結婚相談所の直接紹介は信用してはいけない
「月に何人紹介します」に惹かれた瞬間、成婚は遠のき始める
もしあなたが「月に何人紹介してくれるか」を基準に結婚相談所を選ぼうとしているなら、その時点でかなり危ない選び方をしているかもしれない。
- 「月に何人紹介します」
- 「あなたに合う方を直接ご紹介します」
- 「相性のいい異性をマッチングします」

この3つの言葉のどれかに惹かれて契約を決めようとしているなら、少しだけ立ち止まってほしい。
私は結婚相談所の内情について、かなり深く見てきた自負があります。
47社以上を実際に見て回り、現役のカウンセラーたちから本音を聞き続けてきた。
徹底調査をしたのは間違いないと思っているので、紹介制度の何が危ないのか、本当のところを言いますね。
先に言っておくと、紹介そのものを全否定したいわけではありません。紹介で良いご縁につながることも、もちろんある。ただ、紹介サービスを主軸にして相談所を選ぶと、成婚はかなり遠のきやすくなる。
これは私の個人的な感想ではなく、10年以上現役で運営しているカウンセラー3人と直接話して、彼ら自身が認めた現場の実感だ。
「親切で良さそうだから」という理由で紹介サービスを売りにする相談所を選んでしまうと、入った瞬間に婚活の歯車が逆回転を始めることがある。
今日はそのカラクリを、業界の人間がほとんど口にしない部分まで踏み込んで話していく。
紹介されても、お見合いが成立するとは限らない
まず、多くの人が誤解していることから整理させてほしい。
「紹介されました」と言われた瞬間、頭の中で「お見合いができる」と変換していないだろうか?

実は、ここから違う。
紹介って聞くと、なんだかプロが自分にぴったりの人を選んでくれる気がするでしょう。
その気持ちはわかる。
自分で探すより、プロが選んでくれる方が安心に思えるし、「紹介」という言葉にはどこか特別感がある。
でも現場を見てきた感覚で言うと、そこに過度な期待を置きすぎるのは危ないんです。
特にハイクラスの相談所に多いのだけど、年収1000万円以上で、背が高くて、シュッとしたイケメン――そういう「条件の良い男性とお見合いしませんか?」という紹介が来る。
「いいな、ぜひお願いします」と申し込んだ後、向こうがOKしてくれるかどうかは決まっていない。
紹介というのは、つまりこういうことだ。すごく条件の良い人をピックアップして、
この人に申し込みをしても断られるかもしれないけれど、この人はとても素敵だから、申し込みしてみませんか?
と勧める。これが紹介なんです。
それを“確実な出会い”だと思って期待するなら、ほとんど役に立たない。
紹介してくれた人に何度も何度も申し込みをしても、全部断られる。
お見合いにすらならない。そういうパターンがすごく多い。
「紹介してもらった=出会いに近づいた」と感じてしまうと、現実とのギャップで疲弊するだけだ。
そしてもうひとつ、知っておいてほしい裏側がある。
条件の良い人を紹介された時こそ、
なぜその人がまだ紹介枠に残っているのか?
と問わないといけない。
本当に条件の良い人なら、登録した瞬間から相手の方から申し込みが殺到していて、あえて紹介に回す必要なんてない。
それと、相談所の運営側からすると、既にいい感じになっているカップルだったら、それ以上迷わせないのが普通なんだ。
真剣交際になりそうなところに新しい人を紹介することは、ほとんどやらない。
つまり、紹介枠に出てくる人は、構造的に「まだお見合いが組めていない人」が多くなる。
これは制度の話。
ここからは、現場のカウンセラー本人たちが実際に何を語ったか、私が直接聞いた話に入る。
10年運営のカウンセラー3人が「自社内で成婚した組はほぼゼロ」と認めた話
この前、私のよく知っているカウンセラーさん3人と私とで話をした時に、この紹介制度について熱く語った。
その3人はみんな、

