不機嫌になったときの態度を見てください。
黙り込むのか、怒鳴るのか、話し合いに戻ってこられるのか。
- 喧嘩した後に戻ってこられる人
- 不機嫌で支配しない人
- 話し合いから逃げない人
結婚生活では、ここがかなり大事です。
そもそも、「遺伝=離婚」なわけじゃありません。引き継いでいるのは性格の傾向と思考の癖で、癖は意識すれば変えられます。逆に言えば、内面を磨けば、両親が離婚していても関係ないということです。
クセを直す覚悟ができたら、次に気になるのが「婚活相手にどう伝えるか」ですよね。
親の離婚を、婚活相手にどう伝えるか
最後になりますが、よく結婚相談所で聞かれることをお伝えしておきます。
親が離婚していること、相手にいつ言えばいいんでしょうか?

という質問です。
最初から重く話す必要はありません。
お見合いの初対面で深刻に切り出すと、相手も身構えてしまいます。
家族構成の話が自然に出たとき、または関係が少し進んで結婚観を話す段階で十分です。
両親は離婚しています
と事実だけ伝えればいいのです。
伝えるなら、事実プラス自分の結婚観をセットにすると、印象が変わります。
たとえばこんな言い方です。
両親は離婚しています。だからこそ、私は結婚した後に問題を放置しないことを大事にしたいと思っています
事実だけだとネガティブに響きやすい情報も、自分がそこから何を学んだかを添えると、結婚観の表明に変わります。
むしろ、
この人は自分の家族について、ちゃんと向き合って考えている
と伝わるのです。
それでも、もし相手がそれを理由に見下したり、関係を切ってきたとしたら——というか、もしもそんなことを言ってくる相手だったら、結婚しなくていいと思いますよ。
少なくとも、無理にその相手に合わせて自分を小さく見せる必要はありません。
離婚にはいろいろなケースがあります。
- 仕事の都合
- 親族同士の関係
- 相続問題
だって絡みます。
それを一括りに「離婚家庭」として下に見てくる感性の人と、長く暮らせるとは思えないのです。
だって見るべきは「あなた」であって、ご両親ではありませんからね。
婚活で出会う相手にも、それを求めていい立場にあります。
もう一つ、遺伝子が気になる人向けの選択肢にも、軽く触れておきます。
DNA婚活は使える?冷静に見た位置づけ
遺伝子が気になるのなら、遺伝子で解決するという発想で「DNA婚活」というサービスもあります。
一応、紹介しておきます。

ただし、これは補助的な選択肢であって、この記事の本題ではありません。
DNA婚活は、二つの要素からマッチングします。
- 社会学的要素(通常の婚活マッチング)……年齢・外見・年収・趣味など
- 生物学的要素(DNAマッチング)……遺伝子(HLA遺伝子)
つまり、「遺伝子的に合っている人の中から、さらに相手を探す」、つまり「普通の婚活より、最適な人と出会える」ということになります。
遺伝子検査によって、妊娠や相性に関する観点を参考情報として見るサービスもあります。
まあ、なんとなく納得してしまう感じもありますが、正直、遺伝子が合っていても、喧嘩したときに逃げ癖が出たら意味がないんですよね。
私の相談所でも、
相性はいいはずなのに、話し合いができない
という相談は意外とあります。
遺伝子の相性が良くても、結婚生活を続ける力は別物です。
話し合える関係を築けるか、問題が起きたときに踏みとどまれるか——ここを鍛えないままDNAだけで選んでも、根っこの不安は消えません。
選択肢として知っておくのはいいけれど、本筋はやはり自分のクセ直しです。
ここまでお伝えしてきたことを、最後にもう一度はっきりさせます。
親の離婚は、あなたの婚活を不利にしない
もしも離婚に遺伝が関係していようとも、「親が離婚しているから結婚できない」なんてことはありません。親の離婚はあなたの結婚とは別物です。
親の離婚は、あなたの婚活を不利にはしません。

むしろ、結婚生活で何が崩れやすいのかを早く知っている分、危機感を持てる強みにもなり得ます。
「うまくいって当たり前」と思っている人より、何が壊しうるかを肌で知っている。
これは婚活においては、見逃せない強みです。
子供は両親を選べません。離婚に子供の責任はありません。もしも親の離婚を気にしたことがある人は、それを自分の価値を下げる材料にする必要はありません。
親の結婚は、あなたの未来を決めるものではありません
でも、あなたが無意識に受け継いでいる考え方に気づくきっかけにはなります。
そこに気づけた人は、ちゃんと違う結婚を選べます。
自分の未来に自信が持てなくなっても、離婚が怖くても、結婚したいのであれば、婚活にチャレンジするべきです。
怖さは、踏み出してから少しずつ薄れていくものです。
親の離婚を言い訳にする必要はありません。
同時に、自分を低く見積もる必要もありません。
まずは、自分が衝突したときにどうするのか。
- 黙るのか
- 責めるのか
- 逃げるのか
それを一つだけ観察してみてください。
親の離婚を受け継ぐ必要はありません。受け継いでしまった反応のクセに気づいた瞬間から、あなたは違う結婚を選び始めています。





