男性器を切り取ってまで愛されたかった女

【実話】男性器を切り取ってまで、愛されたかった女ちょっと趣向を変えて、男女の愛について考えてみる。

日本では有名な事件、スッゴイいびつな愛の形「阿部定事件」。

聞いたことあるかな。若い子は知らんやろな。阿部定事件とは、ちんこちょん切り事件のこと。

男性にとっては身がすくむなぁ!
日本中を騒がせたちんこちょん切り事件が起きたのは昭和11年のこと。
今から84年も前やな。
阿部定っていう名前の女性がな、愛人を殺害して男性器をちょんぎった上、それを持ち去り逃亡したという強烈な事件やねん。
衝撃やろ!!

俳優で阿部サダヲっているけど、この女性の名前から取ったらしい。

「ひゃーーーー、なんて卑劣な事件なんやろか」と感じるかもしれへんけど、当時はこの事件は、恐怖どころか、女性から共感や同情を得て、大衆の心を掴んだ背景もあるねん。

その証拠に阿部定事件はたびたび映画や漫画や小説のモデルになってる。

<阿部定の生い立ち>

阿部定は畳屋を営む家の末娘として誕生した。

それはそれは可愛い顔をしていたらしい。
踊りや三味線などの日本舞踊に明け暮れてて、10歳になるころには「おとなっぽい女性」になってん。

そんな阿部定の性への意識が歪む出来事が起きた。

15・6歳の頃、初体験をした。

昭和11年やから、当時でいったらかなり早熟やな。

でもこれが、男友達に無理矢理犯されたような形やったらしい。けしからんな、この男。

悪徳業者にパンチするミッキー岡田
この頃、女性はお嫁に行くまで潔白でおらなあかんって感じやったからな、幼い阿部定自身がな、とてもショックを受けて、学校を退学してしまったんや。

隠しても、処女やないことはお嫁にいくときにわかってしまうし、犯された事実を告白しても、噂が広まってお嫁に行かれへんくなる。昔の話やから今とは状況が違うのな。

どうせお嫁に行かれへんのなら、どうにでもなれ!

と思った阿部定は、この頃から人生が狂い始めた。

学校を退学したあとは、芸妓になり、そして22歳の頃には遊女となった。遊女っていうのは今でいう風俗嬢のことやな。

芸を売る仕事から、女性を商売とする仕事へ転身し、欲望渦巻く夜の世界へと身を委ねていったわけや。

【実話】男性器を切り取ってまで、愛されたかった女

その間も定は、彫刻家の肩書きを持っている男に4年間貢ぎながらいろんな店を渡り歩いたんやって。

当時の阿部定は今でいうセックス依存症のような状態やったらしい。

いろんな店に借金しては、男に貢いだり、別れたり、誰かの愛人になったり。そんなことを繰り返しててん。

途中で性病になったり精神的に不安定になったりな。今でいうメンヘラやな。

遊女として複数の男性と関係を持っていて、好きな人にも尽くした定やけど、心が満たされることはなかってん。

ほんまの意味でいい恋愛ができひんかった。

そんな阿部定が30歳の頃、市議会議員の男と出会った。

定と恋仲になったこの男は遊女をしている定を心から心配して、料亭の仲居の仕事を紹介したんや。ええ男やな。

阿部定はこれを機に、東京の料亭で働き始めた。

【実話】男性器を切り取ってまで、愛されたかった女そう、この料亭で働いている時に、阿部定が事件を起こす男と出会ってん。

その男こそ、料亭の店主である石田や!

定と石田はあっとういう間に不倫関係になる。市議会議員とも付き合いながらな。

この時、定と石田は心から愛し合ったんや。

定と石田は料亭を飛び出して、駆け落ち状態で様々な宿を渡り歩いていたんやて。

ここでや!

体の関係を重ねるたびに石田のちょっと変わった性癖が出てきた。

人にはいろいろ性癖あるけどな、、、さあ、石田の性癖は、どんなんやと思う?

石田は、首をしめられながらセックスしたいっていうド変態やってん。

首絞められフェチの人って一定層いるんやで、知ってる?知らんでええわな。

セックスのオーガズムとクビ絞められる苦しさが合わさってたまらんらしい。

たまらんくらい気持ちいいっていう意味やで。俺は分からへんねんけど、

はてな?ポーズのミッキー岡田定は石田の願望に答えるためにも着物の帯で石田の首をしめながらエッチしたりしてたらしいわ。

やけど首絞めエッチって危ないやん?ギリギリまで締められるほどええんやから。

ちょっと絞めすぎて、石田がぐったりする場面もあったんやって。

ぐったりしながらも、もっと強く首を絞めてくれ~っていう変態やってん。

おい死ぬで!

大丈夫か!