- 10年以上結婚相談所を運営している
- 会員数も100名以上
- 毎年しっかり成婚を出しているところのトップだ
「実績あるベテラン」と呼んで差し支えない人たち。
その3人が、口を揃えてこう言った。
自社内で成婚退会した組は、10年やってきてほぼゼロ
少なくとも、私が直接聞いたその人たちの現場感では、自分の相談所の会員同士で成婚した組は、体感としてほぼないに近い、と。
最初に聞いた時、私も少し耳を疑った。
自社内で紹介とかしないのですか?
と聞くと、「たまにするよ」と言う。
けれど、3人ともこう言った。
自分のところで紹介するよりも、検索で何万人の中から探している人の方が、絶対に自分の好みの人と出会える、と。
現役のプロが、自社の紹介より連盟全体の検索の方が信用できる、と認めている。
これ、よく考えると相当な発言です。
カウンセラーが「紹介が怖い」と言った本当の理由
そして、彼らがもうひとつ心配していたのが「フィルター」の問題。
実は、カウンセラーは個別紹介をすることによって、危惧していることがある。
自分が紹介することで、変なフィルターをかけてしまうのではないか、ということをすごく心配している。
「この人が紹介してくれるなら、良い人だろうな」って、やっぱり思ってしまうでしょう。
会員さんとカウンセラーの信頼関係が深ければ深いほど、このフィルターは強くかかる。
そしてフィルターがかかった状態でお見合いに行くと、自分の素直な感覚が鈍ってしまう。
なぜ怖いんですか?
と聞いたら、3人はこう言った。
会員さんの本当の本当の正体はわからないから。
会員さんは多分いい人だと思う。
可愛いし、頑張っているし、性格もいいと思っている。
けれど、本当の本当の正体、男と女としての正体、本当に生活を一緒にする時の正体まではわからない――そう言われた時、私は背筋が伸びた。
だって、すごくいい人だなと思ってサポートしていても、退会した後にクレーマーになる人もやっぱりいるらしい。
この人はいい人だなと思って成婚退会した後に離婚する話もあるし、成婚前に別れる話もよくある。
理由を聞くと、
- 「この人にこんなところがあったんだ」
- 「あの人はこんなにケチだったんだ」
- 「この人の家はこんなに複雑だったんだ」
- 「この人の家庭への感覚は全然結婚に向いていない」
そういう話が、やっぱり出てくる。
カウンセラーが紹介すれば、その縁の責任の一端を負うことになる。
でも、人の本当の正体までは見抜けない。だから、3人は最後にこう言い切った。
安易に自社紹介をする相談所って、無責任に見えることがあると思う!
3人が3人とも、これを言った。
プロが本気でそう思っているということは、ここに書き残しておきたい。
だから、紹介を待つ婚活は危ない。これは私の感想ではなく、現場の人間が現場で出した結論です。
紹介を「待つ姿勢」そのものが、婚活を「余り物同士の出会い」に堕とす
ここまでで「紹介制度の構造的な弱さ」と「現場の本音」は伝わったと思う。
次は、その紹介に頼ろうとしている自分自身の姿勢の話をしたい。

耳が痛いかもしれないけれど、避けて通れないところだ。
結婚相談所に入ってもなかなか結婚が決まらない人の典型的なタイプは、自分から申し込みをしない人。
これは、47社見てきた肌感としても、現場のカウンセラーから何度も聞いた話としても一致している。
待ちたくなる気持ちはわかる。でも、待っているだけの人は、結婚が思いっきり遅れます。
断られるのは怖いし、自分から申し込んで傷つくくらいなら、誰かが良い人を連れてきてくれるのを待ちたい。
その気持ちは自然です。
けれど、婚活ではその「待ちたい気持ち」に流されるほど、時間だけが過ぎていく。
最初の入会前に、
あっ、この人は結婚できそうだな、成婚しそうだな、幸せになりそうだな
とカウンセラーが予想したのに、その予想が外れることはある。
けれど、ほとんど申し込みをしない、能動的に動かない人が結婚しにくいという予想は、ほとんど外れない。
紹介枠に回される人にも「紹介される理由」がある
待っていたら、誰かが良い人を運んできてくれる。
そう思いたくなる気持ちはわかる。
でも現場では、紹介される人にも“紹介される理由”があるんです。
自社内紹介をする時というのは、あまりお見合いできない人や、あまりうまくいかない人が紹介に回されることが多い。
お見合いが組める人、検索でちゃんと相手を見つけられる人は、わざわざ紹介枠に乗せる必要がないからだ。
大手相談所がやる紹介サービスというのは、ほとんどの場合、活動が停滞している人、なかなかお見合いが組めていない人を紹介に回す側面がある。
さらに、そもそも会員数がすごく少ない相談所などは、自分でシステムを使わせずに「月に何人を紹介していきますので」という形をよく取る。
なぜか。
自分でログインさせたら、会員の希望する人が、その都道府県に20人しかいない、みたいなことが普通に起きるからだ。
会員に検索画面を見せたら「思ったより人がいない」とバレてしまう。
だから検索を使わせず、毎月決まった人数を紹介する形にして、会員数の少なさを覆い隠す。
これは小さな相談所が生き残るための運用の知恵でもあるけれど、入る側からすれば情報の非対称性そのものだ。
「動けてない人同士のお見合い」になっていく
つまりどういうことか。
紹介を待っているだけの会員と、紹介枠に回された会員。
この両者で組まれるお見合い――それはどう美しく言葉を飾っても、「動けていない人同士のマッチング」になりがちだということ。
もう一度言うけれど、紹介制度で紹介される人の中には、婚活がうまく進んでいない人がかなり多い。これは強く言えます。
婚活がうまくいっていない人と、婚活がうまくいっていない人が会う。
もちろん、それでうまくいく可能性もゼロではない。
でも、それ以外はそんなにうまくいかない。
そしてあなたが紹介を待つ側に回った瞬間、相手から見たあなたも「動けていない人」のカテゴリーに入ってしまう。
そうなると、成婚からかなり遠のきやすくなる。
少なくとも私は、そういう人を何度も見てきました。
これが、紹介を主軸にすると成婚から遠のく一番の理由。だって、素敵な人なら自分で申し込みもするし、自分で申し込みも受けるし、紹介してくれる人を待たなくても自分で相手を探す。それは恋愛でも結婚でも変わらない、人間の根本的な姿勢の問題だ。
紹介制度が機能する数少ない例外
ここまで散々否定してきたけれど、紹介がゼロ%機能しないかというと、そうではない。
例外は正直に話しておく。

