【結婚相談所名】×××× 【結婚相談所の点数】★★★★★ 【自分の婚活の点数】★★★★ 【都道府県】京都府 【年齢】35歳 【職業】会社員 【活動期間】平成30年5月~平成31年5月 |
30代半ばになり、このままでは仕事だけで人生が終わりそうだと焦りながらも、私は今まで真面目に婚活をしたことがありませんでした。
社内恋愛はしない派で、友だちから誰かを紹介してもらうといった機会もまったく無かったので、こうなったら一度プロのアドバイスを受けながら婚活をしてみようと思い、結婚相談所に登録してみることにしました。
私は「絶対に結婚相手を見つける!」というよりも、期間を限定して探してみて、見つからなかったら無理に決めたりはしないでおこうというスタンスでした。
なので、●●のカウンセラーさんに自分の性格や理想の結婚相手について包み隠さずしっかりと話し、マッチしそうな人がいればできるだけ会ってみることにしました。
私の登録した相談所はスマホでいつでも相手を検索できたことと、休みの都合に合わせてデートの日程調整をカウンセラーさんが代行してくれたので、そこまで気負わずにデートに臨むことができました。
相手の理想のタイプは紹介文を読むことで把握できるし、当日どんなメイクや服装でいけばいいのかと迷うこともありません。
何より、カウンセラーさんがデートの場所など色々とアドバイスしてくれるので、参考になることが多かったです。
どんなに魅力的な紹介文の人でも、自分との相性がいいか悪いかは実際に会ってみないとわからないものです。
お互い結婚相手を探しているのであからさまに失礼な態度を取ったりはしないものですが、私は運転の仕方やお店の店員さんとのさりげないやり取りにその人の人間性を垣間見ていました。
紹介された人や自分で選んだ人と何人かデートをしましたが、何度も会いたいと思う人はまれでした。
正直もう諦めようか、と投げやりな気持ちになることもありましたが、期間を決めているのだからと根気よくデートを続けるうちに「この人といると落ち着いていられる」と感じる人に出会いました。
彼とはドライブデートや買い物デートを重ねて、二人の距離が縮まるごとに初めの頃にはできなかった深い話をするようになりました。
ドジだったり意外とおおざっぱだったり、恰好悪い素の部分を見せ合ってもお互いに笑って許せるほど親密になりました。
彼は食事のマナーもきれいで、誰に対しても平等に親切な男性でした。
「一生いっしょにいられるのはこういう人なんだろうな」と自然に思い、相手もそう感じてくれているのが伝わってきました。
そろそろ結婚に向けて具体的な話し合いをする段階にきていたのですが、彼が初めて私の前で酔っぱらった時に悲劇が起きました。
その日はお洒落なレストランで食事をして、ワインを飲んだ彼はいつもよりずっと饒舌になっていました。
タクシーで来ていたのでたくさん飲んでも大丈夫だと思っていたのか、大事な話をする前に緊張をほぐしておきたかったのかはわかりませんが、彼は早々にボトルをあけて私より先に酔ってしまいました。
そして、急に自分がどれほどお母さんを愛しているのかを長々と語り始めたのです。
目の前の私に「俺が○○(私)が好きなのは、俺の母さんとそっくりだから。優しくて穏やかで、いつも俺のわがままを聞いてくれる。そういう人をずっと探していたんだ」と嬉しそうに言ったのです。
私は笑顔でそれを聞いていましたが、心の中ですうっと何かが冷えていくのを感じていました。
彼が話せば話すほど、彼が重度のマザコンで、私にお母さんを重ねて見ているから私を気に入っているのだとわかりました。
無邪気な彼は「お母さんも○○のことをすごく気に入っているよ。今度顔合わせをしよう」とニコニコしながらグラスを傾けていましたが、私は味のしないご飯を食べながら別れを決意し、その夜が彼との最後のデートになりました。
私だけでなく、多くの女性の理想の結婚相手だったであろう彼が独身だった理由は、自分のお母さんと似た人を探し続けていたからだったんだと後になってわかりました。
きちんとした職業についていて人間的にも申し分なく、「どうしてこの人が独身なんだろう?」と感じる人も多い相談所ですが、今ではマザコンが原因で相手に選んでもらえない男性が一定数いるのではと思うようになりました。
2024/11/20 更新 |
2023/08/21 更新 |
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