今回は、夫の態度を怪しく感じて探偵に浮気調査を依頼したサレ妻・S子さんの体験談をお伝えします。
まず、”サレ妻”ってなに? っていうところですが……
”サレ妻”とは、
夫に浮気や不倫を「サレた妻」を略したもの。
「現在、サレ妻です」
「私、もしかしたらサレ妻かもしれないんです……」
「サレ妻でした」
っていう感じで、SNSや掲示板、ブログ等で使われてる言葉な。
僕のもとにも、
「夫が浮気・不倫しているかも」って悩んだ末の相談が最近増えてきてる。
夫の浮気調査を探偵に依頼したS子さん
「夫が浮気しているかもしれない」
という相談を僕にしてくれたS子さん。
「夫の行動が怪しすぎるから、探偵に浮気調査の依頼をした」とのこと。
S子さん、後日探偵からの調査結果を聞いて真っ青に。
旦那さんの不倫相手は、まさかまさかの… 驚きの人物だったんです。
さらに、S子さんは”あること”を僕に秘密にしていた…。
では、
- S子さんが探偵を雇うまでの経緯
- 探偵を雇って判明したまさかの不倫相手
- S子さんのついていた嘘
- S子さんからの離婚報告
と、順を追って書いていきましょう。
①S子さんが探偵を雇うまでの経緯
S子さんは「人と話すのは苦手なタイプ」っぽい、少し影のある30代後半の女性。子どもはいないと言っていました。
旦那さんとはお互いバツイチ同士の再婚で、結婚して1年目。
新婚さんです。
なのに、「夫が浮気をしているかもしれない」とは……。
「ここ半年、夫の帰りが遅い。はじめは仕事が忙しいと言われて信じていたけれど、こんなに忙しいことってある? おかしい」
と、旦那さんの浮気を疑い始めたS子さん。
でも、旦那さんのスマホはロックが掛かってて、メール等を見ることは不可能。
決定的な証拠を掴むことができず、モヤモヤしていたS子さんですが…
ある日、旦那さんが脱ぎ捨てた靴下を拾い上げたときに、ピンときたらしいんだ。
「あ、これ、絶対浮気してる!」
どうしてだと思う??
実はね、旦那さんの靴下の裏には動物の毛がついていた。二人は飼っていないのに。
「たぶん、猫の毛だと思うんです」とのこと。
仕事の帰りが遅い夫の靴下に猫の毛。
これは完全にクロだ! って、S子さんは頭の中が真っ白になったそう。
悲しみと怒りでいっぱいになったS子さんは、「女がいるでしょ!」って旦那さんをすぐに問い詰めました。
でも、旦那さんは逆切れして、
「女なんかいるわけないじゃないか!疑り深い妻なんて嫌だ。離婚したい。別れてくれ!」
と言い返してきたのです。
”浮気がバレそうになると急に怒り出す”
っていうやつですね、めちゃくちゃ多いタイプです。
逆に、バレバレです。
「このまま引き下がれない」
と思ったS子さんは、浮気の証拠を押さえようと決意し、探偵に浮気調査の依頼をしました。
「まさか浮気をされているなんて」って、S子さんは涙を流して僕に話すのよ。
そりゃそうだ、悲しいに決まってる。
再婚して1年も経たないうちに、夫の浮気疑惑が浮上するなんて。
残念だけど、僕もS子さんの話を聞いていて、S子さんの勘は当たってるって思う。
というのも
知り合いの探偵が言ってたのは、
妻が夫の浮気を疑った場合、ほとんどの場合が当たっているケースが多いそうだ。
女性が夫に抱く違和感、いわゆる女の勘は、的中するのだ。
女性ってすごい。
②探偵を雇って判明したまさかの不倫相手
S子さんが探偵を雇って数日後、ある写真を撮った探偵はすぐにS子さんのもとへ。
写真を見たS子さんは絶句したんだ。
旦那さん、誰と浮気していたと思う???
なんと、なんと、
浮気相手は旦那さんの前の奥さん!!