すごく条件の厳しい人。例えば、
- 必ず同居しないといけない男性
- 介護の両親がいる女性
- お問い合わせ項目やプロフィールに書きにくい事情がある人
こういう人に対しては、カウンセラーが「この人しかいないかな」と思って紹介することもある。
条件交渉の余地がある相手を、プロの目で当てに行く形だ。
それと、長く担当してきた会員のことを深く理解しているカウンセラーが、
この組み合わせはハマるかも
と直感した時。
プロだから、そう思う瞬間があるのは事実。
そういう時だけ紹介してもらうことに頼ればいいのであって、自分からそれを当てにしないこと。
ただし、ここは絶対に外したくないので言わせてほしい。
自社紹介が幸せにならないってわけじゃないですよ。でもね、紹介で幸せになる人はたぶん、そもそも幸せになれるような人だったと思う。
紹介がなくても、その人たちは検索でも自分で相手を見つけて、結局は幸せになっていた可能性が高い。
紹介が幸せを連れてきたというより、その人自身に、幸せに辿り着く力があったのだと思う。
だからやるなら、自分で能動的に活動して、紹介というのはオマケくらいに思ってください。これが、47社見てきて、現役カウンセラーにも直接聞いてきた私の結論。
まとめ|紹介はオマケ。主役はあなたの「自分から動く力」
ここまで読んでくれたあなたに、無料相談で実際に使えるチェックリストを渡したい。
これを聞かれて渋る相談所は、要注意だと思っていい。

入会前に、こう聞いてみてほしい。
詰めるように聞く必要はありません。
無料相談の中で、確認事項として自然に聞けば大丈夫です。
- この相談所では、自社紹介でのお見合い成立率はどれくらいですか?
- 自社紹介から成婚に至る確率はどれくらいですか?
- 私の希望条件で、検索可能な会員数は何人いますか?
- 申し込みの上限や制限はありますか?
正直な相談所さんなら、これにちゃんと答えてくれます。逆にここを濁すなら、そこは少し慎重に見たほうがいいです。
ちなみに、自社紹介から成婚に至る確率は、私が直接聞いてきたカウンセラーさんたちの感覚では、10%は絶対にいないです。
私の感覚では、たぶん1%以下。
少なくともその人たちの現場感では、体感としてほぼないに近い。
この数字を提示できる相談所は、まず誠実だと言える。
選ぶ基準は、「月に何人紹介してくれるか」ではない。
「自分でちゃんと動ける環境があるか」だ。
- 検索可能な会員数
- 申し込みの自由度
- システムへのアクセスのしやすさ
- サポートの伴走力
自分からどんどんログインする回数と成婚する確率は、本当に比例する。
だから「自分の手で動ける環境」を持っている相談所を選んでほしい。
紹介サービスばかりを前面に出していて、検索環境や申し込みの自由度をきちんと説明しない相談所は、成婚率に不安があると私は見ています。
これは47社見て、カウンセラーにも直接聞いたうえで、私なりの責任の取り方として書いています。
紹介システムを推している相談所さんがこのサイトを見たら怒ると思うけれど、あまり「自社から紹介します」というサービスは推さないであげてほしいと思います。
相談所のカウンセラーがこれを見ていたら、
ああ、痛いところを突かれた
と思っているでしょう。
けれど、そう思った相談所こそ、紹介看板を下ろして、会員が自分で動ける環境作りに振り直してほしい。
それが結局、その相談所の成婚率を上げる一番の近道だから。
もちろん、現場ごとの反論があるなら聞いてみたいです。
結婚だから、恋愛だからこそ、自分から相手を幸せにしてあげようという想いがないと、結婚も恋愛も人間関係もうまくいかないんだ。
受け身で「合う人を持ってきてください」と待っている姿勢の延長線上に、幸せな結婚はない。
紹介はオマケ。
主役は、あなたが自分の手で相手を探し、申し込み、向き合っていく力。
紹介を待つより、今日から自分で一人に申し込む。その一歩が、結婚に近づく一番確かな動きです。明るく元気に、婚活を頑張りましょう。