って、心配なるよな。

でもな、定は石田のことが大好きやったんやろう。もっと強く、もっと締めて、という石田の首を言いつけ通り絞めて、

・・・ついには殺害してしまった。

殺してしまったんや。

まじか~~~!ってなるわな。

ほんで、殺害してしまったあとが問題や。

この阿部定、なんと包丁で石田の男性器を切断して、その男性器を大切に胸へとしまいこんでん。

そして、宿泊していた宿に石田の死体を放置しその宿をあとにした。

そのあと、阿部定が石田を殺害した事実が発覚するまでにそう時間はかからなかったんや。

そりゃあ、宿に男性器のない石田がそのまま死んでるねんからな。

とはいえ、日本中でな、定がどこに逃げたのか話題になったのよ。

だって、愛人の男を絞め殺して切り取った男性器持って逃げてるわけやん?

センセーショナルすぎて、そりゃ新聞でも大々的に取り上げられるわ。

定が見つかるまでに様々な憶測や事件の深層心理で日本中が賑わって、これは阿部定パニックとまで呼ばれてん。

焦るミッキー岡田

けどな、それから僅か2日後には阿部定が違う宿で宿泊していたところをあっさり逮捕されてしもた。

阿部定パニックが起きる中、逮捕されるまでの2日間、当の本人は買い物したり映画見たり、まだ事件を知らへんかったもう一人の恋人とも逢瀬してたんやないかと言われとる。

この辺の神経がちょっと怖いよな。

さて、なんで阿部定は愛人の局部を切り取ったのか?

阿部定が愛人殺害に及んでから、約3日間。

日本は彼女にクギづけやった。

逮捕の時も、あっさり犯行を認めたけど、そもそも愛人である石田が首絞めセックスを好んでいたかどうかも阿部定の供述によるものやから、不確かっちゃ不確かや。

でもな、阿部定に関わった裁判官は彼女のことをこう言ってるねん。

【実話】男性器を切り取ってまで、愛されたかった女

「反社会性溢れる人間性があるが、極めて純愛。」

裁判官がこういうこというって、珍しいやん。

不倫という不確かな関係のなか、誰からも本気で愛された自覚がなかった阿部定にとって、石田は「不倫相手」という一言で片付けられない存在やったんやろうな。

不倫関係やから、法的に結ばれることはない。

そもそも結婚したって自分を一生愛してくれる保障はない。

そんな不安が定の中には常に付きまとって、それやったら一層のこと、殺してもうて、誰も局部に触れられへんようにしたんかもしれへんね。

この事件が起きたときは、今みたいに心理鑑定も進歩してない時代や。

だからこそ、彼女が何をどう思って、猟奇殺人をしたのかについて憶測を呼んだ。

男と女の関係を語る上で切っても切られへん、性の部分をぶったぎってしもうた阿部定。

こんなんまったく理解できひん!!

はてなポーズのミッキー岡田

って人が大半やろうけど、中には、ちょっと共感できるかも・・って人もおるかもしれへん。

どうやろう? みんなはどう思う?

実際、阿部定がどんな供述をしてたかっていうとな。

私は彼を非常に愛していたので、彼のすべてが欲しかった。
彼を殺せば他のどんな女性も二度と彼に決して触ることができないと思って、彼を殺した

って言ってたのよ。

なぜ石田の性器を切断したかについては

私は彼の頭か体と一緒にいたかった。
いつも彼のそばにいるためにそれを持っていきたかった

・・らしいわ。

彼女の中で究極に極まった愛の形が、

好きな人を一生、他の女性と交わらせたくない

一生、自分だけのものである

っていうことやったんやな。

あなたはこれを愛と呼べるやろうか???

やっぱり男性からすると、怖くてきゅ???っとなるなあ!

いろいろと考えさせられる話なんやけど・・・

なぜ急にこんな話をしたかというと、

男性も女性もやけど、メンヘラというか、いびつな愛情を持っている人って結構おるねんな=

って、最近思ったことがあったので、ちょっと極端な話やけど書きました。

結婚相談所の会員さんでな、入会したては分からんへん。ごく普通の人に見える。

でも、交際する人が出来て、熱中してして、その人と順調やったらええんやけど、上手くいかへんようになった時に、いびつな感情が出てくる。

え~~~、こういう感情の持ち主だったの~~、ってことが、男性女性ともに、たまにあります。

そういうことも含めて、やっぱり一人で婚活をするのは大変だなって思います。

結婚相談所はそういう点でも安心です。

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ミッキー岡田が執筆

日本で最も投稿数の多いクチコミサイトの管理人。
結婚相談所のイイ点もワルイ点も包み隠さず発信することがモットー。
全米NLP協会マスタープラクティショナー心理学資格。
古神道神理教に属する神社の神主。

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