アラフォー38歳女性の婚活体験談-自分の実家近くに住みたい女性
パルティール岡山・38歳Aさんが、6年かけて「実家近く」を譲らずに成婚した話
今回はパルティール岡山を成婚退会された、38歳の女性会員さん――Aさんの体験談を紹介します。
婚活当時のAさんの気持ちと、担当カウンセラー難波さんの見立て、その両方を直接ヒアリングしてまとめました。

あなたも、住みたい場所や働き方の希望を、口にするのをためらった経験はありませんか?
婚活のプロフィールに「実家の近くに住みたい」と書いた瞬間、出会える男性の数は減ります。
Aさんも、私たちも、それはわかっていました。
それでもAさんは、この希望を最後まで手放しませんでした。6年かけて成婚し、最大のネックだった「家の希望」は、最後にお相手が正直な話を聞いて、すんなり受け入れてくれました。
押し通したわけでも、隠したわけでもありません。
なのに通った。
順を追って見ていきます。
38歳・几帳面・気が利く――Aさんの初回面談
Aさんが入会されたとき、難波さんに渡されたプロフィールはこんな内容でした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 38歳 |
| 職業 | 会社員 |
| 学歴 | 大卒 |
| 性格 | 几帳面 |
| 身長 | 160cm |
| その他 | 結婚後も今の仕事に通いたい |

仕事は続けたい。家庭も持ちたい。
ごく現実的な希望を持って、彼女は活動をはじめました。
初回面談で出されたお相手希望は、こうでした。
- 年齢:±5歳まで
- 年収:こだわらない
- 学歴:専門卒以上
そして、ここが本記事の核心になる一行です。
譲れない希望:彼女と同じ市在住か、実家近くへ転居できる人
担当した難波さんが、初対面でAさんに抱いた印象はこうでした。
とても礼儀正しくテキパキされている印象。話のテンポも速く頭の回転も速い。お相手も彼女以上に出来る人を探しているのかも。
この最後のひとことが、現場の人間の目線です。
条件として書かれた数字よりも、Aさん本人のスペックの高さが、出会いの母集団を狭めていく。
そんな予感が、初回面談の時点ですでにあったわけです。
そして難波さんは、家の希望についてこう見立てていました。
「理想は実家に近い場所に住みたいとのことですが、ここが一番のネックになりそう」。
だから戦略はシンプルにしました。
実家近くという条件は絞ったまま、タイプは広げる。
最初の印象だけでお見合いを切らず、会ってから判断する幅を持たせる――そうAさんに伝えました。
それでも、婚活は6年に及びました。
6年で見えてきた、本当の苦戦理由は「条件」ではなかった
最初はお見合いも決まっていました。
けれど徐々に減り、30代後半に入ると仮交際で断られることが増えていきます。

2、3回会って終わる。
それが続きました。
体調を崩したこともありました。
やっと真剣交際まで進んでも、価値観の違いでこちらからお断りしたこともあります。
もうやめようかなぁ
そう思った日が、何度もあったそうです。
このとき、Aさんも難波さんも、最初は「実家近く」という条件のせいで進まないのだと思っていました。
けれど6年走り切って振り返ると、本当の理由は別のところにありました。
Aさんが、几帳面で、気が利きすぎていたこと。
難波さんから、繰り返しこう言われていたそうです。
「相手が言い出すよりも先に、スケジュール調整をしてしまわないように」。
次の約束も、マメな連絡も、デートの段取りも、男性側にボールを渡しましょう、と。
ただ、頭でわかることと、体が動いてしまうことは違いました。
几帳面で頭の回転が速いAさんは、次のデートの日程も、待ち合わせの確認も、相手より先に整えてしまう。
そして、デート場所やプランについても、男性が出してきた案に対して「自分ならこうするのにな」という思いがどうしても出てしまう。
難波さんから見ても、相手のプランにガッカリしているのが伝わるくらいでした。
本人にしてみれば、よかれと思ってやっていることなんです。
相手のために段取りを整え、気を配っているのに、なぜか男性のほうが離れていく。
その戸惑いが、いちばんつらかったのかもしれません。
口に出さなくても、表情やテンポににじみます。
男性側はそれを敏感に察します。
「この人の前では、自分がうまくやれない」と引いてしまう男性がいたとしても、不思議ではありません。
気を遣えば遣うほど疲れる。
疲れたまま会うから、相手の小さな段取りミスがよけいに気になる。
気になる顔をしているから、相手も縮こまる――その連鎖が、長く続いていました。
「実家近くに住みたい」という条件は、確かに男性の数を減らしました。でも本当にAさんを苦しめていたのは、その先で出会えた男性との関係を、自分の几帳面さで終わらせてしまっていたこと。条件ではなく、伝え方と関係の作り方の問題だったのです。
誤解しないでほしいのですが、几帳面さや気配りは、本来は大きな強みです。
問題はその中身ではなく、出すタイミングと量だった。
気づいても、すぐには変われません。Aさんは一度、立ち止まることになります。
「少しお休みましょう」――休養のあとAさんが整理した3つのこと
少しお休みましょう
難波さんからその言葉をもらえた時、