S子さんの旦那さんには元奥さんとの間にふたりのお子さんがいるらしく、その元奥さんとお子さんの家に、旦那さんはしょっちゅう、仕事が終わってから直行していたそう。
そして、深夜や明け方にS子さんの待つ家に帰るっていう生活を続けていたんだって。
調査結果を聞いて、S子さんは愕然とした。
離婚後、通常お子さんとの面会交流は月1回、多くて週1回だと言われているし、S子さんもそう聞かされていたみたい。
それが、まさかほとんど毎日相手方の家に行っていたなんて……。
で、ここまで話してくれたS子さん、
急に口数が減ってきました。
そして、重い口を開いて、こう言ったんです。
「岡田さん、ごめんなさい。実は私、今まで嘘をついていたことがあって……」
むむ?? 嘘??
③S子さんのついていた嘘
S子さんはうつむいたまま、すべてを打ち明けてくれました。
「実は……私と夫は、W不倫をしてたんです」
W不倫???
一瞬意味がわからなくて、オウム返しをする僕。
要するに、、、
S子さんと旦那さんが前の結婚生活を終わらせることになった原因は、他ならぬS子さんと旦那さんのふたりにあって、離婚原因はふたりがW不倫をしていたから。
S子さんも旦那さんも家庭を持っていたのに、他人の配偶者(今の旦那さんね)を好きになってしまったんだなぁ。
そして、S子さんは元奥さんから旦那さんを不倫の末に奪ったっていうわけ。
なんともややこしい関係です。
S子さんは元奥さんには慰謝料を支払い、
旦那さんも自分も離婚をしてから1年後、ふたりは再婚しました。
泥沼の中やっとお互い離婚が成立して、S子さんたちは盛り上がったそう。
これでもっと深く愛し合えるはずだ!って。
でも、、、
再婚後1年も経っていないうちに、S子さんの夫になった男を、元奥さんが不倫関係となってS子さんから奪い返した…っていうわけです。
複雑すぎる!
この事実をS子さんが僕に言えなかったのは、「自業自得って言われるのでは」って不安に思ったからだと言うんです。
で、、、
「これからどうしたいと考えてますか?」
と、S子さんに聞くと、
彼女は「離婚を考えている」と答えました。
「自分自身も不倫をしてしまった過去があるから因果応報かもしれない。私が怒るのは、間違いかもしれない。でも、これが他の女との遊びだったらまた違ったかもしれないけど、元奥さんのもとに戻るっていうのは受け入れられない」
って泣いてました。
それにしても、、、
旦那さん、泥沼離婚後に再婚したというのに、元奥さんのもとに戻るとは……。
結婚を何やと思ってんねん!
④S子さんからの離婚報告
相談から1年ほど経ってから、S子さんから久々に連絡がありました。
離婚が成立したとのこと。
旦那さんから謝罪の言葉をもらうことは、結局一度もなかったそうです。
しかも、なんと、旦那さんは開き直ってS子さんを批判したらしいんです。
S子さんは「もう一緒にやっていくことは無理だ」って痛感したと言っていました。
離婚調停を経て、離婚が成立。
略奪愛で一緒になっても、また誰か他の人に略奪されるって、よく言いますよね。私、今度は誰も不幸にならない方法で幸せを探します
って、S子さんは落ち着いた笑顔で言っていました。
それが、僕が彼女の笑顔を初めて見た瞬間でした。
まとめ
S子さんの言うように、「略奪した愛は、また略奪される」。
これ、本当にあります。
僕が聞いてきた中でも、不倫して離婚した男性が、再婚してもまた不倫を繰り返してしまうケースは、ホントよくある。
浮気とか不倫を繰り返す人って、
- ”秘密の恋をしている”っていうドキドキ感や刺激を求める場合
- そもそも浮気や不倫をそれほど悪いことだと思っていない場合
など、配偶者の気持ちを考えず、自分の欲求だけで身勝手な行動を取る。
浮気・不倫をサレた妻は、心に深く傷を負い、自信を失って「自分の存在ってなんだろう??」って追い詰められていく。
S子さんは離婚という道を選んだ。
でも、たとえ離婚することになってないとしても、浮気・不倫をしたパートナーとの関係は絶対に元には戻らない。
「妻とマンネリで……」とか「前の奥さんのほうがやっぱり合う気がして」とか、そんなのは理由にならない!!
絶対に冷静な判断を失ったらダメ!!
浮気や不倫の代償は自分で考えている以上に大きいから。
大切なものを失うっていうことを、肝に銘じてほしいんです。