Aさんはホッとしたのを覚えている、と話してくれました。
婚活の世界で「休んでいいよ」と言ってくれる人は、意外と少ない。
続けないと終わらないものだからです。
それでも難波さんは、Aさんを見て、休むタイミングだと判断しました。
「あまり気を遣わずに、そのままの自分を出していきましょう」――そう言ってくれたことが励みになった、とAさんは振り返ります。
休養はリセット期間ではなく、Aさんが「自分の婚活の癖」を見直す時間になりました。
やめること、続けること、始めること。
先回り癖、伝え方、相手への任せ方を、この3つに整理し直して、再開しました。
- LINEや次の約束は男性側にボールを渡す。誘う頻度は相手に任せ、自分から先には送らない。
- それでも、行きたい場所は自分から提案する。全部を相手任せにはしない。
- 気になることは黙らず主張する。違和感を飲み込まず、口に出して伝える。
任せる部分と、伝える部分を分ける。
全部を変える必要はなくて、線を引き直すだけ。
Aさんはそう整理しました。
特に最初は、連絡が来ない時間に耐えるほうが、自分から動くより難しかったそうです。
それでも、止めてみました。
38歳、最後かもしれないと思った時に届いた申し込み
「38歳にもなって、これが最後かな」――そう思いながら活動していた時期でした。
そうAさんは振り返ります。

入会から6年。
お見合いの数は減り、仮交際の途中で断られることも多くなり、真剣交際まで進んでも価値観の違いで自分から離れたことがありました。
体調を崩したこともありました。
次に何かあったら、もう続ける気力は残っていないかもしれない。
そんな心境で、Aさんはお見合いのリストをひらいていた、と話してくれました。
そこに、IBJ経由で一通の申し込みが届きます。
今のお相手からでした。
素の自分をだしてダメなら諦めよう
そう覚悟を決めて、お付き合いをはじめます。
気が利きすぎる癖を全部抑え込もうとはせず、でも先回りもしない。
気になることは言う。
任せるところは任せる。
難波さんに繰り返し言われてきた「あまり気を遣わずに自分の思いをそのまま出してもいい」という言葉を、6年かけてようやく、自分の体で実行できる状態になっていました。
そこからは、Aさん自身の言葉を借りるなら「トントン拍子」でした。
真剣交際に進み、プロポーズを受けました。
お相手の進み方は、これまでの男性たちとは違いました。
Aさんが几帳面に動いても、Aさんが少し主張しても、引かない。
受け止める。
突然うまくいったように見えますが、Aさんの中では6年分の失敗と調整が積み重なっていました。だからこそ、最後の出会いでは、条件を押しつけるのではなく、二人の生活として伝えることができたのです。
そして、最後の関門が来ます。
家の希望をどう伝えるか。
「実家近くに住みたい」を、わがままではなく生活設計として伝えた
実家近くに住みたい、という6年来のいちばんのネック。
Aさんは、隠さず、押し付けず、自分の言葉でお相手に伝えました。

すんなりOKしてくれました。
今までの苦労はなんだったの!?
Aさんは、笑いながらそう言いました。
ご縁の問題、運の問題と片付けてしまいそうですが、Aさんの話をよく聞くと、6年かけて伝え方が確実に変わっていました。
入会したばかりの頃のAさんは、希望条件を「私の都合」として伝えていたそうです。
実家の近くに住みたい。
仕事も続けたい。
文章にすればどちらも事実なんですが、男性側からすると「彼女の事情リスト」に見えてしまう。
成婚に至ったときのAさんは、同じ希望を「結婚後の二人の生活設計」として話していました。
共働きを続けたいので、何かあった時にお互い助け合える距離だと安心です。
徒歩圏じゃなくて大丈夫です。電車で30分くらいの範囲で考えてもらえると。
中身は同じ「実家近く」です。
でも、聞き手にとって意味が変わります。
かつての「実家の近くに住みたい」は、彼女が実家から離れたくない話に聞こえました。
同じ希望が、「結婚生活を二人で回していくための条件の話」に変わったのです。
男性側は、自分が一緒にこの暮らしを設計する立場として、判断ができます。
6年苦戦したAさんが最後に変えたのは、条件ではなく伝え方でした。「私の都合」のまま抱えるか、「二人の生活の言葉」に翻訳できているかで、同じ希望でも届き方が変わります。
6年走り切ったAさんから、いま婚活中のあなたへ
退会の挨拶として、Aさんが残してくれた言葉を、そのまま置きます。
約6年、お世話になりました。長い間お世話になっていたので、退会するのは本当に寂しいです。でも、諦めずに婚活していて本当によかった。たまにお休みしてリフレッシュして、無理せず、素の自分をだす。それが婚活を続けるコツなのかもしれません。

コロナがまだまだ蔓延しているので思ったように結婚準備もできませんが、お相手と話をしながら少しずつ進んでいる途中です。
難波さん、山中さん、長い間お世話になりました。パルティール岡山に出会えて本当によかったです。
実家の近くに住みたい自分を、責めなくていいんです。
条件を持っていることと、わがままであることは違います。
ただ、その希望を「自分の都合」のまま抱えているか、「二人の生活の言葉」に翻訳できているかで、届く相手が変わる。
Aさんは、そこに6年かかりました。
休みながらでいい。
続けていれば、自分の言葉が育ちます。
まずは今日、あなたの譲れない希望をひとつ、「二人の生活の言葉」に書き直してみてください。
そこから、届き方が変わりはじめます。





